シャープ 東証1部復帰へ申請 再建進む
台湾の鴻海精密工業の傘下で経営再建中のシャープは、東証1部への復帰に向けて6月30日、東京証券取引所に申請を行った。
同社は2016年3月期のグループ全体の決算で、2559億円の最終赤字を計上し債務超過に陥ったことを受けて、2016年8月1日、東証2部に降格された。
しかしその後、鴻海からの出資が完了し、債務超過を解消するとともに、鴻海出身の戴正呉社長の就任以降、業績は急回復している。ただ、同社の1部復帰は手続き上3カ月程度かかる見込み。
シャープ 東証1部復帰へ申請 再建進む
台湾の鴻海精密工業の傘下で経営再建中のシャープは、東証1部への復帰に向けて6月30日、東京証券取引所に申請を行った。
同社は2016年3月期のグループ全体の決算で、2559億円の最終赤字を計上し債務超過に陥ったことを受けて、2016年8月1日、東証2部に降格された。
しかしその後、鴻海からの出資が完了し、債務超過を解消するとともに、鴻海出身の戴正呉社長の就任以降、業績は急回復している。ただ、同社の1部復帰は手続き上3カ月程度かかる見込み。
天満天神繁繁昌亭10年9カ月で来場150万人達成
大阪の上方落語専門の寄席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)の来場者が6月30日、平成18年のオープン以来、10年9カ月で150万人に達した。
記念のセレモニーでは、上方落語協会の桂文枝さんが、わずか200人ぐらいの寄席で、コツコツ積み重ね150万人を達成したことに大きな意味があると思います。これからも一喜一憂せず、長く愛される寄席にしていきたい-とあいさつした。
関空にLCC「エアアジアX」が初のハワイ便開設
日本とハワイを直接結ぶLCC(格安航空会社)で初めての路線が関西空港に開設され6月28日、運航が始まった。定期便の運航を始めたのはマレーシアに拠点を置く「エアアジアX」で、関西空港とハワイのホノルルを結ぶ定期便を週4往復運航する。
フライト時間は片道およそ8時間と少し時間かかるが、料金は大手航空会社より3割以上安く、すでに8月末の便までほぼ満席という。
「森友」保育園に業務停止命令 保育士確保できず
大阪市の吉村洋文市長は6月27日、学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)の認可保育園「高等森友学園保育園」に対し、7月1日から6カ月間の業務停止命令を出した。運営に必要な保育士を確保できなかったため。
配置基準では本来、同保育園の場合6人以上の常勤の保育士が必要だが、1人しかおらず、業務改善命令が出されていた。この間、同保育園が継続運営の意思を示さず、改善命令に応じなかったため、有識者からなる大阪市の分科会が、事業停止命令を出すのが妥当と判断した。
「様々な新システムを実験」大阪万博誘致へ機運高める
2025年の万博の大阪への誘致に向け、地元の機運を高めようとのイベントが大阪市北区で開かれた。学生や社会人およそ800人が参加し、大阪府の松井一郎知事と府の特別顧問を務める堀江貴文氏らによるトークショーが行われた。
この中で、堀江氏は「万博会場の中は、自動運転で移動ができるようにするなど、新しいシステムを導入してはどうか」などと提案した。これを受け、松井知事は「会場となる夢洲には人が住んでいないので、様々な新しいシステムの実験ができると考えている。イノベーションを起こし、来た人が笑顔になれる万博をやりたい」と語った。
JR 20年夏までにお手頃料金の長距離列車導入へ
西日本旅客鉄道(JR西日本)は、2020年夏までに手頃な料金で関西と山陽や山陰地方などを巡る長距離列車の運行を目指す。人気の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」とは別に、より幅広い人たちに気軽に列車の旅を楽しんでもらおうというもの。
運行区間や車両デザインなどは今後、検討するが、左右に2列ずつシートが並ぶ普通車や、ゆったりとしたシートで個室もあるグリーン車のほか、靴を脱いで横になれたり食事ができたりするスペースもある、定員が100人程度の6両編成の列車とする計画。
