万博記念公園に全国のうまいもん人気店84店集結
全国の”うまいもん”を集めた食の祭典「まんパク in 万博2016」が10月8日、大阪府吹田市の万博記念公園で開幕した。
海鮮、肉料理、ラーメン、スイーツなどの人気店84店が集結している。17日(12、13日は休み)まで。
まんパクの大阪開催は2013年にスタート。2015年は6日間で過去最多の16万1,700人を集めた。4回目となる今年も同規模の来場者を見込んでいる。
万博記念公園に全国のうまいもん人気店84店集結
全国の”うまいもん”を集めた食の祭典「まんパク in 万博2016」が10月8日、大阪府吹田市の万博記念公園で開幕した。
海鮮、肉料理、ラーメン、スイーツなどの人気店84店が集結している。17日(12、13日は休み)まで。
まんパクの大阪開催は2013年にスタート。2015年は6日間で過去最多の16万1,700人を集めた。4回目となる今年も同規模の来場者を見込んでいる。
公平性の観点から「民泊」も宿泊税の対象に 松井知事
大阪府の松井一郎知事は、2017年1月から府内のホテルや旅館の宿泊客から1泊当たり100~300円を徴収する府の宿泊税の課税施設に、マンションの空き部屋などに観光客を泊める国家戦略特区の「民泊」を加える考えを示した。
一般の宿泊施設との「公平性の観点」から必要と判断した。課税範囲を拡大するには条例改正などが必要なため、実施時期は未定。
現行の宿泊税条例では、1泊の宿泊料金が1万円以上1万5,000円未満は100円、1万5,000円以上2万円未満は200円、2万円以上は300円を課税すると定めている。
民泊を巡っては、政府の諮問会議が9月に宿泊日数の要件について、最低6泊7日から2泊3日に緩和する方針を決めている。
ハルカス展望台で幸村の勇姿 夜景バックに幻想世界
日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台で10月8日から、徳川軍と豊臣軍の最後の戦い「大坂の陣」(1614~15年)での真田幸村(信繁)を題材にしたイベントが始まった。
幸村の勇姿を窓ガラスに投影したプロジェクションマッピングでは、地上約300㍍の夜景をバックに幻想的な世界を演出している。11月30日まで。
プロジェクションマッピング「大坂 天空の陣」(午後6時半~同9時40分)は、1回約5分間で繰り返し上映し、幸村の合戦の様子が夜空に浮かぶ。ハルカスの直下は大坂の陣で徳川軍の総帥・家康が陣を敷き、激戦が繰り広げられたとされる地でもある。
万博シンボル「太陽の塔」内部、耐震補強工事前に公開
アジア初の国際博覧会として大阪で開催された「日本万国博覧会」(大阪万博、1970年、大阪府吹田市)のシンボルとして現存する「太陽の塔」(故・岡本太郎氏作、高さ65㍍)の内部が10月6日、報道陣に公開された。大阪府が11月から着手する耐震補強工事を前に公開。
赤を基調とした幻想的な照明と音響が相まって、生物の進化を支えた生命の息吹・エネルギーを感じさせる。
万博会期中、太陽の塔には約900万人が入館したが、閉幕後は原則非公開だった。当時、柱に装飾されていた大小約290体の生物模型は大部分が取り外されているが、2018年3月に予定されている一般公開に合わせ、約200体をめどに復元する。
10月29、30日には一般公開(募集終了)されるが、定員の約160倍の応募が寄せられ、関心の高さをうかがわせた。
JR大阪駅”うめきたガーデン”オープン 圧巻!10万株の花畑
JR大阪駅の北側に10万株の花が咲き誇る広大な庭園「うめきたガーデン」が10月7日、オープンした。
グランフロント大阪横の再開発地域にオープンした。約7,500平方㍍の敷地に10万株の花が咲き誇る。2本の滝が流れるメインガーデンは、世界的に評価の高い庭園デザイナー・石原和幸さんが監修した。入場料は大学生・大人が1,000円、小・中・高校生500円。
うめきたガーデンは、2017年3月20日までの期間限定で、期間中はグルメイベントなども予定されている。
大阪市議会が府市の技研統合案可決 独立行政法人新設へ
大阪市議会は10月4日本会議を開き、いずれも中小企業に技術支援をしている、大阪市立工業研究所(城東区)と大阪府立産業技術総合研究所(和泉市)を統合する議案を、大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で可決した。府と市の行政の効率化が狙い。独立行政法人を新設し、2施設を統合する。
同議案は2014年9月以降、府市両議会で3度否決されていた。反対していた自民、公明が賛成に転じた。
