日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会のまとめによると、11月の日本国内自動車販売台数は前年同月比14.4%減の35万2,455台で、5カ月連続のマイナスとなった。ただ、部品不足の要因となった東南アジアの新型コロナウイルス禍が和らいだことで、新車の生産が持ち直していることを背景に、マイナス幅は改善した。
ローソン プラ削減へ洗剤やシャンプー日用品の量り売り開始
ローソン(本社:東京都品川区)は11月30日、ローソン店舗では初となる洗剤やシャンプーなど日用品の量り売りを、12月1日よりローソン千駄木不忍通店で開始すると発表した。東京都内のナチュラルローソンでは2020年8月より量り売りを開始し、現在9店舗で実施している。
現在量り売りを実施しているナチュラルローソンでは、プラスチック容器での販売と比較し、2021年10月実績でおよそ79%のプラスチック使用量削減につながっている。購入層の約8割が女性で、中でも40~50代の女性に好評という。
ローソンは2030年には2017年度比で容器包装プラスチック使用量を30%削減することを目標としており、今後取り扱い店舗やカテゴリーの拡大も検討していく。
ウェルモ 東京海上HD・凸版印刷と提携し介護・福祉で課題解決
持続可能な少子高齢社会の実現を目指し、AIやIoTを活用した福祉プラットフォームサービスを提供するウェルモ(本社:東京都千代田区)は11月30日、DGベンチャーズ(デジタルガレージグループ)、Aflac Ventures LLC、東京大学協創プラットフォーム開発、東京海上日動火災保険など、12社に対する第三者割当増資により、20.4億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、累計資金調達額は約41.2億円となった。
また、東京海上ホールディングスや凸版印刷との新たな資本業務提携の締結によって、介護・福祉領域における課題解決を推進するとともに、今冬から来春にかけて、エクステンションラウンドも予定している。12社より20.4億円の資金調達および資本業務提携により、ケアテックプラットフォーム事業を強化していく。
日本製鉄 タイ2子会社を22年4月めどに経営統合 競争力強化
塩野義 「オミクロン株」対応のワクチン開発を検討
カシオ,JAXA 月面基地建設へ「picalico」で測位実験を開始
塩野義 タウンズとコロナ抗原検査キットの共同販売契約
GSユアサ リチウム電池が準天頂衛星初号機後継機に搭載
GSユアサグループのジーエス・ユアサテクノロジー(本社:京都府福知山市、以下、GYT)は11月29日、同社製の宇宙用リチウムイオン電池が、三菱電機(本社:東京地千代田区)製の準天頂衛星初号機後継機に搭載されていると発表した。
この後継機は内閣府の衛星で、2021年10月26日に国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(本社:東京都調布市、略称:JAXA)の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
準天頂衛星システム(みちびき)は、米国のGPS衛星と一体利用することで、山間地や都市部のビル街でも高精度で安定した衛星測位サービスを提供。自動走行分野はじめ船舶海洋分野や物流分野など多くの分野で活用されている。
2010年に打ち上げられた初号機は、2017年に打ち上げられた2号機~4号機とともに4機体制で衛星測位サービスを提供している。初号機後継機はこれらの役割を引き継ぐとともに、配信する測位信号の精度向上が期待されている。
PPIH タイ・バンコクMBKセンターにドンキ4号店12/21開業
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、本社:東京都目黒区)は11月29日、タイの首都バンコクの大型商業施設「MBKセンター」に、日本産品を提供する「ドン・ドン・ドンキ」の同国4号店を出店すると発表した。開業日は12月21日を予定。店舗コンセプトは「Japan Town」。
グループのタイ法人、ドンキ(タイランド)が担い、高架鉄道(BTS)ダークグリーンライン(シーロム線)のナショナルスタジアム駅に直結した商業施設がMBKセンターで、その地上2階にオープンする。売場面積は2,146㎡。24時間営業。日本食・日本文化の魅力を発信していく。
国内自動車8社 10月生産40.2%減 3カ月連続の前年割れ
学研HD ベトナムの教育情報サイト「KiddiHub」と業務提携
学研ホールディングス(本社:東京都品川区)は11月26日、ベトナム最大級の園・習い事口コミサイト、教育情報サイトを運営するKIDDIHUB EDUCATION TECHNOLOGY JOINT STOCK COMPANY(本社:ハノイ、以下、KiddiHub)と25日にMOU(Memorandum of Understanding、覚書)を締結したと発表した。同日、都内で開かれたベトナム投資カンファレンス(JETRO主催)で、ファム・ミン・チンベトナム首相および萩生田光一経済産業相の立ち会いのもと、MOU交換式を執り行った。
今回の事業提携により、学研は教育コンテンツとビジネスモデルを、KiddiHubはベトナムでの顧客ネットワークを提供する形で、お互いを補完し合い、ベトナムでの教育事業展開を拡大し、両社の企業価値向上を加速する。
トヨタ10月世界生産25.8%減の62.7万台 当初計画比3割減
ホンダ AI活用で運転時エラーゼロ目指す運転支援技術初公開
ホンダは11月25日、運転時のヒューマンエラーゼロを目指す知能化運転支援技術搭載車両など、現在開発を進める先進の将来安全技術を世界初公開した。視覚・触覚・聴覚でリスクを伝える「リスクインジケータ」「シートベルト制御」「立体音響」、眠気や疲労軽減をするためシートバックから振動刺激する「バイオフィードバック」など研究開発中の技術を搭載した実験車両を公開した。
今後、ホンダではこれらの運転支援技術をさらに進化させ、2020年代前半に要素技術確立、2020年代後半の実用化を目指し開発を継続。これにより、従来のリスクに直面してから回避する運転支援を、リスクに近付かせないAI運転支援に進化させ、事故の原因の90%以上を占めるヒューマンエラーゼロを目指すとしている。