川崎重工 米に鉄道車両5,000両 45年かけ到達 記念式典

川崎重工業は10月9日、米国で納入した鉄道車両が累計で5,000両を超えたことを記念し、ニューヨーク市近郊の工場で式典を執り行った。車両は米国各地の地下鉄路線などに導入され、とくにニューヨークの地下鉄ではシェアが約40%に達するという。同社は1979年に米国市場に進出し、2024年9月下旬に節目の5,000両に到達した。

ファストリ 24年8月期売上高 初の3兆円超 過去最高

カジュアル衣料品店「ユニクロ」などをグローバルに展開するファーストリテイリングの2024年8月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高にあたる売上収益が前期比12.2%増の3兆1,038億円となり、初めて3兆円を突破した。最終利益は同25.6%増の3,719億円で、いずれも過去最高を更新した。
ユニクロ事業が業績を大きく押し上げた。売上収益の55%を占める海外では、シンプルで上質な衣料品として定着、支持が広がっている。2025年8月期は売上収益で前期比9.5%増の3兆4,000億円、最終利益で同3.5%増の3,850億円を見込む。

ファストリ 24年8月期売上高 初の3兆円超 過去最高

カジュアル衣料品店「ユニクロ」などをグローバルに展開するファーストリテイリングの2024年8月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高にあたる売上収益が前期比12.2%増の3兆1,038億円となり、初めて3兆円を突破した。最終利益は同25.6%増の3,719億円で、いずれも過去最高を更新した。
ユニクロ事業が業績を大きく押し上げた。売上収益の55%を占める海外では、シンプルで上質な衣料品として定着、支持が広がっている。2025年8月期は売上収益で前期比9.5%増の3兆4,000億円、最終利益で同3.5%増の3,850億円を見込む。

ホンダ インドネシアで電動バイク新型2モデル 世界初公開

ホンダ(本社:東京都港区)は10月9日、インドネシアで新型電動バイク「CUVe:(シーユーヴィーイー)」と「ICONe:(アイコンイー)」の2モデルを世界初公開した。両モデルとも、現地合弁会社アストラ・ホンダ・モーター(AHM)の北ジャカルタ、クラバガディン工場で生産し、2024年内に販売を開始する予定。インドネシアを皮切りにグローバルに展開していく。

ホンダ インドネシアで電動バイク新型2モデル 世界初公開

ホンダ(本社:東京都港区)は10月9日、インドネシアで新型電動バイク「CUVe:(シーユーヴィーイー)」と「ICONe:(アイコンイー)」の2モデルを世界初公開した。両モデルとも、現地合弁会社アストラ・ホンダ・モーター(AHM)の北ジャカルタ、クラバガディン工場で生産し、2024年内に販売を開始する予定。インドネシアを皮切りにグローバルに展開していく。

スペースワン「カイロス」2号機 12/14発射へ

宇宙新興企業、スペースワンが、3月に初号機の打ち上げに失敗した小型ロケット「カイロス」について、12月14日に和歌山県串本町の発射場から打ち上げる方針であることが分かった。ただ、天候などによっては日程が後ろにずれ込む可能性もあるという。搭載する小型衛星の軌道投入に成功すれば、国内の民間企業単独では初めてとなる。

三菱自 ベトナム事業30周年迎えホーチミン市で記念式典

三菱自動車(本社:東京都港区)は10月8日、ベトナムの現地子会社、ミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパニー・リミテッド(MMV)が、同国における事業開始から30周年を迎えたことを記念し、ホーチミン市で式典を執り行った。
同社はベトナムの自動車市場創生期にあたる1994年にMMVの前身を、生産販売を手掛ける三菱商事や現地パートナーと共同で設立し事業を開始。2023年度には7人乗りMPV「エクスパンダー」がベトナム国内における車種別販売台数で1位を獲得したほか、2024年3月に販売を開始した小型SUV「エクスフォース」も発売初月に同3位を記録するなど、2023年度のMMV全体の販売台数は約3万台を記録している。
また、2024年度もエクスパンダーが7月まで4カ月連続で車種別販売台数のトップに入ったほか、エクスフォースが7月から2カ月連続で同1位を獲得している。

牛丼値下げ「並盛」300円台に 大手3社が期間限定で実施

吉野家、松屋、すき家の大手牛丼チェーン3社が期間限定で、いずれも「並盛」が300円台となる大幅な値引きを始めた。各社は割引を通じ、値上げで離れた客足の回復と、新顧客の開拓を目指す。吉野家は9日から1週間のキャンペーン、松屋は8日から15日まで、すき家は9日から16日朝までそれぞれ実施する。

