関空の利用者数2年連続で最多更新へ 関西エアポート

関空の利用者数2年連続で最多更新へ 関西エアポート

関西国際空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートによると、関空は訪日外国人旅行客の順調な伸びが続いており、利用者数は2年連続で過去最多を更新する見通しだ。格安航空会社(LCC)を中心にアジアで路線・便数が増えており、国際線の利用者数は11月までで、すでに2015年通年の実績を上回った。
関空の1~11月の国際線の利用者数は、前年同期比16%増の1720万人と15年の利用者数(1625万人)を11カ月で上回った。国内線を含めた全体の利用者数は、11カ月で前年同期比9%増の2317万人となり、通年で過去最多だった15年の利用者数(2322万人)に迫っており、これを上回るのは確実だ。

2016年12月28日

大阪天満宮「終い天神」祈願絵馬焼納、餅つきで賑わう

大阪天満宮「終い天神」祈願絵馬焼納、餅つきで賑わう

大阪天満宮(大阪市北区)で12月25日、今年の縁日を締めくくる「終(しま)い天神」が執り行われた。今年最後の日曜日と重なり、道真公のご利益にあやかろうと、試験合格や学徳向上を祈願する多くの参拝者が訪れる中、1年分の祈願絵馬のたき上げや、元旦に供える餅つきが行われ、年末ならではの賑わいとなった。
毎月25日は祭神で学問の神、菅原道真公の縁日で、新年の「初天神」に始まって、終い天神をもって1年を締めくくる。拝殿前で神職が約10万枚ともいわれる絵馬に御神火をつけた後、順次焼納。境内の一角では搗(つ)きたての餅が参拝者に振る舞われ、写真や俳句の愛好家らが題材を求めて、この時期に繰り広げられる伝統の風景に見入っていた。

2016年12月27日

大阪薫英女学院2年ぶり2度目V 全国高校駅伝

大阪薫英女学院2年ぶり2度目V 全国高校駅伝

全国高校駅伝の女子第28回大会は12月25日、京都市の西京極競技場を発着する5区間21.0975㌔㍍で争われ、大阪薫英女学院が2年ぶり2度目の優勝を果たした。10位でタスキを受けた2区の高松が9人を抜いて首位に立ち、そのまま譲らなかった。
また、男子の第67回大会は7区間42.195㌔㍍で争われ、39回連続出場の倉敷(岡山)が遂に初優勝を果たした。4区で佐久長聖(長野)に競り勝ってトップに立ち、後継走者も健脚を披露した。

2016年12月26日

大阪環状線の新型車両「323系」京橋駅からデビュー

大阪環状線の新型車両「323系」京橋駅からデビュー

大阪環状線に新型車両「323系」が12月24日、営業運転デビューした。JR西日本は同日、吹田総合車両所森ノ宮支所で営業運転開始セレモニーを行い、関係者らが見守る中、午後4時過ぎに同線の京橋駅から、1番列車がぎゅうぎゅう詰めの利用者を乗せて営業運転を開始した。
この車両は今年度中から2018年度までに168両投入され、オレンジでお馴染みの現在の車両から、2018年度までにはすべて置き換えられる予定。

2016年12月25日

訪日客対応強化で広域連携「関西観光本部」設立へ

訪日客対応強化で広域連携「関西観光本部」設立へ

近畿2府4県と近隣4県、経済、観光団体などで構成する関西国際観光推進本部(本部長:森詳介関西経済連合会長、井戸敏三関西広域連合会長)は12月22日、市内で本部介護を開き、観光振興強化に向けて、2017年4月に広域連合DMO「関西観光本部」を設立することを了承した。
関西観光本部は、広域での観光客誘致に向けて施策を実施してきた関西国際観光推進本部と、観光PRしてきた関西地域振興財団を統合。自治体や団体の取り組みを尊重しながら関西広域の調整役を担う。
海外プロモーションや訪日外国人旅行客向けの関西統一交通パス「関西ワンパス」、関西文化の日などを実施してきた「関西元気文化圏推進協議会」の運営など、これまでの事業を引き継ぐ。
新規では、2017年秋の開設を目指す、中国語、韓国語、フランス語、英語の多言語対応の24時間コールセンター、「手ぶら観光」の推進を目指して2017年6月をめどに、既存の宅配システムを活用した荷物配送サービスの普及啓発事業に取り組む。