料金は、例えば大阪と島根県出雲市の区間を7000円から2万円台で利用できる現在の寝台特急と同じ水準に設定したいとしている。
「瑞風」第2期申し込み最高123倍、平均17.2倍に
西日本旅客鉄道(JR西日本)は6月23日、豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」第2期(2017年10~11月出発分)の申し込み状況を発表した。今回も応募者が殺到、第1期(2017年6~9月出発分)の2022件を上回る2479件の応募があり、すべての出発日、コースにおいて抽選となった。
その結果、平均倍率は17.2倍、最高倍率は10月25日出発の山陽・山陰コース(周遊)2泊3日、ザ・スイートの部屋で123倍だった。
なお、第3期(2017年12月~2018年2月出発分)の参加受付およびパンフレットの請求は2017年7月31日まで。
幼稚園教員の架空名義で補助金詐取濃厚 森友学園
大阪府などの関係者の証言によると、学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)の幼稚園が大阪府の補助金を不正受給したとされる事件で、府に専任教員として申請された3割に、勤務実態がないなど補助要件を満たしていなかったとみられることが分かった。
大阪地検特捜部は、申請を担っていた籠池泰典前理事長が、架空名義で補助金を詐取した疑いがあるとみて裏付け捜査している。2011~2016年度の約2億1000万円のうち3442万円が不正だった疑いがあるという。
シャープ6月中に東証1部復帰申請 鴻海傘下で初の総会
シャープは6月20日、堺市の本社で2016年8月に台湾の鴻海精密工業の傘下に入って初めての株主総会を開いた。
同社は5月に発表した2020年3月期までの3カ年の中期経営計画で連結売上高3兆2500億円、営業利益1500億円を掲げているが、戴正呉社長は「中期経営計画で掲げた数字(の達成に)は責任を持つ」と語った。このほか、東証2部から1部への復帰に向けた予定を問われた点には、「6月29日か30日に申請したい」とし、来年には配当できるように頑張りたい-などと述べた。また、自身の進退について「東証1部に復帰してから社長を辞めたい。会長となる可能性もある」と話した。
総会では社外も含め取締役9人のうち過半の5人を鴻海グループ出身者とする人事案など7つの議案が承認された。
森友学園事務所など強制捜査 大阪地検特捜部
学校法人 森友学園による国と大阪府の補助金不正受給疑惑を巡る問題が、事実解明へ新局面を迎えた。6月19日夜、大阪地検特捜部が籠池泰典前理事長(64)の自宅や学園事務所などへ家宅捜索に入った。容疑は籠池氏に対する詐欺と補助金適正化法違反で、本人の聴取や押収資料の分析を進める。
「瑞風」一番列車大阪を出発 最高120万円の豪華寝台列車
待ちわびたJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の一番列車が6月17日午前、多くの鉄道ファンや関係者が見守る中、大阪駅を出発した。
山陰地方を巡り、山口県下関駅に至る1泊2日の旅。乗客は1日1駅で途中下車し、周辺観光を楽しむ。1泊2日と2泊3日の計5種類があり、料金は1人25万~120万円の豪華版だ。
人気殺到ですでに、これまでに11月までの申し込みは終わり、12月と来年2月(1月はメンテナンスで運休)の出発分を募集している。
近畿圏の5月マンション発売22.2%増 契約率8割
不動産経済研究所のまとめによると、近畿圏の5月マンション発売は前年同月比22.2%増の1738戸で、2カ月連続で前年同月を上回った。1戸当たり価格は3570万円で、前年同月比243万円(7.3%)のアップ。1平方㍍当たり単価で同0.9万円(1.4%)のダウン。
契約率は79.9%で、前年同月比15.4㌽のアップ、前月比1.7㌽のアップとなった。グランドメゾン天王寺上之宮町Ⅰ期、グランドメゾン新梅田タワーなど8物件65戸が即日完売した。