ホンダ 新EV「0シリーズ」に導入する最新技術公開

ホンダは10月8日、2年後から世界で展開する新たなEV(電気自動車)に導入する技術を報道陣に公開した。EV専用の車種を「0シリーズ」の名称で2026年から北米はじめ、日本を含むアジア、ヨーロッパなどで順次、投入する。世界で展開する初めてのEVで2030年までに7モデルを投入する計画。
主な軽量化やコスト削減策として、主要な部品の小型化やボディの構造の簡素化で、これまでより100kg程度軽くするほか、電池のケースの製造工程に「メガキャスト」技術を導入し、部品の点数を減らすことでコスト削減につなげる。これらの諸施策により1回の充電あたりの走行距離を400km以上とすることを目指すほか、ドライバーの運転を支援する最新技術を導入する。

出光・三井化学のエチレン生産集約 25年度下期に最終決定

出光興産(本社:東京都千代田区)と三井化学(本社:東京都中央区)は10月9日、千葉県の基礎化学品のエチレン生産拠点の集約について、2025年度下期に最終決定すると発表した。2024年3月に設備を止め、三井化学側に集約する方針を示していた。今後、基本設計などを詰める。
両社の年間生産能力は出光側が約37万トン、三井化学側が約55万トンで、2027年度に出光側を止める計画。

アステラス 英バイオ企業から認知症治療薬の開発権取得

アステラス製薬(本社:東京都中央区)は10月8日、英国バイオ企業、アビアドバイオ(本社:英国・ロンドン)との間で認知症向けの遺伝子治療薬候補を開発・商業化できる権利を取得することで契約を締結したと発表した。これによりアステラスはアビアドバイオの新薬候補、「AVB-101」を全世界で開発・商業化する権利を得る。現在、初期段階の臨床試験(治験)に入っている。
今回の契約によりアステラスは、まず一時金として最大5,000万ドル(約73億円)を支払う。さらに開発などの進捗に応じて最大21.8億ドルを支払う可能性がある。

台湾の鴻海 日本向け新型EV2モデル・試作車を公開

シャープの親会社で、電子機器の受託生産で世界最大手の鴻海精密工業は10月8日、台湾での技術発表会で、日本向けの新型EV(電気自動車)の2モデル・試作車を公開した。同社はEVの設計や受託生産にも注力している。進出を狙う日本市場向けのコンセプトも合わせて披露。商品のラインアップを広げ、EVの受託生産ビジネスの裾野拡大を狙う。
EVを巡っては、シャープも9月、鴻海の車台を活用したワンボックスカーの試作車を公開し、数年以内のEV事業参入を表明している。

京阪電鉄 全607車両に28年度末までに防犯カメラ設置

京阪電鉄は10月8日、2028年度末までに全607車両に防犯カメラを設置すると発表した。各車両に3台ずつ設置するほか、特急車両とワンマン車両では、運転指令や運転士がリアルタイムで映像を確認できるようにする。10月時点でのカメラ設置車両は66両で、全体の1割程度に留まっている。防犯カメラ設置により、痴漢をはじめとする車内でのトラブルや犯罪に素早く対応できるようにする。

食品9社 チルド配送で連携 商慣習見直し, 24年問題対応

明治、日本ハム、伊藤ハムなど食品メーカー9社は10月7日、加工肉や乳製品などチルド食品の放送効率化に向け連携していくと発表した。冷蔵保存が必要なハムや牛乳、ヨーグルトなどのチルド食品は物流網にかかる負担が大きい。ドライバー不足による物流の停滞が懸念される「2024年問題」への対応は個別企業では限界がある。このため、「チルド物流研究会」を発足させ、小売りや物流など関連団体とも協議し、課題解決を図る。
メーカーが見直しを求める商習慣の一つに、食品の納入期限を「賞味期限の3分の1以内」とする「3分の1ルール」がある。チルド食品はほかの食品に比べて賞味期限が短く、納入期限はさらに短い。そのため、発注や納品の頻度も多く、物流網への負担の軽減が課題となっている。
9社は連携して小売業界と協議することで、納品期限を「賞味期限の2分の1以内」に緩和することなどを求めていく方針。

