万博議連会長に森山氏就任へ 成功に向け”オールジャパン”で

超党派の「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟」の新たな会長に自民党の森山幹事長が就くことが分かった。会長を努めている二階俊博・元自民幹事長の政界引退に伴うもので、近く会合を開いて決定する。万博成功に向けて”オールジャパン”で取り組む姿勢を示す予定。

大阪・関西万博「日本館」名誉館長に藤原紀香さん

大阪・関西万博で政府が出展する「日本館」の名誉館長に3月5日、兵庫県出身の俳優、藤原紀香さんが就任した。同日、経済産業省で武藤経産相から任命状を受け取った。
藤原さんは「しっかり日本館のテーマを学び、わかりやすい形で皆さんに発信して、一人でも多くの方に万博へ、日本館へ来ていただけるよう心して務めます」と話していた。藤原さんは万博の開催期間中、日本館で行われるイベントにも出席する予定。

三菱自 万博に軽商用EV2台提供 会場内で救急搬送

三菱自動車は3月3日、大阪・関西万博の会場内の救急搬送車両として、軽商用車の電気自動車(EV)「ミニキャブEV」を2台提供した。走行中にCO2を排出しない環境性能に加え、低重心で揺れが少なく患者らへの負担を軽減できる利点がある。満充電時の最大航続距離は180km。万博閉幕後は、大阪府内の2つの消防本部に譲渡される。

大阪の”うまいもん”世界へ発進 大阪外食産業協会パビリオン

大阪外食産業協会は3月3日、大阪・関西万博に出展するパビリオンを、報道陣に公開した。パビリオンは2階建て。建物の正面には、様々な食材を運ぶ宝船をデザインした立体看板を設置し、テーマである「新・天下の台所」を表現した。江戸時代の大阪・道頓堀川沿いに立ち並んでいた蔵屋敷を模し、テイクアウトの飲食店9店を配置した。

万博「大屋根リング」”世界最大の木造建築物”ギネスに認定

4月13日に開幕する大阪・関西万博の会場のシンボルとして建設された「大屋根リング」が3月4日、”世界最大の木造建築物”としてギネス世界記録に認定された。ギネス認定員から同日、博覧会協会の石毛博行事務総長に認定証が手渡された。
大屋根リングの建築面積は6万1,035㎡。1周およそ2km、高さおよそ20mの木造建築物。

大阪 造幣局で万博記念硬貨の打ち初め式, 2種の金・銀貨

大阪市北区の造幣局で3月3日、4月13日開幕する大阪・関西万博に向けて発行される2種類の記念硬貨(1万円金貨と1,000円銀貨)の製造が始まり、打ち初め式が行われた。元大関、貴景勝の湊川親方が招かれ、スイッチを押し製造が始まった。記念硬貨はこれまでに2回発行され、今回が最後となる。
今回発行される銀貨の表面には、公式キャラクター、ミャクミャクと万博会場の夢洲に虹がかかっている様子がカラーで描かれており、光をあてると「EXPO」の文字があらわれるようになっている。
今回の記念硬貨は、材料費のほか特殊な技術が使われていることなどから、販売価格が額面を大きく上回るプレミアム型の記念硬貨で、送料・税込みで金貨は26万8,000円、銀貨は1万5,200円で販売される。申し込みは3月6日から。

北欧5カ国共同出展のパビリオン完成セレモニー

大阪・関西万博に共同出展するアイスランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドの北欧5カ国のパビリオンの建物が完成し、3月3日に関係者らがセレモニーを行った。パビリオンは北欧の伝統的な納屋をイメージした高さ17mの3階建て。各国の担当者らが集まり、建設関係者にデンマーク発祥のブロック玩具でできた花束を贈り、労をねぎらった。
パビリオンでは廃棄する米からつくった紙のスクリーンに、北欧の暮らしや自然を映し出す展示を行うほか、持続可能なビジネスなどについて情報発信するとしている。

ドコモ・バイクシェア 万博会場にサイクルポートを設置

ドコモ・バイクシェア(本社:東京都港区)は2月28日、HUBchari・大阪バイクシェア連合体として、2025年大阪・関西万博の会場へのシェアサイクルポート設置事業者候補に決定したと発表した。
これにより、ドコモ・バイクシェアは万博会場に併設される自転車駐輪場内で、ポート設置および運営を行うことで、安全かつ円滑な来場者輸送を実現し、万博における自転車利用促進をめざす。提供期間は4月13日〜10月13日。利用料金は1回30分・165円、延長料金は30分・165円。1日パスは1,529円(いずれも税込み)。
会場だけでなく、大阪市内に点在する600カ所以上のシェアサイクルポートの活用を促すことで、市内の観光・周遊の活性化を図る。

