商船三井など6社が3月11日、国内初のメタノールを燃料とする内航タンカー開発に関する戦略的提携で合意したと発表した。提携に合意したのは商船三井、商船三井内航、田渕海運、新居浜海運、村上秀造船、阪神内燃機工業。
このプロジェクトは経済産業省、国土交通省の「AI・IoT等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」に採択され、2024年の竣工を目指している。
メタノールは重油と比較し、燃焼時の硫黄酸化物(SOx)排出量を最大99%、粒子状物質(PM)排出量を最大95%、窒素酸化物(NOx)排出量を最大80%、二酸化炭素(CO2)排出量を最大15%それぞれ削減できる。
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中国 国際会議センター屋根に日本製鉄の意匠性チタン
日本製鉄と日鉄ステンレスは3月11日、日本製鉄の意匠性チタンTran Tixxii(トランティクシャー)と、日鉄ステンレス(以下、NSSC)の高耐食性フェライト系ステンレス鋼薄板NSSC(R)220Mを使用した、三菱ケミカルインフラテックのチタン/樹脂/ステンレス鋼複合版、アルポリック/fr(R)TCMが中国江蘇省の揚子江国際会議センター(施主:江蘇省政府)の屋根に採用されたと発表した。
中国は日本製鉄とNSSCの素材を使用したTCMの世界最大の市場。今回の物件の採用面積4万7,000㎡(チタン使用量:71トン、ステンレス鋼使用量:130トン)は、採用実績の中でも2017年に竣工した中国江蘇省の江蘇大劇院7万3,000㎡(チタン使用量:85トン、ステンレス鋼使用量:170トン)に次ぐ、2番目に大きい規模となる。
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日本大手企業のロシア事業の停止発表相次ぐ
3月10日は大手企業のロシアでの事業の一時停止の発表が相次いだ。日立製作所は、ウクライナの副首相から東原会長に事業停止の要請があり、これを受けたもの。資生堂はロシア向けの化粧品出荷を停止し、同国での広告宣伝を含む事業活動を注視することを明らかにした。
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、ロシアでの事業を一時停止する。欧米企業がロシア事業の停止を発表する中、これまで通常営業していた。任天堂は、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や関連ソフトを含む全商品について、ロシア向けの出荷を停止したと明らかにした。
このほか、うどんチェーン「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングスは、ロシアの全7店舗の営業を停止する方向で調整していることを明らかにした。食材のサプライチェーン(供給網)の混乱が理由。
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味の素 培養肉の開発・製造のスーパーミート社に出資
味の素(本社:東京都中央区)は3月9日、培養肉の開発・製造を手掛けるフードテック企業のSuperMeat the Essence of Meat Ltd.(本社:イスラエル・テルアビブ市、以下、スーパーミート社)との業務提携に向けて、同社に出資したと発表した。
これにより、スーパーミート社が持つ培養肉の開発技術や知見と、同社独自のバイオ医療や発酵に関するR&D技術、呈味や食感などの美味しさ設計技術を組み合わせ、”食と健康の課題解決”の実現に貢献していく。
2021年6月に出されたマッキンゼーレポートによると、培養肉市場は2025年に約20億米ドル、2030年には約250億米ドルまで伸長するとの試算も報告されている。
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日清食品HD,資生堂グループがウクライナへ緊急支援
日本の大手企業のウクライナおよび、避難民を受け入れる近隣国への緊急支援の発表が相次いでいる。
日清食品ホールディングスは3月9日、国際連合世界食糧計画WFP協会(国連WFP協会)に、1億1,500万円(100万ドル相当)の寄付を決定した。このほか、日清食品グループでは、ハンガリー日清がいち早くインスタントラーメン10万食の無償提供を決めている。世界ラーメン協会(略称:WINA)と共同し、現地の赤十字を通じて近隣諸国へ避難している人々に届ける予定。
資生堂グループは国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、緊急支援として100万ユーロ(約1億3,000万円)を、避難民の支援活動に寄付を実施している。さらに社員へ寄付を呼び掛け、集まった寄付金額の同額を、同社が上乗せする人道支援寄付プログラムを、来週より全世界の地域本社でスタートする。
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東大,ホンダなど体に装着する生化学ラボ開発へ連携
東京大学大学院(所在地:東京都文京区)、ホンダ技術研究所(本社:際打玉県和光市)、凸版印刷(本社:東京都文京区)、三洋化成工業(本社:京都市東山区)は3月9日、2022年1月1日に「装身型生化学ラボシステム 社会連携講座」を東京大学内に開設し、体に装着し汗などの生体試料から主にストレスや疲労などに関わる生化学情報を体への負担が少なくかつ連続的にセンシングする「装身型生化学ラボシステム」の開発および、その実証技術の研究に着手したと発表した。
この講座は、業種の異なる3社と東京大学のバイオエンジニアリング専攻で、人とデバイス・マテリアル、さらに機械をつなぐバイオインターフェース技術、デバイスおよびシステム設計技術を構築し、さらには開発する装身型生化学ラボシステムを用いた”先進ヘルスケアシステム”の実証技術を構築する。
これによって、将来的には自動車や建機など移動・輸送機械の運転時の安全性や快適性の向上、健康・医療、介護機器などでの活用による人々の一層の健康増進に貢献する。
ALSOK,SOMPOケアと介護業界の課題解決へ協業開始
ALSOK(本社:東京都港区)は3月9日、SOMPOホールディングス(本社:東京都新宿区)およびSOMPOケア(本社:東京都品川区)の2社と、介護領域のリアルデータを起点とした介護業界の社会課題解決につながるソリューション創出に向けた協業を開始することで合意したと発表した。
SOMPOケアが構築した介護施設業務プロセスの最適化の仕組みを基盤に、現在1都3県で計185の介護施設(居室数:約6,800)を手掛けるALSOKが保有するデータを活用し、①施設利用者の生活に密着したデーターの統合、解析を通じた科学的な介護サービスの提供、オペレーションの改善②施設利用者の体調データの可視化による異変の早期発見-などにつなげていく。