大阪府警のまとめによると、2019年に大阪府内で虐待の疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した子どもは、前年比1,490人増の1万2,609人に上り、6年連続で全国最多となった。
内訳は親から暴言を受けたり、DV(ドメスティック・バイオレンス)を目撃したりして心に傷を受ける「心理的虐待」が8,915人と全体のおよそ7割を占めたほか、暴行などの「身体的虐待」が2,462人、育児放棄が1,216人などと続いた。
なお2019年に大阪府警が摘発した虐待事件は107件で、5人の子どもが死亡している。
関電とダイヘン 万博記念公園内で次世代モビリティサービスの実証実験
河内長野市でAI活用の乗り合いバス実証実験,高齢者の移動手段確保へ
大阪府河内長野市の南花台地区で、外出が難しい高齢者などの移動手段を確保するため、AI(人工知能)を活用した運行システムによる乗り合いバスの実証実験が12月9日から始まった。バスは電気で走る7人乗りの2台のカートで、およそ1時間ごとに充電しながら、街の中心部にあるスーパーを拠点に半径およそ2kmの地域を時速10kmの速さで無料で走行する。利用者はスマートフォンのアプリで乗り降りする場所や人数を予約すると、AIが予約の状況に応じて最適なコースを割り出し、これに従って運転手がバスを運行する。当面、毎週月・木曜日の2日間、9時半~16時半ごろまで運行。その後、運行日数を増やし、河内長野市では3年以内に本格運用につなげたいとしている。
大阪府 ソフトバンク・MONETと包括連携協定を締結 8分野で協働
大阪市が公園に保育所整備へ 浪速区で事業者公募開始
大阪市は保育に対する多様なニーズに応えていく必要があるとして、市の中心部にある浪速区の浪速公園に新たに保育所を整備することを決め、施設を設置・運営する事業者の公募を始めた。公募の条件に、施設の定員を100人以上とし、このうち0歳児から2歳児までの定員を40人上とすることや、公園の魅力や機能の向上につながる提案を行うことを盛り込んでいる。 大阪市が公園に保育所を設置するのは初めてで、2020年の2月ごろに事業者を決定したうえで、2021年4月の開設を目指すとしている。大阪市の保育所の待機児童は2019年4月1日時点で過去最少の28人まで減少したが、このほかに希望する施設に入れないことなどを理由に、あえて施設を利用しない児童らが2,000人余りに上っているという。
大阪市 鶴見区に4カ所目の児童相談所 令和8年度に開設へ
積水ハウス ベトナムに住宅工事の技能訓練施設、2022年に300人登用
大阪府 “いじめ”に直接対応を検討 吉村知事が表明
学童保育に民間企業参入 共働き世帯増え需要増
共働き世帯の増加に伴い、小学生が放課後を過ごす学童保育需要が増え、自治体が運営する分では不足し、民間企業による参入が増えている。 英会話教室大手ECC(大阪市)は現在、大阪と兵庫の3カ所で学童保育の教室を運営しているが、9月に本格的に事業に参入する方針を発表した。計画によると、2020年4月からの5年間で関西やその他の地域で100カ所に広げる。英会話のほか、小学校で必修となるプログラミングの授業も取り入れるという。このほか、阪急阪神ホールディングスの子会社も大阪と兵庫の3カ所で学童保育の教室を運営しているが、今後もこうした施設を増やしていく方針。 放課後に小学生を預かる学童保育の需要は年々高まっており、自治体の施設に申し込んでも空きがなく入れない状況にある。共働き世帯の増加により、学童保育の待機児童は現在、全国で1万8,000人余りに上っているという。
3分で認知機能検査,大阪大が 新方法開発,患者の心理的負担 減らす
大阪市内に「特定技能」資格取得促す施設オープン
泉佐野市 外国人研修施設設置へ 「特定技能」の受け入れ拡大で
阪急交通社 初の宿泊「終活モニターバスツアー」
児童虐待防止にLINE窓口検討 大阪府内自治体・防止推進会議
大阪府が2万件超えで全国最多 18年度の児童虐待
