ヤクルト インドネシアで低カロリー製品発売

ヤクルト本社(本社所在地:東京都港区)は9月22日、海外子会社のインドネシアヤクルトが、10月1日から低カロリータイプの「ヤクルトライト」を発売すると発表した。ヤクルトライトは、ヤクルトと比較してカロリーを50%低減した製品。
容量65ml/本✕5本パックの希望小売価格は、ジャワ島内で1万3,000ルピア(約121円)、ジャワ島外で1万3,500ルピア(約125.5円)。スーパーマーケット店頭や病院等で販売。ジャワ島およびバリ島から販売開始し順次、他地域へ拡大していく予定。10〜12月の1日平均の販売目標は2万5,000本。
近年インドネシアでは糖尿病患者数の増加を受け、消費者の健康志向が高まり、低糖質および低カロリー製品のニーズが高まっていることに対応する。

フジクラ 香港に電子部品・コネクタの販売子会社

フジクラ(本社:東京都江東区)は9月21日、香港で電子部品・コネクタ製品の販売子会社を設立すると発表した。現在、香港にある子会社Fujikura Hong Kong Ltd.で行っている電子部品・コネクタ製品の販売を新たに設ける子会社に移管して、効率的な事業体制として整備する。
新会社「藤倉香港貿易有限公司」の資本金は100万香港ドルで、フジクラが全額出資する。10月1日に設立し、事業開始する。

コマツ 中国の鉱山機械事業の4拠点売却し再編

コマツ(本社:東京都港区)は9月21日、100%子会社のコマツマイニングが中国の坑内掘り石炭(ソフトロック)向け鉱山機械事業の4生産拠点を売却し、同事業の生産を再編すると発表した。
売却するのは山東省青島市、安徽省准南市、黒竜江省鶏西市、佳木斯市の4拠点。中国における坑内掘り石炭向け鉱山機械事業の構造改革の一環。

ホンダ 10月上旬減産に 鈴鹿で4割,埼玉で3割

ホンダは9月22日、10月上旬の鈴鹿製作所(所在地:三重県鈴鹿市)と埼玉製作所(同埼玉県寄居町)の減産見通しを発表した。従来計画と比べ、鈴鹿製作所で約4割、埼玉製作所で約3割減らす。新型コロナウイルスの感染拡大や長期化する半導体の供給不足の影響を勘案したもの。具体的な減産見込み台数は明らかにしていない。

トヨタ 10月国内で7万台減産 半導体不足響く

トヨタ自動車は9月22日、半導体不足により10月に国内で約7万台の減産となる見込みであることを明らかにした。同社の全14工場28ライン中、国内7工場10ラインで、2〜12日間稼働を停止する。
なお、10月の世界生産台数は、前年同月の63万台弱を約3割上回る80万台程度(国内約25万台、海外約55万台)を計画している。

日立造船 中国で脱炭素型リン回収プラントが完成

日立造船(本社:大阪市住之江区)は9月21日、国際協力機構(JICA)中国事務所と中国科学技術部が共同で実施する21年度日中連携事業で、中国遼寧省瀋陽市で建設を進めていた農畜産廃棄物からのリン回収実証プラントが完成したと発表した。
同日中連携事業は、中国における「環境(省エネルギーを含む)」「医療」「防災」の課題解決に貢献できる技術を有する日系企業と中国側パートナーが協力し、実証実験などを通じて中国における産業化を目指すとともに、日系企業のビジネス展開の促進を目的とするもの。
日立造船は、畜ふんを炭化してリンを回収するためのエネルギーを自立型炭化システム「EFCaR(エフカル)システム」を活用した農畜産廃棄物処理の実証事業を2024年度まで行う。
今回の実証事業では処理量4.8万トン/日の実証設備を建設し、EFCaRシステムの個別効果の検証や将来的な事業化を念頭に置いた現地導入体制、サプライチェーン等の実現可能性の確認などを目指す。

日産自と東北大 コロナウイルス不活化技術を開発

日産自動車(本社:横浜市西区)は9月21日、東北大学と共同で新型コロナウイルスを不活化する技術を開発したと発表した。自動車塗料の添加剤「HALS」を利用し、オミクロン型ウイルスのタンパク質を破壊してヒトへの感染を防ぐ効果を確認したとしている。
ドアノブの外装品に塗ったり、ハンドルなどの内装材の塗料に混ぜたりすることで、ウイルスの不活化につながる可能性がある。

川崎重工 タイの発電事業向けガスエンジン4基受注

川崎重工業は9月21日、タイのエンジニアリング会社、ESCO社(EGCO Engineering&Services Company Limited)から、同国の発電事業、REN Korat Energy IPS Project向けに「カワサキ グリーンガスエンジン」4基を受注したと発表した。
このプロジェクトは、タイの大手電力事業者、Ratch Group、タイ国営配電会社傘下のPEA Encom、工業団地オーナーのNavacorn PLCの3社が共同出資するIPS事業会社、REN Corat Energyがタイ東北部のナコーン ラーチャシーマ工業団地内に30MW級のガスエンジン発電所を建設するもの。
Ratch Groupが運営する発電事業向けの受注は、2021年7月のRatch Cogeneration Expansion Projectに続く2件目となる。

「フォーエバー21」23年から日本で販売再開へ

アパレル大手のアダストリアと、「フォーエバー21」のブランドを所有する米国企業が9月21日、2019年に経営破綻し日本市場から撤退した「フォーエバー21」を2023年から日本で販売再開すると明らかにした。
フォーエバー21は現在、米国企業のもとで価格帯や販売体制「などを見直しながら、世界で570店舗を展開しており、今回はアダストリアが日本でのパートナー企業として、商品企画や出店を手掛ける。10代後半から30代前半を主要顧客層と定め、環境に配慮し、無駄なものはつくらない徹底した生産管理を行うとしている。
2023年2月にインターネットサイトを通じて販売を開始し、4月以降、関東や関西の郊外のショッピングセンターに出店する予定。5年後に売上高100億円を目指す。

