塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は10月11日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、予定を3カ月先送りして、年内に厚生労働省に承認申請する方針を明らかにした。承認された場合の製造の準備に加え、臨床試験(治験)で使用した他社製ワクチンを巡り、情報開示の手続きに時間がかかっているという。
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中国の日系自動車大手の9月新車販売 明暗分ける
中国の日系自動車大手の9月新車販売台数が10月10日出揃い、明暗が別れた。トヨタ自動車の豊田汽車(中国)投資は、前年同月比50.3%増の17万2,800台と突出した伸びを示した。主力車種はいずれも伸びた。
ホンダの本田技研工業(中国)投資は小売ベースで、前年同月比16.8%減の10万1,069台だった。4カ月ぶりに前年実績を下回った。半導体不足で一部車種の生産調整を余儀なくされたことが響いた。日産自動車の日産(中国)投資は、前年同月比11.8%減の9万2,071台だった。2カ月連続で前年実績を下回った。乗用車、商用車ともに伸び悩んだ。このほか、三菱自動車は9.0%増の6,549台で、7カ月ぶりのプラスだった。
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ダイハツ インドネシアでSDGsで工場リニューアル
ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は10月7日、インドネシア法人、アストラ・ダイハツ・モーター(以下、ADM)が、2兆9,000億ルピア(約275億円)投じ、持続可能で環境にやさしい工場を目指し、スンター車両工場(所在地:ジャカルタ市)の第1ラインをリニューアルし、2024年12月の稼働を目指すと発表した。
スンタ−車両工場第1ラインは設立から27年が経過。将来の改修に向けて、手狭になることが予想されることから、ADMはカラワン工場(所在地:西ジャワ州カラワンスルヤチプタ工業団地)第1ラインの隣接地に新たに第2ラインとして設立することにした。生産能力は従来と同様、年間14万台。
新工場は同社のものづくりの基本的な考え方「SSC(シンプル・スリム・コンパクト)」に基づき同国のカーボンニュートラルに寄与する工場を目指す。
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京セラドキュメントS ベトナム販売会社の開所式
京セラドキュメントソリューションズ(本社:大阪市中央区)は10月7日、ベトナムにおけるドキュメントソリューション事業の拡大を図るため、ベトナム・ハノイ市に販売会社「KYOCERA Document Solutions Vietnam Company Limited」を設立し、10月6日に開所式を行ったと発表した。同販売会社は2020年3月9日に設立され、同年4月1日から事業開始しているが、新型コロナウイルス禍により、この2年間、開所式を自粛していた。
ベトナム市場での販売、保守体制を強化し、日々拡大する市場のニーズに対して、高品質な複合機・プリンターとドキュメントソリューションを提供し、ベトナムの顧客のビジネスの成長、競争力向上に貢献する。
三井住友建設 フィリピン・マニラ地下鉄工事落札
三井住友建設(本社:東京都中央区)は10月7日、フィリピン・マニラ首都圏地下鉄事業(フェーズ1)CP103区の落札通知を受領したと発表した。同事業の発注者はフィリピン運輸省、設計はオリエンタルコンサルタンツグローバルJV、施工は三井住友建設、契約金額は日本円換算で約657億円、工事期間は着工から290週(約66.7カ月)。
同事業は、国際協力機構(JICA)円借款STEPによるマニラ首都圏ケソン市から中心街オルティガ地区を通過しタギグ市までの区間(約25km)の地下鉄工事で、CP103工区はアノナス駅、カティナプナン駅舎工事を含むイーストアベニュー駅からオルティガスノース駅を結ぶ全長約6.5kmの地下鉄区間。
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エア・ウォーター ベトナム・ハナム工場が稼働
エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)はこのほど、グループのAIR WATER VIETNAM CO.,LTD.(以下、エア・ウォーター・ベトナム)が、ハノイ近郊のハナム省に建設を進めていた同国2カ所目の総合ガス充填工場が竣工、10月1日より稼働開始したと発表した。同国の拡大する産業ガス市場の需要に応える。同工場の新設により、同地域における産業ガスの事業基盤をより強固なものにするとともに、将来的には新しい液化ガス製造プラントを工場敷地内に建設する計画。
同工場(所在地:ハナム省ドンバンⅢ工業団地)の敷地面積は約2万㎡で、生産品目は酸素、医療用酸素、窒素、医療用窒素、アルゴン、炭酸ガス、ヘリウム、混合ガス。