全会一致で3/23「森友学園」籠池氏の国会証人喚問
学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)への国有地払い下げ問題を巡り、衆参両院の予算委員会は3月17日、学園理事長を退任する意向を示している籠池泰典氏の証人喚問を3月23日に行うことを全会一致で決めた。23日、午前10時から参院、午後2時50分から衆院でそれぞれ2時間程度実施する予定。
大阪万博 経産省の開催概要の報告書案まとまる
経済産業省は3月13日、2025年に大阪で開催を目指す国際博覧会(万博)について、有識者らの最後の検討会を大阪市内で開き、開催概要の報告書案をまとめた。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。2025年5月3~11月3日、大阪湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」で開催する。政府は報告書案への意見を募ったうえで、4月に立候補を閣議了解する。
テーマを英語で「Designing Future Society for Our Lives」と表現。高齢化が進む日本を、「世界における未来社会の実験場」と位置付け、「人類共通の課題の解決に向けたアイデアを発信し、異なる知と知が融合することで、新たなアイデアが生まれる場」と提示する。
開催時間は9時~22時とし、期間限定で24時間開催も検討する。夢洲のうち約100㌶を会場とし、入場者数を2800万~3000万人と想定している。
南回りルートで大阪延伸 京田辺市に北陸新幹線新駅
北陸新幹線の京都-新大阪間のルートが3月7日固まった。自民・公明両党による与党検討委員会は、京都府京田辺市に新駅を設ける南回り案を採用する方針を示した。新駅はJR片町線(学研都市線)・松井山手駅に接続する。
国土交通省が同日提案した試算によると、南回りの費用対効果(開通による効果を総費用で割った数値)は1.05。東海道新幹線の北側を通る北回り案では1.08とほぼ同水準だった。距離は3㌔、所要時間は1分間しか変わらない。また、概算建設費は2兆1000億円で北回り案を300億円しか上回らない。
こうした点を考慮し検討委員会は、南回り案について地域経済への波及効果などを評価する意見が多かったという。
大阪市を8つの総合区に再編 区長会議で区割り原案
大阪市役所でこのほど、市内の区長を集めた区長会議が開かれ、総合区を導入する場合の新しい区割りについて、吉村洋文市長が取りまとめた原案が示された。
新しい区割りの原案は、現在の24区を8区に再編するもの。吉村市長は1つの区の人口を30万人規模にし、商業地域などのバランスを考え、①市の南部の商業拠点として天王寺区、阿倍野区に生野区を加えて1つの区とする②市の北部の商業拠点として北区、都島区、旭区を1つの区とする③交通の利便性などを考慮し、福島区、此花区、港区、西淀川区を1つの区とするほか、住之江区、住吉区、西成区を1つの区とする-などとしている。
同市長は今後、市議会での議論なども踏まえたうえで、3月下旬にも案を取りまとめたいとしている。