商船三井(本社:東京都港区)と、ノベルジェン(本社:滋賀県長浜市)が代表を務めるエコトリニティは11月18日、商船三井の運航船に搭載した回収装置で採取したマイクロプラスチックと微細藻類等から炭化物を製造し、エネルギーを得ることに成功したと発表した。
今後、炭化物の材料として入れるマイクロプラスチック量を増やせば、得られるエネルギー量も増えるため、今回の実証実験結果から、海洋中のマイクロプラスチックを回収するだけにとどまらず、エネルギーとして活用できる可能性も示すことができたとしている。
エコトリニティは、自立分散型のごみ処理装置とマイクロプラスチック除去技術をコアに安心安全なエネルギー・水・食料を生み出すシステムの社会実装に取り組んでいる。
関電,ダイヘンなど走行中のEVに自動給電 共同でシステム開発
関西電力、ダイヘン、大林組などは11月19日、走行中の電気自動車(EV)に自動的に給電するシステムを共同開発すると発表した。給電システムをダイヘン、コイルなどの道路への埋設を大林組、エネルギーマネジメントシステムを関西電力が担当する。技術開発では東京大学、東京理科大学、大阪大学とも連携する。2025年の大阪・関西万博の会場内での展示を目指す。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の省エネルギー技術研究開発プログラムに採択された。
バスや営業車など商用車EVを対象に想定。車が減速・停止する信号機の手前に設備を用意し、車載バッテリーの残量や再生可能エネルギーの余剰発電量に合わせて自動的に給電する。2023年にダイヘンの試験場で実機を使って試験する予定。
コマツ 月面での無人建設技術開発推進Pが国交省に選定
コマツ(本社:東京都港区)は11月18日、国土交通省の「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環、「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」(国交省主担当、文科省連携)の公募に応募し、今回「無人建設(自動化・遠隔化)に係る技術」の実施対象の一つとして、同社の「月面建設機械のデジタルツイン技術構築」が選定されたと発表した。
将来の月面建設機械の基盤技術である精度の高い「デジタルツイン技術」の構築可能性を検証するフィージビリティスタディ(実現可能性検証)を行う。具体的には、サイバー空間上に油圧ショベルを作成・動作させ、地球上の実機との挙動と比較することにより、シミュレーターの制度を検証する。また、サイバー空間を月面環境に設定し、シミュレーター上の車体挙動を確認することにより、月面建設機械の課題を抽出する。
川崎汽船 バンコク近郊に冷凍冷蔵倉庫・一般ドライ倉庫新設
牛丼「すき家」フィリピン1号店 マカティ市に11/24開業
22年5月めどに蓄電池産業の強化戦略策定 官民協議会初会合
川崎重工 台湾CSCグループ向け蒸気タービン発電設備受注
川崎重工は11月18日、台湾の大手製鉄会社、中國鋼鐵股份有限公司(以下、CSC社)向けに、CSC社グループの中鋼機械股份有限公司から45MW級蒸気タービン発電設備1基を、川重商事を通じて受注したと発表した。受注した蒸気タービン発電設備、今回新設されるボイラーから発生した蒸気を利用し発電するもの。熱の有効利用による省エネルギーとCO2削減を実現する。
蒸気タービン発電設備一式を2023年1月に出荷し、運転開始は2025年上期を予定しています。発電された電力は製鉄所内へ供給され生産プロセスに使用される。川崎重工はCSCグループに合計9基のタービン発電設備の納入実績を持ち、コークス乾式消火設備(CDQ)用蒸気タービン発電設備としては今回が3基目の受注となる。