コメダHD シンガポールで外食運営会社の株式70%を取得

喫茶店「コメダ珈琲店」をチェーン展開するコメダホールディングス(本社:名古屋市東区)は9月6日、シンガポールでカフェやタイ料理店などを運営するPOON RESOURCES PTE.LTD.(以下、POON)の株式70%を1,680万シンガポールドル(約18億5,400万円)で取得すると発表した。株式譲受実行日は10月1日の予定。
POONはカフェやタイ料理店など計30店を病院内、公共施設、ショッピングモールなどへ出店している。

西鉄 タイ・バンコクにホテル「CROOM」ブランド初出店

西鉄グループ(本社:福岡市博多区)は9月9日、タイ・バンコクに「CROOM」ブランドで海外初となる「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」をオープンする。同グループのバンコクへのホテル出店は「ソラリア西鉄ホテル バンコク」に続き2店舗目。客室数はダブルとツインをメインに6タイプ・全172室。所在地のバンコク・シーロム地区は日系企業も多数進出する市内有数のビジネス街。

トヨタ EV市場減速で26年150万台→100万台へ生産縮小

トヨタ自動車が、世界的に減速傾向にあるEV(電気自動車)販売を踏まえ、2026年のEVの世界生産台数を100万台程度へ縮小することが分かった。このEV生産縮小方針を9月6日までに部品メーカーに伝えた。
同社は佐藤恒治社長が就任直後の2023年4月、EVの販売台数を2026年までに年間150万台とする計画打ち出していたが、その後のEV市場の動向に合わせ約3割縮小する。こうした一方で、需要に合わせてプラグインハイブリッド車(PHV)の生産を拡大するなど柔軟に対応していく構え。
トヨタ自動車のEV世界販売実績は2023年が約10万台、2024年は7月までで約8万台にとどまっている。

パナソニック SUBARU, マツダ向けEV電池工場で協業加速

パナソニックホールディングスは9月6日、SUBARUやマツダとの間でEV(電気自動車)向けのバッテリー工場の建設や、基幹部品の供給などで協業を加速していくと発表した。これに伴う3社の投資額は合わせて5,460億円に上り、この3分の1は国が補助するとしている。
発表によると、パナソニックHDの子会社、パナソニックエナジーがSUBARUと共同で2028年度までに群馬県大泉町にEV向けのバッテリー工場を建設する。またマツダとの間では、2027年度以降に導入予定のマツダのEVへのバッテリー搭載を見据え、大阪市住之江区や大阪府貝塚市にあるパナソニック工場の生産ラインを強化する。

シャープ EV事業へ参入 鴻海精密工業と共同開発, 販売

シャープは9月6日、東京都港区で開いた事業説明会でEV(電気自動車)の開発や販売に乗り出すことを明らかにした。EV事業への本格参入を打ち出している親会社、鴻海精密工業のEVの車台(=プラットフォーム)を活用して、シャープは車の企画や設計などを手掛け、数年後をめどに販売したいとしている。これに合わせて9月17日から東京都内で行われる催しで、EVのコンセプトモデル(ミニバン)を公開する。同社では、消費者の生活に根付いたものをつくり、EVで顧客の利便性を上げていきたいとしている。

経産省 EV向け蓄電池製造, 資材, 装置などに3,500億円補助

斎藤健経済産業相は9月6日、トヨタ自動車、日産自動車などによる電気自動車(EV)向け蓄電池の製造に最大3,479億円を補助すると発表した。トヨタ、日産のほか、パナソニックホールディングスが、SUBARUとマツダとそれぞれ組んで実施する蓄電池生産や、部資材や製造装置を手掛ける企業の増産も補助対象とする。
各社による投資額は合計で1兆70億円となり、経産省はその3分の1程度を補助する。

BMW 28年に初の量産FCVを販売 トヨタと水素で全面提携

ドイツの自動車大手BMWは9月5日、脱炭素に向け、CO2を排出しない燃料電池車(FCV)の開発で、独自のFCV「MIRAI(みらい)」を持つトヨタ自動車と全面提携すると発表した。BMWは2028年に初となる量産FCVの販売を始める計画。両社は3日に全面提携に向けた基本合意書(MOU)を交わした。

25年万博会場最寄りの大阪メトロ「夢洲駅」25年1/19開業

大阪市の横山市長は9月5日、大阪・関西万博の会場の最寄り駅として新たに設置される大阪メトロの「夢洲駅」が2025年1月19日に開業すると発表した。同駅は4年前から建設が進められてきたが、工事や検査が順調に進み、大阪市などによると予定より2週間ほど早い開業となる。
大阪メトロによると、夢洲駅は万博の開催期間中は1日最大で13万人規模の利用が見込まれている。

8月の車名別国内販売でホンダ「N-BOX」3カ月連続首位

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が9月5日発表した8月の車名別国内自動車販売でホンダの軽自動車「N-BOX」が3カ月連続で首位となった。2位はスズキの「スペーシア」、3位はトヨタ自動車の「カローラ」だった。
N=BOXの販売台数は前年同月比4%減の1万4,441台、2位のスペーシアは同27%増の1万1,166台、3位のカローラは同3%増の1万541台だった。燃費性能の高いハイブリッド車(HV)が好調で、国内新車販売(軽自動車を除く)の59%を占めた。

