世界の有力半導体メーカーで構成する世界半導体市場統計(WSTS)は6月6日、2023年の半導体市場が前年比の10.3%減の5,150億ドル(約71兆円)になるとの見通しを発表した。2022年11月時点の2023年予想では前年比4.1%減の5,565億ドルとしていた。その後、スマートフォンやパソコンなど民生向けの需要が低迷しているため、マイナス幅を2倍以上に広げた。
ただ同日、WSTSは2024年の同市場見通しも公表した。2023年比11.8%増の5,759億ドルで、2022年実績の5,740億ドルを上回ると予測した。
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JR貨物 タイのGMLと危険品複合一貫輸送事業で協力の覚書
JR貨物(本社:東京都渋谷区)は6月5日、タイのGlobal Multimodal Logistics Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、GML)との間で、LNGをはじめとする危険品の複合一貫輸送事業の検討に関する協力の覚書を締結したと発表した。
GMLはエネルギー供給やインフラ事業を多国籍に展開するタイ最大のPTT Public Company Limited(以下、PTT)が物流事業を主要な新規事業と位置づけて2022年に設立した100%子会社。PTTはJR貨物が長年培ってきた危険品輸送の貨物鉄道輸送についてのノウハウや実績を高く評価し、GMLが実施する危険品の複合一貫輸送事業を展開するパートナーとしてJR貨物を位置づけ、今回協力して事業化を検討していくことになった。5月18日にバンコクのPTT本社でGMLと協力の覚書の署名式を行った。
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大和ハウス シンガポールの低温物流Storbest社を買収
大和ハウス(本社:大阪市北区)は6月1日、シンガポールの物流会社Storbest Holdings Pte.Ltd.(ストーベストホールディングス、以下、Storbest社)の株式を取得し、連結子会社化したと発表した。株式の取得額は非公表。ストーベスト社は低温物流を手掛けており、成長市場であるASEANでの低温物流事業に参入するため、傘下に収めた。
シンガポールをはじめとするASEAN諸国では人口増加や食生活の多様化などを背景にコールドチェーン物流の需要が高まっている。大和ハウスグループは、今回のストーベスト社の子会社化を低温物流事業の足掛かりに、ASEANにおける国際物流サービスを提供する。