2016年12月24日

大阪市 大阪港周辺施設のネーミングライツ募集開始

大阪市 大阪港周辺施設のネーミングライツ募集開始

大阪市が12月20日から、大阪港周辺にある橋や岸壁、緑地にある港湾施設に付ける愛称の命名権者(ネーミングライツパートナー)を募集開始した。
契約期間は3年以上で法人、個人は問わない。契約終了後は更新の優先交渉権がある。応募側が命名施設を自由に組み合わせたり、権利料の支払いを清掃などの役務、施設で利用する物品の提供に代えることも可能だ。
対象は防潮堤や桟橋、船客の待合所、道路など。大阪咲洲トンネル(港区・住之江区)や南港大橋(住之江区)も含まれる。
問い合わせはTEL06-6615-7704、大阪市港湾局総務課。

2016年12月22日

1000人のサンタが作る巨大アート ツリーと笑顔サンタ

1000人のサンタがつくる巨大アート ツリーと笑顔サンタ

大阪市北区のグランフロント大阪・うめきた広場で12月17日、サンタクロース姿の市民ら約1000人が集うこの時期恒例のイベントがあった。
赤や緑の色鮮やかなカラーボードで大階段に巨大アートを浮かび上がらせ、会場はクリスマスムードに包まれた。人間クリスマスツリーと、”笑顔のサンタ”が浮かび上がると買い物客など大勢の観衆から大きな歓声があがっていた。
2013年に始まったイベントで4回目となる今年も、事前公募で集まった家族連れなどのサンタが多階段を埋め尽くした。

2016年12月20日

中之島を彩る光のアート OSAKA光のルネサンス

中之島を彩る光のアート OSAKA光のルネサンス

大阪市北区の中之島一帯を会場とする光のアートイベント「OSAKA光のルネサンス2016」が12月14日から開かれ、市民を魅了している。25日まで。市内各地の夜を彩る一大イルミネーションイベント「大阪・光の饗宴2016」のコアプログラムとして実施されている。
大阪芸大生と高校生が共同で手掛けたプロジェクションマッピングで彩られる大阪市中央公会堂など、歴史を刻んだ建築物の壁面に壮大な光のアートが投影されると、華やかで思わずあちこちで歓声があがる。市役所南側のけやき並木・みおつくしプロムナードがきらびやかな「中之島イルミネーションストリート」(全長150㍍)に変身する。プロジェクションマッピングは17時~21時半。

2016年12月19日

万博誘致へ国の有識者検討会が初会合 17年3月に報告書

万博誘致へ国の有識者検討会が初会合 17年3月に報告書

経済産業省は12月16日、大阪府が誘致を目指す2025年の国際博覧会(万博)に立候補するかを決める有識者による検討会の初会合を開いた。
健康や長寿をテーマとする府の基本構想を踏まえ議論した。今年度中にあと2回会合を開き、会場の建設費用なども含め話し合う。2017年3月に報告書をまとめる予定。
検討会には大阪府の松井一郎知事はじめ、座長の野村證券の古賀信行会長、京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授、吉本興業の大崎洋社長らが出席した。
2025年万博にはすでにフランス・パリが立候補を表明している。

2016年12月18日

近畿大・吉本興業「笑い」と「研究」で包括連携協定

近畿大・吉本興業「笑い」と「研究」で包括連携協定

近畿大学(東大阪市)と吉本興業(大阪市)は12月15日、研究や教育、情報発信などの分野で提携を進める協定を締結した。吉本興業が大学と協定を結ぶのは、立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)に続いて2校目となる。
「笑い」が精神面にどのような効果を発揮するかを医学的に検証するほか、お笑い芸人が学生に就職活動での自分の売り込み方をを教えるなど、互いの強みを生かした取り組みを展開する。
また、近畿大学が世界初の完全養殖に成功した「近大マグロ」の歴史や研究過程をドラマ化して、共同で世界に発信する-としている。