万博の大屋根リング完成 エレベーターなど設置, 施工完了

4月13日に開幕する大阪・関西万博のシンボルとなる大屋根リングが完成し2月28日、施工業者から日本国際博覧会協会(万博協会)に引き渡された。
3つの工区に分けて着工した大屋根リングの工事は、2024年8月に一つの輪につながり、2025年2月までエレベーターやエスカレーターなどの設置や周辺の植栽などが行われていた。リングは1周2km、幅30m、高さ12〜20mで、木造建築物としては世界最大級。約2万7,000㎥の木材を使用し、344億円を投じて建設された。

大阪「特区民泊」運営 中国系4割占める 経営ビザで移住急増

阪南大の松村嘉久教授(観光地理学)の調査によると、大阪市内で認定を受けた「特区民泊」5,587件(2024年末時点)のうち、中国人または中国系法人が運営している施設が41%に上ることが分かった。大阪市内には2024年末現在、住宅宿泊事業法(民泊法)に基づく民泊が5,044件、国家戦略特区に基づく民泊が5,587件あり、それぞれ2020年末から25〜73%増えている。
このうち、特区民泊は営業者名が公開されており、同教授らは5,587件の営業者について、法人登記簿などを基に調べた。その結果、営業者または営業法人の名前が中国人だったり、住所が中国にあったりした中国系施設が2,305件(41%)に上った。その他の外国系は99件(2%)だった。日本人の個人や法人は2,343件、判別できないケースは840件あった。中国系はコロナ禍後に急増し、半数は2022年以降に大阪市から認定を受けていた。
大阪では経営・管理ビザで滞在する中国人が急増している。在留外国人統計によると、2024年6月までの過去5年間の増加数は都道府県別で大阪府が最多の2,889人。2位の東京都の1,862人を1,000人以上上回っている。また、特区民泊を営業できる区域は限られ、大阪市に全国の95%が集中している。

関西鉄道7社がQR乗車券導入へ取り組み 万博の利便性向上

大阪・関西万博での外国人客の移動の際の利便性を高めようと、関西の鉄道7社がQRコードを活用したデジタル乗車券を発売することを明らかにした。この取り組みを進めているのは、先行させたJR西日本と大阪メトロ、そして阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の鉄道7社。
JR西日本と大阪メトロ1月から10月までの間、専用のアプリを使ってクレジットカードで決済すると、大阪市内を中心に対象となる駅でQRコードを専用の器械にかざせば自由に乗り降りできるデジタル乗車券を発売している。阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の私鉄5社は2月27日から1カ月限定で新しい共通のデジタル乗車券の利用を始める。1日乗車券は1人、税込み3,000円で大阪、京都、奈良、神戸などの駅で自由に乗り降りできる。
これに先立ち、大阪メトロとJR大阪環状線が接続する森ノ宮駅で2月26日、QRコードを使って関係者が乗り降りする催しが行われた。

大阪府警 万博に向け「会場警察隊」発足 事件・事故に対応

大阪府警察本部は2月26日から、4月13日に開幕する大阪・関西万博に向けて、会場の警備や事件・事故などに対応するため、「会場警察隊」を発足させ、運用を始める。万博では1日に最大22万人、半年にわたる期間中、およそ2,820万人の来場が見込まれている。
部隊は警察官およそ250人態勢で、会場やその周辺で警備やパトロール、事件・事故の対応、そして海外から来日する要人の警護などにあたる。

万博「ライドシェア」4月に大阪で最大315台が24時間運行

タクシー会社が運営主体となり、一般のドライバーが運転する「日本版ライドシェア」について、大阪府内では大阪・関西万博の期間中、タクシー不足が見込まれるとして、万博開幕後、4月下旬から5月末にかけて最大で315台が24時間運行できることになった。
大阪市など7つの市と堺市の大部分を含む「大阪市域交通圏」では、万博開幕を前にライドシェアの24時間運行が始まり、2月末の時点では最大105台の運行が可能となる。近畿運輸局によると、運行台数は段階的に増やしていく考え。6月以降については、運行状況をみながら台数を検討し、府内の他のエリアでも事業者から希望があれば、運行を調整するという。

