米バイオジェンは12月20日、エーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」について、米国での価格を従来比約50%値下げすると発表した。これまでは年間5万6,000ドル(約630万円)と高額だった。価格は半額に下げることで同新薬の普及を促す。2022年1月から値下げする。エーザイも「価格の改定により、新薬が使いやすくなる」としている。
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住友商事 中国山東省で水インフラ事業拡大へ 下水処理倍増
住友商事(本社:東京都千代田区)は12月17日、子会社の中国住友商事(所在地:北京市)、中国の水インフラ事業大手の北京首創生態環保集団股份有限公司(所在地:北京市、以下、北京キャピタル)とともに、山東省に合弁会社を設立し、連携を強化し水インフラ事業を拡大すると発表した。
合弁新会社は、Capital Summit Environment Investment Co.,Ltd.(以下、キャピタルサミット)。2010年から3社で共同運営している下水処理場3カ所に加え、北京キャピタルが保有する既存処理場29カ所を合わせ、計32カ所の下水処理場(下水処理水量約130万トン/日)を共同運営していく。キャピタルサミットの株主構成は北京キャピタル60%、住友商事40%。
キャピタルサミットは、水処理サービスと新規事業開発に関する3社の知見を生かし、山東省を中心に水インフラ事業の案件開発に取り組み、2030年までに下水処理量を現在の2倍(約260万トン/日)に拡大することを目指す。
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大林組などドローン活用の屋内建設現場の効率管理の実証実験
大林組(本社:東京都港区)、NTTドコモ(本社:東京都千代田区)、エヌ・ティ・ティ・コムウェア(本社:東京都港区、以下、NTTコムウェア)の3社は12月17日、屋内の建設現場でドローンを活用し、効率的に工事の進捗管理をする実証実験に成功したと発表した。
実証実験は2021年7月15日~8月3日に、東京都品川区の建設現場の約500㎡の屋内空間で実施。116カ所の位置を記憶したドロンが建設現場の写真を最大10日間の間隔で計3回撮影し、天候および時間帯が異なる環境において、設定されたルートを正確に自動・自律飛行できることを確認した。
今回3社が実証実験を行ったドローン活用の進捗管理では、数日間隔で複数回、どろーんが建設現場の写真撮影を自動で実施。
撮影した各日の工事写真は3Dデータ上の任意の箇所をクリックすると、その場所の工事写真を閲覧することができる。これにより、同じ場所で撮影された写真の時系列での比較が容易となり、人手のかかる作業が自動化できるため、現場の負担を軽減できる。
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王子HD セルロースを補強した減プラ素材をサンプル提供
王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は12月16日、植物原料由来のセルロースを補強繊維としたマット(以下、セルロースマット)を開発し、サンプル提供を開始したと発表した。このセルロースマットは不織布を製造する同社独自の技術を活用して製造されており、これを熱加工することで、プラスチックより変形に強く、割れにくいセルロース樹脂成形体になる。さらに同社が手掛けるCNFシートなどの機能性素材を貼り合わせることで、剛性などの性能向上が可能という。
このセルロース樹脂成形体は従来のポリプロピレン樹脂(プラスチック)成形体との比較で、石油由来のプラスチックの使用量を最大で約70%削減することができ、自動車部材などへの適用を想定している。
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三井不動産 クアラルンプールに22年1/20「ららぽーと」開業
三井不動産(本社:東京都中央区)は12月16日、マレーシア・クアラルンプールで商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと ブキッ・ビンタン シティセンター」(以下、ららぽーとBBCC)を、2022年1月20日に開業すると発表した。
ららぽーとBBCCは、クアラルンプール中心市街地において開発が進む、商業施設、オフィス、住宅、ホテル等が融合した、全体敷地面積約7万8,500㎡の大規模街づくりプロジェクト「ブキッ・ビンタン シティセンター」(以下、BBCC)の中心的存在。ららぽーと事業としては、東南アジア初、海外では2021年4月に開業した中国・上海の「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」に続く2施設目となる。日本国内の施設を含めても最大規模(店舗面積約8万2,600㎡)のフラッグシッププロジェクト。2022年1月20日に開業し、約400店舗が順次オープンする。
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年末年始航空予約 ANA,JAL国内線はコロナ前の7~8割に回復
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は12月17日、2021年度年末年始(2021年12月25日~2022年1月4日)の予約状況を発表した。国内線の予約状況については両社とも前年を上回り、コロナ前の2019年度の70~80%の水準まで回復している。
ANAの国内線予約数は前年比12.3%増の108万1,252人で、2029年度比で71%まで回復。予約率は前年比15.7ポイント増の65%となっている。JALの国内線予約数は前年比64.8%増の97万8,693人で、2019年度と比べると84.3%まで回復。予約率は前年比23ポイント増の66.1%。
国際線予約数については、ANAが前年比101.9%増の3万3,859人(2019年比90%)で予約率36.6%(前年比16.7ポイント増、2019年比42.9ポイント減)。JALが前年比124.3%増の3万9,774人(2019年比13.5%)で予約率36.9%(前年比14.5ポイント増、2019年比48.9ポイント減)。
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商船三井とVopak 香港洋上LNG受入基地向けFSRUを共同保有
商船三井(本社:東京都港区)は12月16日、Royal Vopak N.V.(本社:オランダ、以下、Vopak社)との間で、商船三井が保有する世界最大のFSRU「MOL FSRU Challenger」の船主会社株式の49.99%をVopak社が取得することで合意したと発表した。これにより、今後船名を「Bauhinia Spirit」(バウヒニア スピリット)に変更予定。
また、両社が共同保有することになる新たな合弁会社は、Hong Kong LNG Terminal Limited(以下、HKLTL社)との長期傭船契約に基づき、このFSRUを香港洋上LNG受入基地に投入するとともに、桟橋の保守・操業サービス、および港湾関連サービスを提供することも発表した。