2016年12月17日

没後20年 司馬遼太郎展「21世紀”未来の街角で”」大阪展

没後20年 司馬遼太郎展「21世紀”未来の街角で”」大阪展

作家、司馬遼太郎さん(1923~1996年)が亡くなって今年で20年。没後20年 司馬遼太郎展「21世紀”未来の街角で”」大阪展が、12月14日から阪神百貨店梅田本店で開かれている。10時~20時。入場料は一般500円、学生300円、中学生以下無料。24日まで。
展示は戦国時代、幕末・明治、そしてエッセイ群の3部に分けて振り返る。自筆原稿や挿し絵原画、作品に関する歴史資料などで司馬作品の世界を再現している。
『翔ぶが如く』『世に棲む日日』『坂の上の雲』『菜の花の沖』『竜馬がゆく』『関ケ原』『国盗り物語』『花神』『燃えよ剣』『播磨灘物語』『この国のかたち』『街道をゆく』など司馬さんが遺した数多くの小説やエッセイは今も日本人に広く愛され、読み継がれている。
この没後20年 司馬遼太郎展は今後、高知展・2017年4月1日~5月25日(高知県立文学館)、横浜店・2017年6月2日~7月2日(そごう美術館)と巡る。
主催は産経新聞社、公益財団法人司馬遼太郎記念財団、監修は司馬遼太郎記念館で、大阪市、ラジオ大阪が後援、大阪城天守閣が特別協力、NHKが協力する。

2016年12月16日

大阪府市「IR推進会議」設置へ IR大阪誘致の”司令塔”

大阪府市「IR推進会議」設置へ IR大阪誘致の”司令塔”

カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す「カジノ含むIR法案」が成立する見通しとなったことを受け、夢洲地区へのIR誘致を目指す大阪府の松井一郎知事(日本維新の会代表)は12月14日、大阪府と大阪市が共同で、有識者らによる「IR推進会議」を年内に立ち上げると表明した。
松井氏は年内にもIR誘致の”司令塔”となる推進会議を設置し、IR事業者との交渉やギャンブル依存症対策の具体的な方策を取りまとめたいとの考えを示した。IR推進会議の事務局は、府・市が共同で設置している副首都推進本部に置く予定。

2016年12月15日

大阪市営地下鉄民営化 基本方針案市議会で可決

大阪市営地下鉄民営化 基本方針案市議会で可決

大阪市営地下鉄の民営化の基本方針案が12月13日、市議会本会議で可決、成立した。大阪維新の会、公明党に加え、橋下市長時代から一貫して、これまで反対してきた自民党も賛成した。
2018年4月の民営化を目指す大阪市は、基本方針の可決を受けて、2017年2月議会に市営地下鉄の廃止条例案を提出する方針。
民営化の議論はヤマ場を迎え、市民や利用者に具体的にどのようなメリットがあるのか、分かりやすく、かつ建設的な議論や説明が求められている。

2016年12月15日

作家・開高健さんを悼む「悠々忌」縁者らが献花

作家・開高健さんを悼む「悠々忌」縁者らが献花

PR誌『洋酒天国』の編集、作家デビュー作「パニック」、そして芥川賞受賞作「裸の王様」などで知られる大阪市出身(大阪市立大学卒業)の作家、開高健さん(1930~1989年)を悼む「悠々忌」が12月9日、東住吉区の近鉄北田辺駅前で営まれた。
開高さんの同級生はじめ、地元住民、ファンら約60人が列席。故人が生前好んだスイセンを文学碑に供え、稀代の作家をしのび、静かに手を合わせていた。
北田辺は開高さんが少年、青年時代を過ごしたゆかりの地で、11年前に地元の有志らが功績を称えようと碑を建立した。
開高さんはサントリー(前身の壽屋)の宣伝部在籍時の、トリスウイスキーのキャッチコピー「人間らしくやりたいナ」でも有名。

2016年12月14日

関西エアポート 初決算は黒字 独自色はこれから

関西エアポート 初決算は黒字 独自色はこれから

関西国際空港と大阪空港(伊丹)を運営する関西エアポートは、2つの空港の運営を引き継いでから、初めてとなる決算(2015年12月~2016年9月の10カ月間)を発表した。売り上げにあたる営業収益は891億円で最終利益は73億円だった。
関西エアポートは、2つの空港を昨年度まで運営していた新関西国際空港会社に対し、44年間の運営権を取得した対価として、今回は180億円を負担する必要があったが、これを支払ったうえで黒字を確保し、順調なスタートを切った。
同社は、オリックスとフランスの空港運営大手バンシ・エアポートがそれぞれ株式の40%ずつを出資して2015年12月に設立された。社員のほとんどを新関西国際空港会社から引き継いでいるが、日仏企業の合弁のため、言葉や文化の違いで融合があまり進んでいない。
平成28年度からの5年間で総額932億円の投資を計画しているが、この多くがターミナル改修など新関西国際空港会社からの引き継ぎ案件で、独自色を出すのはこれからだ。神戸空港の運営権取得に名乗りを上げたことを含め、関西の空港経営安定化のためにも、世界35空港の運営に参画するバンシのノウハウをいち早く取り入れ、目に見える形で民営化のメリットを出すことが求められる。