香港 旅行博で”ミャクミャク”大阪・関西万博来場を呼び掛け

香港で2月20日から始まった旅行博覧会に出展している世界の旅行会社や政府機関などを対象に、大阪・関西万博の公式キャラクター”ミャクミャク”が会場を練り歩き、万博への来場を呼び掛けた。同博覧会には日本から12の自治体や企業が参加し、大阪・関西万博のブースではパビリオンの概要のほか、会場への行き方、チケットの購入方法などが紹介されている。
2024年に香港から日本を訪れた旅行客は延べ268万人余に上り、コロナ禍前の2019年を上回って過去最多となり、日本は最も人気のある海外渡航先となっている。

阪神2軍の新球場「ゼロカーボン」竣工 尼崎市で竣工式

反戦電鉄は2月20日、プロ野球・阪神ターガースの新ファーム施設「ゼロカーボンベースボールパーク」(所在地:兵庫県尼崎市)の竣工式とオープニングセレモニー行った。これまでのファーム球場、鳴尾浜(所在地:兵庫県西宮市)から拠点を移した。
電力を太陽光発電で賄い、ビールカップを再利用した座席を設けるなど環境に配慮してつくられた施設。7万4,330㎡の敷地に4,400人を収容できる2軍の球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のほか、室内練習場、2軍選手寮、一般市民が使える野球場や多目的広場を備える。3月1日の広島戦が杮落としとなる。

阪神2軍の新球場「ゼロカーボン」竣工 尼崎市で竣工式

反戦電鉄は2月20日、プロ野球・阪神ターガースの新ファーム施設「ゼロカーボンベースボールパーク」(所在地:兵庫県尼崎市)の竣工式とオープニングセレモニー行った。これまでのファーム球場、鳴尾浜(所在地:兵庫県西宮市)から拠点を移した。
電力を太陽光発電で賄い、ビールカップを再利用した座席を設けるなど環境に配慮してつくられた施設。7万4,330㎡の敷地に4,400人を収容できる2軍の球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のほか、室内練習場、2軍選手寮、一般市民が使える野球場や多目的広場を備える。3月1日の広島戦が杮落としとなる。

阪神2軍の新球場「ゼロカーボン」竣工 尼崎市で竣工式

反戦電鉄は2月20日、プロ野球・阪神ターガースの新ファーム施設「ゼロカーボンベースボールパーク」(所在地:兵庫県尼崎市)の竣工式とオープニングセレモニー行った。これまでのファーム球場、鳴尾浜(所在地:兵庫県西宮市)から拠点を移した。
電力を太陽光発電で賄い、ビールカップを再利用した座席を設けるなど環境に配慮してつくられた施設。7万4,330㎡の敷地に4,400人を収容できる2軍の球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のほか、室内練習場、2軍選手寮、一般市民が使える野球場や多目的広場を備える。3月1日の広島戦が杮落としとなる。

ロボット工学 石黒教授の万博パビリオン 最新ロボ初公開

大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授のパビリオン内覧会が2月19日行われ、最新型のロボットが初めて報道陣に公開された。今回公開されたのは、同パビリオンを訪れた人たちの案内役などを務める3種類のロボット。ロボットは木や石などが使われているのが特徴で、未来の社会ではより自然を感じながら、豊かな生活を送っていくというメッセージが込められている。
このほか、展示が予定されている、見た目や動きが人間により近い、5体のアンドロイドも公開され、遠隔操作で視線を左右に動かしたり「、お辞儀をしたりする動作も行っていた。
石黒教授のパビリオンではこうしたアンドロイドおよそ20体を展示。アンドロイドと共生する社会体験をしてもらうことで、科学技術によって広がる命の未来について考えてもらいたいとしている。

ロボット工学 石黒教授の万博パビリオン 最新ロボ初公開

大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授のパビリオン内覧会が2月19日行われ、最新型のロボットが初めて報道陣に公開された。今回公開されたのは、同パビリオンを訪れた人たちの案内役などを務める3種類のロボット。ロボットは木や石などが使われているのが特徴で、未来の社会ではより自然を感じながら、豊かな生活を送っていくというメッセージが込められている。
このほか、展示が予定されている、見た目や動きが人間により近い、5体のアンドロイドも公開され、遠隔操作で視線を左右に動かしたり「、お辞儀をしたりする動作も行っていた。
石黒教授のパビリオンではこうしたアンドロイドおよそ20体を展示。アンドロイドと共生する社会体験をしてもらうことで、科学技術によって広がる命の未来について考えてもらいたいとしている。

