コメの価格高騰が一向に収まらない。スーパーの平均店頭価格は前年から約9割も上昇したままだ。値上がりの背景には、一部業者による投機目的の買い占めや売り惜しみがあるとされる。流通の目詰まりがあるなら、政府による備蓄米の放出量の上積みをためらうべきではない。
今回、日本人の主食であったはずのコメの不足が表面化、なぜ”令和のコメ騒動”とでもいうべき事態になったのか。端的にかつ突き詰めていえば政府の減反政策、生産調整政策の失敗だ。これを抜本的に見直しを図るしかないのではないか。食糧安全保障面から考えると、零細小規模の農家を別にすれば、米作農家は国として守っていかなければならない。欧米先進国などと比較すると、日本の食料自給率は極端に低い。農業の機械化・自動化で従事者を守らなければ、農業は衰退する。さらなる耕作放棄地の増大は亡国を意味する。
政府はコメ価格の安定を図るため、2018年に長らく続いた減反政策を廃止して以降も、転作に補助金を出して生産を調整している。しかし今回、需要の急増に柔軟に対応できない問題もすでに明らかになっている。
コメ農政は本来、生産者が一定の利益を確保でき、消費者にも過度な負担とならないよう、価格の安定を図ることが大前提だ。この大原則に沿った農政に立ち返る農政の大転換が求められる。
みのもんたさん死去 80歳 情報・バラエティ番組で司会
コメ民間在庫量 1月として09年以降で最少の230万トン
AI法制定へ 管理と研究開発で初法案 権利侵害 国が調査
森永乳業 インドネシア乳製品AKD社とシンガポールで協業
政府の育児政策 効果見通せず 経済的不安で高い”2人目の壁”
2024年の出走数が72万9,888人と、過去最少を9年連続で更新した。政府は子育て世帯に対し、児童手当の拡充などの対策を打ち出しているが、少子化に歯止めがかからず具体的な効果は見通せない。
政府の少子化対策は多子世帯に手厚い。2024年10月分から所得制限が撤廃された児童手当は、第3子以降の支給額を3万円に倍増。新年度からは、子どもが3人以上いる世帯を対象に大学や専門学校の授業料などの無償化も始まる。
ただ、政府の諸施策にも関わらず、子育て世代の背中を押すところまでには至らず、多子世帯は減っている。経済的不安による”2人目の壁”は予想以上に高い。
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査で、夫婦1組が産む子どもの数の平均数とされる「完結出生児数」は2010年に初めて2人を下回って以来、1.9人台を推移。2000年代前半まで子ども1人の夫婦の割合は全体の8.9%だったが、2021年には19.7%に高まっている。
24年出生数 関東7都県で計25万人余 前年より8,000人余減少
厚生労働省の発表(速報値)によると、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に加え、北関東の茨城、群馬、栃木の関東の7都県で2024年に生まれた子どもの数は、25万2,201人と前年より8,255人減少した。
都県別にみると、東京8万7,376人(前年比919人減)、神奈川5万2,534人(同2,262人減)、埼玉4万1,987人(同1,778人減)、千葉3万5,370人(同1,409人減)、茨城1万4,843人(同752人減)、群馬1万276人(同495人減)、栃木9,815人(同640人減)と、いずれも前年を下回った。
一方、この7都県で2024年に死亡した人は合わせて50万175人となり、前年より1万3,628人増加した。この結果、人口の「自然減」は合わせて24万7,974人(前年比2万1,863人増)となり、関東圏でも人口の減少に歯止めがかかっていない。
エセ民主主義の国・米国を辛うじて救った野党・民主党
トランプ米大統領が2月28日、米ホワイトハウスにおけるウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談で、低俗な”怒鳴り合い”(米メディア)を繰り広げたことを受け、野党・民主党は「米国の恥」とトランプ氏を一斉に批判した。
トランプ氏の独善的な発言や施策で、世界の政治・経済に悪影響が広がり、米国という国はこんな国だったのか?ご都合主義・エセ民主主義の国というレッテルがふさわしい米国の、一部の勢力の人たちにも辛うじて、そんな風評を返上する、人としての”良心”があった。
共和党・民主党の二大政党制で世界のリーダー的役割を務めてきたはずの米国。そのうちの共和党は、”攻撃””攻撃””攻撃”で相手を罵倒する形でしか対峙できないトランプ氏の登場で全く変質。人として全く品のない最下等の3流国の政党に成り下がった。
パナHD津賀会長退任へ 楠見氏の下で経営陣新体制, 改革推進
ダイハツ 267億円投じインドネシア・カラワン市に新工場
葛西優奈「金」世界ノルディック複合で日本女子初
東京・新宿アルタ閉店 45年の歴史に幕「笑っていいとも!」
NPB調査 ネットカジノに7球団14人が利用 自主申告
24年婚姻件数49万9,999組で2.2%増もコロナ禍前に戻らず
大阪「特区民泊」運営 中国系4割占める 経営ビザで移住急増
阪南大の松村嘉久教授(観光地理学)の調査によると、大阪市内で認定を受けた「特区民泊」5,587件(2024年末時点)のうち、中国人または中国系法人が運営している施設が41%に上ることが分かった。大阪市内には2024年末現在、住宅宿泊事業法(民泊法)に基づく民泊が5,044件、国家戦略特区に基づく民泊が5,587件あり、それぞれ2020年末から25〜73%増えている。
