中国の新エネルギー・新素材関連のシンクタンクTrend Bankによると、中国の水素ステーションは2022年4月19日までにチベット自治区、青海省、甘粛省以外の28省・直轄市・自治区に合計264カ所建設されている。地域別では広東省50カ所、山東省28カ所、江蘇省、浙江省各21カ所、上海市、湖北省各15カ所、北京市14カ所、河北省13カ所、遼寧省10カ所などととなっている。
中国における水素ステーション建設増加のけん引役として期待されているのが燃料電池自動車モデル都市群。すでに北京市、上海市、広東省、河北省、河南省がモデル都市群として選定されている。
IHI インドネシア国営PLN傘下とアンモニア混焼・専焼検討
住友金属鉱山 インドネシアのニッケル製錬所建設中止
JERA バングラデシュのIPPと脱炭素で協業の覚書
JERAは4月25日、バングラデシュ最大の独立系発電事業者(IPP)、サミット・パワー・インターナショナルと、、脱炭素ロードマップ(行程表)の策定に向け協業することで覚書を締結したと発表した。
サミットパワー社は、バングラデシュの大手コングロマリットサミットグループの傘下の発電事業会社で、同国の発電容量の約1割に相当する約230万KWの発電設備を運営・建設する、同国最大のIPP事業者。
JERAは2019年10月にサミット・パワー社の発行済み株式の22%を取得することに合意して以降、発電設備の効率的な建設・運営等を通じて、バングラデシュの電力の安定供給とサミット・パワー社の企業価値向上に貢献している。
今後両者は同国のパリ協定目標達成に資する水素・アンモニアの活用機会の創出や、蓄電池等の再生可能エネルギーの導入を支援するプロジェクトの検討を行う。
ホンダ 中国合弁のSUV新EV「e:NS1」4/26発売
ホンダ(本社:東京都港区)は4月25日、中国で新設する電気自動車(EV)ブランド「e:N(イーエヌ)」シリーズの第1弾として、スポーツタイプ多目的車(SUV)のEV「e:NS1」を26日に発売すると発表した。価格は20万元(約400万円)前後の見通し。
東風汽車集団との合弁の東風本田汽車(東風ホンダ)が販売する。航続距離は中国独自のCLTC基準で510kmとなる。15.1インチの大型ディスプレーを標準装備するほか、ドライバーのわき見や居眠り運転などを検知し安全運転を支援する機能を搭載している。中国でのEV販売を本格化する。
5月には広州汽車集団との合弁の広汽本田汽車(広汽ホンダ)がSUV「e:NP1」の予約受付も始める。
三菱ガス化学 タイ電子材料工場の能力増強工事完了
インドネシアのバイオメタン活用で4社が覚書
日揮ホールディングス(本社:横浜市西区)、大阪ガス(本社:大阪市中央区)、INPEX(本社:東京都港区)の3社と、インドネシア国営石油会社プルタミナ(本社:ジャカルタ)は4月25日、インドネシアにおけるパームオイルの搾油工程で生じる廃液(Palm Oil Mill Effluent、以下、POME)由来のバイオメタン活用に向けた共同調査に関する契約を締結したと発表した。
この事業はメタンガスを回収しバイオメタンとして利用することで、温室効果を持つメタンガスの大気放散を抑制し、カーボンニュートラル社会の実現を目指すもの。インドネシア・スマトラ島およびカリマンタン島で製造したPOME由来のバイオメタンをジャワ島などのインドネシア国内需要家に供給することを想定し、その実現可能性を調査する。化石燃料からバイオメタンへの燃料転換による需要家のスコープ1のCO2排出量を削減することを目標としている。
日本工営 ICT活用でカンボジアのSTCと連繋しスマート観光を推進
東京ガス JKK東京と連携し高齢者見守りサービス
三井不動産 タイの物流施設第2期 今夏以降着工
3月全国百貨店売上高4.6%増の4,260億円 まん延解除で
3月外食売上高5.9%増もコロナ禍前比2ケタ減
日本フードサービス協会(所在地:東京都港区)が4月25日発表した3月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比5.9%増となった。まん延防止等重点措置が3月下旬に解除され、需要増につながった。ただ、新型コロナウイルス禍前の2019年3月比で13.7%減だった。
業態別ではファミリーレストランが前年同月比4.0%増、2019年比で25.0%減だった。「焼き肉」は同8.4%増、「中華」は同7.2%増と復調傾向が目立った。パブ・居酒屋は同4.3%増だったが、2019年同月比では68.5%減と低水準。中でも居酒屋が同3.8%減、2019年3月比で71%減と大な落ち込みとなっている。ファストフードは前年同月比6.6%増、2019年3月比でも2.6%増と底堅い。
テラモーターズ インドでサンモビリティ社と協業
塩野義 コロナ薬治験 発熱・呼吸器に改善効果
塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は4月24日、新型コロナウイルスの治療薬について、臨床試験(治験)の追加した詳細データの結果を発表した。治験中に流行し感染拡大したた変異株、オミクロン株の特徴の、鼻水やせきなど呼吸器4症状と発熱については改善効果があったとしている。嘔吐(おうと)や下痢などを加えた12症状に関するプラセボ(偽薬)群との複合的な比較で、統計学的に有意な差は認められなかった。体内のウイルス量を下げる効果については、3回投与後に感染力のあるウイルスを持つ患者の割合が、プラセボ群と比較し90%減少した。
治験は428人の軽症・中等症患者を対象に、症状の改善とウイルスを減らす効果を確認することを目的に実施された。
日産自 新興国向けブランド「ダットサン」生産終了
3月世界粗鋼生産5.8%減 8カ月連続減 中国6.4%減
川崎重工 大型水素運搬船で日本海事協会の承認取得
アズビル 中国遼寧省大連市に新工場棟が竣工
アズビル(本社:東京都千代田区)は4月22日、海外事業展開を支えるグローバル生産体制の規模拡大、生産性向上を図るため、中国遼寧省大連市の生産拠点、アズビル機器(大連)有限公司に新しい工場棟を建設、このたび竣工の運びとなったと発表した。
今回の新工場棟の建設は、成長著しいアジア地域での需要拡大に対応するための生産体制整備が目的。既存工場棟を含めて生産配置を見直して拠点全体の物流の効率化を図り、新工場棟には工業弁を中心とした大型加工、組立、塗装、検査、出荷を効率的に配置した新しい生産ラインを設置する計画。2022年4月中旬より順次工程の立ち上げを行い、自動化設備の導入も進め2023年1月から全面稼働を開始する予定。新工場棟の建築面積は約9,670㎡、3階建て。
ハウス食品 タイに子会社 東南アで飲料事業展開へ
ハウス食品グループ本社は4月22日、タイに子会社「ハウス食品グループアジアパシフィック」(所在地:バンコク)を4月1日付で設立したと発表した。資本金は7,000万タイバーツ(約2億6,000万円)で、ハウスが全額出資する。
また、この新会社に対し、子会社のハウスオソサファフーズの持分を現物出資(増資)することを決めた。これにより、ハウス食品グループアジアパシフィックは、ハウス食品グループ本社の資本金の10%以上に相当する特定子会社となる。この再編によりハウスオソサファフーズは、ハウス食品グループアジアパシフィックの子会社となる。持分譲渡契約締結日は5月中旬、増資完了は5月下旬の予定。
ハウス食品グループアジアパシフィックの資本増強と組織再編により、タイにおける機能性飲料事業基盤をの強化を図るとともに、東南アジアにおける製品開発業務と技術・販売支援を担う。