関空・免税店エリアに「ユニクロ」15年3月出店
新関西国際空港は9月30日、関空第1ターミナル内の免税店エリアに、カジュアル衣料品店「ユニクロ」が2015年3月にオープンすると発表した。空港内としては日本最大(約450平方㍍)の規模。同ターミナル内では、増え続けている外国人旅行客をターゲットに、免税店エリアを約1.4倍に拡大するリニューアル工事中で、ユニクロは拡大後の核店舗の一つになる。
関空・免税店エリアに「ユニクロ」15年3月出店
新関西国際空港は9月30日、関空第1ターミナル内の免税店エリアに、カジュアル衣料品店「ユニクロ」が2015年3月にオープンすると発表した。空港内としては日本最大(約450平方㍍)の規模。同ターミナル内では、増え続けている外国人旅行客をターゲットに、免税店エリアを約1.4倍に拡大するリニューアル工事中で、ユニクロは拡大後の核店舗の一つになる。
関西圏事業計画を国家戦略特区諮問会議が認定
政府は9月30日、国家戦略特区諮問会議を開いた。戦略特区に指定した6地域のうち、京都、大阪、兵庫の3府県で構成する「関西圏」と、福岡市の規制緩和策などを盛り込んだ事業計画をそれぞれ認定した。計画認定は関西圏は初めてで、福岡市が2回目。
政府が認定した関西圏の計画では、保険診療と保険外の自由診療を併用する「混合診療」の拡充のほか、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った網膜再生治療をはじめとする医療技術の実用化に向けて、2017年度に神戸に眼科病院を開設する。
奈良・平城宮跡で奈良時代の皇族らの宴「観月会」を再現
奈良市の平城宮跡・東院庭園で9月27日夜、奈良時代の皇族らの「宴(うたげ)」を再現する「観月会(え)」が開かれた。招待客約130人が当時の食べ物を楽しむなどし、貴族文化の雰囲気を体験した。同市の奈良文化財研究所が企画し、古代のチーズとされる「蘇(そ)」や、濁り酒「白酒(しろき)」などを用意。参加者は月を眺めながらこれらを味わい、研究員から当時の貴族らの暮らしぶりなどについて解説も受けた。
会場の舞台では天平衣装のファッションショーや雅楽の演奏も。貴族や女官に扮した、色鮮やかな装いの約20人が優雅に歩くと、宴席からため息がもれた。
10/5 OAP一帯で天満音楽祭 過去最多360団体・個人出演
大阪市北区天満橋1のOAPタワーを中心とする天満地区一帯で10月5日、「第15回天満音楽祭」が開かれる。ライブハウスや学校、教会など34会場で過去最多の約360団体・個人が出演しポップスやジャズ、クラシックなど多彩なジャンルの音楽が楽しめる。各会場ごとにテーマやジャンルが設定されており、当日は会場間を無料シャトルバスが走る。今年は4日午後2時半から「関テレ扇町スクエア」で、初の前日祭も開かれる。プログラムはhttps://www.ten-on.jp/ 。
創業100年以上の近畿の長寿企業4678社 大阪最多
帝国データバンク大坂支社は9月26日、近畿2府4県の創業100年以上の「長寿企業」が4678社(個人経営、各種法人を含む)になったと発表した。全企業に占める割合は2.16%で全国の1.89%を上回った。京都府は4.0%で全国1位だった。府県別では、大阪府が1435社(全国2位)と最多で、京都府の1163社(同5位)、兵庫県の992社(同6位)と続いた。業種別では、製造業が1330社と最多で、次いで卸売業の1243社、小売業の941社となった。
帝国データバンクの調べでは、全国で最も古い企業は、世界最古の創業西暦578年とされる木造建築工事の金剛組(大阪市)で、2位は生け花の池坊華道会(京都市)の587年だった。
2013年の国際会議開催件数で大阪市は全国で5位
日本政府観光局(JNTO)は9月24日、2013年に日本で開かれた国際会議の都市別の件数と順位を発表した。関西では京都市が176件で4位、大阪市が172件で5位、以下、大阪府豊中市や吹田市など5都市の千里地区が7位、神戸市が8位と、10位以内に4市・地区が入った。上位は、1位が東京都(531件)、2位が福岡市(253件)、3位が横浜市(226件)だった。
大坂の陣400年「天下一祭」で大阪城・一番櫓の内部公開
