タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は3月7日、「mRNA(メッセンジャーRNA)」ワクチンを効率的につくるための開発用試薬を同日より発売すると発表した。国内企業による発売は初。
日本で実用化されている米ファイザーや米モデルナの新型コロナウイルスワクチンは、このmRNAタイプのワクチンで、今回同社が発売したのはこのワクチンを製造するために使う研究用試薬となる。ワクチンの実験段階で活用するもので、人に投与するワクチン製造では使えない。医薬品の製造基準に則した試薬は現在開発中で、今後順次発売していく。
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いすゞ,西鉄など 大型自動運転バスの共同実証実施
いすゞ自動車(本社:東京都品川区)、西日本鉄道(本社:福岡市博多区)、三菱非商事(本社:東京都千代田区)は3月7日、公共交通におけるドライバー不足の解決策の一つとして期待されている自動運転の実現に向け、いすゞ製大型バスでの自動運転の共同実証実験を実施することに合意したと発表した。
この実証実験は、限定された走行区域を走行するレベル2(部分運転自動化)自動運転の実証実験から開始し、その後、段階的に自動運転技術を高め、将来的にはレベル4(高度運転自動化)の自動運転走行の実現を目標としている。
今回は福岡空港国内線・国際線ターミナルビル間の移動円滑化に向け、自動運転技術の導入を目指す福岡国際空港(本社:福岡市博多区)の協力のもと、3月8日より実施する。この実証実験を通じて、運用・サービスに関する課題点を洗い出し、将来的な社会実装の実現に向けた検討を進める。
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パラマウント 医療・介護用マットレスに抗ウイルスタイプを追加
パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は3月7日、既存の医療・介護用マットレスラインナップに、付着したウイルスの増殖を抑える抗ウイルスタイプのマットレスを追加発売すると発表した。
抗ウイルスタイプとして発売されるのは、床ずれの発生リスクに合わせて、体圧分散効果の違う表と裏で柔らかさを選べる体圧分散マットレス「エバーフィットC3マットレス」と「エバープラウドマットレス」。
抗ウイルスタイプのカバー表面には、セーレン(東京本社:東京都都港区)の抗ウイルス技術「BYERUS(バイラス)」を施している。このためマットレス表面に薬剤による清拭消毒をしても抗ウイルス性が維持される。抗ウイルス性と耐薬品性を併せ持つマットレスは医療・介護業界初という。
富士通,東京医科歯科大 富岳とAIでがんの薬剤耐性を発見
スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術が開発された。富士通と東京医科歯科大学は3月7日、従来は実行困難だった2万変数のデータを1日以内で超高速計算することが可能で、1,000兆通りの可能性から未知の因果を発見できる技術を開発した。
両者は、がん医療と創薬の現場課題の抗がん剤の薬剤耐性を分析するために、がんの細胞株から得られた遺伝子発現量データにこの技術を適用した結果、これまでの研究成果では得られていない、肺がん治療薬の耐性の原因を示唆する遺伝子の新たな因果メカニズムを抽出することに成功した。これにより、患者一人ひとりに対応した効果的な抗がん剤創薬の実現に向けて、この技術の活用が期待される。
商船三井など3社 台湾の洋上風力発電事業に参画
商船三井(本社:東京都港区)、東邦ガス(本社:名古屋市熱田区)、北陸電力(本社:富山市)の3社は3月4日、台湾の洋上風力発電事業に参画するため、オーストラリア金融グループのマッコーリ社との間で、同社が保有するFormosa 1 International Investment Co.,Ltdの株式25.0%を取得することで合意したと発表した。3社が海外で洋上風力発電事業に参画するのは初めて。
対象会社は100%出資するFormosa 1 Wind Power Co.,Ltdを通じ、台湾苗栗県の沖合で発電容量12.8万KWの洋上風力発電所(以下、フォルモサ1)を運営している。フォルモサ1は台湾における初の商用規模の洋上風力発電所で、固定価格買取制度に基づく台湾電力股份有限公司への20年間にわたる売電を計画している。
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ニコン 協働ロボット用関節ユニットの製品拡充
ニコン(本社:東京都港区は3月3日、モータ、減速機、駆動回路、ブレーキ、エンコーダなどロボット関節に必要なパーツをパッケージ化した、インテルジェントアクチュエーターユニット「C3 eMotion(シースリーエモーション)」のラインナップを拡充し、サイズやトルクなどが異なるIAU-30とIAU-300の2種を発売すると発表した。2022年7月発売予定。
C3 eMotionは、協働ロボットの関節ユニットで、ロボットアームと組み合わせることにより、ロボットの設計ノウハウを持たないエンジニアでも自由かつ簡単にロボットシステムをつくることができるという。また、汎用性が高く、半導体製造装置や工作機械、計測器、搬送機器などの高い停止精度や加工精度等が必要とされるパーツに使用すること可能だ。
ウシオ電機 抗ウイルス紫外線技術の新光源モジュール販売
ウシオ電機(本社:東京都千代田区)は3月3日、抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222(R)」のコアとなる光源モジュールで、従来のタイプより広配光となる新タイプの量産を開始し、2022年3月より国内外に販売開始すると発表した。
同社は2020年4月から除菌装置を手掛ける企業に機器組み込み用光源モジュールを供給しているが、より広い範囲に照射したいとのニーズがあり、また有人下での紫外線照射には照射量をコントロールする必要があった。
そこで、同社は新たな紫外線拡散技術を用いることで、配光角を広げることに成功。また、投入電力を調節できる機能を備えたインバータも新たに開発し、紫外線関連の暴露許容限界値の規格内でも有人下における常時照射の設定が可能となった