ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の日本法人は3月9日、2024年末以降に日本で電気自動車(EV)の「ID Buzz(アイディーバズ)」を発売すると発表した。「ワーゲンバス」の愛称で日本でも親しまれた伝統のミニバン「タイプ2」のEVモデル。
アイディーバズは、欧州ではすでに販売開始しているが、アジアでの発売は日本が初めてとなり見通し。日本での価格現時点では未定。欧州での価格は約6万4,600ユーロ(約930万円)。航続距離は423km。
日産自 電動パワートレイン 26年にコスト30%削減
エーザイ 認知症薬「レカネマブ」世界売上高1兆円
オープンハウス2年連続トップ 22年分譲マンション
不動産経済研究所(本社:東京都新宿区)はこのほど2022年の供給実績をもとに、売主グループ別の供給戸数ランキングを作成した。調査対象は全国の新築分譲マンションで、定期借地権マンション、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)以外のエリアの投資用ワンルームマンションも含む。JV物件は売主の事業比率に応じて供給戸数を按分している。
オープンハウスグループ(プレサンスコーポレーション、三立プレコン、オープンハウスデベロップメント)が5,721戸で2年連続のトップとなった。2位は野村不動産グループで4,240戸、3位は三井不動産グループで3,420戸、4位は住友不動産グループで3,109戸、5位は大和ハウス工業グループ(コスモスイニシア含む)で2,575戸、6位はタカラレーベングループで2,387戸、7位は森トラストグループで2,214戸、8位は三菱地所グループで2,135戸、9位は飯田グループ(アーネストワン、一建設、飯田産業など)で1,861戸、10位は日鉄興和不動産グループで1,850戸となっている。
コマツ ホンダと電動マイクロショベルを共同開発
DNP フィリピンでMaaS活用の冷蔵物流の実証事業
大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は3月9日、フィリピン・マニラ首都圏および近郊で2月10〜24日、物流の最終拠点からエンドユーザーの手元までのラストワンマイルの低温度帯配送「コールドチェーン」を対象に、実証事業を実施したと発表した。この実証事業の中で、DNPが開発したデジタル配送管理システムと、冷蔵・冷凍車に比べて低コストで導入可能な「DNP多機能断熱ボックス」を掛け合わせた物流サービスの実現性、市場受容性を検討した。
今回の実証事業で配送管理の効率化、任意の温度帯を長時間保った配送および、配送業務が未経験のドライバーの業務への適応といった一定の成果が得られた。これを踏まえ将来的には、食品や医薬品等を安全に最終目的地まで届けられる、安くて高品質なコールドチェーンの普及・浸透と、当該市場における新たな雇用創出につなげる。
三井不動産 約2,300万KWh/年 メガソーラー用地取得
ファストリ バングラデシュ女性労働者の地位向上支援
ファーストリテイリングは3月8日、バングラデシュの取引先縫製工場における女性従業員エンパワーメントの目標を設定したと発表した。これは同国の主要産業を占める、アパレル産業における女性の地位向上を支援する継続的な取り組みの一環。
主要8工場とともに、2025年末までに①1,500人の女性従業員が管理職になるためのトレーニングを受講②対象工場における女性管理職比率が平均30%以上に上昇③すべての女性従業員が託児所や託児サービス、また身体的・精神的サポートを受けやすい環境が整備されているーなどの達成を目指す。
バングラデシュの2019年の総輸出額の84.4%を占める既製服セクターは、約420万人の労働者を雇用し、その90%が女性。同部門は同国の経済成長の原動力として進化してきたが、女性労働者がこれらの貢献に見合うよう処遇されているか疑問視されている。こうした現状改善の一助とする。
セブン&アイ 26年までにイトーヨーカ堂 1/4削減
双日 ビナミルクGと牛の肥育農場・食肉加工事業
双日(本社:東京都千代田区)は3月8日、ベトナムの最大手乳業メーカー、ベトナム・デアリ・プロダクツ・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビナミルク、所在地:ホーチミン市)のグループ会社、ベトナム・ライブストック・コーポレーション・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビリコ、所在地:ハノイ市)が、ベトナムのビンフック省で同国最大級の牛の肥育農場・食肉加工事業を行うと発表した。
同事業を担うのは、2021年9月に設立した合弁会社、ジャパン・ベトナム・ライブストック(以下、JVL、所在地:ハノイ市)で同日、工場の起工式を行った。工場の稼働は2024年6月を予定。
この施設はビンフック省ダムダオ地区の約75haの土地に、約1万頭の牛を肥育できる農場と、年間約3万頭の処理能力を持つ屠畜(とちく)場、年間約1万トンの牛肉を加工できる工場を保有。肥育から出荷までの工程を一貫して行う。日本と同様の加工設備、衛生・品質管理手法を導入することで工場の生産性を高め、良質な冷蔵肉を安定供給する体制を構築する。
ベトナムの年間牛肉消費量は約50万トン(日本は約100万トン)だが、今後同国の人口(2022年時点約9,900万人)の増加や所得水準の向上により、需要の増加が見込まれる。
日産自 メタバースで新車販売 購入まで完結 実証実験
双日,JOGMEC レアアース確保へ豪ライナス社へ出資
双日と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は3月7日、2011年に共同で設立した日豪レアアース(以下、JARE)を通じ、Lynas Rare Earths Limited(本社:豪州・パース、以下、ライナス社)への総額2億豪ドル相当の追加出資を決定した。これに伴い、ライナス社が生産するマウント・ウェルド鉱山由来のレアアース、ジスプロシウムおよびテルビウムの最大65%を日本向けに供給する契約を締結したと発表した。
これは日本企業が参画する鉱山からのレアアース一貫生産プロジェクトにおける初の日本向け供給契約となる。これらのレアアースは電気自動車や風力発電のモーター用磁石を中心に様々な産業で使用される。
ホンダ プラットフォーム型自動走行の電動台車開発
ホンダ(本社:東京都港区)は3月7日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州)が、プラットフォーム型自律移動モビリティの実験用車両(自動走行の電動台車)の3代目となる試作車を発表した。3月14〜18日まで米・ラスベガスで行われる建設機械の見本市「CONEXPO-CON/AGG2023」で公開する。
同車両はGPSによる位置情報、高性能センサー「ライダー」による障害物検知機能などを駆使し、自動で走行する。全幅51インチ(1,300mm)、全長119インチ(3,025mm)、全高81インチ(2,052mm)。荷台のサイズ101インチ(2,560mm)×51インチ(1,300mm)。最大積載量2,000ポンド(907kg)。自律走行時最高時速10マイル(16kg)。バッテリー容量18.6KWh。最大積載時の航続距離は最大28マイル(45km)。
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ホンダ 米で燃料電池 定置電源の実証運用を開始
ホンダ(本社:東京都港区)は3月6日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーターの敷地内に燃料電池(FC)定置電源を設置し、米国時間3月3日より同社のデータセンター向けの非常用電源として実証運用を開始したと発表した。この取り組みは将来の商用化に向けた第一歩となる。
今回採用するFC定置電源では燃料電池自動車(FCEV)「クラリティ フューエル セル」のFCシステムを再利用している。4基のFCシステムから構成される約250KWのユニットを2台接続することで合計約500KWの出力を有している。またユニットを追加接続することで、さらなる高出力化が可能で、各ユニットは設置環境に合わせた配置が可能という。
ホンダはFCEV、商用車、定置電源、建設機械の4つをコアドメインとして、FCシステムの適用先の拡大を進める。様々な企業との協業・連携を強化しながら、水素の活用拡大に取り組んでいく。