中国EV大手BYD日本法人 25年までに100店舗開設

中国の電気自動車(EV)大手、比亜●(BYD)の日本法人(所在地:横浜市)は、日本市場での販売網を強化、2025年までにEVの販売店を100店舗開設する。同社の劉学亮社長が明らかにした。同社は、これまで先行販売展開している商用車、EVバスに加え、7月に日本の乗用車市場に本格的に進出する考えを示していた。

横浜ゴム インド新工場でオフハイウェイタイヤの生産開始

横浜ゴム(本社:東京都港区)は8月18日、農業機械用タイヤなどオフハイウェイタイヤの生産販売子会社、Yokohama Off-highway Tires(以下、YOHT)の生産能力増強のため、インド・アンドラプラデシュ州で建設を進めていたVisakhapatnam(ヴィシャカパトナム)工場で生産を開始したと発表した。同工場の生産能力は日量132トン(ゴム量)。敷地面積約39万㎡。
これに先立ち16日に、アンドラプラデシュ州のジャガン・モハン・レディ首相、多賀政幸在チェンナイ日本国総領事らを招き開所式を執り行った。
YOHTは現在、インドでグジャラート州のダヘジ工場とタミルナドゥ州のティルネルヴェリ工場を保有。主力ブランドのALLIANCE(アライアンス)、GALAXY(ギャラクシー)、
PRIMEX(プライメクス)の農業機械、建設車両、産業車両、林業機械用タイヤなどを生産販売している。

JAL 北京発成田行きの旅客便9/11に再開 2年半ぶり

日本航空(JAL)は8月19日、運航を厳しく制限していた中国当局が許可したため、北京発成田行きの旅客便の運航を9月11日に再開すると発表した。およそ2年半ぶりの再開となる。米ボーイングの中型機「787」を使用し、当面は毎週日曜に運航する。
新型コロナウイルスの感染防止対策上、往路の成田発北京行きは貨物専用便として運航する。許可が出れば旅客便の運航も再開する。
全日本空輸(ANA)は7月11日から北京発成田行きの運航を週1便体制で再開している。

三菱UFJ銀 インド・グジャラート州にギフト支店開業

三菱UFJ銀行は8月17日、インドのグジャラート州グジャラート国際金融テックシティー(以下、ギフトシティー)に、ギフト支店を開業したと発表した。この結果、インドにおける同行の拠点ネットワークは5つの支店(ニューデリー、ムンバイ、チェンナイ、ベンガルール、ギフト)および1つの出張所(ニムラナ)に拡充された。

豊田通商とトーカイ インドで医療周辺サービス合弁

豊田通商(東京本社:東京都港区)とトーカイ(所在地:岐阜市)は8月17日、インド・カルナタカ州ベンガルール市で、病院向けリネンサプライなどの医療周辺サービスを手掛ける合弁会社を設立することで契約を締結したと発表した。合弁新会社は「VALABHI HOSPITAL SERVICES PRIVATE LIMITED」で、出資比率は豊田通商55%、トーカイ45%。2022年9月設立予定。

JERA ベトナムのザライ電力の35.1%の株式取得

東京電力と中部電力が折半出資するJERA(所在地:東京都中央区)は8月16日、子会社JERA Asia Pte,Ltd.を通して、ベトナムの大手再生可能エネルギー発電事業者、ザライ電力合弁会社の発行済株式の約35.1%を取得することで、売主のInternational
Finance Corporation、Armstrong Asset Management Pte.Ltd.との間で、株式売買契約を締結したと発表した。
ザライ電力合弁会社は、大手コングロマリットグループの関係会社。脱炭素に向け、太陽光や風力を中心に開発を進め、2025年までに170万KWまで発電資産を拡大し、同国の再生可能エネルギー分野をリードすることをミッションに掲げている。

