日本板硝子(本社:東京都港区)は2月2日、耐熱性、電波透過性等のガラスファイバーの特性はそのままに、剛性と強度をさらに高めた新たなFRP・FRTP(繊維強化プラスチック)用補強材として、高弾性・高強度ガラスファイバー「MAGNAVI(R)」を開発したと発表した。
産業製品部材の軽量化、薄型化ニーズの高まりに応え、MAGNAVIは従来のガラスファイバーやカーボンファイバーでは対応の難しいい分野にワンランク上のソリューション提供を目指す。すでにワンプルワークを開始し、2022年下期より津事業所(三重県)での生産体制を整備し、順次販売を拡大していく予定。
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東陽テク「コネクテッドカー性能計測S」中国SMVICより受注
東陽テクニカ(本社:東京都中央区)は2月4日、中国現地法人の東揚精測系統(上海)有限公司(所在地:中国・上海)が、中国の自動車向け国家認証試験所、Shanghai Motor Vehicle Inspection Certification & Tech Innovation Center Co.,Ltd.(本社:中国・上海、以下、SMVIC)より、「コネクテッドカー向け無線通信性能計測システム」を2022年1月に受注したと発表した。受注金額は約1.6億円、納入時期は2022年9月の予定。
同社は2021年に中国のコネクテッドカーの国家研究機関CICVから同様のシステムを受注しており、中国国家機関ではSMVICが2件目の受注となる。
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国営ガルーダ航空 日本-バリ島への直行便 約2年ぶり再開
インドネシア国営のガルーダインドネシア航空は2月3日、成田空港からバリ島への直行便をおよそ2年ぶりに再開させた。日本の旅行業界の関係者を含む12人が搭乗したという。
インドネシアでは、新型コロナウイルスのワクチン接種などを条件に2021年10月からバリ島などで日本を含む一部の国からの観光客の受け入れを始めている。地元では観光業界が長引くコロナ禍で疲弊。今回のガルーダ航空の運航再開は、課題の観光業回復に向けた動きの一環で、海外からの観光客誘致に期待を寄せている。
ガルーダ航空は今後、日本からの直行便を毎週1便の運航を予定している。また、シンガポール航空は2月16日からシンガポール-バリ島を結ぶ直行便を再開させる予定。
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三菱造船「CO2を資源に」CCUS用途の液化CO2輸送船建造へ
三菱重工グループの三菱造船(本社:横浜市西区)は2月2日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証実験/CO2輸送に関する実証実験」で活用する液化CO2(LCO2)輸送の実証実験船の建造契約を、山友汽船(本社:神戸市中央区)との間で締結したと発表した。
CCUSとは「Carbon Capture,Utilization and Storage」の略で、CO2(二酸化炭素)の回収・利用・貯留技術の意。石炭やLNGなどの化石燃料燃焼プラントから出るCO2を捕捉回収し、再利用可能なよう貯留する技術。
日本ではすでに2012年から北海道の苫小牧でCCS、すなわちCO2の回収・貯留技術に関する大規模な実証実験が行われているが、脱炭素社会を目指す世界的な動きの中、CO2の再利用までを含めたCCUSに軸足が移りつつある。そこで今回、世界でも例がないCCUSを目的としたLCO2輸送船を建造することになったもの。
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JALなど5社 ドローンで複数の大橋を横断する医薬品配送実験
日本航空(本社:東京都品川区、以下、JAL)、KDDI(本社:東京都千代田区)、ウェザーニューズ(本社:千葉市)、Terra Drone(本社:東京都渋谷区)、東日本旅客鉄道(本社:東京都渋谷区)は2月1日、2月8~10日の3日間、東京都に採択された「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト」で、都内で初めて隅田川に架かる永代橋など複数の大橋をドローンで横断する医薬品配送の実証実験を行うと発表した。
2022年度をめどに法施行が予定されている「有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)」を見据えた実証実験。道路の混雑状況にかかわらず、緊急時・災害時における即時のオンデマンド輸送や、日常的に医薬品を届けられる社会の実現を目指す。
これまでJALが培ってきた空の移動に関わる運航・安全ノウハウと、KDDIの運航管理システムを活用することで十分な安全管理を行い、実証を可能にする運航体制を整えた。
第一交通とNearMe 福岡で空港送迎「スマートシャトル」実証
タクシー、バスの旅客事業を手掛ける第一交通産業グループ(本社:福岡県北九州市)と独自のAIにより相乗りなどで発生するルーティングを最適化したスマートシャトルを運営するNearMe(本社:東京都中央区、以下、ニアミー)は2月1日、北九州市が行うスタートアップSDGsイノベーショントライアル事業に採択され、北九州市周辺と北九州空港間で同日より実証実験を開始すると発表した。両社は、北九州空港と市内・苅田町をドア・ツー・ドアで結ぶ空港送迎の実証実験を行う。
ニアミーはこれまで独自のAIを活用しハイヤー・タクシーの相乗りなどのルーティングの最適化を行い、空港版スマートシャトルを11空港で運用している。実施期間は2月1日~2月28日。オンラインによる事前予約制。