吉野家HD シンガポール店をリニューアルオープン

吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区)は9月3日、グループ会社のYoshinoya(S)Pte.Ltd.(所在地:シンガポール)がシンガポール中心部のショッピングモール内で運営する吉野家ブギスジャンクション店をコンセプトストアとしてリニューアルオープンしたと発表した。
カラフルな色彩、躍動感あふれるタッチで描かれるジミー大西氏のシンガポールを題材にした作品を店舗デザインに取り入れている。、また、期間限定でパッケージデザインにも使用し、ブランドイメージの一新を図る。
今回のリニューアルオープンは、同社のシンガポール進出から27年が経過する吉野家ブランドの、同国におけるリブランディングの一環。同店の営業時間は10時〜22時。吉野家HDは現在、シンガポール国内に10店舗を展開している。

クロスプラス BEAMS JAPAN監修の介護パジャマ販売開始

老舗アパレルメーカー、クロスプラス(本社:名古屋市西区)は9月3日、機能性とデザイン性に長けた介護服ブランド「ココロ color」からBEAMS JAPAN監修の介護パジャマ「COCORO COLOR」を9月上旬より自社ECサイトで販売開始すると発表した。
ワークパジャマはデニムニット生地を使用しながらも着脱しやすく、ゆったりとした着心地の良さを実現した。リボンフリルパジャマは、可愛らしさと上品さを兼ね備えたデザインのパジャマで、ストレッチベロアを用いて高級感を演出した。価格はいずれも税込み7,590円で、サイズはM。Lを用意。

熊本県 台湾からの在留者23年末1,549人, 半年で3倍超に

熊本県は9月3日、同県内の2023年末の在留外国人数が2022年末比23.9%増の2万5,589人となり、過去最高を更新したことを明らかにした。特に増えたのが台湾からの在留者で1,549人に上り、同年6月末時点の511人の3倍超を記録した。台湾積体電路製造(TSMC)進出による駐在員らの流入で大幅に伸びたとみられる。

AGC 台湾に半導体・電子材料向け製品のサービス拠点開設

AGC(本社:東京都千代田区)は9月2日、台湾新竹県竹北市で2024年10月に半導体・電子材料向け製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター」を開設すると発表した。同センターを開設することで、同地域でのマーケティング活動を強化するとともに、迅速な技術サービスを提供していく。

”手ぶら観光”支援の実証 西武HD コインロッカー→ホテルへ

観光客が益のコインロッカーに預けたスーツケースなどの手荷物を事業者が希望するホテルまで配送する新しいサービスの実証実験が9月2日、都内で始まった。この実証実験は西武ホールディングスと、ロッカー事業を展開する会社が共同で西武新宿駅、池袋駅、豊島園駅のロッカーで始めた。実証実験は2025年3月末まで行う予定。
利用者は交通系ICカードで事前に料金を支払い、タッチパネルで首都圏にあるおよそ500軒のホテルから配送先を選ぶ。午後2時までにスーツケースなどをコインロッカーに預ければ、委託された配送事業者がその日のうちにホテルに届ける仕組み。これにより観光客は”手ぶら旅行”を楽しめようになるほか、公共交通機関の混雑緩和につながるとみられる。

帝人フロンティア タイでウール代替素材の生産設備を増強

帝人フロンティア(本社:大阪市北区)は9月2日、ウール代替素材のニーズが高まっていることを踏まえ、タイでポリエステル繊維の製造・販売を手掛けるグループ会社、テイジン・ポリエステル(タイランド)(本社:タイ・バンコク、以下、TPL)で、コンジュゲート長繊維の生産設備を増設すると発表した。
コンジュゲート長繊維用紡糸機と特殊延伸機を創設する。生産量は2025年度で年間700トンを予定。新設備は2024年9月から本格生産を開始する。

ブランド継承オッジ・インターナショナル「レナウン」に

経営破綻したアパレル会社のレナウンから「ダーバン」「アクアスキュータム」ブランドを継承したオッジ・インターナショナル(所在地:大阪市中央区)は9月2日、社名を11月2日付で社名を「レナウン」に変更すると発表した。
2020年に経営破綻したレナウンから引き継いだブランドは堅調に推移しており、同社の2024年2月期の全社売上高は129億円、うち「ダーバン」「アクアスキュータム」各51億円となり、2ブランド事業はいずれも前年同期比2ケタ増と堅調に推移している。今後「ダーバン」と「アクアスキュータム」の2ブランド事業を主力事業として据え、社名を認知度のあるレナウンに変更し、一段の成長を目指す。

JR西日本 タイRTRDAと連携 安全・技術・交流で協力の覚書

西日本旅客鉄道(本社:大阪市北区、以下、JR西日本)は」8月30日、タイのRail Technology Research and Development Agency(以下、RTRDA)との間で、技術連携に係る協力覚書を29日、タイ・バンコクで締結したと発表した。
協力覚書の内容は①安全性向上やメンテナンス効率向上に向けた情報交換・共同研究・人材交流②鉄道の技術基準の開発への協力ーなど。

出光 使用済みプラの再資源化へ油化ケミカル装置建設

出光興産(本社:東京都千代田区)は8月30日、子会社ケミカルリサイクル・ジャパン(所在地:東京都中央区、CRJ)が、千葉事業所(千葉県市原市)の隣接地にCRJの市腹原事業所内に油化ケミカルリサイクル装置(使用済みプラスチック処理能力2万トン/年)を建設し、使用済みプラスチックの再資源化を目指す。市原事業所の商業運転開始は2025年度下期を予定。

日立エナジー 中国SGCCからSF6ガスフリーの単体遮断器受注

日立エナジーは8月30日、中国最大の送配電事業者、国家電網公司(以下、SGCC)から同国初のSF6(六フッカ硫黄)ガスフリーの420KV単体遮断器を受注したと」発表した。同遮断器は高い環境効率を誇るEconiQ(TM)シリーズの製品。高電圧機器における環境への負荷を大幅に低減する、中国の送配電網における脱炭素化の取り組みの一環。