ソニーグループ 4/1付で「ソニーモビリティ」設立

ソニーグループは4月1日、同日付で「ソニーモビリティ」(所在地:東京都港区)を設立したと発表した。資本金は1億円。
同新会社では①モビリティの進化への貢献に向けたモビリティ向けサービスプラットフォームの開発、事業化②自律型エンタテインメントロボット”aibo(アイボ)”や、プロフェッショナル向けドローンAirpeak Sociable Cart(ソーシャブルカート):SC1などの事業展開③AIやセンシング技術を活用し安心・安全な移動の実現のため、タクシー会社各社と設立したS.RIDEへのサポートの継続-に取り組む。
ソニーグループのAIロボティクスビジネスグループで行ってきたこれら事業の新会社への移管は、2022年9月の完了を目指して実施していく予定。

パナソニックHD 今後3年間の営業利益を計1兆5,000億円に

持株会社に移行したパナソニックホールディングス(HD)は4月1日、2023年3月期から3年間の中長期戦略を発表した。
骨子は①3年累計の営業利益は直近の3年(2020年3月期~2022年3月期見込み)比63%増の1兆5,000億円の確保を目指す②2025年3月期に自己資本利益率(ROE)を10%以上とする③車載電池や水素エネルギーなどの分野に3年で計6,000億円集中投資する-など。
このほか、2050年に向けて全世界の二酸化炭素(CO2)総排出量の1%にあたる3億トン以上の削減目標も掲げた。

パナソニックHD 今後3年間の営業利益を計1兆5,000億円に

持株会社に移行したパナソニックホールディングス(HD)は4月1日、2023年3月期から3年間の中長期戦略を発表した。
骨子は①3年累計の営業利益は直近の3年(2020年3月期~2022年3月期見込み)比63%増の1兆5,000億円の確保を目指す②2025年3月期に自己資本利益率(ROE)を10%以上とする③車載電池や水素エネルギーなどの分野に3年で計6,000億円集中投資する-など。
このほか、2050年に向けて全世界の二酸化炭素(CO2)総排出量の1%にあたる3億トン以上の削減目標も掲げた。

第一三共 中国・北京の孫会社を重慶企業に譲渡

製薬大手の第一三共(本社:東京都中央区)は3月31日、中国の連結子会社、第一三共(中国)投資有限公司(所在地:上海市)が100%出資する第一三共(北京)有限公司(所在地:北京市)の出資持ち分すべてを同業の重慶薬友製薬有限責任公司(所在地:重慶市)に譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。中国当局の承認等を経て、2022年8月末に譲渡を完了する予定。譲渡益は2023年3月期に計上する見込み。

第一三共 中国・北京の孫会社を重慶企業に譲渡

製薬大手の第一三共(本社:東京都中央区)は3月31日、中国の連結子会社、第一三共(中国)投資有限公司(所在地:上海市)が100%出資する第一三共(北京)有限公司(所在地:北京市)の出資持ち分すべてを同業の重慶薬友製薬有限責任公司(所在地:重慶市)に譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。中国当局の承認等を経て、2022年8月末に譲渡を完了する予定。譲渡益は2023年3月期に計上する見込み。

千代田化工 シンガポール政府より水素プログラムに助成金

総合エンジニアリング事業を手掛ける千代田化工建設(本社:横浜市西区)は3月30日、シンガポールの大学2校および、同国の民間5社、三菱商事(本社:東京都千代田区)と共同で開発中の次世代エネルギー源となる水素サプライチェーン構築のための連携プログラムに同国政府からの助成金の交付が決定したと発表した。

富士通「富岳」活用し36量子ビットの世界最速シミュレータ開発

富士通(本社:東京都港区)は3月30日、スーパーコンピュータ「富岳」のCPU「A64FX」を搭載した「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700」で構成するクラスタシステム上で36量子ビットの量子回路を扱うことができる世界最高速の量子コンピュータ(以下、量子シミュレータ)を開発したと発表した。
この量子シミュレータは、量子シミュレータソフトウェア「Qulacs」を高速に並列分散実行可能にすることで、36量子ビットの量子演算において、他機関の主要な量子シミュレータの約2倍の性能を実現しており、数十年先の実用化が見込まれる量子コンピュータのアプリケーションを先行開発することが可能となる。これを受け2022年4月1日より、富士フィルムと共同で材料分野における量子コンピュータアプリケーションの研究を開始する。

