ホンダ(本社:東京都港区)は、総排気量50cc以下の「原付き一種(原動機付自転車)」の生産を2025年5月に終了する。同年から始まる新たな排出ガス規制への対応が難しいため。50cc以下の原付きは低価格で燃費もよく、通勤・通学の足として長年支持されてきたが、現在は電動アシスト自転車や電動キックボードなどに押され、販売が低迷していることから生産終了を決めた。
西松建設, 奥村組 シンガポールLTAから鉄道工事共同受注
西松建設(本社:東京都港区)と奥村組(本社:大阪市阿倍野区)は6月21日、シンガポール陸上交通庁(LTA)から同国の国内8路線目となる地下鉄MRTクロスアイランド線第2期工事のうち、CR210工区(ジュロンレイク・ディストリクト駅とウエスト・コースト駅の間のトンネル建設工事、総延長約4.8km、2.4km×2本)を共同で受注したと発表した。
契約金額はJV全体で約281億円、うち西松建設分約169億円、請負比率:西松建設60%、奥村組40%。工期は2024年6月20日〜2032年6月30日。
この工事は複合地盤であるジュロン層を掘削するトンネル工事。また掘削距離が長いため各トンネルをつなぐ連絡坑が10カ所計画されており、短い工期でトンネル掘削および連絡坑工事を平行して行う。クロスアイランド線の第2期工事は、シンガポール中央部に新設されるターフシティ駅からジュロンレイク・ディストリクト駅までの全長約15km全6駅の区間となり、2032年の開業を予定している。
ルネサス 米パワー半導体大手トランスフォームの買収完了
ルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)は6月20日、GaN(窒化ガリウム)パワー半導体のグローバルリーダー、米トランスフォームの買収を同日完了したと発表した。買収金額は3億3,900万ドル(約537億円)。GaNやSiC(炭化ケイ素)は、従来のSi(シリコン)に比べ電力効率に優れ、小型化が可能なことから、次世代パワー半導体のキーテクノロジーとして期待されている。
GaNやSiCを使用した半導体製品は、EV(電気自動車)やデータセンターのサーバー、AI処理、再生可能エネルギー装置、産業用電力変換装置、急速充電・アダプターなどのコンシューマー機器等の需要の高まりを背景に、今後10年で急成長が見込まれている。
タニタ, 東大IOG スマート農園活用,フレイル予防で共同研究
日立造船 株主総会で「カナデビア」への社名変更を承認
川崎重工 26年めどに民間地下シェルター換気装置を事業化
住友商事 マレーシアのマネージドケアCompuMed社を買収
JAL 家庭用インターネットサービス6/19開始, マイルが貯まる
JAL(本社:東京都品川区)は6月19日、ソニーネットワークコミュニケーションズ(本社:東京都港区)およびU-NEXT HOLDINGS(本社:東京都品川区)のグループ会社、USEN NETWORAKS(本社:東京都品川区)と提携し、JALマイレージバンク(以下、JMB)会員向けのマイルが貯まる家庭用高速インターネットサービス「JAL光」を同日より開始すると発表した。
下り最大1ギガ、2ギガ、10ギガのプランを用意し、複数端末の同時利用や大容量通信もサポートする。新規契約時、毎月の利用、さらに1年毎の利用継続でマイルが貯まる。13カ月で最大9,824マイルが貯まり、3年間継続で最大1万7,472マイル貯める事が可能という。
JBIC 商船三井傘下企業のシンガポール法人の買収資金融資
国際協力銀行(JBIC)は6月18日、商船三井(以下、MOL)との間で融資金額約8,200万米ドル(JBIC分)の貸付契約を、またMOL傘下のシンガポール法人MOL Treasury Management Pte.Ltd.との間で融資金額約8,200万米ドル(JBIC分)の貸付契約をそれぞれ締結したと発表した。いずれも民間金融機関との協調融資により実施するもので、協調融資総額はそれぞれ1億3,700万米ドル。
これはシンガポール法人MOL Chemical Tankers Pte.Ltd.(以下、MOLCT)がシンガポール法人Fairfield Chemical Carriers Pte.Ltd.(以下、FCC)を買収するために必要な資金の一部を融資するもの。
IHI タイ国営電力会社とバイオマス燃料の製造・活用で覚書
大阪メトロ タクシー事業に参入, 営業所を分割買収
LCCエアアジアX KLと関空を台北経由で結ぶ新路線8/1就航
訪問介護ヘルパーに技能実習, 特定技能の外国人材を解禁
エヌビディア時価総額 世界首位526兆円 MS抜くAI半導体で
セイノーHD 572億円投じ三菱電機の物流子会社を買収
ニデック 永守氏, 今後は岸田体制で AI関連1兆円規模目指す
ニデックの永守重信・代表取締役グローバルグループ代表は6月18日、岸田光哉社長兼最高経営責任者(CEO)を中心とする経営体制のもと、今後運営していくと表明した。そして、今後の創業者である自身の役割について「経営の第一線からは一歩引き、経営者の育成やM&A (合併・買収)を担う」との考え方を示した。
また、期待の大きい新規事業について生成AI関連事業を挙げ、中長期的に育成していく方針を明らかにした。同社は米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピュータと生成AI向けサーバーの冷却装置を共同開発し、2025年3月期に数百億円規模の売上高を目指している。そのうえで、永守氏は「将来は1兆円規模の事業になるだろう」と期待を込めた。
丸紅 Co-processing製法で製造されたSAFをANAへ供給開始
丸紅(本社:東京都千代田区)は6月17日、石油由来原料とバイオ燃料の同時処理を行うCo-processing製法により製造された持続可能な航空燃料(Sustainable Avietion Fuel、以下、SAF)の日本市場への供給を開始したと発表した。
韓国の石油精製会社、HD Hyundai Oilbank(所在地:大韓民国城南市)より、同社製油所で生産された植物油(廃食用油)由来のSAFを調達し、丸紅が100%出資する丸紅エネックス(所在地:千葉市)の千葉ターミナルで、全日本空輸(本社:東京都港区、ANA)向けに供給した。Co-processing製法によるSAFの供給は、日本で始めて。
スーパー「玉出」と「ハナマサ」運営会社が業務提携
シャープ 台湾・樺漢科技とスマートリテール協業で覚書
シャープ(本社:大阪府堺市)は6月17日、産業コンピュータ分野大手で台湾を本拠とする樺漢科技(本社:台湾・新北市、以下、ENNOCONN)との間で、アジア地域におけるスマートリテール分野を中心とした協業で覚書を締結したと発表した。樺漢科技は産業用コンピュータ分野における包括的なサプラーヤーとして統合クラウド管理サービスや産業用IoTなどに強みを持ち、AIや自動化技術で豊富なリソースを保有する。
今回の協業により、両社が持つ技術や製品、販売チャネルを融合し、スマートリテール分野における新たなビジネスの創出に取り組む。第一弾としてPOSシステムやスマートタグ、デジタル広告などを組み合わせたサービスの共同開発を目指す。