丸紅新電力 中国のGHREと再エネ電力調達の協業拡大で覚書

丸紅は10月7日、連結子会社の丸紅新電力(本社:東京都千代田区)が、Shanguhai Ghrepower Green Energy Co.,Ltd.(本社:中国・上海市、以下、GHRE)と、風力発電所の開発を通じた再生可能エネルギー電力の普及に向けて協業拡大を目的とした覚書を締結したと発表した。
これに伴いGHREおよびGHREが提携する開発会社が開発する風力発電所を発電事業者に譲渡し、その風力発電所の再エネ電力を丸紅新電力が最大5万KW(一基あたり500KW)、発電開始日から20年間引き取る取引について、2026年12月まで独占的に交渉する。
丸紅新電力は再エネ電力の取扱高を2030年、500万KW程度を目標として段階的に増やしながら、再エネ電力を広く顧客へ提供していく。

在阪百貨店9月売上高 昨年プロ野球優勝セール反動で明暗

在阪百貨店・旗艦店の9月売上高は、半数以上の店舗で明暗を分けた。昨年プロ野球阪神とオリックスの優勝記念セールの反動によるもので、他の販促イベントなどで補いきれなかった店舗との間で明暗を分けた。
速報値によると、阪神梅田本店は前年同月比18.7%減で、1年5カ月ぶりのマイナスとなった。あべのハルカス近鉄本店もオリックスの3年連続のリーグ優勝の記念セールの反動で9.6%減と、2年7カ月ぶりのマイナス、大丸心斎橋店は0.3%減と、3年8カ月ぶりのマイナス。
一方、阪急うめだ本店と高島屋大阪店はプラスとなった。高島屋が前年同月比8.7%増となったほか、免税品売り上げが大幅に伸びた阪急うめだ本店は同13.1%増で、9月として過去最高を更新した。

ダイハツ 介護・共同送迎「ゴイッショ」滋賀・野洲市で開始

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は10月2日、滋賀県野洲市で一般社団法人やす地域共生社会推進協会(以下、やす共)へ福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の運行管理システム等の提供を開始したと発表した。やす共はこのシステムを用いて、10月1日より「ゴイッショやす」として市内8つの介護施設等で共同送迎サービスの正式運行を開始し、2日に野洲市健康福祉センターで出発式行った。
今回のゴイッショやすの運行は、香川県三豊市に次いで2自治体目となる。

ゲオHD 米子会社が米国で40店舗目「2nd STREET」開業

ゲオホールディングス(本社:名古屋市中区)は10月2日、海外出店戦略加速の一環で、リユース品の販売・買い取りを手掛ける2nd STREET UDA,Inc.(セカンドストリートUSA、本社:米国デラウェア州)が、米国40店舗目となる『2nd STREET Burlington Mall(セカンドストリート バーリントンモール)』を10月5日にオープンすると発表した。売場坪数は約94坪。
現在セカンドストリートは日本国内に850店舗以上、海外では米国、マレーシア、台湾、タイ」の4カ国に展開中。セカンドストリートUSAは、2018年1月に1号店『2nd STREET Melrose』をオープン。6年9カ月で40店舗を突破した。今後、東海岸エリアへの積極的な出店を進め、2028年3月までに合計100店舗網を構築する計画。2nd STREETは、衣料品およびバッグ・靴・アクセサリーなどの服飾品のリユース商品の販売、買い取りを手掛ける。

EU 中国EVに追加関税決定 最大35.3%を5年間上乗せ

欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は10月4日、中国の電気自動車(EV)の輸入に追加関税を課すことを加盟国の投票で決めたと発表した。中国製EVは不当な補助金を受けて急速にシェアが高まっているとして、現行の10%に加え、10月末から最大35.3%の関税を5年間上乗せする。
ただ、加盟国27カ国の中で賛成、反対、棄権に分かれ、意見の応酬があったとみられ、欧州委員会は公式には加盟国別の投票行動については明らかにしていない。

トヨタ eVTOL開発の米ジョビー社に5億㌦追加出資

トヨタ自動車は10月2日、電動垂直離着陸機(eVTOL、空飛ぶクルマ)を開発する米ジョビー・アビエーション(以下、ジョビー社)に5億ドルを追加出資することで合意したと発表した。eVTOLの研究開発段階から実用化に向けた取り組みを加速していく。今回の追加出資により、トヨタのジョビー社への投資額は2020年1月の3.94億ドルと合わせ累計8.94億ドルとなる。