タイ 3月自動車生産台数23%減 8カ月連続マイナス

タイ工業連盟(FTI)のまとめによると、3月の同国の自動車生産台数は前年同月比23%減の13万8,331台にとどまった。この結果、8カ月連続のマイナスとなり、減少に転じた2023年8月以降、減少幅は最大を更新した。国内向け販売が同41%減の4万6,523台と低調だったことに加え、周辺国への輸出も伸び悩んでいる。

ニデック タイ サーバー用水冷モジュール能力10倍に拡大

ニデック(本社:京都市南区)このほど、サーバー用の水冷モジュールを生産中のタイで、CDU(Coolant DistributionUnit)の生産ラインを増強し、生産能力を現在の月産200台から6月までに同2,000台に拡大すると発表した。今回のCDU生産能力の増強は、北米のAIサーバーメーカー、Supermicro社への採用を受けたもの。同社と共同開発した100〜250KWの製品を、既存ラインを増居yしたタイのアユタヤ工場で生産する予定。
水冷モジュール市場は今後も成長する見通しで、ニデックは将来的に生産能力を月産3,000台へ拡大することを視野に入れている。

日置電機 タイに販売子会社設立 ブランドの浸透図る

電気計測器の開発・製造・販売を手掛ける日置電機(本社:長野県上田市)はこのほど、タイ・バンコク市に販売、市場調査、顧客サポート、アフターサービスなどを担う子会社を設立したと発表した。タイの電気計測器市場の深耕を進め、HIOKIブランドの浸透を図るとともに販売網を構築し、顧客の拡大に努める。
新会社「HIOKI ELECTRIC(THALAND)CO.,LTD.」の資本金は2,000万」タイバーツ(約8,200万円)で、日置電機が99%、100%子会社の日置フォレストプラザが1%を出資する。2024年6月に稼働開始する予定。

あいHD 子会社アイグリーズがタイに子会社設立 販売拠点

あいホールディングス(本社:東京都中央区)は4月1日付で連結子会社アイグリーズがタイ・バンコクに現地法人Ai-Glies(Thailand)Co.,Ltd.(以下、Ai-Glies社(タイ))を設立したと発表した。資本金は500万タイバーツ(約2,000万円相当)。空調に特化した節電・省エネシステムAi-Gliesシリーズ製品を東南アジア地域で販路拡大する。まずタイで販売開始し、さらに今後ベトナムに進出していく予定。

ユナイテッドアローズ 6月中旬バンコクにタイ1号店

ユナイテッドアローズ(本社:東京都渋谷区)はこのほど、グローバル展開拡大の一環として6月中旬にタイ・バンコク都心部の商業施設「エムスフィア」にタイ1号店を出店すると発表した。新店舗「ユナイテッドアローズ エムスフィア」はフランチャイズ店で、店舗面積は195㎡。

JR東日本 タイ国鉄へ中古車両キハ40・48形 計20両を譲渡

JR東日本は4月3日、秋田総合車両センターに所属していた中古車両、キハ40形およびキハ48形合計20両を3月27日、タイ国鉄(SRT)へ譲渡したと発表した。タイ国鉄への車両譲渡は同社としては初めて。今後も引き続きタイ国鉄との関係強化および事業機会拡大を目指す。
公益財団法人東日本鉄道文化財団では、1993年からアジア諸国の鉄道業に従事する若手幹部候補生を対象とした「JR Eastフェローシップ研修」を実施。これまでに計49名のタイ国鉄職員を

ソニー タイの半導体工場新棟稼働 2,000人の雇用創出

ソニーセミコンダクタソリューションズは3月28日、タイ法人でイメージセンサー(画像センサー)の後工程などを手掛けるソニーデバイステクノロジー(タイランド)が、新工場の竣工式を執り行ったと発表した。ソニーデバイステクノロジー(タイランド)は、タイ中部パトゥムタニ県バンガディ工業団地の半導体工場に新棟「4号棟」を建設し、2月から生産ラインを稼働している。主な生産品目は車載用イメージセンサー、ディスプレイデバイス、データセンター向け半導体レーザー。
敷地内ではすでにスマートフォン向けの半導体施設があるが、ここを拡張する形で新工場(新棟)を整備したもの。今後、約2,000人の雇用創出を見込む。

米テスラ タイに進出, 生産施設建設で現地政府と協議

ロイター通信などによると、米電気自動車(EV)大手テスラが、タイ政府とEVや車載電池などの生産施設建設に向けて、競技していることが3月6日、分かった。タイはEV産業を成長戦略の柱と位置付けている。テスラの誘致が実現すれば、東南アジアにおけるEVの生産・輸出の拠点化が一段と進む見通し。