スズキ インド・デリーに「R&Dセンター」設立

スズキ(本社:静岡県浜松市)は8月29日、インド・グジャラート州ガンディナガルの国際会議場「スハトマ・マンディール」で開催されたスズキのインド事業40周年記念式典で、インド・デリーにスズキ100%出資のSuzuki R&D Center India Private
Limited(以下、SRDI)を設立したと発表した。
SRDIの設立を通じて、日本とインドの開発部門を効率的に連携させ、インドの豊富な技術系人材とともに、社会から必要とされている技術開発を行い、スズキの競争力強化を支える体制を構築していく。このため、SRDIはインドでの採用活動を開始する。

AI inside 業務自動化PがアジアDX促進事業に採択

AI inside(本社:東京都渋谷区)は8月26日、業務自動化・DXプロジェクトが経済産業省と日本貿易振興機構(ジェトロ)が進める「アジアDX事業」の、タイにおける業務自動化・DX推進に採択されたと発表した。これはASEANにおける経済・社会課題を解決し、日ASEANが一体となってデジタルイノベーションの社会実装を進めることを目的とする「アジアDX促進事業」の一貫。

トヨタ 7月世界販売7%減 部品不足響き11カ月連続減

トヨタ自動車が8月30日発表したした7月の販売・生産・輸出実績によると、世界販売台数は前年同月比7%減の79万7,179台だった。前年実績を下回るのは11カ月連続。部品の供給不足が響いた。海外販売は4.1%減の69万2,748台だった。2カ月ぶりに前実績を下回った。国内販売は25%減の10万4,431台で、11カ月連続で前年実績を下回った。海外生産は4%増の48万4,730台と過去最高だった。

シャープ オフショアの新拠点「ITSベトナム」開設

シャープ(本社:大阪府堺市)は8月29日、ITシステム内製化の取り組み強化の一環として、ベトナム・ホーチミン市にITシステムの開発・サポート業務を担う、オフショアの新拠点「ITSベトナム」をベトナムのホーチミン市に開設し、8月下旬より本格稼働を開始したと発表した。
今回開設したITSベトナムには第一弾として、ERP関連の業務アプリケーション開発やサポート業務の一部を移管する。今後、人材育成に加え、さらなる体制強化を図り、順次業務範囲を拡大していく予定。

Jパワー ベトナムのビナフォー社とバイオマス事業開発で覚書

電源開発(以下、Jパワー、本社:東京都中央区)は8月26日、ベトナムのフォレストリー コーポレーションJSC(以下、ビナフォー社、本社:ベトナム・ハノイ市)との間で、ベトナムにおける発電・燃料製造をはじめとするバイオマス事業開発の共同検討に係る覚書を締結したと発表した。
Jパワーは、これを通じてベトナムでのバイオマス発電事業への参入を目指すとともに、同国におけるカーボンニュートラル実現に貢献していく。
ビナフォー社は、ベトナム国内に約4.3万haの林地を管理し、植林、産業用木版や輸出向け家具の製造、木材製品販売等を行う同国の大手国営林業会社。

SBI シンガポールの検索企業バックフィル社に出資

SBIホールディングス(本社:東京都港区)は8月26日、シンガポールのブロックチェーン上で検索エンジンを提供するソラナFMの運営会社、バックフィル(Backfill)社に出資すると発表した。出資額は450万米ドル(約6億1,000万円)。グループ会社のSBI-シグナム-アジムット・デジタルアセット・オポチュニティー・ファンドを通じて出資する。同ファンドは、SBIグループとシグナム銀行グループの両社がアジアと欧州にまたがるネットワークを活用して運用する。

スズキ インド工場建設予定地の定礎式を実施

スズキ(本社:静岡県浜松市)は8月28日、インド四輪生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社が、グジャラート州に建設予定の電気自動車(BEV)向け車載用電池工場および、インド子会社マルチ・スズキ・インディア社がハリヤナ州カルコダに建設予定の新工場の定礎式を実施したと発表した。
BEV向け車載用電池工場は2026年、カルコダ四輪工場は2025年の稼働をを予定。

