日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)のまとめによると、7月の車名別新車販売でトヨタ自動車の小型車「ヤリス」が、前年同月比1%増の1万8,854台で首位だった。同車の首位は2カ月連続。2位はホンダの軽自動車「N-BOX」で5%増の1万7,919台。3位はトヨタの「カローラ」で2%減の1万2,792台。電気自動車(EV)では日産自動車の軽EV「サクラ」が首位で、販売台数は3,174台だった。乗用車全体に占めるEVの割合は2%にとどまっている。
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コスモ石油などの国産SAF大規模製造が東京都の事業に採択
コスモ石油、日揮ホールディングス(HD)、レボインターナショナルの3社は8月3日、東京都の廃食用油回収促進に係る事業に、3社の日本初の国産SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)大規模製造に向けた共同提案が採択されたと発表した。
当面3社がコスモ石油堺製油所で建設中のSAF大規模製造実証設備において、都内各所から回収した廃食用油がプラントで受け入れ可能か、サンプル調査を実施する。具体的には天かすなどの不純物、水分、金属分の濃度等が受け入れ許容範囲内となっているか確認を行う。
3社は今回の東京都の採択事業を弾みとして、SAFのサプライチェーン構築に向けた事業展開を加速させるとともに、2025年に国産SAFを供給できる体制を整えていく。
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ライオン 中国で次世代ヘルスケア製品視野に合弁新会社
ライオンは7月31日、連結子会社ライオンハイジーン(所在地:東京都台東区)が、シンガポールの大手アグリビジネス企業のWilmar International LimitedグループのYihai Kerry Arawana Holdings Co.,Ltd.(所在地:中国・上海市)の子会社とともに、合弁新会社「Yihai Kerry Lion(China)Clean Technologr Co.,Ltd.」(所在地:中国・上海市)を設立すると発表した。
新会社の資本金は1,000万人民元(約2億円)で、出資比率はライオンハイジーン49.0%、Yihai Kerry Arawana Holdings51%。2024年1〜6月に設立する予定。次世代ヘルスケア製品のリーディングカンパニーを視野に、業務用洗浄製品、衛生サービスの販売およびマーケティング、同製品群の研究開発および生産委託先管理を担う。
トヨタ 中国市場での競争力強化で知能化・電動化の現地開発を加速
トヨタ自動車は7月31日、電動車の普及が進む中国市場で競争力を強化するため、その根幹である知能化・電動化技術の現地開発を加速すると発表した。
そのため①中国トヨタ最大のR&D拠点「トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社」の社名を、8月1日付で「トヨタ知能電動車研究開発センター(中国)有限会社」に改称する②中国における合弁会社のR&D3カ所のエンジニアなどをIEM by TOYOTA主導の開発プロジェクトに投入する③電動化では、マルチパスウェイを軸にしたカーボンニュートラルを実現するために、電動車全般(BEV・PHEV・HEV・FCEV)の現地開発を強化。デンソーとアイシンもIEM by TOYOTAに参画し、電動パワートレーン開発を加速する④知能化では、空間設計やAI活用を通じたよりよいユーザーエクスペリエンスのため、スマートコックピットやより中国の実情に合った自動運転・先進安全機能の現地設計・開発を加速、推進する⑤電動化・知能化について、「サプライヤーの開拓」「部品設計の見直し」「生産技術・製造モノづくり改革」の3分野で、製造コストの大幅削減に挑戦する。