大阪市は大坂冬の陣・夏の陣から400年となる今年と来年実施する「大坂の陣400年天下一祭」のうち、10~12月に大阪城公園(大阪市中央区)で予定するイベントの概要を公表した。10月1日に橋下徹市長や歌手の和田アキ子さんらが出席する「出陣式」を実施。11月8~16日には大阪城内にある国の需要文化財「一番櫓(やぐら)」の内部を特別公開する。
期間中、最新映像技術で戦国時代へのタイムスリップ体験ができる「侍ミュージアム」や、大阪城の空撮映像を楽しめる「武将ホール」を設置。落語の寄席やジャズコンサートも開かれる。
11月からキタとミナミの客引き全面禁止に 大阪市
繁華街での客引きについて、大阪市はキタ(北区)とミナミ(中央区)の広範囲を禁止区域に指定し、11月から罰則付きで禁止する方針を固めた。風俗店の客引きは風俗営業法などで規制されているが、市は業種を問わず禁止し、警察OBらが巡回して指導する。大阪の繁華街ではガールズバーなどの悪質な客引きが問題化しており、市は忘年会シーズンを前に安心して歩ける街を目指し、迷惑行為の一掃をめざす。
京大・大阪市大発VB 京都ハッカ化粧品 11月発売
京都大学と大阪市立大学発ベンチャーで化粧品などを製造するナールスコーポレーション(京都市)は京都市北部の京北築で採れたハッカを生かした化粧品を開発した。11月に発売する。現在使うインド産ハッカを京北産に切り替えて美容効果とブランド力をそれぞれ高める。京都市などと協力し、過疎が進む同地区の地域振興にも役立てたい意向。ナールスコーポレーションは京大と大阪市立大との研究から生まれたアミノ酸「ナールスゲン」の事業化に向けて2012年に設立したベンチャー企業。
大阪税関 偽ブランドなど上半期の差し止め4759件
大阪税関は上半期(1~6月)で偽ブランドなど知的財産侵害物品を4759件(10万9742点)を差し止めたと発表した。2005年以降の統計で件数は過去3番目に高く、4年ぶりに10万点をを超えた。品目別の差し止め点数ではスマートフォンの専用ケースなど携帯電話の付属品が、前年同月比68%増の1万9877点と急増し、衣類は61%増の1万7970点だった。。輸入元は中国が差し止め件数全体の95.7%で過去最高だった
LCC増便で8月の関空発着が開港以来最多に
新関西国際空港会社が9月19日はっぴょした8月の関空の運営概況(速報値)によると、国内線、国際線を合わせた全体の発着回数前年同月比9%増の1万2619回となり、開港以来最多を記録した。格安航空会社(LCC)の新規就航や増便が主因だ。
全体の旅客数は6%増の186万8269人と、8月として13年ぶりに180万人を超えた。国際線の外国人旅客数は34%増の55万9340人と公調を維持し、単月で過去最多となった今年4月に次ぐ水準。大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「ハリー・ポッター」の新エリア目当てに多くの外国人が訪れた。東南アジアからの客の伸びが大きかった。国際線の日本人旅客数は7%減の65万7140人だったが、「国内旅行の県庁を背景に国内線は3%増の62万1081人。
近畿8月は半年ぶりの446億円の貿易黒字に
大阪税関が9月18日発表した近畿圏ン貿易速報によると、近畿2府4県の8月の貿易収支は446億円の貿易黒字だった。黒字は2月以来半年ぶり。中国向けのiPhone(アイフォン)用などの「半導体等電子部品」輸出が前年同月比9.2%増となった一方、iPhoneの旧機種など通信機の中国からの輸入が同41.7%減となったことが影響した。輸出は1兆2735億円(同1.3%増)、輸入は1兆2288億円(同1.7%減)。
大阪府立大が中百舌鳥キャンパス内の植物工場公開
大阪府立大学は9月17日、中百舌鳥キャンパス(堺市中区)内に新たに設置した「グリーンクロックス新世代(GCN)植物工場」を報道陣に公開した。同工場は2階建てで、延べ床面積は約1300平方㍍。総事業費は約7億円。
10月上旬からレタスなど1日当たり5000株生産し、運営会社として2013年9月に設立したグリーンクロックス(堺市北区)が「学園菜」と名付け、販売する。
USJ「ハリーポッター」エリアも初めて年越し営業
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は年越しを園内で迎えるイベント「ユニバーサル・カウントダウン・パーティ2015」を12月31日から1月1日にかけて開くと発表した。7月に開業した「ハリーポッター」の新エリアも初めて終夜営業を実施する。