三井化学 シンガポールの子会社を英イネオスに譲渡

三井化学(本社:東京都港区)は8月26日、シンガポール子会社、三井フェノールズ・シンガポール(以下、MPS)の全株式を2023年3月1日に英石油化学大手イネオス・ホールディングスに譲渡すると発表した。譲渡額は3億3,000万米ドル(約454億円)。フェノール事業(フェノール、アセトン、ビスフェノールA、αメチルスチレン)再構築計画の一環。
MPSの株式は英イネオス社に譲渡するが、他の拠点(日本/大阪・市原工場、中国/上海:上海中石化三井化工有限公司)は引き続き三井化学が運営し、今後とも安定的に製品供給していく。

日本製鉄インド合弁 港湾や発電所を3,280億円で取得

日本製鉄(本社:東京都千代田区)は8月26日、欧州アルセロール・ミタルとの合弁会社、AM/NSインテリアが、インドのエッサ−ル・グループから港湾や発電所を24億ドル(約3,280億円)で取得すると発表した。当局の承認を得たうえでグジャラート州やアンドラプラデシュ州の港湾や発電所も買収する。
鋼材需要の増大に備え、製鉄所の周辺で輸送やエネルギーのインフラを拡充し、物流の安定化や事業の効率化を図る。

7月薄型テレビ国内出荷0.6%増 13カ月ぶり増に

電子情報技術産業協会(JEITA)は8月29日、7月の薄型テレビ「の国内出荷台数が前年同月比0.6%増の40万7,000台だったと発表した。前年実績を上回るのは、巣ごもり需要が続いていた2021年6月以来13カ月ぶり。中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)が解除されて以来、生産の正常化が進んだことで、出荷台数が増加した。

山崎製パン 神戸屋の包装パン事業の買収を発表

パンの国内最大手、山崎製パン(本社:東京都千代田区)は8月26日、神戸屋(本社:大阪市東淀川区)の包装パン製造販売事業と、同社子会社の営むデリカ食品の製造販売事業を譲り受けると発表した。同事業譲り受け日は2023年2月28日を予定。譲り受け価額は非公表。
神戸屋が新たに設立する完全子会社に対し、対象事業に関する資産等を会社分割により承継させ、新会社の全株式を山崎製パンが取得する予定。
神戸屋は製パンメーカーとしては業界第4位で、2021年12月期売上高は390億9,700万円。今後、神戸屋は冷凍パン事業およびフレッシュベーカリー・レストラン事業に専念する。

Looop 独Heliatekの薄膜太陽電池を国内独占販売

再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービス事業を手掛けるLooop(本社:東京都台東区)は8月26日、ドイツのHeliatek(へリアテック)GmbH(本社:ドイツ・ザクセン州ドレスデン)の太陽電池の日本における独占販売を担うことで契約を締結したと発表した。
Heliatekは、有機薄膜太陽電池の研究開発の世界的なリーディングカンパニー。同社の太陽電池は超薄型フィルム状で、超軽量で折り曲げることができる。このため、これまで設置が難しかった荷重制限のある場所や様々な素材の設置面に直接貼り付ける事が可能だ。

ホンダ 埼玉・鈴鹿製作所 9月上旬3〜4割減産発表

ホンダは8月25日、9月上旬に埼玉製作所(所在地:埼玉県寄居町)と鈴鹿製作所(所在地:三重県鈴鹿市)の生産が3〜4割減産となるとの見通しを発表した。埼玉製作所は従来計画と比べ約4割、鈴鹿製作所は約3割のそれぞれ減産となる。埼玉製作所は8月分の約1割減産から拡大する。鈴鹿製作所は8月と同水準の減産となる。