2016年12月12日

大阪で拉致問題の解決願う催し 府・市共催

大阪で拉致問題の解決願う催し 府・市共催

北朝鮮による拉致問題について関心を持ってもらい、解決に向けた機運を高めようという催しが大阪市浪速区で開かれた。これは12月10日から始まった「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせて大阪府や大阪市などが開いたもので、およそ80人が参加した。
この中で拉致問題の解決を訴え活動している大阪出身のシンガーソングライター山口采希さん(25)が、「空と海の向こう」という歌を歌って、被害者の早期救出を訴えた。
その後、参加者たちは被害者の救出を願うブルーリボンにちなんで、青いライトを掲げ、船で川を巡り、拉致問題などの解決に向けて活動を続けていくことをアピールした。

2016年12月12日

関西広域連合17年1月協議会 被災地への支援物資的確に

関西広域連合17年1月協議会 被災地への支援物資的確に

「関西広域連合」の防災に関する委員会が神戸市で開かれ、大規模な災害が発生した際、被災地に支援物資を的確に届けるため、トラック協会などが参加する新たな協議会を、2017年1月に立ち上げることになった。
同委員会には関西広域連合の会長を務める兵庫県の井戸知事はじめ各府県の議員など約50人が出席した。東日本大震災や熊本地震での課題が話し合われ、その際の様々な経験や教訓を踏まえ、関西で大規模な災害が発生した際、被災地に支援物資が的確に届く体制をつくるため、各府県のトラック協会や倉庫協会が参加する新たな協議会を2017年1月に立ち上げることになった。
物資の調達やトラックの手配、被災地のニーズに合った配送方法などについて、民間のノウハウを生かした効率的な体制を目指す。また、メーカーや卸売業者などにも参加を呼びかけるべきとの意見もあり、関西広域連合では今後、検討を進める。

2016年12月11日

北陸新幹線「小浜・京都ルート」で大筋合意

北陸新幹線「小浜・京都ルート」で大筋合意

北陸新幹線の敦賀より西のルートについて、これまでの沿線の自治体やJRからの意見聴取を受け、自民・公明の与党の検討委員会は「小浜・京都ルート」に決定することで大筋合意した。検討委員会は次回の会合でルートを正式に選定し、12月20日には与党プロジェクトチームが最終決定する方針。
北陸新幹線の敦賀から大阪までのルートを巡っては、「小浜・京都」ほか、「舞鶴」や「米原」を通る3つのルートが候補になっている。

2016年12月9日

カジノ含むIR法案衆院通過 経済効果狙い松井知事歓迎

カジノ含むIR法案衆院通過 経済効果狙い松井知事歓迎

カジノ含む統合型リゾートを推進する、いわゆる「IR法案」が自民党、日本維新の会などの賛成多数で、衆議院本会議で可決された。
これは観光や地域経済の振興を目的に、カジノを含む統合型リゾート施設の整備を進め、ポスト東京五輪を見据えた成長戦略の一翼を担う法案でもある。
衆議院での法案可決を受けて、大阪府の松井一郎知事は「観光立国を目指す日本にとって必要なツールの一つ」として歓迎の意を明らかにし、「参議院でも可決して成立させてもらいたい」と語った。
大阪府は2025年の万博を大阪市の夢洲地区に誘致することを目指しており、同じ夢洲地区に巨大な複合施設をつくることで、大きな経済効果を狙っている。
一方、大阪市ではIR法案に反対する市民団体が、治安が悪化するなどの理由で抗議活動を行った。

2016年12月8日

大阪府・H.I.S. 海外ビジネス支援で連携協定

大阪府・H.I.S. 海外ビジネス支援で連携協定

大阪府とエイチ・アイ・エス(東京都新宿区、以下、H.I.S.)は12月6日、世界市場の開拓に積極展開を図る企業に対し、海外展開支援サービスの向上を図ることと、海外企業から大阪への投資誘致につながる情報提供をすることを目的として、「海外ビジネス支援に関する連携協定」を締結した。
連携協定の主な内容は①H.I.S.GPS事業と大阪府の大阪ビジネスサポートデスク事業が連携し、企業の海外展開を支援②中小企業の海外展開支援のためのセミナーを共同して実施③日本に投資意欲のある外国企業に大阪の情報を提供④H.I.S.GPS事業を利用する大阪企業の統計情報を提供-など。
H.I.S.GPS事業とは、日本の企業が海外企業とのビジネスを展開する際に、海外での簡単な調査や支援サービスを行うため、H.I.S.が2015年11月から始めたグローバルプチ商社サービス事業。これまでおよそ100企業、200件を超える調査・支援の依頼に対応。H.I.S.が持つ世界66カ国140都市230拠点(2016年11月末現在)と、海外のH.I.S.スタッフ約3800名が企業の要望に応じて活動している。これらの情報を依頼主の合意のもとに提供する。

