日立製作所は4月21日、中国・アジアにおける昇降機事業基盤の強化に向けて、台湾の昇降機製造・販売・サービス子会社、永大機電工業股份有限公司(以下、永大機電)について、発行済み株式を1株あたり65.1台湾ドル(約285円)で株式交換によってすべて取得し、完全子会社化したと発表した。
日立は100%子会社での保有を含めて、この株式交換以前に永大機電の発行済み株式総数の71.1%を保有しており、株式交換による株式取得価額は約76億台湾ドル(約333億円)となる。
また、永大機電は同日開いた董事会で、日立永大電梯股份有限公司(以下、日立永大電梯)に社名を変更することを決議した。2022年6月の社名変更に向けて手続きを進めている。
三井不「アウトレットKL国際空港セパン」増床開業
三井不動産(本社:東京都中央区)は4月22日、MALAYSIA AIRPORTS HOLDINGS BHD.(本社:マレーシア、以下、MAHB社)と共同で設立した合弁会社MFMA DEVELOPMENT SDN.BHD.(本社:マレーシア)は、「三井アウトレットパーク クアラルンプ-ル国際空港セパン」(以下、MOP KLIA SEPANG)の第3期増床計画を2022年4月24日に開業すると発表した。
「adidas」「Nike」「PUMA」が第3期エリアに移転増床し、マレーシアで最も高感度なスポーツシーンを提案できる、スポーツアウトレットの一大ゾーンが誕生。さらに家電・家庭用品ブランドの誘致を行い、東南アジア最大級のアウトレットモールにパワーアップした。
関西空港 700億円投じコロナ収束後見据え大規模改修
関西空港を運営する関西エアポートは4月21日、新型コロナ収束後を見据え総額およそ700億円を投じ、2021年5月から進めている国際線の大規模ターミナルビルの改修工事の現場を公開した。
今回の改修では、国内線のエリアもフロアの一部を国際線エリアに造り替えたうえで新たに8,600㎡を増築していて、これにより国際線の旅客をコロナ前の2倍にあたる年間4,000万人受け入れられるようにする。
新たな国際線エリアでは、複数の人が同時に利用できる手荷物検査の「スマートレーン」を6台導入し、列に並ぶ時間の短縮を図ることにしている。手荷物検査を通った後のエリアでも、飲食店などを現在の4店舗から6店舗に増やすという。
2022年秋までに国内線の工事を終えるとともに、大阪・関西万博が開かれる2025年春ごろには国際線を含めた大半の工事を完了させたいとしている。
パナソニック インドの配線器具新工場が稼働開始
21年度関西企業の買収・出資691件で過去最多に
阪急阪神不動産 タイで6つの住宅分譲事業を推進
阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は4月21日、タイの不動産デベロッパー、セナ・デベロップメント(本社:バンコク、以下、セナ社)と共同で、タイで6つの住宅分譲プロジェクトを推進すると発表した。
「フレキシ タオブーン インターチェンジ」プロジェクトは約560戸のマンション、「バンブアトン」プロジェクトは約」770戸のマンションと約180戸のタウンハウス、「バンヤイ」プロジェクトは約310戸のタウンハウス、「テパラック2」プロジェクトは約1,400戸のマンションと約220戸のタウンハウス、約30戸のショップハウス、「スクサワット」プロジェクトは約490戸のマンション、「クローン1」プロジェクトは約1,570戸のマンションと約40戸のショップハウス。
これら6つのプロジェクトにより、同社のタイにおける住宅分譲事業は27プロジェクト、約2万2,010戸となる。またベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアを合わせた海外における住宅分譲事業全体では42プロジェクト、約4万4,230戸となる。
ホンダ 東京都心部での自動運転でタクシー2社と協業で合意
ホンダは4月21日、日本におけるモビリティサービス事業運営子会社、ホンダモビリティソリューションズ(以下、HMS)が、ハイヤー・タクシーなどの交通事業を手掛ける帝都自動車交通ならびに国際自動車と、2020年代半ばの東京都心部での自動運転モビリティサービスの提供開始に向け、関連法令やサービス設計、事業者間の役割・責任分担の在り方などについて検討するための基本合意書を締結したと発表した。
ホンダは、GMクルーズホールディングスLLC、ゼネラルモーターズ、ホンダの3社が共同開発している自動運転モビリティサービス事業専用車両「クルーズ・オリジン」を活用した自動運転モビリティサービスを、2020年代半ばから日本国内で展開することを目指している。この事業運営を担うHMSは、新しいオンデマンド型無人移動サービスの提供により、都市部における様々な交通課題の解決や、顧客・社会に新しい形の利便性・新価値を提供することを目指している。
インドで5社の「日本式ものづくり学校」を認定
永守氏がCEO復帰 日本電産「ニデック」へ社名変更
丸紅,Proximar 国産陸上養殖サーモン販売で連携
丸紅(本社:東京都千代田区)は4月20日、Proximar Seafood ASが静岡県小山町で建設中の閉鎖循環式陸上養殖(以下、RAS:Recirculating Aquaculture System)の養殖場で生産するアトランティックサーモンを、2024年から10年間、丸紅が国内で独占販売することで合意したと発表した。
Proximarは、アトランティックサーモンの主要市場として年間約6万トンの需要がある日本で、静岡県小山町に日本最大級の陸上養殖場を建設している。2022年中にふ化施設から順次稼働を開始し、2023年に完工する予定。出荷初年となる2024年の出荷数量は約2,500トン、2027年のフル稼働時には約5,300トンの出荷を予定。
地理的制限を受けず、水質汚染や養殖魚の流失といった環境への負荷が低いRASは、水産物をサステナブルかつ安定的に供給する一つの手段として期待されている。
丸紅とProximarはこの取り組みを通じ、国産のサステナブルな水産物としてRASアトランティックサーモンのブランド構築を目指し、環境配慮型食料ビジネスを拡大するとともに、食の安定供給に貢献していく。
日本郵便 中国向けスピード郵便 一時停止 上海封鎖で
21年度薄型テレビ国内出荷8%減 巣ごもり需要薄れ
ホンダ 5月上旬鈴鹿製作所で5割減産 部品調達難で
JERA,九州電,中国電 水素・アンモニアの導入で協業の覚書
JERA、九州電力、中国電力の3社は4月20日、発電用燃料としての水素・アンモニアの導入に向けて、協業を検討することを定めた覚書を締結したと発表した。水素やアンモニアは燃焼時にCO2を排出しないため、化石燃料に代わる次世代燃料として期待されている。
この覚書は国内で大規模な火力発電所を運営する3社が、燃料用の水素・アンモニアのサプライチェーン構築・拡大に向け、①国内発電所向け水素・アンモニアの調達費用削減等を目的とした共同調達②水素・アンモニアの輸送・貯蔵手段の確立③水素・アンモニアに関する政策支援・ルール形成へ働きかけ④他の国内電力会社等に対する本協議への参画の打診-で協業の可能性を検討することを定めている。