ホンダ マレーシア マラッカ工場で累計生産100万台達成

ホンダ(本社:東京都港区)のマレーシアにおける四輪車生産販売合弁会社、ホンダ・マレーシア(本社:マラッカ州ペゴー)は3月31日、マラッカ工場で累計四輪生産100万台を達成したと発表した。2003年1月にに現地組み立てを開始。当初の年産能力は5万台だったが、2014年に第2生産ラインが本格稼働し、現在10万台の生産能力がある。2017年に累計60万台に達して以来、約5年で「シビック」で累計100万台目を達成した。

香港で人気のピリ辛米麺店 日本上陸 トリドール

うどんチェーン「丸亀製麺」などを運営する外食大手トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は3月31日、傘下グループの香港で人気のピリ辛米麺(ライスヌードル)店「譚仔三●米線(タムジャイサムゴーミーシェン)」の日本1号店「新宿中央通り店」をオープンすると発表した。今後、4月14日に吉祥寺店、同21日に恵比寿店を開業、4月中に3店舗を展開する。
香港本場のメニューを用意。自分好みにカスタマイズできるのが特徴で、好きなスープ、辛さ(10段階)、トッピング(25種類)を自由に選ぶことができる。サイドメニューやドリンクも豊富にそろえている。

大型フェリーでバイオディーゼル燃料の実証航海

商船三井(本社:東京都港区)、ユーグレナ(本社:東京都港区)は3月29日、茨城県大洗港で、商船三井グループの商船三井フェリー(本社:東京都千代田区)が保有・運航するフェリー「さんふらわあ しれとこ」で、ユーグレナが販売する次世代バイオディーゼル燃料を使用した実証試験航海を実施したと発表した。
今回使用した次世代バイオディーゼル燃料は、バイオマス(生物資源)を原料とし、船舶のディーゼルエンジンに対して内燃機関を変更せずに使用が可能。旧来使用されている重油に比べて、硫黄分を含まないためSOx規制に対応している。また、このバイオ燃料は燃焼段階ではCO2を排出するが、バイオマス原料が成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、使用した際のCO2 の排出量が実質的にはネットゼロとなるカーボンニュートラルのい実現に貢献すると期待されている。

カネカ オミクロン・ステルスオミクロン株識別するPCRキット

カネカ(本社:東京都港区)は3月31日、1回の検査でオミクロン株2系統とデルタ株を同時に識別するPCR検査キットを同日から発売すると発表した。これはオミクロン株(BA.1系統)とステルスオミクロン株(BA.2系統)、およびデルタ株を同時に識別可能なリアルタイムPCR検査キット。同キットの希望小売価格は12万1,000円(検査100回分、税込)。

2月新設住宅着工6.3%増の6.4万戸 12カ月連続増加

国土交通省が3月31日発表した建築着工統計調査によると、2月の新設住宅着工戸数は前年同月比6.3%増の6万4,614戸だった。増加は12カ月連続。貸家と分譲住宅が堅調で全体をけん引した。
内訳をみると、貸家は同4.6%増の2万3,583戸と12カ月連続で増加した。分譲住宅は同23.3%増の2万1,453戸で、2カ月ぶりに増加。マンションが同43.5%増と2カ月ぶりに増加したほか、一戸建ても同10.7%増と10カ月連続で増加分譲住宅全体の増加に寄与した。一方、持ち家は同5.6%減の1万9,258戸と、3カ月連続で減少した。

テルモ ベトナム工場にメガソーラーパネルを導入

テルモ(本社:東京都渋谷区)は3月29日、心臓血管関連製品を生産するベトナム工場(所在地:ハノイ市)敷地内に大型の太陽光発電パネルを導入すると発表した。2022年度中の設置完了を予定。これにより、CO2(二酸化炭素)排出を削減するとともに、グルーン電力証書を組み合わせることで、工場の全使用電力の再生可能エネルギー由来(CO2排出実質ゼロ)とする。
ベトナム工場では2022年度に工場の全3棟に総出力約3.15MW(メガワット)程度の太陽光発電パネルを設置する。この取り組みで年間約2,700トンのCO2を削減し、工場全体の消費電力の14%をまかなう予定。

