トヨタ自動車と出光興産は10月12日、電気自動車(EV)向けの次世代電池として期待される「全固体電池」の量産化で協業することで合意したと発表した。両社は2027年度に国内で生産ラインを稼働させ、2027〜2028年に発売するEVに搭載して商品化する。トヨタは、電池材料の製造技術に知見のある出光興産と連携し、充電時間を短くし、航続距離も伸ばせる全固体電池の量産に、世界に先駆け取り組む。
富士通・理研 独自の生成AIに基づく創薬技術を開発 世界に発表
京セラ ワイヤレス電力伝送システムを実現する基礎技術を開発
スズキ スカイドライブと「空飛ぶクルマ」で製造協力
米モデルナ コロナとインフル混合ワクチン 初期・中間治験
ペロブスカイト太陽電池 事業化へ技術連携コンソーシアム発足
Sierra Spaceなど4社が新宇宙ビジネスで戦略的パートナーシップ
Sierra Space Corporation(所在地:米国コロラド州デンバー、以下、Sierra Space)と、三菱UFJ銀行、兼松、東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)の4社は9月27日、アジア太平洋地域における戦略的パートナーシップ契約を締結し、三菱UFJ銀行、兼松、東京海上日動はSierra Spaceへ出資したと発表した。
これにより4社は本邦の宇宙産業サプライチェーンのさらなる拡大や、地球低軌道の事業化をはじめ新たな産業創出に向けて取り組んでいく。
Sierra Spaceは、まもなく次世代宇宙往還機Dream Chaserによる国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションを開始するほか、2026年には商用宇宙ステーション”Pathfinder”の打ち上げを予定している。
エーザイ認知症薬 厚労相が正式承認 年内にも医療現場へ
東京都市大 変換効率30%に迫る、曲げられる太陽電池を開発
大塚製薬 経口タイプの抗がん剤 ECから製造販売承認を取得
塩野義コロナ治療薬 重症化リスクの患者にも抑制効果
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月19日、同社の経口投与タイプの新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」が重症化リスクの高い患者にも抑制効果があることを確認したと発表した。ゾコーバは軽症や中等症の患者向けの経口治療薬で、重症化リスクの高い患者への効果は示されていなかった。
今回行った臨床試験(治験)で、別の薬で十分な効果が得られなかった患者にゾコーバを投与したところ、67%の患者でウイルス量が基準値以下まで下がったという。ゾコーバを21人の患者に1日1回、5日間投与した結果、14人のウイルス量が基準値以下となり、6日目までにすべての患者の症状が改善し、重症化したり死亡したりした患者がいなかったとしている。
また、別の治験で息切れ、集中力や思考力の低下といったコロナ後遺症を1年以上にわたり抑える効果があることも確認したと発表した。
スズキとパナソニック系 電動二輪で新しいモビリティ開発で合意
スカイドライブ 韓国会社に「空飛ぶクルマ」納入予約 最大50台
東和薬品, NTTデータなど 認知症周辺症状を解決するDTxを共同研究
ジェネリック医薬品を主幹事業とする東和薬品(本社:大阪府門真市)は9月14日、VIE STYLE(本社:神奈川県鎌倉市)、NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区)とともに、ブレインテックを活用した認知症の周辺症状を解決するDTx(デジタルセラピューティクス)の共同開発を行うため業務提携したと発表した。VIE STYLEは、イヤホン型脳波計「VIE ZONE」とニューロテクノロジーAIの開発を手掛けている。
今後3社は、分野を超えたパートナーシップで新しい価値を生み出しながらブレインテックの事業化を推進し、社会課題の解決および人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に寄与することを目指す。
川崎重工 大規模ステーション向け水素圧縮機技術 NEDOが採択
三菱重工など日英伊の3社が次期戦闘機で協力協定に合意
空飛ぶクルマで共同研究 あいおいニッセイ, MS&AD, HUAM
MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険とMS&ADインターリスク総研、法政大学大学院アーバンエアモビリティ研究所(以下、HUAM)は9月11日、空飛ぶクルマなどエアモビリティの社会実装に向け9月1日、共同研究契約を締結したと発表した。
これに基づき、空飛ぶクルマに関する総合的なリスクアセスメントや安全・安心なモビリティサービス事業の構築、次世代航空分野における人材育成に向けた共同研究を行う。
空飛ぶクルマは2025年に国内での社会実装が目指されており、2035年までに空飛ぶクルマ自体の市場規模は大阪関西エリアだけで約920億円、付随した経済波及効果は約1,530億円にも上るとみられている。