7月の「後継者難」倒産25件 4年ぶり前年上回る

東京商工リサーチのまとめによると、7月の後継者不在による「後継者難」倒産(負債額1,000万円以上)は、前年同月比31.5%増の25件で、7月としては4年ぶりに前年同月を上回った。全倒産件数の494件に占める構成比は5.0%で、7月としては2018年(4.5%)を上回り、過去最高を更新した。
要因別は、代表者の「死亡」が18件(構成比72.0%)で最多。次いで「体調不良」が5件(同20.0%)で、この2要因で後継者難倒産の9割超(同92.0%)を占めた。産業別では最多が飲食業(4件)を含むサービス業ほかの8件(前年同月比100.0%増)。以下、卸売業4件(同100.0%増)、製造業(同40.0%減)と小売業(同±0.0%)が各3件の順。

日揮グローバル インド・チェンナイにセンター設立

日揮ホールディングス(本社:横浜市西区)は8月15日、海外EPC事業会社の日揮グローバル(本社:横浜市西区)が、インド・チェンナイ市に新たにオペレーションセンターを設立すると発表した。同センターの資本金は100万インドルピー(1億3,000米ドル相当)。11月をめどにチェンナイでオペレーションを開始し、2023年3月までにエンジニア約250名体制を目指すとともに、2040年に1,000名体制へ拡大していく計画。
ポストコロナを見据え、産油・産ガス国ではLNGをはじめとする大型設備投資計画の再開が見込まれており、中長期的にも海外でプラント市場の拡大が予測される。こうした状況を踏まえ、新たに海外EPC遂行拠点を設置し、グループとしてのEPC遂行キャパシティを拡大していくことが必要不可欠と判断した。

住友倉庫 タイ・レムチャバンで3期倉庫の建設に着手

住友倉庫(本社:大阪市北区)は8月15日、タイ子会社Sumiso(Leam Chabang)Co.,Ltd.(住倉レムチャバン)が、タイ・レムチャバン地区で3期倉庫の建設に着手したと発表した。所在地はタイ・チョンブリ県バーンラムン郡ロジャナ工業団地レムチャバン内。竣工後の既存の倉庫を合わせた倉庫延床面積は約3万4,000㎡となる。竣工時期は2023年5月の予定。
レムチャバン地区はタイ最大の貿易港レムチャバン港を抱え、また周辺に多くの工業団地が集積し、物流需要が旺盛な地区。

トリドールHD 香港の合弁「丸亀製麺」を直営化

外食大手トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区)は8月12日、100%子会社のToridoll Holding Limited(東利多控股有限公司)が、香港でうどんチェーン「丸亀製麺」を展開する合弁会社、Toridoll and Heyi Holding Limited(以下、THHL)の株式を100%取得したと発表した。
合弁事業からグループによる直接運営に切り替えることで、香港における丸亀製麺の一層のプレゼンス向上を図る。

神戸物産「業務スーパー」横須賀に物流センター

食品スーパー「業務スーパー」を展開する神戸物産(本社:兵庫県加古川市)は、神奈川県横須賀市に食品加工場を兼ねた大規模物流センターを新設する。すでに約3万2,000㎡の用地を確保済み。建設費を含めた投資額は総額200億円規模になる見通し。首都圏での出店を積極化する戦略の一環で、数年後に新センターを稼働させて、物流を効率化スルのが狙い。日本経済新聞が報じた。

すかいらーくHD 「ガスト」など不採算100店閉鎖

外食大手すかいらーくホールディングスは8月12日、ロードサイドに立地する「ガスト」、「ステーキガスト」など不採算の約100店舗を閉店する方針を明らかにした。
同社は、2022年12月期の連結最終利益(国際会計基準)が、従来予想を60億円下回り、20億円の赤字(前期は87億円の黒字)になる見通し。2期ぶりに最終赤字となる。
同社は同日、ガストや「バーミアン」では10月にメニューの値上げを実施することも明らかにした。

大成建設 スリランカの国際空港工事中止を協議へ

大成建設はスリランカで手掛ける、同国際大都市コロンボ近郊のバンダラナイケ国際空港の第2期工事について、発注者のスリランカ空港公社と中止するかどうかの協議に入る。国際協力機構(JICA)が空港公社への融資を停止するなど資金調達が難しくなっており、工事を中止して交渉する。
政情不安につながったスリランカの経済危機が、日本企業の海外事業にも影響を及ぼし始めた。日本経済新聞が報じた。

