世界鉄鋼協会のまとめによると、5月の世界粗鋼生産(速報値、対象は63カ国・地域)は、前年同月比5.1%減の1億6,160万トンだった。前年同月を下回るのは2カ月連続。最大生産国の中国が、景気の回復遅れにより鋼材需要が落ち込み、前年同月比7.3%減の9,010万トンにとどまったことが響いた。日本は5.2%減の760万トン、米国は2.3%減の690万トンだった。こうした一方で、需要が堅調なインドは4.1%増の1,120万トンだった。
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モスフードサービス バイオマスプラレジン用コメを本格生産へ
モスバーガーを展開するモスフードサービス(本社:東京都品川区)は6月20日、CO2削減の取り組みの一環として、国産非食用米由来のバイオマスプラスチックレジン用コメを熊本で本格的に生産開始すると発表した。
同社は2022年8月から、バイオマスプラスチック「ライスレジン(R)」を25%配合したテイクアウト用スプーン、フォークを導入。今回同用途で使用する非食用米の生産を、同社が出資する農地所有適格法人、モスファーム熊本(所在地:熊本県八代市)で本格的に開始することになった。今季の生産量は40トン程度の予定。これはモスバーガーが全店で使用する環境対応スプーン、フォーク1年分を賄うことができる量という。
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コニカミノルタ マレーシアの複合機生産全拠点で100%再エネ達成
コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)は6月20日、マレーシアの複合機生産拠点のコニカミノルタビジネステクノロジーズ(マレーシア)社(所在地:マレーシア・マラッカ州、以下、BMMY)で、使用電力の100%が再生可能エネルギー(以下、再エネ)由来となったと発表した。
BMMYは2023年3月より、太陽光発電システム(設置面積1万7,059㎡、発電容量3.4MW)を導入し、電気使用量の約20%を太陽光発電で賄うことになっている。この結果、コニカミノルタグループの海外複合機生産全拠点で100%再エネを達成したとしている。
このほか、中国の複合機生産拠点では2019年と2020年に、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(東莞)社、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社がそれぞれ再エネ100%を達成している。
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次世代ペロブスカイト太陽電池の実証事業 東京都 開発2社と協定
東京都は6月19日、次世代太陽電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に向け、開発企業2社と実証事業に関する協定を締結したと発表した。都が場所を提供し、2社が発電性能の検証などを行う。この2社はペロブスカイト太陽電池の開発を進める、京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(所在地:京都府)と、センサーを開発するマクニカ(所在地:横浜市)。
ペロブスカイト太陽電池は薄く、折り曲げることも可能で、重装備の設備が不要で設置場所の自由度も高い簡易型電池。実証事業では都庁舎の一室に同太陽電池を活用したIoT(モノのインターネット)センサー5台を設置予定。2024年5月31日まで実施し、結果を公表する予定。
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JAPEXなどマレーシアCCSスタディと連携したバリューチェーン連携
石油資源開発(本社:東京都千代田区、以下、JAPEX)、日揮ホールディングス(本社:横浜市西区)、川崎汽船(本社:東京都千代田区)、JFEスチール(本社:東京都千代田区)は6月19日、マレーシア国営エネルギー会社、Petroliam Nasional Berhad(以下、ペトロナス)と進めているマレーシアにおけるCCS(二酸化炭素の回収・貯留)に係る共同スタディと連携した、日本を起点とするCCSバリューチェーン構築を目指す共同検討を実施することで合意し、既述4社による覚書を締結したと発表した。
4社は今後、JFEスチールの日本国内の製鉄所で排出するCO2の分離・回収、およびマレーシアまでの液化CO2の海上輸送と受け入れまでのCCSバリューチェーン構築について、必要な設備やコストなどを含めた検討を行っていく。