ロボット工学 石黒教授の万博パビリオン 最新ロボ初公開

大阪・関西万博でプロデューサーを務めるロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒浩教授のパビリオン内覧会が2月19日行われ、最新型のロボットが初めて報道陣に公開された。今回公開されたのは、同パビリオンを訪れた人たちの案内役などを務める3種類のロボット。ロボットは木や石などが使われているのが特徴で、未来の社会ではより自然を感じながら、豊かな生活を送っていくというメッセージが込められている。
このほか、展示が予定されている、見た目や動きが人間により近い、5体のアンドロイドも公開され、遠隔操作で視線を左右に動かしたり「、お辞儀をしたりする動作も行っていた。
石黒教授のパビリオンではこうしたアンドロイドおよそ20体を展示。アンドロイドと共生する社会体験をしてもらうことで、科学技術によって広がる命の未来について考えてもらいたいとしている。

大阪・梅田から30分 夢洲へのシャトルバスターミナル完成

万博会場の夢洲と大阪の中心部を結ぶシャトルバスのターミナルが大阪・梅田に完成し2月18日、関係者が出席して記念の式典が開かれた。梅田を発着するバスは期間中、平日は21便、土日と祝日は24便運行される。片道1,000円の予約制で、所要時間はおよそ30分という。バスターミナルの待合室の電力は太陽光発電で賄う。

万博で実証実験する新エネ「合成メタン」製造設備を公開

大阪・関西万博では脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーとされる「合成メタン」を製造する実証実験が行われる。その製造設備が2月18日、報道陣に公開された。合成メタンは、回収した二酸化炭素(CO2)と水素を合成して製造するもので、都市ガスの原料として使われる。
今回は会場で回収した生ごみから発生するバイオガスに含まれるCO2と、再生可能エネルルギーで水を電気分解してつくった「グリーン水素」などによってメタンを合成する。実証実験で製造される合成メタンを主な原料とする都市ガスの1日あたりの供給量は、一般家庭170世帯分に相当する。会場では迎賓館の厨房での調理などに活用される予定。

世界最高峰の「Xゲームズ」大会 6月に大阪で初開催決定

大阪府と大阪市は、アクションスポーツの世界最高峰の大会「Xゲームズ」を誘致、大阪・関西万博に併せて今年6月に初めて大阪市で開催されることになった。同大会は6月20日から22日までの3日間、京セラドーム大阪で開かれる。大阪府と大阪市は施設の利用やPRのために必要な費用合わせておよそ3億円を負担することにし、新年度の予算案のそれぞれ1億5,000万円を計上する方針。
Xゲームズはスケートボードや自転車のBMXなどアクションスポーツの世界最高峰の大会で、1995年に米国で始まり、日本国内では過去に3回、千葉で開催されている。

沖縄戦最後の激戦地, 糸満市で大阪出身者の戦没者を追悼

太平洋戦争(1941〜45年)末期の沖縄戦で命を落とした大阪出身者の節目の第60回目の追悼式が2月6日、沖縄県糸満市摩文仁の丘「なにわの塔」で行われた。大阪府遺族連合会が主催する同式にはおよそ50人が参列。大阪出身で沖縄戦で命を落とした2,400人をはじめ、太平洋戦争中にフィリピンなど南方戦線で亡くなったおよそ3万3,000人に黙とうを捧げた。
80年前、沖縄県民の4人に1人が命を落とした沖縄戦では、全国から兵士や軍属などが集められ、沖縄県民以外の戦没者は6万人を超えている。摩文仁の塔には32府県の慰霊塔があり、毎年この時期に多くの慰霊祭が行われている。

仏大統領 大阪・関西万博の仏パビリオンを友好の象徴に

フランスのマクロン大統領は2月4日、パリで開かれた大阪・関西万博のフランスのパビリオンの最新情報を紹介する催しに出席し「パビリオンが日本とフランスの文化や繁栄、友好の象徴となってほしい」と述べた。
「愛の讃歌」をコンセプトとするフランスのパビリオンは、担当者によると建物はほぼ完成し、内装作業にかかっているという。今回の催しではパビリオン内部の詳細なイメージ映像が公開され、フランスのワインづくりを伝える展示室、世界遺産のモンサンミッシェルと広島県の厳島神社といった両国の歴史的な建造物などの共通点を示すコーナーを設置することが明らかにされた。