BIE総会で松井知事らが万博大阪誘致をプレゼン
大阪府の松井一郎知事は、フランスのパリで開かれたBIE=博覧会国際事務局の総会に出席し、万博誘致委員会の会長を務める経団連の榊原定征会長とともに、2025年万博の大阪への誘致計画をPRした。
総理大臣として全力で大阪・関西を支えると強調した、安倍首相のビデをメッセージを受け、松井氏は「大阪・関西は多様な価値観やエネルギーに満ち溢れている。食や伝統的な祭りなどの文化もある。”おもてなし”の心で皆さんを迎えたい」と英語でスピーチした。
また、榊原氏は「テーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』だ。健康や食糧問題といったグローバルな課題を革新的な技術で解決していく。こうしたビジョンを共有する万博にしたい」と述べた。
大阪万博誘致へ松井知事が榊原経団連会長らとパリへ
2025年の万博の大阪誘致に向け6月12日、大阪府の松井知事は、万博誘致委員会の会長を務める経団連の榊原会長らとともに、パリで行われるプレゼンテーションのため、関西空港を出発した。
フランス・パリで開かれるBIE(博覧会国際事務局)の総会で、立候補している4都市、大阪はじめ、フランスのパリ周辺、ロシアのエカテリンブルク、アゼルバイジャンのバクーとともにプレゼンテーションを行う。
近畿の5月企業倒産件数55.1%増、負債総額10.8%増
帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県の倒産企業(負債額1000万円以上)は211件と前年同月比55.1%増加した。倒産件数が前年比で増加するのは2カ月ぶり。負債額が30億円を超える大型倒産はなかったが、負債総額は141億300万円と前年同月比10.8%増えた。
幅広い業種で倒産件数増加しており、とりわけ個人消費の影響が大きい飲食業やアパレル関連などで経営悪化・破たんが続いている。また、人手不足や人件費の上昇がリスク要因になりつつある-と指摘している。
法定協議会会長に今井氏起用の方針 初会合は6/27
大阪府の松井一郎知事、大阪市の吉村洋文市長らは、「大阪都構想」や「総合区」制などを討議する法定協議会の会長に、大阪維新の会の議員で、大阪府議会の今井前議長を充てる方針を固めた。同協議会の初会合は6月27日にも開かれる見通しだ。
同協議会は松井知事、吉村市長、それに府議会と市議会の各会派の議員合わせて20人で構成され、新たな区割りや名称、それに区議会の定数を定めた「協定書」の取りまとめに向け討議する。
吉村市長 万博誘致でカザフスタン、パリなど歴訪へ
大阪市の吉村洋文市長は6月8日、2025年万博の大阪への誘致計画をPRするため関西空港を出発した。同市長は8日から18日までの日程で、カザフスタンのアスタナやフランスのパリなどを訪れる予定。
アスタナで10日から始まる万博会場を視察するとともに、同会場を訪れると思われる外国政府の要人に、大阪万博の意義やすばらしさを積極的にアピールするとしている。初日には「日本館」の開館式に臨むほか、パリではBIE総会に出席する予定。
USJ「SUPER NINTENDO WORLD」建設着工式
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は6月8日、任天堂のキャラクターとその世界観をテーマにした、世界初となる壮大なエリア「SUPER NINTENDO WORLD」の建設着工式を開いた。
同エリアは、USJの集客拡大の新たな起爆剤として期待される。投資金額600億円超の巨大プロジェクトとして2020年の東京五輪前のオープンを目指して始動した。
ベトナム首相 関西経済界にさらなる投資を呼びかけ
日本を訪問中のベトナムのフック首相が関西の経済団体の会合に出席し、ベトナムへのさらなる投資を呼びかけた。大阪市中央区で開かれた会合には同首相と関西経済連合会の松本正義会長や、ベトナムに進出している関西企業の関係者らが出席した。
