「くまモン」「ふなっしー」の認知率80%超え

「くまモン」「ふなっしー」の認知率80%超え

 東京リサーチセンター(東京都中央区)の調査によると、地元をアピールする全国各地の「ゆるキャラ」のうち、熊本県の「くまモン」など4体は全国規模の認知率50%を超えることが分かった。中でもくまモンと千葉県船橋市の「ふなっしー」は80%を超え、全国区の知名度を誇り2強の様相を呈した。他に5割を超えたのは奈良県の「せんとくん」74%、滋賀県彦根市の「ひこにゃん」51%だけで、15体は10%未満だった

 調査は6月4~16日に行われ、男女1200人から回答を得た。地方公共団体などが着ぐるみをつくった公認、非公認のキャラクターから主な27体を選び、知っているかどうかを複数回答で尋ねた。 

2014年8月7日

大阪3商工会議所がモノづくり支援組織で連携

大阪3商工会議所がモノづくり支援組織で連携

 大阪商工会議所、東大阪商工会議所、北大阪商工会議所は8月5日「3大阪(Three OSAKA)ものづくり相談所」を開設したと発表した。3会議所のものづくり会員企業を対象に、3会議所が一元窓口となり、新製品の技術ニーズ発表企業とシーズ提案企業を募集してマッチングを図る。公募は年3回程度行う。利用料は無料。大阪府内の複数の商工会議所がものづくりの支援で常設の組織を設置するのは初めて。

 第1号案件として8月5日から約1カ月かけて医療機器総合商社のジャスト・メディカル・コーポレーション(大阪市北区)に対するシーズ提案企業を募集。自社製のカテーテルトレーニングシミュレーターの製造の協力企業を求める。

2014年8月7日

ハリ・ポタで独走するUSJに挑む?ひらかたパーク

ハリ・ポタで独走するUSJに挑む?ひらかたパーク

 「ハリー・ポッター」エリアの開業で、独走状態を呈しつつあるUSJ(大阪市此花区)の周辺で善戦、健闘しているのが老舗遊園地「ひらかたパーク」(大阪府枚方市、ひらパー)だ。USJのハリ・ポタエリアへの投資額450億円に対し、ひらパーの今年度の投資額はわずか1億円強。ひらパーの運営会社の親会社は京阪電気鉄道で、設備投資には“慎重”というより、“渋ちん”だ。それでもひらパーの7月の入園者数は前年同月比2割増で、USJのハリ・ポタエリア開業後も好調を維持している

 ひらパーの集客アップの立役者は4月に園長に就いた、V6のメンバーで俳優の岡田准一さんだ。枚方市出身の岡田さんと組むことで、少ない予算でも話題提供できるとの、したたかな“読み”からだ。しかも、岡田さんの園長就任は“お飾り”ではない。与えられた使命は年間入場者数の100万人超え(13年度は95万人)で、達成できなければ解任だという。NHKの大河ドラマ「軍師 官兵衛」で主役を張る俳優でも加減しない。ひらパーの覚悟のほどが感じれらる。

2014年8月5日

なんばCITYに9月末にムスリム向け祈とう室設置

なんばCITYに9月末にムスリム向け祈とう室設置

 南海電鉄(大阪市)は9月30日、難波駅直結の商業施設「なんばCITY」(大阪市中央区)にイスラム教徒(ムスリム)向けの祈とう室を設置する。南海電鉄によると、関西の鉄道会社が祈とう室を設けるのは初めて。祈とう室内にはメッカの方向を示す印を設け、男女別にし切って約10人が同時にお祈りできるようにするという。

 ビザ要件の緩和などでイスラム教徒の多いインドネシア、マレーシアなど東南アジア4カ国から昨年、関西国際空港経由で入国した外国人は約24万人で、前年比55%も増えている。

2014年8月4日

大阪は15件で2位 危険ドラッグの1~7月交通事故

大阪は15件で2位 危険ドラッグの1~7月交通事故

 危険ドラッグの吸引が原因とみられる交通事故が今年1~7月で、全国で少なくとも80件を超え、昨年1年間の67件をすでに上回っていることが分かった。このままのペースなら倍増となる可能性もある。

 都道府県別では、最多は愛知県の21件、次いで大阪の15件、以下、東京11件、神奈川9件、千葉、兵庫、香川各4県の順。

2014年8月1日

7月87万人 ハリポタ効果で入場者最多に 関西圏以外6割

7月87万人 ハリポタ効果で入場者最多に 関西圏以外6割

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の運営会社は7月31日、7月の入場者数が87万人(速報値)となり、7月としては2001年の開業以来、最多になったと発表した。15日にオープンした「ハリー・ポッター」エリアを目指して多くのファンが訪れたためだ。