2016年12月7日

戴シャープ社長 東証1部復帰後に退任の意向

戴シャープ社長 東証1部復帰後に退任の意向

台湾の鴻海精密工業出身で、シャープ再建にあたっている戴正呉社長は12月5日、大阪で「シャープが純損益ベースで黒字化し、東証1部に復帰したら退任するつもりだ」との意向を明らかにした。同社は2018年度に1部復帰を目指すとしている。
同社は2016年3月末の時点で、連結ベースで債務超過にあることが確認され、今年8月1日付で東証1部から2部に降格されている。

2016年12月6日

17年6/17~運行の「トワイライト瑞風」予約開始

17年6/17~運行の「トワイライト瑞風」予約開始

2017年6月17日から運行の「トワイライトエクスプレス瑞風」。京都・大阪と山口県を結んで山陰と山陽を巡る豪華寝台列車だ。この2017年6月から9月に出発する列車の申込受付が12月5日始まった。
例えば、京都を出発し岡山県の倉敷駅や南岩国駅を通り、下関駅までを1泊2日で走る片道コース。2泊3日で岡山の後楽園や島根の宍道湖をはじめ中国地方の名所を巡る周遊コースなど、5つの旅が組まれている。
料金は1泊2日の片道で1人27万円から。最高額は車両を1両丸ごと使ったスイートルーム、2泊3日で1人125万円だ。
5日開設された電話窓口には、朝からひっきりなしに問い合わせが相次いだ。

2016年12月6日

超党派27人の「大阪万博議連」発足、会長にニ階氏

超党派27人の「大阪万博議連」発足、会長にニ階氏

2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け、超党派の国会議員による「大阪万国博覧会を実現する国会議員連盟」が発足し12月2日、国会内で設立総会が開かれた。
自民党、民進党、公明党、日本維新の会の衆参27人が呼びかけ人に名を連ね、会長にはニ階俊博・自民党幹事長が就任した。
総会では、2020年の東京五輪後の経済対策として期待する声も上がり、誘致実現のため、お互いに党を超えてみんなで頑張っていきたい旨の発言もあった。。
万博誘致を主導する大阪府の松井一郎知事は、早期の閣議了解に協力を求め、「大阪、関西が世界の人々があこがれる健康・長寿の先進都市となる大きな仕掛けとしたい」と強調。「健康・長寿」をテーマとする万博の必要性を訴えた。

2016年12月4日

17年8月までに総合区制度で全体像示す 吉村大阪市長

17年8月までに総合区制度で全体像示す 吉村大阪市長

大阪市の吉村洋文市長は11月30日、市を存続したまま権限を格上げする「総合区」制度について、2017年8月までに全体像を示す考えを明らかにした。合区を前提とした区割り案は2017年3月末までに示す。同日行われた9月定例会の一般質問に答弁した。
総合区は2016年4月の改正地方自治法で導入が可能になった。市は総合区と特別区を比較検証する住民説明会を8月にスタートさせ、2017年1月まで続ける方針で、その後、区数と事務権限を決定する。17年3月末までに区割り案を1案に絞り込み、同8月までに総合区の名称や区役所の位置などを示す。
吉村市長は、総合区の関連議案を成立させたうえで、移行期の2018年秋に都構想をめぐる法定の住民投票を行う案を検討している。

2016年12月3日

繁昌亭大賞に桂文三、奨励賞に桂かい枝、笑福亭たま

繁昌亭大賞に桂文三、奨励賞に桂かい枝、笑福亭たま

2006年9月に上方で戦後初の落語定席として、大阪市北区に天満天神繁昌亭がオープンしたのを機に設けられた「第11回 繁昌亭大賞」が11月30日、大阪市内で発表された。大賞は桂文三さん(ぶんざ、49)で、上方落語協会会長の桂文枝さん(73)の弟弟子にあたる。同大賞は入門25年目までの噺(はなし)家を対象としており、文三さんは制限いっぱいでの受賞となった。
奨励賞には同じく文枝さんの弟弟子の桂かい枝さん(47)と笑福亭たまさん(41)が選ばれた。