フック首相は日本企業のベトナム誘致に向け、「ベトナム政府としても支援していきたいので、さらなる誘致をお願いしたい」と述べた。関経連も、今後もベトナム政府と連携しながら、関西企業の進出を支援していきたい-などと応じた。
ベトナム首相に万博誘致の協力を要請 松井知事
大阪府の松井一郎知事は6月7日、大阪市内のホテルで日本を訪問中のベトナムのフック首相と会談し、大阪府が誘致を目指している2025年の万博の誘致に向け協力を求めた。会談には在阪の経済団体の代表なども同席した。
この中で松井知事は「未来社会のあり方を世界のみなさんと考えられるような万博にしたい。大阪での万博開催が実現できるように力添えをお願いしたい」と述べ、協力を求めた。
これに対してフック首相は「大阪万博の新しい誘致活動のロゴマークを拝見した。今後このロゴマークを使ってどんどんアピールすると聞いて感銘を受けた」と述べた。
大阪万博誘致のロゴ決定 モチーフはにっこり笑う顔文字
2025年の国際博覧会(万博)の大阪開催を目指す万博誘致委員会は6月7日、誘致に使うロゴマークを発表した。
シンボルマークのモチーフはにっこり笑う顔文字で、笑顔の人々が世界から集まるとの思いを込めている。東京在住のデザイナー、大川幸秀さんが制作した。
ロゴマークは、このシンボルマークと「OSAKA-KANSAI/JAPAN EXPO2025」の文字からなり、文字の位置が違う2種類がある。今後、誘致のためのパンフレットやグッズに使われる。
マカオのカジノ運営会社会長が松井・吉村両氏と面会
大阪府と大阪市が、大阪市此花区の「夢洲」にカジノを含むIR・統合型リゾート施設の誘致を目指す中、6月6日、中国・マカオでカジノを運営している「メルコ・リゾーツ&エンタテイメント」のローレンス・ホー会長が大阪府庁を訪れ、松井一郎知事、吉村洋文市長と面会した。
この中でホー会長は、歴史、文化、娯楽施設などがあり、大阪ほどIRにとって素晴らしい場所はない-などと語り、大阪への進出に強い関心を持っていることを伝えた。
これに対して松井知事は、お互いがウィンウィンになるものをつくり上げなければならない。より大阪に貢献してもらえるところとパートナーを組みたい-と応じた。
松井知事は今回を含め、カジノ運営関連会社10社と面会している。
府内各エリアで市町村合併進め府を廃止 自民党府連案
自民党大阪府連は6月5日、大阪市内で開いた会合で、将来の大阪府下の行政機構の見直し・改革を見据えた大胆な統治案を発表した。
これは、すでに政令指定都市となっている大阪市と堺市を除いた各エリアで、市町村合併を協議する場を設けて合併を進め、人口70万人程度の都市をつくる。そのうえで、各都市には政令指定都市と同じ程度の権限を大阪府から移し、最終的に大阪府を廃止する-というもの。
大阪市の行政機構の見直しを巡る議論が、大阪維新の会と公明党を軸に活発化する見通しとなったことで、さらに自民党の存在感が薄れつつある状況を打開する狙いがあるとみられる。
大阪城公園に夏限定プール「ウォーターパーク」7/15~
大阪城公園(大阪市中央区)で7月15日から8月31日まで、夏限定のプール「大阪城ウォーターパーク」が開園される。昨年に続き、ハウステンボスが運営する。
公園東側の「太陽の広場」の約8000平方㍍が会場。高さ10㍍から急降下するブーメランスライダーや直径20㍍の円形プールなどもある。夜間は約5万個のカラーボールを浮かべて青と光でプールを演出する。
9時30分から17時はデイチケット、18時~22時はナイトチケット。料金は平日の当日デイチケットで大人2000円(夜間2500円)、子供(3歳~中学生)1500円(同2000円)。土日祝および8月11~15日は料金が異なる。
近畿16年の出生率5府県で低下 大阪・京都は2年ぶり
厚生労働省が発表した2016年の人口動態統計によると、兵庫を除く近畿5府県の合計特殊出生率が前年を下回った。2015年は景気好転を背景に上昇が目立ったが、2016年は一転、大阪府や京都府は2年ぶりに低下。少子化の基調が鮮明になった。