12月31日の午後7時から1月1日の午後9時まで26時間にわたって園内に滞在できる特別入場券を発売する。料金は1万800円(税込み、大人・子供も共通)。9月19~24日にローソンで先行販売し、26日から一般販売する。
「モッピー」改め「もずやん」に 大阪府メインキャラクター
大阪府は9月17日、「モッピー」と呼ばれていたメインキャラクターの新しい名前に「もずやん」を選んだと発表した。デザインもよりかわいらしく生まれ変わり”広報担当副知事”に指名する。府では部署ごとにキャラがつくられ、モッピーを含め92体あった。今年3月、20年前につくられた最古参のモッピーをメインに据えたが、6月、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、同名キャラを商標登録していたことが判明。新名称を公募していた。
津波乗り越え富田林で実った”復興米”児童らが収穫
東日本大震災の被災地、岩手県大槌町で津波に負けずに生き残った稲穂から育てた「奇跡の復興米」。このもみを譲り受けて育てた稲を9月14日、富田林市立喜志小学校の5年生約40人らが収穫した。一部は11月の地元農業祭で振る舞われるほか、大手航空会社の機内食に採用される予定という。
震災直後、富田林市の父兄らが義援金を贈るなど大槌町を支援した縁で、岩手県のNPO法人「遠野まごころネット」から贈られた復興米の種もみ(1㌔)。苗を育て、5月に田植えし、この間の草取りなどの手入れを経て、この日、150㌔のもみの収穫となった。
近畿の景況「緩やかに回復」維持 個人消費持ち直す
日銀大阪支店は9月12日発表した金融経済概況で、近畿2府4県の景気を「緩やかに回復している」とし、前月の判断のまま据え置いた。公共投資を「増加している」に引き上げた一方、住宅投資は消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減に加え、人手不足による供給不安があるとして「弱めの動きとなっている」に引き下げた。増税後に落ち込んだ個人消費はセールによる集客で百貨店が持ち直し、スーパーや家電量販店もマイナス幅が縮小傾向にあるとしている。
京都市にまだ違反広告物2割、8900件も
京都市屋外広告物条例が9月から完全施行されたのを受け、京都市は9月11日、屋外広告物の違反状況(8月末段階の速報値)を公表した。条例の趣旨に沿った屋外広告物は約3万6000件と全体の8割で、違反広告物は残りの約2割にあたる約8900件残っていたことが分かった。 同市内の屋外広告物は約4万5600件ある。違反広告物のうち、市内全域で禁止されている屋上広告物など景観上の支障が大きいものは約2100件あった。
大阪中心部の8月のオフィス空室率4カ月連続改善
オフィス仲介大手の三鬼商事(東京)が9月11日発表した8月末時点の大阪中心部のオフィス平均空室率は前月比0.36ポイント改善した。郊外の自社ビルから中心部にあるオフィスビルへの大型移転の動きがあったほか、大阪駅北側の大型施設「グランフロント大阪」への入居が引き続き続いている。
近畿の景況指数が半年ぶりプラスに 近畿財務局
近畿財務局が9月11日発表した近畿2府4県の7~9月期の法人企業景気予測調査によると、全産業の景況判断指数(BSI)はプラス0.9となり、前回4~6月期のマイナス20.7から21.6ポイント改善した。指標がプラスになったのは半年ぶり。 消費税増税前の駆け込み需要に伴う反動減が、和らぎつつあることをうかがわせた。ただ、非製造業は21.1ポイント改善したが、マイナス1.5で引き続きマイナスだった。
近畿の企業倒産 8月は16%減の167件にとどまる
東京商工リサーチ関西支社が9月5日発表した近畿2府4県の8月の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は前年同月比16%減の167件だった。2か月連続の減少。1991年2月(128件)以来の少なさだった。負債総額は344億5400万円と同36%減少した。
関空開港20年、大阪空港開港75年 記念式典挙行
関西国際空港の開港20周年、大阪(伊丹)空港の開港75周年を祝う記念式典が9月6日、関空内のホテルで開かれた。式典は両空港を運営する新関西国際空港会社が主催。大阪府の松井一郎知事、関西経済同友会の森詳介会長、空港周辺の自治体の首長らが出席した。
