東芝は2月7日、2021年11月に公表した分割案を修正すると発表した。グループ全体を事業ごとに3つに分割する計画だったが、2つにする。半導体を扱う「デバイス」事業のみ分離・独立させ、発電機器などの「インフラサービス」事業は本体に残す。当初案では両方の分社を予定していた。分割コストを圧縮し、株主の理解を求める。また、今後2年間で3,000億円を株主還元に充てる方針も新たに明らかにした。
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東陽テク「コネクテッドカー性能計測S」中国SMVICより受注
東陽テクニカ(本社:東京都中央区)は2月4日、中国現地法人の東揚精測系統(上海)有限公司(所在地:中国・上海)が、中国の自動車向け国家認証試験所、Shanghai Motor Vehicle Inspection Certification & Tech Innovation Center Co.,Ltd.(本社:中国・上海、以下、SMVIC)より、「コネクテッドカー向け無線通信性能計測システム」を2022年1月に受注したと発表した。受注金額は約1.6億円、納入時期は2022年9月の予定。
同社は2021年に中国のコネクテッドカーの国家研究機関CICVから同様のシステムを受注しており、中国国家機関ではSMVICが2件目の受注となる。
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国営ガルーダ航空 日本-バリ島への直行便 約2年ぶり再開
インドネシア国営のガルーダインドネシア航空は2月3日、成田空港からバリ島への直行便をおよそ2年ぶりに再開させた。日本の旅行業界の関係者を含む12人が搭乗したという。
インドネシアでは、新型コロナウイルスのワクチン接種などを条件に2021年10月からバリ島などで日本を含む一部の国からの観光客の受け入れを始めている。地元では観光業界が長引くコロナ禍で疲弊。今回のガルーダ航空の運航再開は、課題の観光業回復に向けた動きの一環で、海外からの観光客誘致に期待を寄せている。
ガルーダ航空は今後、日本からの直行便を毎週1便の運航を予定している。また、シンガポール航空は2月16日からシンガポール-バリ島を結ぶ直行便を再開させる予定。
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三菱造船「CO2を資源に」CCUS用途の液化CO2輸送船建造へ
三菱重工グループの三菱造船(本社:横浜市西区)は2月2日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証実験/CO2輸送に関する実証実験」で活用する液化CO2(LCO2)輸送の実証実験船の建造契約を、山友汽船(本社:神戸市中央区)との間で締結したと発表した。
CCUSとは「Carbon Capture,Utilization and Storage」の略で、CO2(二酸化炭素)の回収・利用・貯留技術の意。石炭やLNGなどの化石燃料燃焼プラントから出るCO2を捕捉回収し、再利用可能なよう貯留する技術。
日本ではすでに2012年から北海道の苫小牧でCCS、すなわちCO2の回収・貯留技術に関する大規模な実証実験が行われているが、脱炭素社会を目指す世界的な動きの中、CO2の再利用までを含めたCCUSに軸足が移りつつある。そこで今回、世界でも例がないCCUSを目的としたLCO2輸送船を建造することになったもの。