府議会では、同様の議案が10月25日に採決される見通し。
USJ 上半期の入場者数が過去最高の700万人達成
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の今年度上半期(4~9月)の入場者数が過去最高の700万人を達成した。
USJは開業15周年を記念して、今春から「RE-BOOOOOOOORN!」「やり過ぎ」をテーマに様々なイベントを仕掛けている。新感覚のジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」や、リニューアルされた「ハリー・ポッター」エリアなどが原動力となった。
昨年度の入場者数1,390万人の更新を目指しているUSJ。上半期はこの目標をまずクリアした形となった。
USJは今後、任天堂とコラボレーションした大型アトラクションの建設を計画しているほか、2017年にはアニメ映画のキャラクター「ミニオン」がテーマのエリアをオープンする予定。
色鮮やかなブルーで魅了 難波・高島屋で歌川広重展
江戸時代の浮世絵師の中でも人気の高い歌川広重の展覧会が大阪・難波の高島屋で開かれている。今回の展示は戦後・財界で活躍した原安三郎のコレクションで、”広重ブルー”と呼ばれる色鮮やかな青色がテーマ。17日まで。
今回の展覧会で初公開されているのが、広重の晩年の代表作とされる「六十余州名所図会」。さらには淀川を鮮やかな青で表現した「河内枚方男山」などが出色だ。今は住宅地になっている男山一帯が雄大に描かれている。
シャープの人材流出続く 即戦力として迎え入れの動き
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で経営再建中のシャープの人材流出がまだ続いている。シャープは独創性のある製品の技術開発には定評があり、その技術力やノウハウが転職を受け入れる各社の経営戦略にマッチし、即戦力として重宝されているためだ。
モーター大手の日本電産はすでに100人超を採用したほか、農機大手のには2013年以降、シャープから約90人が転職。今年だけみても約30人が転職する見込みだ。大阪労働局に人材登録しているシャープとその他関連会社出身の求職者は、9月現在で約200人に上っている。
シャープの旧本社とクボタ本社は地理的にも近く、離職者の受け皿になってきた格好で、鴻海傘下入りが決まった後も流出の勢いは止まらない。本社が大阪市阿倍野区から堺市に移り、時間的に通勤が難しい人が増えたことが大きいという。
このほか、家電製品の販売拡大に向け開発拠点「大阪R&Dセンター」(大阪市中央区)の技術者を7割増の100人に増やす方針を掲げている家庭用品大手のアイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)へもまとまった数の技術者が転職している。
大阪・新世界に民間の新世界まちなか観光案内所
大阪・新世界に9月30日、増え続ける訪日旅行者に対応するため民間の観光案内所「新世界まちなか案内所」(大阪市浪速区)がオープンした。閉店したお好み焼き店をリニューアルした施設で、観光客の多様なニーズに応える。
新世界商店会と通天閣を運営する通天閣観光などがサポートする。案内所には新世界を象徴する幸福の神様「平成のビリケン」が鎮座。周辺施設のパンフレット・リーフレット、大阪の観光雑誌などを置いているほか、大阪の四季を感じてもらおうと写真ギャラリーも併設している。
約3割の家庭が赤字 大阪市が「こども貧困」調査
大阪市が子ども約6万人を対象に行った「こども貧困」調査によると、小中学生で28.3%、5歳児で25.4%の家庭で、家計が赤字であることが分かった。
そのうえで、経済的な理由で子どもを学習塾に通わせることができなかったとする小中学生の保護者が11.2%、5歳児で8.6%いた。このほか、家計の事情で習い事に通わせることができなかったのが、小中学生で12.4%、5歳児で15.4%いることも分かった。
調査は今年6月から7月にかけて、大阪市が市内の5歳児、小学5年生、中学2年生の約6万人と、その保護者を対象に実施した。
関空はしか集団感染終息 大阪府が発表 従業員33人回復
関西国際空港の従業員を中心に8月から9月にかけ、はしかの感染が広がった問題で大阪府は9月29日、9月6日に感染が判明した女性従業員を最後に、新たな患者は確認されず、集団感染は終息したと発表した。
感染した従業員計33人は全員回復している。府は国立感染症研究所感染症疫学センター(東京)のガイドラインに基づき終息と判断した。
梅田に大学キャンパス開設相次ぐ 学生獲得へ利便性PR