近畿地区企業の7割「不在」後継者不足深刻化
帝国データバンク大阪支社がまとめた近畿地区企業の後継者問題の実態調査によると、全国に比べ3.3ポイント高い68.7%(3万3012社)の企業が、後継者不在であることが分かった。とくに社長年齢が80歳以上の企業の36.2%が後継者不在であり、事業承継問題が深刻なことがうかがえる。
地域別の後継者不在率では大阪府が72.5%で最多。次いで京都府の70.9%。ただ和歌山県は37.5%と低く、全国で最も後継者問題を抱えていない県と分かった。業種別では「建設業」が73.7%とトップ。次いで「製造業」は62.5%だった。
一方、後継者ありと答えた1万5008社の後継者の属性は「子供」が41.3%で最も多く、「非同族」が25.3%、「親族」が22.9%の順。近畿2府4県に本社を置く4万8020社を対象に分析した。
JALが15年3月20日から関空~ロサンゼルス便再開
日本航空(JAL)は9月5日、関西国際空港~ロサンゼルス(LA)便を約8年ぶりに再開し、2015年3月20日から1日1往復運航すると発表した。燃費のいい中型機ボーイング787の導入や海外旅行客の増加で、採算が見込めると判断した。
大阪の”ええもん”PR 全国へ発信 販路拡大目指す
9月9日から3日間、東京で開催されるファッションや周辺雑貨を中心とした合同展示会「rooms」に、26社の出展企業が全国に、大阪の”ええもん”をPRし、販路拡大を目指す。11月には大阪の地場産を中心に取り扱うショッピングサイトを立ち上げる予定だ。
関空20歳 債務解消、経営自立へ大事な年
関西国際空港は9月4日、開港から20年を迎えた。1994年の開港以来、巨額の債務負担に苦しんできたが、近年は格安航空会社(LCC)の就航拡大などで外国人観光客の集客力を高めたほか、国際貨物ハブ(拠点)化などで業績を大きく改善しつつある。
新関空会社は関空と伊丹両空港の運営権の民間への売却(コンセッション)を目指しており、安藤社長は「今年は次ぎの20年、50年に向けて、経営の自立を図る大事な年になる」としている。
この日は開港20年を”成人式”に見立てた記念行事が開かれ、ターミナルで20歳の振り袖晴れ着姿の女性らが利用者に梅酒を振る舞った。また、直前まで急ピッチで進められた改修を終え、ターミナルの国際線出国エリアには4店舗が新規、1店舗が移転オープン。韓国のロッテ免税店、仏ブランドのブティックなども開店した。
USJの8月入場者数133万人と13年ぶり過去最高更新
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の8月の入場者数は、前年同月比6%増の133万人と好調だった。開業した2001年8月の132万人を上回り単月の入場者数として13年ぶりに過去最高を更新した。けん引役となったのは、関東や海外など関西圏以外からの入場者だ。一方、関西圏からの入場者数は、雨の日が多かったことで、前年を下回った。
大商が研究会発足 中小企業のビッグデータ活用後押し
大阪商工会議所は、中小企業のビッグデータ活用を後押しするため、「ビッグデータ活用研究会」を発足させた。大商が近畿の各商工会議所に呼び掛け、23商工会議所が参加する。年内に各商工会議所の加盟企業にアンケートなどを実施し、ビッグデータの利用実態や必要な支援策などを調査し、政府や自治体の要望を取りまとめる方針だ。福井を含む近畿2府5県の商工会議所が参加する。
あべのハルカス来館者2220万人 目標100万人下回る
近畿日本鉄道は9月1日、日本一高い「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が全面開業した3月7日から8月31日までの178日間で、展望台や百貨店などの合計来館数が2220万人になったと発表した。約2311万人を目標としていたが、約100万人少なかった。1日平均12万4000人と目標の13万人を下回り、6~8月は12万人弱にとどまった。
大阪府 密集市街地2020年までに解消へ行動指針
大阪府は9月1日、巨大地震対策として建物倒壊や火災の恐れが高い密集市街地を2020年度までに解消することなどを盛り込んだ新たな「地震防災アクションプラン」(行動指針)を決定した。府内だけで全国の密集市街地の4割に当たる2248㌶を占めており、府は公園整備や老朽化した住宅の除却を進める。