コマツ(本社:東京都港区)は3月8日、ホンダ(本社:東京都港区)と電動マイクロショベル「PC01E-1」の系列拡大機種となる「PC05E-1」を共同開発し、2023年度に国内市場への早期導入を目指すと発表した。
コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付けて、電動化建機の市場形成に向けて、当該機の早期市場投入および普及を図っていく。
DNP フィリピンでMaaS活用の冷蔵物流の実証事業
大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は3月9日、フィリピン・マニラ首都圏および近郊で2月10〜24日、物流の最終拠点からエンドユーザーの手元までのラストワンマイルの低温度帯配送「コールドチェーン」を対象に、実証事業を実施したと発表した。この実証事業の中で、DNPが開発したデジタル配送管理システムと、冷蔵・冷凍車に比べて低コストで導入可能な「DNP多機能断熱ボックス」を掛け合わせた物流サービスの実現性、市場受容性を検討した。
今回の実証事業で配送管理の効率化、任意の温度帯を長時間保った配送および、配送業務が未経験のドライバーの業務への適応といった一定の成果が得られた。これを踏まえ将来的には、食品や医薬品等を安全に最終目的地まで届けられる、安くて高品質なコールドチェーンの普及・浸透と、当該市場における新たな雇用創出につなげる。
三井不動産 約2,300万KWh/年 メガソーラー用地取得
ファストリ バングラデシュ女性労働者の地位向上支援
ファーストリテイリングは3月8日、バングラデシュの取引先縫製工場における女性従業員エンパワーメントの目標を設定したと発表した。これは同国の主要産業を占める、アパレル産業における女性の地位向上を支援する継続的な取り組みの一環。
主要8工場とともに、2025年末までに①1,500人の女性従業員が管理職になるためのトレーニングを受講②対象工場における女性管理職比率が平均30%以上に上昇③すべての女性従業員が託児所や託児サービス、また身体的・精神的サポートを受けやすい環境が整備されているーなどの達成を目指す。
バングラデシュの2019年の総輸出額の84.4%を占める既製服セクターは、約420万人の労働者を雇用し、その90%が女性。同部門は同国の経済成長の原動力として進化してきたが、女性労働者がこれらの貢献に見合うよう処遇されているか疑問視されている。こうした現状改善の一助とする。
セブン&アイ 26年までにイトーヨーカ堂 1/4削減
双日 ビナミルクGと牛の肥育農場・食肉加工事業
双日(本社:東京都千代田区)は3月8日、ベトナムの最大手乳業メーカー、ベトナム・デアリ・プロダクツ・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビナミルク、所在地:ホーチミン市)のグループ会社、ベトナム・ライブストック・コーポレーション・ジョイント・ストック・カンパニー(以下、ビリコ、所在地:ハノイ市)が、ベトナムのビンフック省で同国最大級の牛の肥育農場・食肉加工事業を行うと発表した。
同事業を担うのは、2021年9月に設立した合弁会社、ジャパン・ベトナム・ライブストック(以下、JVL、所在地:ハノイ市)で同日、工場の起工式を行った。工場の稼働は2024年6月を予定。
この施設はビンフック省ダムダオ地区の約75haの土地に、約1万頭の牛を肥育できる農場と、年間約3万頭の処理能力を持つ屠畜(とちく)場、年間約1万トンの牛肉を加工できる工場を保有。肥育から出荷までの工程を一貫して行う。日本と同様の加工設備、衛生・品質管理手法を導入することで工場の生産性を高め、良質な冷蔵肉を安定供給する体制を構築する。
ベトナムの年間牛肉消費量は約50万トン(日本は約100万トン)だが、今後同国の人口(2022年時点約9,900万人)の増加や所得水準の向上により、需要の増加が見込まれる。
日産自 メタバースで新車販売 購入まで完結 実証実験
双日,JOGMEC レアアース確保へ豪ライナス社へ出資
双日と独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)は3月7日、2011年に共同で設立した日豪レアアース(以下、JARE)を通じ、Lynas Rare Earths Limited(本社:豪州・パース、以下、ライナス社)への総額2億豪ドル相当の追加出資を決定した。これに伴い、ライナス社が生産するマウント・ウェルド鉱山由来のレアアース、ジスプロシウムおよびテルビウムの最大65%を日本向けに供給する契約を締結したと発表した。