出生数は全6府県で減少した。15~49歳の女性人口の減少や未婚率の高まりも影響しているとみられる。減少率は和歌山県が5.3%、滋賀県が4.4%、奈良県が4.1%となった。出生数から死亡数を差し引いた自然増減数は、近畿全体で4万5000人の減少。減少幅は5000人強拡大した。
大阪万博のシンボルマーク3候補作品公表 誘致に活用
万博誘致委員会(会長:榊原定征経団連会長)は6月1日、誘致活動に使うシンボルマークの候補3作品を公表した。一般からの投票などを経て、14日にパリで開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会でのプレゼンテーションに間に合うように1作品を決める。
一般投票は5日午後6時まで、インターネットとはがき(必着)で受け付ける。誘致委員会は3~5月にシンボルマークを募集。その結果、全国から1331作品の応募があった。
一般投票の宛先は〒540-8570 大阪市中央区大手前2丁目2025 日本万国博覧会誘致委員会事務局(府万博誘致推進室内)。
関西エアポートが初の年間決算 純利益169億円
関西空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートは5月31日、両空港のの運営会社になってから初めてとなる年間決算を発表した。LCC(格安航空会社)の乗り入れ増大などにより、関空の利用者が過去最高となり、着陸料がなどが伸びたことが寄与、2017年3月期の売上高にあたる営業収益は1802億円、最終的なもうけを示す純利益は169億円だった。
2016年3月まで両空港を運営してきた新関西国際空港会社の決算と単純比較はできないものの、関西エアポートによると営業収益で3.2%、経常利益で3.6%それぞれ増えたという。
大阪府 森友学園問題受け、補助金手続き厳格化
学校法人「森友学園」(大阪市)が運営する幼稚園で、大阪府の補助金を詐取した疑いのある問題を受け、府教育庁は私立の幼稚園に交付する補助金の手続きを来年度から厳格化する方向で検討を始めた。
府教育庁によると、教育機関に不正はないという”性善説”に立ち、これまでは提出された書類の整合性を見る審査だった-などとし、これまでのチェックの甘さを認め、森本学園に補助金の返還を命じたことを明らかにした。
府は森友学園について、昨年度までの6年間で学園側に交付した補助金の2割にあたる約6000万円が不正だったと判断した。問題があったのは、運営を支える目的で教員数に応じて交付した補助金と、障害のある園児数に応じて交付した補助金で、府の調査では申請書類に名前のある教員が実際にはいない事態など次々と問題が判明したとしている。
外国人宿泊者16年8%増 客室稼働率トップは大阪の84%
国土交通省が公表した2017年版の観光白書によると、2016年の外国人宿泊者数は延べ人数で7088万人と前年比8%増となった。
宿泊施設の都道府県別の客室稼働率は大阪が84%と最も高く、全国平均の60%を大きく上回った。東京都は大阪府に続き79%だった。
外国人宿泊者を都市圏別にみると、三大都市圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県)が4243万人と5%増、それ以外の地方圏が2845万人と13%増だった。地方圏はばらつきが大きく、四国の伸び率が46%と最も高かった。このほか、宿泊施設別ではシティーホテルに泊まる訪日客が33%と多かった。
関経連会長に住友電工・松本社長 万博・IR誘致へ
関西経済連合会は5月29日開いた総会で、副会長を務めていた住友電気工業の松本正義社長(72)を会長に選出した。関経連は新体制の下で2025年の大阪開催を目指す国際博覧会(万博)やカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致などに取り組む。
関経連のトップ交代は6年ぶりで、住友電工からは20年ぶり。松本氏は万博とIRについて、「政府や他の経済団体とも連携して、全力で取り組みたい」と語った。