2016年12月2日

芭蕉しのび献句 和歌・俳句で情操教育 明浄学院高

芭蕉しのび献句 和歌・俳句で情操教育 明浄学院高

情操教育の一環として、伝統的な和歌や俳句を授業に取り入れている高校がある。大阪市阿倍野区の明浄学院高だ。冷泉家の指導の下で行う新年和歌披露会、藤原家隆の業績を称える家隆忌、俳聖・松尾芭蕉をしのぶ芭蕉忌が同校伝統の三大行事だ。その一つ、芭蕉忌がこのほど同校で執り行われた。
70回目となる今年は、1~3年生から選出された71句と教職員がつくった12句の計83句を献句し、代表生徒が詠み上げた。「夕焼けとカラスの声が足急かす」「仕上げにはトパーズ色の檸檬を少し」など、秋の風景や心情を詠み込んだ秀作が披露された。

2016年11月30日

2025年万博誘致でフランス政府がパリ誘致表明

2025年万博誘致でフランス政府がパリ誘致表明

フランス政府は11月22日、2025年の国際博覧会(万博)をパリ地域に誘致するため正式に立候補したと表明した。予想されていたが、大阪府に強力なライバル出現が現実となった。
オランド大統領が同日、博覧会国際事務局(BIE、パリ)に書簡を送った。書簡によると、開催テーマは「知識を分かち、地球を守る」で、健康、教育などをテーマとする予定。
万博誘致の立候補は、最初に立候補した国がBIEに届け出てから半年以内に行うのがルール。フランスの立候補届け出で、大阪府への誘致は2017年5月下旬までに届け出る必要がある。2025年の万博の開催地は2018年のBIE総会で決まる予定。なお2025年万博にはオランダや英国なども誘致を予定しているという。

2016年11月29日

大阪・梅田に本物のスケートリンクオープン 冬場限定

大阪・梅田に本物のスケートリンクオープン 冬場限定

大阪市北区のグランフロント大阪うめきた広場で11月26日、「ウメダ★アイスリンク 氷deつるんつるん」がオープンした。
これは冬場だけ開設されるスケート場。これまでは樹脂製だったが、3回目の今年は本物の氷を使用。480平方㍍から500平方㍍に広がり、本格的なスケートが楽しめる。2月18日まで。大人1,500円、大学生1,300円、高校生1,200円、中・小学生以下1,000円。
25日に行われたリンク開きセレモニーではフィギュアスケート選手で女優の本田望結(みゆ)さん(12)が初滑りを披露した。また、DREAMS COME TRUEとコラボレーションしたイルミネーションツリーも登場。メンバーの中村正人さんによる点灯式も行われた。

2016年11月28日

大阪・長居植物園でガーデンイルミネーション始まる

大阪・長居植物園でガーデンイルミネーション始まる

大阪市立長居植物園(大阪市東住吉区)で11月25日、夜間に臨時開園するイルミネーションイベント「長居植物ガーデンイルミネーション2016~光の森~」が始まった。
7回目となる今年のテーマは「光の森」。樹形を幻想的にライトアップするほか、フードコーナーの設置やクラシックやジャズなどのコンサートも予定されている。イルミネーションで彩られたハートの花壇では「アイスチューリップ」がライトアップされる。土・日曜、祝日と12月20~25日は、園内で光をまとったナイトトレイン号が運行する。料金は300円。

2016年11月26日

大阪港開港150周年 記念事業案決まる 17年夏以降実施

大阪港開港150周年 記念事業案決まる 17年夏以降実施

大阪港が2017年で開港150年を迎えるのを前に、官民でつくる記念事業推進委員会(委員長・吉村洋文大阪市長)の第2回会合がこのほど開かれ、アジア諸港を交えた意見交換会や体験乗船などを盛り込んだ計画案を決定した。2017年夏から秋にかけて港や船舶に関連する催しを企画しており、「格好の港勢拡大の契機」と位置付けている。
計画案では、開港記念日にあたる7月15日前後に記念式典や祝賀レセプションを予定。大阪港でのクルージングや帆船の公開、野球やサッカーなどプロスポーツの拠点が集まる舞洲地区と連動したスポーツイベントも組まれている。
試算では、記念事業推進委による事業予算は1億円。財源には企業の寄付金を蓄積した大阪港振興基金から9,000万円、残りの1,000万円は協賛金やふるさと納税の寄付金を活用する。

2016年11月24日