これは日本企業が参画する鉱山からのレアアース一貫生産プロジェクトにおける初の日本向け供給契約となる。これらのレアアースは電気自動車や風力発電のモーター用磁石を中心に様々な産業で使用される。
ホンダ プラットフォーム型自動走行の電動台車開発
ホンダ(本社:東京都港区)は3月7日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州)が、プラットフォーム型自律移動モビリティの実験用車両(自動走行の電動台車)の3代目となる試作車を発表した。3月14〜18日まで米・ラスベガスで行われる建設機械の見本市「CONEXPO-CON/AGG2023」で公開する。
同車両はGPSによる位置情報、高性能センサー「ライダー」による障害物検知機能などを駆使し、自動で走行する。全幅51インチ(1,300mm)、全長119インチ(3,025mm)、全高81インチ(2,052mm)。荷台のサイズ101インチ(2,560mm)×51インチ(1,300mm)。最大積載量2,000ポンド(907kg)。自律走行時最高時速10マイル(16kg)。バッテリー容量18.6KWh。最大積載時の航続距離は最大28マイル(45km)。
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ホンダ 米で燃料電池 定置電源の実証運用を開始
ホンダ(本社:東京都港区)は3月6日、米国現地法人アメリカン・ホンダモーターの敷地内に燃料電池(FC)定置電源を設置し、米国時間3月3日より同社のデータセンター向けの非常用電源として実証運用を開始したと発表した。この取り組みは将来の商用化に向けた第一歩となる。
今回採用するFC定置電源では燃料電池自動車(FCEV)「クラリティ フューエル セル」のFCシステムを再利用している。4基のFCシステムから構成される約250KWのユニットを2台接続することで合計約500KWの出力を有している。またユニットを追加接続することで、さらなる高出力化が可能で、各ユニットは設置環境に合わせた配置が可能という。
ホンダはFCEV、商用車、定置電源、建設機械の4つをコアドメインとして、FCシステムの適用先の拡大を進める。様々な企業との協業・連携を強化しながら、水素の活用拡大に取り組んでいく。
商船三井など タイのクリーン水素 供給網構築で覚書
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天馬 ベトナム・クアンニン省に90億円投じ第2工場
協働ロボ世界市場 32年出荷43万台 1兆538億円規模
京セラ 中国・天津市の太陽光パネル工場を閉鎖
ワークマン アパレル市場に進出 9月に東京に出店
作業服大手のワークマン(本社:群馬県伊勢崎市)は、新業態のファッション・アパレル市場に本格参入する方針を明らかにした。9月に東京中心部に、その業態の第一弾「ワークマンカラーズ」を出店する計画。
ワークマンは作業服・用品分野で、利用者のプロ・職人が求める機能性が認められ高い支持を得て、高成長を維持。2018年に一般・カジュアル向けに機能性の高い商品を扱う「ワークマンプラス」、2020年に女性向けの「ワークマン女子」などの業態を立ち上げてきた。ただ商品自体は、同社が強みとする優れた機能性を前面に打ち出し、作業服と共通の仕様とし既存商品と差別化。流行に左右されない商品づくりでコストダウンを図ってきた。
今回はこうした路線から転換し、ファッション性を全面に打ち出した、アパレル業態へ本格的に参入することになる。
阪大とNEC 介護施設でデジタルツインの社会実装へ
大阪大学と日本電気(以下、NEC)が設立した「NEC Beyond 5G協働研究所」は3月2日、サービス付き高齢者向け住宅「柴原モカメゾン」(所在地:大阪府豊中市)で3月に、生活空間の場で研究開発を実施するリビングラボの手法を用いた実証を開始したと発表した。
この実証はNEC Beyond 5G研究所の研究開発成果をリビングラボによって実証し、社会実装や社会課題解決につなげる活動の第一弾。
被介護者が常に安心して過ごせて、介護者と被介護者が十分に関わりを持つことのできる理想的な介護の実現を目指し、デジタルツイン(現実空間と同じ状況をシミュレーション空間に再現する技術)を活用して心の状態の理解・予測や適切なコミュニケーションのきっかけづくりを行う実証を開始する。