近畿24年新築マンション33年ぶり高値 うめきたで25億円も

不動産経済研究所のまとめによると、2024年に近畿2府4県で発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は、前年比14.8%高の5,357万円と33年ぶりの水準に上昇した。JR大阪駅北側の「うめきた」エリアの”グラングリーン大阪”に建設された最高価格25億円のタワーマンションが全体を押し上げた。この結果、1㎡あたりの単価は90万7,000円と、1973年の調査開始以来の最高値を4年連続で更新した。
一方、発売戸数は1万5,137戸にとどまり、3年連続で減少した。ただ、大阪市内のマンション価格の高騰を受けて、吹田市や東大阪市など周辺部では駅に近い物件の発売が増えている。

大阪メトロ 森之宮に”未来の乗り物”を楽しめる施設

大阪メトロは1月11日、4月に開幕する大阪・関西万博を盛り上げるため大阪市城東区森之宮の車両工場の跡地に、空を走行する車や自動運転のバスなど”未来の乗り物”を体感してもらうテーマパークをオープンした。万博開催中の10月までの期間限定。
自動運転バスは、ルートや速度など特定の条件のもとで、ドライバーの操作を必要としないもので、来場者を乗せて自動でカーブを曲がったり、信号を感知して停止、発車する。サーキット場では電力で走るゴーカーートに楽しむことができる。
また、会場の一角に展示されている大阪メトロの車両では、車やバスが空を走行している”未来の大阪の街”を、車窓に映し出すプロジェクションマッピングが行われている。

万博バス停にペロブスカイト太陽電池 公共施設で本格実装

2025年大阪・関西万博の運営主体の博覧会協会は12月24日、会場となる夢洲(ゆめしま)で、薄いフィルム状で軽くて折り曲げられる「ペロブスカイト太陽電池」を設置したバスターミナルを公開した。発電した電気は蓄電池にためておき、ターミナルの夜間照明に使用される。
ターミナルの屋根に積水化学工業が開発したペロブスカイト太陽電池を設置した。バス停の約250mにわたり縦1m、横2mのパネル257枚を使用している。ペロブスカイト太陽電池は現在、様々な事業者が、様々な場所で実証実験を行っているが、これだけまとまった枚数のペロブスカイト太陽電池を、公共施設で本格的に実装するのは国内では初めてという。

JR西日本 25年万博で乗換なしの「エキスポライナー」運行

JR西日本(本社:大阪市北区)は12月13日、2025年3月15日からのダイヤ改正について発表した。大阪・関西万博を見据え、会場へのアクセス向上と、大阪市内の混雑緩和対策に向けた増便を発表した。
新大阪駅と万博会場に近い桜島駅を乗り換え無しで結ぶ、8両編成の「エキスポライナー」を上下線合わせて26本を新たに運行し、輸送力を高める。また、大阪環状線は平日に5本、土日・祝日に3本それぞれ増便し、ゆめ咲線も平日に4本、土日・祝日には6本増やす。
このほか、九州新幹線と山陽新幹線は万博の開催期間中の週末を中心に鹿児島中央駅の始発時間を35分繰り上げ、午前9時59分新大阪に到着する臨時列車を新たに運行する。東海道新幹線も午前6時台に東京発・新大阪行の「のぞみ」を1本増便する。

スシロー 海外出店加速 アジア, 北米で26年320店舗に拡大

回転寿司チェーン「スシロー」などを展開するフード&ライフカンパニーズ(本社:大阪府吹田市)の新社長に10月1日付で就任した山本雅啓氏(47)が中期運営方針を明らかにした。
海外事業について、アジアに軸足を置き着実に伸ばしながら、北米へも挑戦するとし、海外展開を加速する考えを示した。海外事業の売上比率は2024年9月末時点で25%超で、スシローの店舗は中国やシンガポールなどアジアを中心に計174店。2025年は米国に1号店を出店し、2026年9月期までの3年間に2〜3店舗増やしたいとし、成長が見込める北米市場に進出する計画を示した。アジアではマレーシアにも初進出し、2026年9月期の海外店舗数を320店まで拡大する計画。
国内事業については、外食産業にとっては厳しい状況が続くとし、需要が大きい都市部に重点的に出店する考えを示した。