 新エリア開業後はとくに遠方からの客が多く、前年の2倍以上に達した。従来は3、4割だった関西圏以外からの客は6割に達し、比率が逆転。外国人旅行客も大幅に増えているという。売上高も7月としては過去最高。8月は01年8月に記録した単月過去最多の132万人超えを目指す。14年度は1100万人。ハリポタエリア開業日からの1年間では1200万人の入場を見込む。

2014年8月1日

大阪府警 08~12年で犯罪8万件報告せず 280人処分

大阪府警 08~12年で犯罪8万件報告せず 280人処分

 大阪府警は7月30日、警察庁に報告した刑法犯の認知件数を、2008~12年の5年間で計8万1307件少なくしていたと発表した。全65署が関わっていた。都道府県別の街頭犯罪の認知件数で、全国ワースト1位が続いた大阪府は10~12年、東京都を下回ったとされたが、実際は最悪のままだった。府警は同日、内規などに基づいて幹部を含む280人の処分を決めた。

2014年7月31日

13年度の国の新規融資は6年ぶりに減少 近畿財務局

13年度の国の新規融資は6年ぶりに減少 近畿財務局

 近畿財務局は7月28日、2013年度に国が近畿2府4県の自治体に対して新規に貸し付けた財政融資資金が12年度比4.9%減の46438億円になったと発表した。減少は6年ぶり。12年度は、11年9月の台風で被害を受けた和歌山県が復旧事業に取り組み、同県への貸し付けが膨らんでいた。したがって、13年度は和歌山県への新規融資は252億円(30.7%)減の570億円に減少した。 

 4府県で12年度を下回ったが、兵庫県向けは耐震工事などの緊急防災・減災事業を中心に108億円(9.2%)増の1288億円、奈良県向けは13億円(4.1%)増の332億円とそれぞれ増えた。

2014年7月29日

大阪・沖縄など候補 カジノ20年までに3カ所

大阪・沖縄など候補   カジノ20年までに3カ所

 政府は東京五輪を開催する2020年までに全国3カ所前後で、カジノの開設を認める検討に入った。大阪、沖縄などが候補となる見通しだ。外国人の入場料は無料とし、誘客効果の大きいカジノをテコに訪日外国人の増加につなげる。日本人の入場は、数千円程度を徴収するなど制限を加える方向だが、ギャンブル依存症や治安の悪化などマイナス面への対策が求められる。

 政府関係者によると、カジノ誘致に関心を示している自治体は、大阪、沖縄、宮崎、長崎、神奈川、東京、千葉、北海道など約20ある。このうち、候補地を3カ所前後に絞る方針だ。

 政府がモデルにするのは、数多くのカジノが乱立するラスベガスやマカオではなく、ホテルや会議場、ショッピング施設など大型リゾート施設の一角に、少数のカジノを併設するシンガポールだ。

2014年7月28日

16年に新エリア第2弾、USJ 20年までに年間1500万人

16年に新エリア第2弾、USJ 20年までに年間1500万人

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)を運営するUSJ社長兼最高経営責任者(CEO)のグレン・ガンペル氏(66)はこのほど、2016年にも「ハリー・ポッター」エリアに次ぐ大型アトラクションを導入し、5、6年後に年間来場者数1500万人に拡大する計画を明らかにした。

 大阪以外のテーマパーク建設では沖縄県名護市を含め国内外で検討中だ。インドネシアのテーマパーク会社など複数の企業と協議しており、アジア進出に意欲を示した。

 

2014年7月28日

夏の夜空彩る4000発 天神祭の奉納花火

夏の夜空彩る4000発 天神祭の奉納花火

 大阪の夏を彩る大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭は7月25日夜、クライマックスの「船渡御(ふなとぎょ)」が行われ、かがり火をたいた約100隻の船が市中心部を流れる大川を行き交った。

 大阪市内はこの日、最高気温が37度を超える猛暑日で、うちわを片手に集った家族連れや若者らは、約4000発の奉納花火に大きな歓声を上げていた。菅原道真の護神霊を乗せた御鳳れん船や氏子らを乗せた奉拝船などがすれ違うたびに、船上から威勢のいい「大阪締め」が響き、祭りを盛り上げた。