大阪の中心部、梅田に大学のキャンパスを開設する動きが相次いでいる。この背景には利便性をPRすることで、学生の獲得や企業との連携につなげたいという大学側の狙いがあるとみられる。
こうした中、関西大学の梅田キャンパスが完成、9月28日、記念式典が開かれた。同キャンパスは阪急梅田駅の近くにある8階建てのビルでおよそ40億円投じて新設された。このキャンパスは主に社会人を対象にした講座などを開くほか、ビジネス街に近い立地を生かして学生の就職相談も行うという。
また、大手レンタルチェーンのTSUTAYAと提携して書店とカフェも併設され、学生や社会人の起業支援の事業などにも活用される。
関西大学梅田キャンパスから100㍍ほど離れた場所で建設中の22階建ての高層ビルは、大阪工業大学の梅田キャンパスだ。2017年度春から1,000人規模の学生が通学する予定だ。
同大学によると、このキャンパスの構想を発表した後の今年度の学生の志願者数は、前の年と比べておよそ20%増えたという。
このほか、大阪市立大学と大阪府立大学もJR大阪駅北側の再開発エリア「うめきた」への進出を検討しているといわれる。
大阪市によると、梅田の周辺に大学のキャンパスやサテライトなどの拠点施設を開設する動きは15年度ほど前から増え始め、これまでに24の大学に上っている。
大阪府 リオ五輪の5人の活躍称える「感動大阪賞」
大阪府は9月26日、リオデジャネイロオリンピックのレスリング男子フリースタイル57㌔級で銀メダルを獲得した樋口黎選手(20)=吹田市出身=と、卓球女子団体銅メダルの伊藤美誠選手(15)=昇陽高校(大阪市此花区)=ら5人に「感動大阪大賞」「感動大阪賞」を贈った。
大賞は大阪府ゆかりの人物に授与され、五輪ではメダリストが対象。そして、リオ五輪体操女子団体で総合4位の杉原愛子選手(17)、アーチェリー男子個人8位の古川高晴選手(32)、競泳女子400㍍リレー8位の山口美咲選手(26)の3人には「感動大阪賞」が授与された。
JR「おおさか東線」北区間4新駅 2019年開通目指す
JR新大阪駅と放出駅を結ぶ「おおさか東線」北区間に新しく設ける4つの駅の概要が9月26日、明らかになった。JRおおさか東線は、新大阪と久宝寺を結ぶ計画の路線で、2008年に放出から久宝寺までの南区間が先行開業している。
JR西日本は26日、新大阪から放出までの北区間に新しく設置する4つの駅の概要を発表した。それぞれ仮の名称で「西吹田」「淡路」「都島」「野江」の4駅で、各地域の歴史や豊かな水辺のイメージなどを駅舎のデザインに取り入れるとしている。
JR西日本は2019年春の全線開業を目指している。北区間が開通すれば、大阪東部の片町線(学研都市線)から新幹線の駅がある新大阪へのアクセスが大幅に向上する。
大阪の経済発展に貢献 五代友厚の命日にバスツアー
大阪の経済発展に貢献した、元薩摩藩士で明治時代の実業家、五代友厚の命日にあたる9月25日、ゆかりの地を巡るバスツアーが大阪市内で行われた。
五代の墓がある大阪市設南霊園での墓前祭を皮切りに、五代邸の跡地で当時の鬼瓦が残る大阪科学技術センター、そして五代が創設者として関わった大阪商工会議所や大阪取引所などを次々と巡り、関係者らが用意した多彩な文献とともに、五代が大阪の経済や社会に与えた影響を学んだ。
ツアーには約50人が参加。「大阪の恩人」と称された五代の功績を体感した。ツアーは五代の映画づくりを手掛ける市民団体「五代友厚プロジェクト映画実行委員会」と大阪府が主催した。
豪栄道 20年ぶりに日本人力士の全勝優勝達成
大相撲秋場所で14日目に初優勝を決めた大関・豪栄道は千秋楽の9月25日、大関・琴奨菊を寄り切りで破り、全勝優勝した。日本人力士による全勝優勝は貴乃花以来、20年ぶり。そして、大阪出身力士としては86年ぶりの優勝だった。
優勝力士インタビューで、豪栄道は「連日熱い声援、本当にありがとうございました」と述べ、綱取りのかかる来場所の抱負を聞かれ、「今はまだ何も考えていませんが、しっかりと準備して(場所に)臨みたい」と語った。
「こうのとりゆりかご IN 関西」NPO法人設立へ
生みの親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れる「こうのとりゆりかご」の関西での設置を目指し、NPO法人の設立総会が9月24日、大阪市内で開かれた。
「こうのとりゆりかご」は9年前、熊本市の慈恵病院に設置され、昨年度までに125人の赤ちゃんが匿名で預けられた。しかし、匿名で預けられたた赤ちゃんは行政の管轄となり施設に送られるため、病院は出産前から相談を受けて親の同意を得たうえで、新生児の特別養子縁組につなげてきた。