日清食品と東大 日本初「食べられる培養肉」作製に成功

日清食品ホールディングス(東京本社:東京都新宿区)は3月31日、東京大学の研究グループと共同で「食べられる培養肉」の作製に成功したと発表した。これにより、肉本来の味や食感を持つ「培養ステーキ肉」の実用化に向けて大きく前進したとしている。牛肉由来の筋細胞を素材とした培養肉は国内で初めてという。これまでの培養肉は、牛肉由来の筋細胞と食用ではない研究用素材で作製していた。
今回両者の研究グループは、独自に開発した「食用血清」と「食用血漿ゲル」(いずれも特許出願中)を使用することで、食用可能な素材のみで培養肉を作製できるようになった。

電動二輪車の交換式バッテリーで新会社 4社とENEOS

国内の二輪車メーカー4社(ホンダ、ヤマハ発動機、スズキ、カワサキモーターズ)とENEOSホールディングスは3月30日、電動二輪車用交換式バッテリーのシェアリングサービスとインフラ整備を手掛ける新会社を4月1日付で設立すると発表した。
新会社は「Gachaco(ガチャコ)」。ENEOSが51%、ホンダが34%、スズキ、カワサキモーターズがそれぞれ5%を出資する
今秋をめどに電動二輪車のシェアリングサービスを開始する予定で、ENEOSのガソリンスタンドやコンビニ、駅前など、2022年度内に200台相当の電動二輪車の充電をまかなえるステーションを首都圏に整備する。2023年度内に1,000台分まで設置数を拡大する方針。

三菱電機 4/1に「中国共創センター」開設し開発強化

三菱電機(本社:東京都千代田区)は3月31日、中国のFA製品販売会社、Mitsubishi Electric Automation(China)Ltd.(三菱電機自動化(中国)有限公司、所在地:中国・上海市)内に、「中国共創センター」を開設し、FA製品のアプリケーション開発業務を4月1日に開始すると発表した。これにより、中国の顧客のニーズに応じた迅速かつ柔軟なアプリケーション開発体制を強化し、中国でのFAシステム事業の拡大を図る。
これに続き2023年度以降に北米、欧州、インドなど他地域でも共創センターを開設し、2025年にはグローバルで200名以上のエンジニアの配置を計画することで、各国でのFA製品のアプリケーション開発体制の強化を目指す。

スズキ 部品不足で4月に国内3工場の操業一時停止

スズキは3月31日、半導体など部品不足の影響で、4月に静岡県内の3工場の操業を一時停止すると発表した。4~5日に湖西工場(所在地:静岡県湖西市)、4日と11日に磐田工場(同磐田市)と相良工場(同牧之原市)の操業を停止する。同社は3月にも部品不足により、湖西工場の一部の生産ラインを3日間、相良工場を2日間停止している。

トヨタ 2月世界生産11%増 2カ月ぶり前年超え

トヨタ自動車が3月30日発表した2月の生産・販売・輸出実績(レクサス含む)によると、世界生産台数は前年同月比11%増の74万996台だった。新型コロナウイルス禍や半導体不足の影響はあったが、2カ月ぶりに前年同月を上回った。中国での生産が伸びたほか、海外生産は15%増の48万7,738台と、2月として過去最高を更新した。

自動車8社の2月世界生産4%増の198万8,000台

国内の自動車メーカー8社の2月世界生産は、前年同月比4%増の198万8,000台だった。前年同月を上回るのは2021年6月以来、8カ月ぶり。
8社合わせた海外生産は6%増の133万2,000台と、前年度月比で8カ月ぶりに増えた。トヨタ自動車やホンダは中国生産40~50%増やした。一方、国内生産は8社合わせ1.6%減の65万6,000台だった。各社とも半導体不足などで工場の一時停止などが相次いだ。3月以降も生産の制約が続いており、サイバー攻撃や福島県沖地震の影響など懸念材料が多い。