2014年7月26日

期間限定で阪神タイガースのグリコランナー

期間限定で阪神タイガースのグリコランナー

 江崎グリコは7月28日から江崎記念館(大阪市西淀川区)で、2003年に期間限定で大阪・道頓堀の電光看板に貼り付けた阪神タイガースのユニフォーム姿の「グリコランナー」を展示する。この年、阪神が18年ぶりにリーグ優勝。チームの躍進と景気回復を応援するため、通常は陸上選手姿の看板にかぶせていたという。

2014年7月26日

大阪府警が危険ドラッグ店へ一斉立ち入り実施

大阪府警が危険ドラッグ店へ一斉立ち入り実施

 危険ドラッグ(脱法ドラッグ)の影響による交通事故や事件が相次いでいることを受け、大阪府警は7月23日、大阪府や近畿厚生局と合同で、危険ドラッグを販売しているとみられる府内の30店への一斉立ち入りを実施した。全店で今後の販売自粛を促す「警告書」を店員に手渡した。

 大阪市の販売店には府警の捜査員ら約10人が立ち入り、店内や商品の写真撮影をした後、警告書を店員に手渡した。

 

 

2014年7月26日

関経連・関西広域連合がシンボルマーク策定

関経連・関西広域連合がシンボルマーク策定

   関西経済連合会と関西広域連合は、外国人観光客の関西の認知度を高めるために、シンボルマークを策定した。通天閣、姫路城、鳥取砂丘など関西や関西広域連合にかかわる10府県22の観光名所・名産品を花の形にあしらった。9月から自治体や旅行業者、関経連の会員企業らがパンフレットなどで使う。

2014年7月26日

近畿の上半期の貿易赤字は3.4倍の5826億円に

近畿の上半期の貿易赤字は3.4倍の5826億円に

 大阪税関が7月24日発表した2014年上半期(1~6月)の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5826億円の赤字だった。発電用を中心に原油の輸入額が半期ベースで過去最高の1兆円に達し、赤字額は前年同期の3.4倍に膨らんだ。

2014年7月26日

米ヒルトンが大阪に新ホテル建設の可能性を示唆

米ヒルトンが大阪に新ホテル建設の可能性を示唆

 米大手ホテルチェーンのヒルトン・ワールドワイドは7月23日、大阪に新しいホテルをつくる可能性を示唆した。同社のマーティン・リンク・アジア太平洋地域社長が「大阪には新ホテルを開業できる潜在力がある」とし、訪日外国人観光客が増えている関西では宿泊施設の増強が必要だとの見方を示した。

 2020年に訪日外国人客を2000万人にする政府目標を考えれば、大阪のホテルのキャパシティーを増やさないといけない-と供給不足の懸念を指摘した。

 

2014年7月25日

危険ドラッグ根絶へ 大阪府警が対策本部新設

危険ドラッグ根絶へ 大阪府警が対策本部新設

 危険ドラッグの影響による交通事故や事件が相次いでいることを受け、大阪府警は7月23日、「危険ドラッグ総合対策推進本部」を設置し、担当部署の幹部を集めた総合対策推進会議を初めて開いた。警察庁などが脱法ドラッグから改めた「危険ドラッグ」の新名称を都道府県警の対策本部として初めて取り入れた。

 対策推進本部は違法薬物の取り締まりを担当する刑事部薬物対策課の担当者ら約30人態勢で、交通部や生活安全部などとも連携しながら、危険ドラッグ乱用者の検挙や販売店への立ち入り調査などの対策を進める。

 

2014年7月25日

熱中症の救急搬送者 大阪は283人で全国最多

熱中症の救急搬送者 大阪は283人で全国最多

 総務省消防庁はは7月23日、14~20日までの1週間に、全国で熱中症の症状で救急搬送されたのは3179人(速報値)だったと発表した。前週の2473人から約1.3倍に増えた。搬送時に亡くなったのは3人だった。

 都道府県別で大阪の283人が最も多く、愛知の272人、東京の236人が続いた。年齢別では65歳以上の高齢者が1478人と4割以上を占めた。高気圧の影響で猛暑日や真夏日になった地域が多かった。

2014年7月25日

大阪の大手ホテル ハリポタ特需で改装相次ぐ

大阪の大手ホテル ハリポタ特需で改装相次ぐ

 JR大阪駅前のホテルグランヴィア大阪、ホテルニューオータニ大阪など大阪市内の大手ホテルが大規模な改装に動き出した。大阪では訪日外国人客の増加傾向が続いていることに加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で、人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアが開業。今後も安定した集客が見込めるとの判断から対応を急いでいるのだ。