ホンダなど ドライバーの認知機能と運動能力を共同研究

ホンダ、エーザイ、国立大分大学、一般社団法人臼杵医師会は8月12日、高齢ドライバーの認知機能や日常の体調変化と、運転能力との関係性について検証するための共同研究契約を締結したと発表した。実証実験は2022年9月1日〜2023年3月31日。対象者は大分県臼杵市に居住する65歳以上の方(100名)。
運転能力、体調/健康変化をモニタリングすることで、一人ひとりに合わせた安全運転のアドバイス、健康促進のアドバイスを行う。

中国の7月新車販売3割増 ”封鎖”から回復傾向鮮明に

中国自動車工業協会は8月11日、2022年7月の新車販売台数が前年同月比29.7%増の242万台だったと発表した。6月に始めた乗用車の取得税の半減など中国政府の自動車消費刺激策が奏功。7月として過去最高台数を更新した。この結果、2カ月連続で前年実績を上回った。新エネルギー車も大幅に伸び2.2倍の59万台に上り、1〜7月累計も前年同期比2.2倍の319万台となっている。
政府の”ゼロコロナ”政策に基づき、上海市などで断行された都市封鎖(ロックダウン)による経済活動の落ち込み=減速からの回復傾向が鮮明になってきた。

資生堂の中国投資F 遺伝子組み換えTrautecに出資

資生堂(本社:東京都中央区)は8月10日、中国投資会社博裕資本と資生堂(中国)投資有限公司を通じて設立した投資ファンド「資悦ファンド」が、中国の遺伝子組み換えコラーゲンのパイオニア企業、江蘇創健医療科技有限公司(所在地:江蘇省、以下、Trautec=トラウテック社)へ、約1億人民元(約20億円)を出資したと発表した。同ファンドにとって、第1号の投資案件となる。これにより、中国で急成長している機能性スキンケア(敏感肌、アンチエイジングなど)市場の新領域開拓を加速していく。

天丼てんや マレーシアKLで年内に1号店を開業

ロイヤルホールディングス(本社:福岡市)は8月8日、100%子会社のロイヤルフードサービス(本社:東京都世田谷区)が展開する「天丼てんや」のマレーシア1号店を年内に開業すると発表した。
シンガポールで天丼てんやを運営しているTENYA SINGAPORE PTE.LTD.の親会社、YOTEI(M)SDN.BHD.とマレーシアにおける天丼てんや運営に関するフランチャイズ契約を締結した。年内にクアラルンプール中心部のShoppes at Four Seasons Placeに天丼てんや1号店を開業。5年以内に5店舗体制とする計画。
天丼てんやは現在、タイ(12店舗)、フィリピン(8店舗)、香港(4店舗)、シンガポール(2店舗)、中国・広東省(1店舗)の5カ国・地域で27店舗で営業している。

エーザイとライフネット生命 医療・介護で提携

エーザイ(本社:東京都文京区)とライフネット生命(本社:東京都千代田区)は8月9日、日本の高齢化社会における生活者の医療・介護に係る負担の軽減に貢献することを目指して、認知症領域等での協業に向けた資本業務提携を締結したと発表した。
エーザイの創薬活動や疾患啓発活動の経験知やネットワークと、ライフネット生命が持つ保険商品・関連サービスで培ってきたノウハウや技術等を相互に活用し、新たな保険商品・サービスを開発する。今回の契約に基づき、エーザイはライフネット生命の普通株式3億円相当を取得する予定。

太平洋セメント フィリピンの生産ライン更新起工式

太平洋セメント(本社:東京都文京区)は8月8日、連結子会社、タイヘイヨウセメントフィリピンズ(本社:フィリピン・セブ州)が8月4日、同社工場で生産ライン更新工事の起工式を行ったと発表した。新生産ラインの稼働は2024年5月の予定。これにより、セメント生産能力は年間300万トンに増強される。将来的に年間販売量500万トン、販売シェア10%以上を目指す。