コスモエネルギーホールディングス(本社:東京都港区)と岩谷産業(東京本社:東京都港区)は3月8日、水素事業で協業の検討を開始する基本合意書を締結したと発表した。脱炭素社会の実現に向け、水素製造からステーションの運営までサプライチェーン(供給網)の構築で協力する。まずは2022年中に燃料電池車(FCV)のトラック向け水素ステーションの建設・運営に向けた共同事業体を設立することで検討を進める。
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JCB ロシアでのカード決済停止 アメックスなどと足並み
マクドナルド,スターバックス,コカ・コーラロシアで事業停止
ANA HD 国際新ブランド「Air Jpapan」23年度就航
ANAホールディングス(所在地:東京都港区)とエアージャパン(所在地:千葉県成田市)は3月8日、アジアなど中距離路線への就航を予定する国際線の新ブランドを「Air Japan(エアージャパン)」に決めたと発表した。2023年度の後半に運航を始める計画。基本的な運賃は格安航空会社(LCC)並みに抑え、ANAなどフルサービスキャリアのようなサービスもオプションとして提供する。新型コロナウイルス禍収束後を見据え、回復が見込まれる観光需要を取り込む。
現在、アジア路線などでANAブランドの運航を手掛けるエアージャパンが運航する。米ボーイングの中型機「787」を使用し、成田を拠点にアジア・オセアニア方面に就航する。具体的な就航先や就航時期は今後詰める。
同社はANAブランドの運航も続け、客室乗務員(CA)はANAブランドとAir Japanを兼務する。1つの会社で2つのブランドを運航するのは国内で初めてという。
タカラバイオ mRNAワクチンの開発用試薬を発売
関電不動産 バンコクでコンドミニアム開発に初参画
中電工 マレーシアのサマイデンGと事業提携の覚書
いすゞ,西鉄など 大型自動運転バスの共同実証実施
いすゞ自動車(本社:東京都品川区)、西日本鉄道(本社:福岡市博多区)、三菱非商事(本社:東京都千代田区)は3月7日、公共交通におけるドライバー不足の解決策の一つとして期待されている自動運転の実現に向け、いすゞ製大型バスでの自動運転の共同実証実験を実施することに合意したと発表した。
この実証実験は、限定された走行区域を走行するレベル2(部分運転自動化)自動運転の実証実験から開始し、その後、段階的に自動運転技術を高め、将来的にはレベル4(高度運転自動化)の自動運転走行の実現を目標としている。
今回は福岡空港国内線・国際線ターミナルビル間の移動円滑化に向け、自動運転技術の導入を目指す福岡国際空港(本社:福岡市博多区)の協力のもと、3月8日より実施する。この実証実験を通じて、運用・サービスに関する課題点を洗い出し、将来的な社会実装の実現に向けた検討を進める。
エアウォーター,鹿島 家畜ふん尿由来の水素サプライ事業
出光などボイラ制御最適化Sで1%の燃料削減効果
パラマウント 医療・介護用マットレスに抗ウイルスタイプを追加
パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は3月7日、既存の医療・介護用マットレスラインナップに、付着したウイルスの増殖を抑える抗ウイルスタイプのマットレスを追加発売すると発表した。
抗ウイルスタイプとして発売されるのは、床ずれの発生リスクに合わせて、体圧分散効果の違う表と裏で柔らかさを選べる体圧分散マットレス「エバーフィットC3マットレス」と「エバープラウドマットレス」。
抗ウイルスタイプのカバー表面には、セーレン(東京本社:東京都都港区)の抗ウイルス技術「BYERUS(バイラス)」を施している。このためマットレス表面に薬剤による清拭消毒をしても抗ウイルス性が維持される。抗ウイルス性と耐薬品性を併せ持つマットレスは医療・介護業界初という。
富士通,東京医科歯科大 富岳とAIでがんの薬剤耐性を発見
スーパーコンピュータ「富岳」と「発見するAI」で、がんの薬剤耐性に関わる未知の因果メカニズムを高速に発見する新技術が開発された。富士通と東京医科歯科大学は3月7日、従来は実行困難だった2万変数のデータを1日以内で超高速計算することが可能で、1,000兆通りの可能性から未知の因果を発見できる技術を開発した。
両者は、がん医療と創薬の現場課題の抗がん剤の薬剤耐性を分析するために、がんの細胞株から得られた遺伝子発現量データにこの技術を適用した結果、これまでの研究成果では得られていない、肺がん治療薬の耐性の原因を示唆する遺伝子の新たな因果メカニズムを抽出することに成功した。これにより、患者一人ひとりに対応した効果的な抗がん剤創薬の実現に向けて、この技術の活用が期待される。
商船三井など3社 台湾の洋上風力発電事業に参画
商船三井(本社:東京都港区)、東邦ガス(本社:名古屋市熱田区)、北陸電力(本社:富山市)の3社は3月4日、台湾の洋上風力発電事業に参画するため、オーストラリア金融グループのマッコーリ社との間で、同社が保有するFormosa 1 International Investment Co.,Ltdの株式25.0%を取得することで合意したと発表した。3社が海外で洋上風力発電事業に参画するのは初めて。
対象会社は100%出資するFormosa 1 Wind Power Co.,Ltdを通じ、台湾苗栗県の沖合で発電容量12.8万KWの洋上風力発電所(以下、フォルモサ1)を運営している。フォルモサ1は台湾における初の商用規模の洋上風力発電所で、固定価格買取制度に基づく台湾電力股份有限公司への20年間にわたる売電を計画している。