 ホテルグランヴィア大阪は総額2億円強を投じ、家族向け客室を充実させた。昨夏の20室に続き、今年7月に22室を改装オープン。ツインの客室を4人家族向けの客室に変え、スイートルーム1室を7人部屋にした。ホテルニューオータニ大阪は今年から6年かけて全525室を改装する。全室改装は1986年の開業以来初めて。ヒルトン大阪も今年、全525室を改装する。2013年からの3カ年の大規模改装計画の一環で、年末までに全客室の改装を終える。

 USJに隣接するホテル京阪ユニバーサル・シティも今年初めに全体の6割にあたる192室を改装した。また、5カ所目のオフィシャルホテルとなる「ホテルユニバーサルグランドタワー東急(仮称)」は15年夏をめどに開業する。

2014年7月24日

大阪のオフィス空室率低下 賃料底打ち 反転の兆し

大阪のオフィス空室率低下 賃料底打ち 反転の兆し

 大阪のオフィス空室率の低下が進行している。JR大阪駅の玄関口で、大阪地区最大級の15万平方㍍のオフィス面積を抱える、大型複合施設「グランフロント大阪」は8月にも契約率が6割に達する見込みだ。企業の景況感が回復しているのに加え、新規ビルの供給が一巡していることが背景にある。下落傾向にあった賃料も下げ止まり、反転上昇うかがう情勢となっている。

 オフィスビル仲介の三鬼商事(東京都中央区)によると、6月末の大阪中心部のオフィス空室率は8.89%と前月より0.24ポイント低下。空室率が8%台に下がるのは2009年5月以来、5年ぶりだ。

2014年7月24日

農地借用 大阪府の募集に124者応募 H2O系など

農地借用 大阪府の募集に124者応募 H2O系など
 小規模農地などを借り上げ大規模な生産者らに貸し出す農地中間管理機構(農地集積バンク)について、大阪府の第1回募集に対し、124者が借用を希望した。エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)のグループ企業などが手を挙げた。今後は貸し出し可能な農地を探し、年内にも農地所有者と借り手の間で賃借契約を結ぶ。
 近畿では兵庫県に次いで、大阪府が6月から借り手を募集していた。124者の内訳は個人100人、企業22社、NPO2団体だった。124者の合計で、63万平方㍍の借用を希望している。

2014年7月24日

原発ゼロの夏 節電の正念場 震災3年薄れる危機感

原発ゼロの夏 節電の正念場 震災3年薄れる危機感

 梅雨が明け本格的な夏に入った近畿地方は猛暑が続き、節電の正念場を迎えている。自治体などは啓発キャンペーンに乗り出しているが、東日本大震災から3年、列島挙げての取り組みとなった省エネの意識にも明らかに濃淡が出始めている。

    近畿では平年以上の暑さが予想されている中、原発が1基も稼働しない初めての夏、関係者一人ひとりの工夫が求められる。とくに屋内で熱中症になるケースが多い高齢者は、過度な節電に偏ることなく、「十分な水分補給と適度なエアコンの利用」が必要だ。

2014年7月23日

「家族でお出かけ節電キャンペーン」参加施設3割減

「家族でお出かけ節電キャンペーン」参加施設3割減

 2012年に始まった大阪府の「家族でお出かけ節電キャンペーン」。これは観光施設や、店舗やスポーツ施設に参加してもらい、できるだけ施設内に長く滞在してもらい、家庭で節電してもらうという試みだ。3年目となった今年は参加が急減。現時点で昨年の同時期に比べ約3割少ない約440施設の参加にとどまっている。そのため、府の担当者は店舗やスポーツ施設に対し、今年は引き続き参加を募らなければならない-としている。

2014年7月23日

うめきた広場などで「梅田ゆかた祭2014」7/19~20 

うめきた広場などで「梅田ゆかた祭2014」7/19~20 

 「~小粋な街あそび~梅田ゆかた祭2014」(同実行委員会)が7月19~20日、大阪市北区のうめきた広場などで開かれる。夏祭りの象徴ともいえる浴衣をキーワードに、梅田で様々なイベントが繰り広げられ、暑い夏をさらに熱くする。

 メーンは、昨年初開催の「ゆかたde盆踊り」。昨年は2日間で4350人が参加。主催者側は昨年を上回る参加を呼び掛けており、今年も浴衣姿で梅田を訪れた老若男女が盆踊りの定番曲や最新のヒット曲に合わせ、輪になって踊る。

