日本工営(本社:東京都千代田区)は3月25日、公共交通機関の電子運賃決済サービスを提供するインドネシア企業、PT Jakarta Lingko Indonesia(以下、ジャクリンコ社)との間で、MaaS分野で連携する覚書を締結したと発表した。
ジャクリンコ社は、既存公共交通オペレーター4社により設立され、MaaSアプリを通して蓄積される利用者の移動に関するビッグデータを保有。ジャカルタ州政府が推進するMaaSプラットフォーム開発・運営を含めたジャカルタ首都圏の複数の公共交通を(鉄道、バス等)を対象とした決済システム統合プロジェクトを主導している。
今回、日本工営がその解析などに協力することで、将来的なMaaSプラットフォームを基盤とした新サービスの実現や派生する新たなビジネスの創出につなげていく。
JICAとセイコーエプソン「つなぐ」で包括連携協定
国際協力機構(本部:東京都千代田区、以下、JICA)とセイコーエプソン(本社:長野県諏訪市)は3月25日、開発途上国の課題解決およびSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を目的として同日、包括連携協定を締結したと発表した。
「信頼で世界をつなぐ」ビジョンを掲げ、人間の安全保障と質の高い成長の実現を目的とした多様な事業を展開しているJICAと、現在「省・小・精の技術とデジタル技術で、人・モノ・情報がつながる、持続可能でこころ豊かな社会を共創する」とのビジョンの実現に向け、様々なつながりを生むソリューションを世界に広く提供することを目指すセイコーエプソン。それぞれのビジョンにおいて世界を「つなぐ」ことを目指す両者が、連携・協働による活動を推進する。
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ネクストミーツ 話題の代替肉をスーパーなどで展開
代替肉の研究開発、製品の製造・販売を手掛けるネクストミーツ(本社:東京都新宿区)は3月25日、話題の代替肉「NEXTカルビ2.0」を4月1日よりスーパーやドラッグストアなど全国の小売店で展開していくと発表した。これに先駆け3月26日より全国のイトーヨーカ堂127店舗(2月末現在)で先行発売する。
NEXTカルビ2.0は2021年10月にオンラインで販売展開したところ、テレビや雑誌で話題となり、多い日にはネットで1日に1,000食以上も売れ、人気商品となった。
先行発売するのはNEXTカルビ2.0が80g1パック298円(税別)、NEXTハラミ80g1パック298円(税別)。いずれも動物性不使用で、100%植物性の食品。
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クボタ,神鋼など5社 カンボジア上水道事業を受注
クボタの100%子会社のクボタ建設(旧クボタ工建、本社:大阪市浪速区)は3月23日、神戸製鋼グループの神鋼環境ソリューション(本社:神戸市)などとのコンソーシアムが、カンボジア南部カンダール州タクマウ市の上水道拡張事業を受注したと発表した。発注元はプノンペン水道公社(PPWSA)で、受注額は28億8,000万円。
今回同事業を受注したのは既述の2社のほか、北九州の外郭団体、北九州ウォータ-サービス、建設技研インターナショナル(所在地:東京都江東区)、TECインターナショナル(所在地:東京都千代田区)の5社で組織する共同企業体。
DBO(設計・建設・運営)方式で、浄水施設や取水施設の整備、導水管や配水ポンプの設置などを進める計画。処理能力は日量3万㎥。稼働後は約8万人に浄水を供給する。工期は約33カ月間。運営期間は10年。同事業は国際協力機構(JICA)で初の「事業・運営権対応型無償資金協力」の対象事業。」
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シャープ 「AIoT」家電を24年度に国内白物の7割に
シャープは3月23日、国内で販売する白物家電について、AI(人工知能)を搭載し、多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)に対応させる「AIoT」製品を、2024年度に金額ベースで7割以上に高める目標を明らかにした。
AIoT家電を2024年度に白物家電の販売額に占める割合を、国内では現在の30%から70%以上に、米国や欧州など海外では50%以上とするのが目標。
同社のAIoTは、最新の洗濯機では天気や花粉の量などに応じた洗い方の提案や、洗濯が終わったことを冷蔵庫やテレビで通知する機能がある。また、冷蔵庫では音声のやり取りで、購入した食材を登録したり、好みに合うメニューをスマートフォンなどに送ってくれたりする。
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ENEOSとトヨタ Woven Cityを起点としたCO2フリー水素を共同で推進
ENEOSとトヨタ自動車は3月23日、静岡県裾野市でトヨタが建設を進めるWoven City(ウーブン・シティ)で、CO2フリー水素の製造と利用を共同で推進するため、共同開発契約を締結したと発表した。
両社は①ENEOSによるWoven City近隣での水素ステーションの建設・運営②ENEOSが水素ステーションに設置する水電解装置で再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)を製造し、Woven Cityに供給。トヨタが定置式の燃料電池発電機(以下、FC発電機)をWoven City内に設置し、グリーン水素を使用③Woven Cityおよびその近隣における物流車両のFC化の推進とFCEVを中心とした水素需要の原単位の検証およびその需給管理システムの構築④Woven Cityの敷地内に設置予定の実証拠点における水素供給に関する先端技術研究-などについて検討する。
住友商事 ベトナムでコミュニティ型サービスインフラの実証
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、住友商事はこのほどベトナム・ハノイ市内のマンションで住民向けのコミュニティ型生活サービスインフラの実証実験を開始した。同社がベトナムの不動産大手BRGグループと進める北ハノイスマートシティ開発での導入を念頭に、子育て世代を主なターゲットとした検証を行う。
実証実験は5月27日まで実施される。マンション共用施設として、子どもが体を動かせる遊び場、気軽に健康診断を受けられる保健室、スキル・知識のシェアができるセミナールーム、健康的なメニューを揃えたカフェを設置。レジャー用品や運動グッズなどのシェアリングサービスも提供する。
国際協力機構(JICA)はこの事業をSDGsビジネス支援事業として採択。博報堂も実証実験に協力する。