設立総会では「ゆりかご」の設置とともに、病院以外の施設とも連携して相談や養子縁組に取り組むことや、NPO法人を設立することが確認された。新設されるNPO法人は今後1年半以内の設置を目指すという。
大阪市 ケンブリッジ飛鳥選手ら3人に市長特別賞
大阪市は、陸上男子400㍍リレーで銀メダルに輝いた、リオデジャネイロオリンピックで活躍したケンブリッジ飛鳥選手など、大阪市にゆかりのある陸上選手に市長特別賞を授与した。大阪市立淀川中学校で、陸上を始めたケンブリッジ飛鳥選手ら3人が吉村洋文市長から特別賞を授与された。
大相撲秋場所で豪栄道が初優勝 地元寝屋川市で大歓声
大相撲秋場所で14日目を迎えた9月24日、ただ一人勝ちっ放しの大関・豪栄道が勝利を収め、14連勝で初優勝を決めた。優勝決定の瞬間、国技館および出身地の大阪府寝屋川市では大歓声が上がり、豪栄道の初優勝を祝福した。
この日は優勝圏内に残り、2敗を堅持していた遠藤が見守る中、豪栄道は硬さもなく速攻の、危なげない取り口で平幕・玉鷲を寄り切った。
2005年の初土俵から11年、そして2014年の大関昇進から3年、幕内で初優勝を飾った豪栄道は、25日の千秋楽で全勝優勝を目指す。
USJが場外初、大阪城で大規模”戦国時代ショー”開催
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)はこの冬、「戦国・ザ・リアル at 大阪城」と名付けた、文字通り、大阪城で戦国時代を舞台としたイベントを開催すると発表した。このイベントは12月16日からスタート、2017年3月まで行われる予定。
USJが本拠を離れて場外で大規模なイベントを行うのは初めて。発表会には大阪市の吉村洋文市長も登場、「大阪城は日本の特別史跡で、大阪が誇るシンボルです。このイベントが成功するように行政も協力してやっていきたい」としている。
今回のイベントでは、迫力のある映像を投影するプロジェクションマッピングや、真田幸村が主人公のショーも行われる。
大阪万博誘致「関西全体で支援」関西広域連合が方針
大阪府が誘致を目指す2025年の国際博覧会(万博)をめぐり、関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)は9月22日、大津市で開かれた会合で関西全体で取り組む方針を決めた。
松井一郎大阪府知事は会合で「関西が持つ英知と技術を結集し、超高齢化社会、人類の健康に新たなイノベーションを起こしたい」と他自治体に協力を要請した。これを受け、他の委員から「広域的な”おもてなし”が必要になる。関西全体で支援していくべき」(山田啓二京都府知事)などと賛同の声が上がり、広域連合として国や関係機関に対する誘致の働きかけを積極的に行っていく-との決議文を全会一致で採択した。
商業地の地価上昇率で大阪が2年連続トップ 浪速区1位
国土交通省がまとめた2016年基準地価(7月1日時点)によると、商業地の上昇率は都道府県別で大阪が前年比4.7%高となり、2年連続トップとなった。
最高価格は3年連続でJR大阪駅北側のグランフロント大阪南館で、1平方㍍当たり1,320万円。大阪24区中、上昇率トップは14.3%の浪速区。この要因は、急増する訪日外国人旅行客の宿泊施設不足に対応する、ミナミエリアでのホテルの建築ラッシュ。同じ難波駅周辺でも中央区では1平方㍍当たり363万円。これに対し浪速区日本橋3丁目は84万9,000円と値ごろ感があるためだ。
三大都市圏の基準地価 商業地4年・住宅地3年連続上昇
国土交通省が9月20日発表した2016年基準地価(7月1日時点)によると、東京、大阪、名古屋の三大都市圏は地価上昇が続き、商業地が4年連続、住宅地は3年連続で値上がりした。
三大都市圏の商業地の前年比上昇率は2.9%で2015年の2.3%を上回った。2013年以降、上昇が年々加速している。住宅地は前年と同じ0.4%。住宅地が4割以上の地点で、商業地が7割強でそれぞれ上昇した。
大阪の都心部の地価上昇の主な要因の一つとして指摘されているのが、シニア層をはじめとして郊外から、医療施設などが整備され日々の暮らしに便利な都心回帰志向に伴う、旺盛な大型マンション需要にある。また、このマンション用地と重なって取得を競っているのが、急増するインバウンド=訪日外国人客の宿泊施設不足に対応した活発なホテル建設の動きだ。
都心部における大型高層マンションとホテル建設用地の争奪戦は、ホテル建設需要が一巡するまで続きそうで、地価上昇の基調は変わらないとみる向きが多い。
「淀川アーバンキャンプ2016」始まる 新たな魅力定着へ
