空飛ぶクルマおよび物流ドローンを開発するSkyDrive(本社:愛知県豊田市)は12月20日、JA愛知厚生連足助病院、豊田市と共同で、物流ドローン「SkyLift」を活用し、災害時に医療物資と食料品を空路で運搬する実証実験に成功したと発表した。
3者は19日、14時〜14時30分、地震が発生したとの想定のもと、豊田市足助支所から巴川対岸の香嵐渓広場まで約600mの飛行距離を5分10秒で飛行。医療物資(医薬品、医療材料)、食料品等約13kgを輸送、着陸し、これらの物資の荷下ろしを行った。
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インドの11月乗用車販売は28.1%増 7カ月連続増
インド自動車工業会の自動車統計(出荷ベース)によると、11月の単月の乗用車(多目的車、バンを含む)の国内販売台数は、前年同月比28.1%増の27万6,231台で、5月以降、7カ月連続で前年同月を上回った。この結果、2022年4〜11月の乗用車販売台数は前年同期比36.9%増の250万4,084台となった。
このほか、二輪車、三輪車も売り上げを伸ばしており、自動車全体(乗用車、二輪車、三輪車)の11月単月の合計販売台数は前年同月比19.9%増の155万8,145台だった。
なお、11月のメーカー別乗用車販売をみると、首位のマルチ・スズキは前年同月比20.7%増の13万2,395台、韓国の現代は29.7%増の4万8,002台、地場のマヒンドラ&マヒンドラは56.2%増の3万292台などとなっている。
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ASEANなど海外進出日系企業の業績回復 賃金上昇
日本貿易振興機構(ジェトロ)は12月15日、「2022年度 海外進出日系企業実態調査(アジア・オセアニア編)」の結果を発表した。
2022年の営業利益見込みについて、黒字企業の割合は全体で65.6%と前年(63.0%)から上昇、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年(65.5%)の水準まで回復した。インド(71.9%)の黒字企業の割合は前年に続き上昇した。インドネシア(73.2%)、シンガポール(73.5%)は前年比それぞれ9.8ポイント、7.1ポイント上昇し、新型コロナ前の2019年を上回った。
アジア・オセアニア全地域・全業種の共通の経営課題として挙げられたのが、賃金および調達コストの上昇。「従業員の賃金上昇」は70.9%と最多となった。次いで「調達コストの上昇」で69.0%となり、コスト上昇による業績への圧力の高さがうかがわれる。調査対象国は中国、香港、マカオ、台湾、韓国、ASEAN10カ国、インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、オーストラリア、ニュージーランド。
調査は8月22〜9月21日、アジア・オセアニアの日系企業1万4,290社を対象に、オンライン配布・回収を行い、4,392社から有効回答を得た(有効回答率30.7%)。
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IHI マレーシアでグリーンアンモニア事業の検討開始
IHI(本社:東京都江東区)は12月15日、マレーシア国営石油ガス会社Petroliam Nasional Bhd(ペトロナス社)の子会社で、同社のクリーンエネルギー事業を担うGentari(ジェンタリ)Hydrogen Sdn.Bhd.(以下、GHSB社)と、マレーシアで再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造・販売の事業性を検討・調査する覚書を締結したと発表した。
太陽光発電の適地である「マレーシア・ジョホール州を候補地としてグリーンアンモニアを製造し、発電・船舶用燃料供給を目的とした現地での利用および日本・アジア市場への輸出を行う、アンモニア販売事業を検討する。2023年初頭まで事業性評価を行った後、2026年の商業プラント完成および運転開始を目指す。
関西企業の宿泊・飲食業は大幅改善 日銀大阪支店
日銀大阪支店は12月14日、関西企業を対象に実施した企業短期経済観測調査(短観)の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響が緩和したことから、宿泊や飲食などを含む非製造業の景気判断を示す指数は5ポイント改善し、3期連続で改善した。
業種別でみると、「宿泊・飲食サービス」の改善幅は17ポイント、レジャー施設などを含む「「対個人サービス」は21ポイント改善した。これに対し、製造業の景気判断は前回から横ばいのプラス1ポイントにとどまり、「化学」や「非鉄金属」では指数が悪化している。
タクシー業界は人手不足が表面化しており、随時採用を繰り返している。ホテル業界も人員の補充が難しく、スタッフが時間帯に分けて、複数の業務を掛け持ちし業務をこなしているほか、ロボット導入しているケースも少なくない。
この短観は3カ月毎に行われる調査で、日銀大阪支店」が関西のおよそ1,400社を対象に11月10日〜12月13日までに実施。
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世界のメタバースなど先端技術市場 30年に320兆円
電子情報技術産業協会(JEITA)は12月15日、仮想空間「メタバース」などの先端技術市場の2030年の世界需要見通しを発表した。これは、主要国政府の政策や海外先進企業の動向および公知情報の分析と、国内先進企業へのヒアリングをもとに推計したもの。
デジタルイノベーション市場は、2030年世界需要額が2兆3,525億ドル(約320兆円)に達する見込み。2021年の7,797億ドルから約3倍に成長する。年平均の成長率は13.1%を見込む。
以下、2030年の世界需要額は、Web3.0/ブロックチェーンで1,136億ドル、量子コンピューティングで607億ドル、メタバースで1,866億ドルと推計している。