このうち、特区民泊は営業者名が公開されており、同教授らは5,587件の営業者について、法人登記簿などを基に調べた。その結果、営業者または営業法人の名前が中国人だったり、住所が中国にあったりした中国系施設が2,305件(41%)に上った。その他の外国系は99件(2%)だった。日本人の個人や法人は2,343件、判別できないケースは840件あった。中国系はコロナ禍後に急増し、半数は2022年以降に大阪市から認定を受けていた。
大阪では経営・管理ビザで滞在する中国人が急増している。在留外国人統計によると、2024年6月までの過去5年間の増加数は都道府県別で大阪府が最多の2,889人。2位の東京都の1,862人を1,000人以上上回っている。また、特区民泊を営業できる区域は限られ、大阪市に全国の95%が集中している。
カワサキモータース 初の小型電動四輪車 米, カナダで発売
スマホの”ながら運転” 24年死亡・重傷事故 過去最多
テスラ1月欧州販売45%の急減 マスクCEOの発言に反発
24年出生数 過去最少の約72万人 9年連続で最少更新
韓国24年合計特殊出生率0.75 9年ぶり上昇 OECDでは最低
韓国24年合計特殊出生率0.75 9年ぶり上昇 OECDでは最低
エターナルG「鳥貴族」上海に1号店 将来650店舗めざす
トランプ米大統領 EU輸入品に25%の関税 発動時期言及せず
トランプ米大統領 EU輸入品に25%の関税 発動時期言及せず
セブン&アイ 創業家側が非上場化を断念 資金めど立たず
関西鉄道7社がQR乗車券導入へ取り組み 万博の利便性向上
大阪・関西万博での外国人客の移動の際の利便性を高めようと、関西の鉄道7社がQRコードを活用したデジタル乗車券を発売することを明らかにした。この取り組みを進めているのは、先行させたJR西日本と大阪メトロ、そして阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の鉄道7社。
JR西日本と大阪メトロ1月から10月までの間、専用のアプリを使ってクレジットカードで決済すると、大阪市内を中心に対象となる駅でQRコードを専用の器械にかざせば自由に乗り降りできるデジタル乗車券を発売している。阪急、阪神、京阪、南海、近鉄の私鉄5社は2月27日から1カ月限定で新しい共通のデジタル乗車券の利用を始める。1日乗車券は1人、税込み3,000円で大阪、京都、奈良、神戸などの駅で自由に乗り降りできる。
これに先立ち、大阪メトロとJR大阪環状線が接続する森ノ宮駅で2月26日、QRコードを使って関係者が乗り降りする催しが行われた。
24年医療機関倒産64件 過去20年で最多 休廃業・解散598件
東京商工リサーチのまとめによると、2024年の病院、クリニック(診療所)、歯科医院などの医療機関の倒産は前年比56.0%増の64件で、過去20年の最多を更新した。また、休廃業・解散は14.1%増の598件に上り、2016年(663件)、2017年(617件)に次ぐ3番目の水準だった。この結果、倒産と休廃業・解散の合計は前年比17.1%増の662件に達し、過去20年で2番目の高水準となっている。
倒産は、クリニック、歯科医院が件数を押し上げたが、ベッド数20床以上の病院も前年比3.5倍と大幅に増えた。休廃業・解散は、クリニックが60.3%、歯科医院が23,0%を占め、小規模な医療機関の閉院が加速している。
WHO神戸センター 26年3月閉鎖へ 県・市の財政支援終了で
神戸市のWHO(世界保健機関)の直轄の研究機関が、兵庫県や神戸市からの財政支援の終了により、2026年3月で閉鎖されることになった。同センターは日本国内に唯一あるWHOの直轄の研究機関で、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして兵庫県と神戸市、経済界が誘致した災害医療の研究や人材育成、それに国際的なシンポジウムの開催などを行ってきた。
県によると、同センターの運営費はすべて地元が負担することになっており、現在は兵庫県が年間およそ3億円、神戸市が同1億5,000万円を支援しており、誘致後の30年間の総額はおよそ160億円に上るという。
兵庫県と神戸市はスイスのWHO本部と財政負担の軽減について競技してきたが、WHOと折り合えず財政支援の終了を決めた。
WHO神戸センター 26年3月閉鎖へ 県・市の財政支援終了で
神戸市のWHO(世界保健機関)の直轄の研究機関が、兵庫県や神戸市からの財政支援の終了により、2026年3月で閉鎖されることになった。同センターは日本国内に唯一あるWHOの直轄の研究機関で、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして兵庫県と神戸市、経済界が誘致した災害医療の研究や人材育成、それに国際的なシンポジウムの開催などを行ってきた。
県によると、同センターの運営費はすべて地元が負担することになっており、現在は兵庫県が年間およそ3億円、神戸市が同1億5,000万円を支援しており、誘致後の30年間の総額はおよそ160億円に上るという。
兵庫県と神戸市はスイスのWHO本部と財政負担の軽減について競技してきたが、WHOと折り合えず財政支援の終了を決めた。