大阪市の淀川河川公園の西中島地区で、ビル群を望む都会の中で大自然を楽しむ「淀川アーバンキャンプ2016」が9月17日始まった。2015年は9月1日の1日限定の開催だったが、今年は規模を拡大して25日まで9日間にわたって行われる。
同キャンプは、大阪商工会議所と国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所が官民連携して、新たな水辺のにぎわい創出実験事業として実施する。
今年は新たなキャンプの形のグランピング宿泊体験(モニター限定)のほか、公募選定の29の民間事業者が飲食などを提供する。アウトドア用品の展示販売もある。24日には淀川の魅力、にぎわいづくりの今後を語るトークイベントを開催し、課題や今後の展望について語り合う。
自民党大阪市議団 市の新都市制度で独自の住民説明会
大阪市が8月末から行っている新しい都市制度の住民説明会は、政治的中立性を欠いているとして、自民党大阪市議団は9月18日、都島区で住民約100人を前に独自の説明会を開き、市を批判した。
大阪市は、市を残して区の権限を強める「総合区」と、市を解体して新たに「特別区」をつくる2つの制度について、住民説明会を開いている。これまでに此花区、東住吉区、都島区などでの説明会が終了している。
これについて、同市議団は「住民投票で(明確に住民の意思として)否決された特別区を、税金を使って(都構想の)説明会を開くのは、政治的中立性を欠いている」などとして批判しているもの。同市議団は、すべての区で独自の説明会を開く予定。
はしか対策で府が方針 ワクチン接種歴確認など
関西空港の従業員にはしかの感染が広がった問題を受け、大阪府は9月15日、医療関係者らと対策部会を開いた。
感染拡大を防ぐため、関西空港内の事業所が新たに従業員を採用する場合は、ワクチンを接種したかどうかの確認をするよう求める方針を示した。また、ワクチン不足が予想されるとして、在庫量を調べることを確認した。
府によると、関西空港では8月以降、20、30代の従業員計33人の発症が確認され、予防接種歴は「不明」が最も多く、「2回」「1回」と続いた。関西空港には300以上の事業所があり、約1万5,000人が勤務している。
府は感染拡大防止に向け、9月中にも関西空港を運営する関西エアポートを通じ、新たに展開する従業員について接種歴の確認をするよう呼び掛ける。また、従業員にははしかの疑いがあれば休ませる必要があることを説明する。
「真田丸」ゆかりの品一堂に特別展 大阪歴史博物館
大阪歴史博物館は9月16日、17日から6階特別展示室で開催する2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」を報道陣に公開した。真田信繁(幸村)ゆかりの品や、同時代の歴史資料、真田丸の実態が分かる貴重な図などを時代を追って紹介している。11月6日まで。
ドラマと連動した同展は東京、上田(長野)と巡回し、最終の大阪では国宝6点、重要文化財5点のほか、新発見の資料や初公開品を含む大阪会場限定の展示物を全体の約3分の1にあたる53点を展示している。
とりわけ力を入れているのが、「大坂冬の陣・夏の陣」に関係する展示。真田丸の資料は確認されている4種5点のうちの4点をそろえ、うち3店は大坂限定という。
ヘイトスピーチ条例「大阪府も制定を」在日コリアン団体
在日コリアン団体が9月16日、ヘイトスピーチを抑止するための条例を大阪府でも制定することを求めて、要望書を提出した。
大阪市では今年7月にすでに条例が施行されていて、被害の申し立てがあった場合、審査会がヘイトスピーチにあたるかどうか判断する。
審査会で認定されれば、発言者の氏名や団体名を公表し、動画などの削除を要請する拡散防止措置が取られる。
「天満天神繁昌亭」開場10周年 多彩な催しで節目祝う
上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)は9月15日、開場10周年を迎えた。
この日は上方楽協会の桂文枝会長らが乗った人力車によるお練りが、午前8時前に天神橋筋商店街の「大阪くらしの今昔館」前をスタート。JR天満駅前で口上、そして大阪天満宮に参拝後、10時半ごろから繁昌亭前で口上と鏡開きを行うなど、多彩な催しで節目の日を祝った。
繁昌亭では午前11時、午後2時半、同6時に特別公演を開催。記念のクリアファイルやネタ番付も入場者にプレゼントした。
10周年を機に、約1,000万円かけ216席すべてをリニューアル。商工中金の寄付により、音響設備も更新した。
開場以来の入場者は7月末現在、138万6,266人に上っている。