 また、「ゆかたdeおもてなし」は、グランフロント大阪や「NU Chayamachi」といった同エリアにある25の商業施設のスタッフが浴衣姿でお出迎え。着付けや着崩れ直しなどを無料で行うサービススポットを12カ所用意する。

 JR西日本や阪急電鉄、阪神電鉄などで構成する梅田地区エリアマネジメント実践連絡会を中心とする実行委員会が、うめきたエリアのにぎわい創出や回遊性の向上などを目的に開催する。今年で3回目で、夏の風物詩として定着を図る。

2014年7月19日

大阪市の“打ち水”10年目 夏の風物詩に定着

大阪市の“打ち水”10年目 夏の風物詩に定着

 ヒートアイランド現象の対策の一つとして、2005年から大阪市が官民連携で行っている“打ち水”の取り組みが、今年で10年目を迎えた。誰でも手軽にできる打ち水の見直し活動の輪を広げてきたことで、今年も7月から9月にかけて約7000人が参加見込みの夏の風物詩に定着した。打ち水は“涼”をもたらすだけでなく、人と人とのつながりを生み出す効果も期待でき、関係者はさらに多くの参加を呼び掛けている

 

2014年7月19日

リニア「関西一丸」へ一歩 大阪同時開業推進協

リニア「関西一丸」へ一歩 大阪同時開業推進協

 大阪府内の自治体、経済団体が中心となって7月18日、「リニア中央新幹線全線同時開業推進協議会」が発足した。国や東海旅客鉄道(JR東海)への要望活動など、関西一丸で同時開業を求める司令塔となる。

 設立総会には大阪府市に加え、関西経済連合会、大阪商工会議所、関西経済同友会の代表者も出席した。さらに名古屋以西の沿線地域の三重県、鈴鹿商工会議所、奈良商工会議所、関西広域連合の関係者もオブザーバーとして参加した。これにより、オール関西での誘致活動へ体制は整った。

    ただ、大阪までの開業の現行計画は東京-名古屋間開業の18年後の2045年。これを覆すのは費用などの面で極めて厳しい。実現へのハードルは高い。

2014年7月19日

大阪府中央卸売市場が新阪急ホテルと創作料理

大阪府中央卸売市場が新阪急ホテルと創作料理

 大阪府中央卸売市場は府内の農産物など生鮮食料品の消費拡大を目指し、ホテルと共同で創作料理などを提供する「産地フェア ホテルde マルシェ」を始める。第1弾は大阪・梅田の大阪新阪急ホテルと組み、8月9日に開催する。全国20道県の協力を得て、各地域が薦める旬の食材をホテルのシェフが調理する。

2014年7月19日

地方法人2税の国税化を提言 関西経済連合会

地方法人2税の国税化を提言 関西経済連合会

 関西経済連合会は7月17日、地方税財政改革に関する提言を発表した。東京都など大都市に税収が集中している現状を是正する必要があると指摘。地方税である法人事業税と法人住民税を国税化し、人口などに応じて地方に配分することを求めた。

2014年7月19日

経済へ波及効果膨らむ USJ「ハリポタ」開業

経済へ波及効果膨らむ USJ「ハリポタ」開業

 大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、7月15日、人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアが開業した。年間約1000万人だった来園者数200万人の伸びを見込み、関西観光の起爆剤として期待は大きい。すでに首都圏からのツアーや公式・提携ホテルの予約などが好調で、神戸、京都など近畿圏エリアを含め、波及効果を取り込もうという動きも広域で活発だ。

 新エリア開業の経済効果について、関西大学大学院の宮本勝浩教授は2年前に行った試算を「上振れする可能性がある」と指摘する。同教授らは2012年、今後10年間で関西に5兆6000億円の波及効果が生まれると試算した。ところが、現在の入場券や宿泊施設の予約状況に加え、大阪を訪れる外国人客が増え、飲食や宿泊などで当時の想定以上の寄与が予想されるという。

2014年7月18日

7/17は関電の電力使用率95%超 今夏最大に

7/17は関電の電力使用率95%超 今夏最大に

 関西電力の電力需要が7月17日、今夏最大になった。気温が上昇して冷房の利用が増え、電力使用率は午後2時台に95.9%に達した。使用電力は2465万㌔㍗まで膨らみ、中部電力から9万㌔㍗の融通を受けるなどしてしのいだ。

 気象庁によると、京都府や奈良県で最高気温が35度を超える地点があった。大阪府でも枚方市で34度超を記録。供給面で関電の火力発電所が2基停止しており、徳島県にあるJパワーの火力発電所でトラブルが起きたことも響いた。

 

2014年7月18日