日本電産「ポスト永守」またも去る 関社長退社へ

日本電産の社長兼最高執行責任者(COO)、関潤氏(61)が8月25日、退任することが明らかになった。創業者の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)との路線対立が原因とみられる。
同社は2030年に売上高10兆円の目標を掲げている。創業者の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)はまもなく78歳となる。過去、永守会長が社外からヘッドハンティングした後継候補はことごとく会社を去っており、今回も同様の事態となった。

21年焼酎売上高 霧島酒造が10年連続1位を堅持

帝国データバンク福岡支店のまとめによると、2021年の全国の焼酎・泡盛メーカーの売上高ランキングで霧島酒造(所在地:宮崎県都城市)が前年比4.1%減の559億円にとどまったが、首位となった。この結果、同社は10年連続で1位を堅持した。
新型コロナウイルス禍で外食向けの販売が縮小したため、上位50社のうち約8割が減収となった。

フジテック インド昇降機メーカーを買収 事業拡大

エレベーター大手のフジテック(本社:滋賀県彦根市)は8月24日、グループの完全子会社FUJITEC India Private Limited(本社:インド・タミルナドゥ州、以下、FUJITEC India)を通じて8月22日、インドの昇降機メーカー、Express Lifts Limited(本社:インド・グジャラート州、以下、Express Lifts社)の発行済全株式を取得することで、株式譲渡契約を締結したと発表した。株式譲渡予定日は9月20日。
成長著しいインド昇降機市場で、さらなる事業拡大を目指す。Express Lifts社の2022年3月期の売上高は8億7,300万ルピー。

三井物産と三菱商事「サハリン2」出資を継続

三井物産に続き三菱商事も8月25日、ロシア極東の資源開発事業「サハリン2」の新たな運営会社に参画する通知を月内にも出す方針を決めた。ただ、今回の両社の決断に拘らず、ロシア側が両社の意向を承諾するかは不透明だ。
ロシア側はサハリン2の運営を移管した新会社への出資を続けるかどうか、両社に決断を迫っていた。

JR西日本 ディーゼル車両 30年めどにバイオ燃料に切り替え

JR西日本(本社:大阪市北区)の長谷川一明社長は8月24日、脱炭素の取り組みの一環として、ディーゼル車両の燃料を2030年をめどに、植物などからつくるバイオ燃料に全面的に切り替えることを目指し、実証実験を始めることを明らかにした。
今年度からエンジンの試験を始め、2024年度には乗客を乗せた走行試験を行ったうえで、2025年度から順次、バイオ燃料を導入していく予定。経由などを混ぜず、100%バイオ燃料で長期の走行試験を行うのは国内の鉄道事業者で初めてという。
山陰本線などを走るディーゼル車両の燃料のすべてを軽油から、植物由来の食料油やミドリムシなどからつくる次世代バイオディーゼル燃料に切り替える。バイオ燃料への切り替えにより、年間およそ5万5,000トンのCO2(二酸化炭素)排出量を削減できると見込んでいる。

河村電器産業 ベトナムのアンティ社と資本業務提携

河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)は8月24日、ベトナムの配電盤メーカー、ANH THY JOINT STOCK COMPANY(アンティ ジョイント ストック カンパニー、本社:ベトナム・ビンズオン省)と資本業務提携したと発表した。アンティ社の全発行済株式の36%を取得する。
ベトナム市場のさらなる拡大を見込み、生産基盤の拡大と顧客へ付加価値の高いサービスを提供する必要があると判断した。

宅配寿司「銀のさら」9/9 タイ・バンコクに海外初出店

ライドオンエクスプレスホールディングス(本社:東京都港区)は8月23日、グループのライドオンエクスプレスがJALUX(ジャルックス、本社:東京都港区)とフランチャイズ契約を締結し、宅配寿司「銀のさら」のデリバリー・テイクアウト店舗を9月9日、タイ・バンコクの日本生鮮卸売市場「トンロー日本市場」内にオープンすると発表した。「銀のさら」の海外発のフランチャイズ第1号店となる。営業時間は11時〜20時。運営企業はJ VALUE CO.,LTD。