日本精機 インド・グルガオンに新拠点の開所式

日本精機(本社:新潟県長岡市)は9月20日、インド・ハリヤナ州グルガオンに新たに設けた設計会社「エヌエス インディアデザイン アンド レーティング社(以下、NSDT)の開所式を9月15日に行ったと発表した。同拠点は6月から設計業務を5名体制でスタートさせ、二輪車の新機種開発サポートや、部品の現地調達化によるコスト低減活動を行っている。
インドは二輪車の販売・生産の世界最大市場で、日本精機グループは同国における車載部品事業の基盤を築き、電動化を含めた新機種開発サポートを進めている。

ソフトバンク カーロと中古車サブスクで合弁

ソフトバンク(本社:東京都港区)は9月20日、シンガポールを拠点に東南アジア最大級の規模でオンライン専門自動車小売業を展開するTrusty Cars Pte.Ltd.(以下、Carro(カロ)社)と、中古車サブスクリプションサービスのマーケットプレイスを展開する合弁会社「CARRO JAPAN」を設立したと発表した。同日から日本国内の法人向けに提供を開始し、今後は個人ユーザーにも対象を拡大していく。

大和ハウス 170億円投じマレーシアに大型物流施設

大和ハウス工業(本社:大阪市北区)は9月20日、マレーシア・スランゴール州に3カ所目となる大型物流施設「DPL malaysia Ⅲ(ディーピーエル・マレーシア・スリー)」を建設すると発表した。総事業費は170億円。
同施設は地上3階建て、敷地面積6万742㎡、延床面積15万6,292㎡、賃貸面積11万4,122㎡。10月1日に着工し、2025年1月末竣工予定。

日立建機 中国事業体制を再構築し事業強化

日立建機(本社:東京都台東区)は9月20日、8月の資本異動を機に同社グループの中国事業体制を見直し再構築し、11月1日より事業強化に取り組むと発表した。
同社は8月の資本異動に伴い、日立製作所グループから離れ、筆頭株主はHCJIホールディングスとなった。
そこでこれを機に、中国における販売・サービス会社、日立建機(上海)有限公司(本社:中国・上海市)が担ってきた役割の一部を、新たに設立する中国における販売サービス統括会社「日立建機販売(中国)有限公司」(本社:中国・上海市)に承継する。そして、その新会社がコンストラクションやコンパクトにとどまらず、マイニングに至るまで幅広い製品ラインアップを取り扱い、一貫して販売・サービスを担う。

塩野義 コロナ飲み薬で韓国企業とライセンス契約

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は9月16日、開発を進めている新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、中国企業との合弁企業、平安塩野義(香港)有限公司(本社:中国・香港)と韓国の製薬大手Ildong Pharmaceutical Co.,Ltd.(本社:韓国・ソウル、イルドン ファーマシューティカルス)との間で、韓国における新型コロナウイルスの飲み薬の緊急使用許可申請および政府購入交渉に関するサブライセンス契約を締結したと発表した。イルドン社は韓国政府との販売交渉も担い、同国向け製造を担当する可能性もある。
塩野義製薬は同飲み薬について、中国当局に承認に向けたデータを提出しているほか、米国にも近く最終段階の臨床試験を始める。

「業務スーパー」マレーシア1号店 ス洲に正式開業

神戸物産(本社:兵庫県加古川市)が展開している「業務スーパー」マレーシア1号店が9月17日、スランゴール州プタリン・ジャヤ、J Value Mallの1階に正式開業した。マレーシアを拠点とする日系企業JバリューGSM社が神戸物産とのライセンス契約に基づき運営する。店舗面積は150坪(約500㎡)。品揃えは1,500〜2,000品目。イスラム教徒(ムスリム)が人口の多数派を占めることから「ハラル」対応にも工夫を凝らしている。今後2年で同国内4店舗体制を目指す。
同店は7月28日にソフトオープン、華人、ムスリムに認知されつつあるという。

ダイソー インド進出 北部チャンディガルに出店

大創産業(本社:広島県東広島市)が展開する100円ショップ「ダイソー」が9月16日、インドに進出した。北部の連邦直轄地チャンディガルのショッピングモール「ネクサス・エランテ」に出店した。商品の販売価格は99ルピー(約180円)から。品揃えはキッチン用品、化粧道具、カミソリ、ペット用品、文具類など。

クレーン大手のタダノ インド合弁会社を子会社化

クレーン製造大手のタダノ(本社:香川県高松市)は9月15日、インドの合弁会社、Tadano Escorts India Pvt.Ltd.(所在地:インド・ファリダバード市)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。合弁会社の株式のうちパートナーのEscorts Kubota Limitedが保有する49%をすべて取得する。
ただ、市場・競合環境の変化を受け、インド市場向け製品の開発・製造を中止する。

ローランドDG 中国で3Dプリンター事業で合弁

ローランドディージー(本社:静岡県浜松市)は9月16日、中国・景徳鎮市でバインダージェット方式3Dプリンター事業の合弁会社を設立したと発表した。愛司凱科技股份有限公司、景徳鎮昌南新区中煕投資合●企業、AGCセラミックスとともに合弁会社「微瓷科技(江西)有限公司」を、中国江西省景徳鎮市に設立した。8月から業務開始している。