厚生労働省がまとめた2018年度の児童虐待件数は、全国で前年度比19.5%増の15万9,850件(速報値)に上ったが、このうち大阪府下では前年度より2,000件余り多い2万6,941件で過去最多を更新し、全国の都道府県の中で最も多かったことが分かった。これは子どもが親などから虐待を受けたとして、大阪府内の児童相談所が対応した件数。虐待の内容をみると、暴言を吐いたり、子どもの目の前で家族に暴力を振るったりする「心理的虐待」が1万2,116件と最も多く、直接暴力を振るう「身体的暴力」が4,619件、子どもの面倒をみない「ネグレクト」が3,767件、性的虐待が192件となっている。このほか、近畿の5府県ではいずれも増えている。
大阪府の免許証返納 5月4,137人で最多に、9割は高齢者
大阪府警のまとめによると、全国各地で高齢ドライバーの交通事故が相次ぐ中、大阪府の今年5月の運転免許証の返納者が4,137人と、統計を取り始めた2017年1月以降で最も多くなった。このうち65歳以上の高齢者が3,890人と9割を占めた。これまでは1カ月平均で2,700人余だった。自主返納者が増えたのは、①相次ぐ高齢ドライバーの事故の報道を見て運転に自信がなくなった②家族と相談して、事故の加害者になる前に、運転をやめることを決めた-人などが多いという。運転免許証の自主返納は、警察署や運転免許証試験場で受け付けていて、免許証の代わりに本人確認の証明書となる「運転経歴証明書」を受け取ることができる。
」いう。
介護人材育成で画期的取り組み海外で育成し、日本へ派遣
介護人材の慢性的な不足を抜本的に改善することを目的に、業界事業者や関連業者に呼び掛け発足した「介護人材フォーラム」の発起人会合が6月6日、大阪市淀川区で開かれ、正式に立ち上げ、活動が始動することになった。同フォーラムは、海外からの介護人材の受け入れ・育成および、国内の主婦・学生・高齢者らを対象に地域ごとに地域の事情に合わせて様々な手法で、それぞれ育成することを目指している。発起人会合には、事務局の役割を担う一般社団法人 外国人介護留学生支援機構(所在地:大阪市淀川区)の呼び掛けに応じ出席したのは、社会福祉法人および医療法人含め3社の介護事業者と関連業者2社の5社だったが、時間的に調整がつかず出席しなかった介護事業者5社を合わせ、10社が発起人として名を連ねている。同フォーラムの最大の特色は、画期的な取り組みの方向にある。中長期的な到達目標として、海外における日本語学校併設の日本式介護研修施設による介護人材の育成を掲げ、そのうち希望者を日本の介護施設へ派遣するというものだ。また、外国人介護人材の現行制度のもとでの受け入れについても、海外諸国の人材送り出し関連団体および受け入れの管理組合を介さない独自ルートによる介護人材育成システムの構築を目指すとしている。外国人材受け入れ拡大に向け、4月からスタートした新在留資格「特定技能」制度に基づく外国人受け入れも、現状では問題点や課題が数多く指摘されている中、抜本的な解決策として今後の取り組みの行方が大いに注目される。
日産自「バリアフリー2019」に福祉車両5台出展
日産自「バリアフリー2019」に福祉車両5台出展
日産自動車(本社:横浜市西区)とオーテックジャパン(本社:神奈川県茅ケ崎市)は4月10日、インテックス大阪(所在地:大阪市住之江区)で4月18~20日までの3日間開催される「バリアフリー2019」(第25回高齢者・障がい者の快適な生活を提案する総合福祉展)にライフケアビークル(福祉車両)を5台出展すると発表した。
日産自動車グループは個人ユースから施設での利用までに対応できる幅広い福祉車両をラインアップ。今回は電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「セレナe-POWERチェアキャブ スロータイプ」をはじめ「デイズルークス助手席スライドアップシート」など計5台を展示する。
大阪は3/27 介護「特定技能」受け入れ制度説明会
大阪は3/27 介護「特定技能」受け入れ制度説明会
法務省、厚生労働省による、4月からスタートする外国人介護人材「特定技能」の受け入れに関する制度説明会が、3月15日から開始される。3月15日~4月4日までに全国8カ所で説明会が予定されている。
15日は名古屋市、18日は仙台市、20日は札幌市でそれぞれ開かれる。大阪は27日で、申込期限は19日。会場は都島区の大阪私学会館4階、13時~17時まで3回にわたり各回1時間(30分休憩)、1回200名で600名が対象。先着順で入場は無料。
同制度の詳細は、今月中旬にも省令で発表される見通しだが、関連事業者にとってはきちんとした手の打ちようがない、”船出”となりそうだ。