シャープ 純損失2,559億円 2期連続の赤字で債務超過
台湾の鴻海精密工業の傘下に入ることが決まっているシャープは5月12日、2015年度通期の連結業績(2015年4月~2016年3月)を発表した。売上高は前年比11.7%減の2兆4,615億8,900万円。純損失は2,559億7,200万円となり、前年の2,223億4,700万円から赤字が拡大した。2期連続の赤字で負債が資産を上回る債務超過に陥った。
松井知事 7日→3日へ「民泊」の要件緩和求める
大阪府の松井一郎知事は、国家戦略特区の会議に出席し、石破茂・地方創生担当大臣に民泊事業の滞在日数を現在の7日以上から3日以上とするよう要望した。
大阪府では4月1日からマンションなどの空き室をホテルとして活用する、いわゆる民泊事業をスタートさせたが、事業開始から1カ月以上経過しても、申請はわずか1件にとどまっている。民泊第1号として認めた大東市の物件の利用もいまだ〇件だという。事業者にとってネックとなっている「滞在日数7日以上」が大きく立ちはだかっているのだ。
松井知事によると、石破大臣からは「せっかくつくったルールなら、ニーズに合うものにしないと、という発言があった」という。
大型連休JR5社は概ね前年並み 九州新幹線は地震で55%
JR旅客各社は5月9日、2016年の大型連休(4月28~5月8日)の利用状況を発表した。JR九州(九州旅客鉄道)を除く旅客5社は概ね前年並みとなり、JR九州も在来線特急は前年並みとなった。
JR西日本(西日本旅客鉄道)は山陽新幹線の期間中の利用者が154万4,000人で前年比101%、北陸新幹線は31万7,000人で同96%、在来線特急は71万人で同102%、新幹線と在来線特急の合計で257万1,000人で同101%となった。利用は連休の前半(4月28~5月1日)に偏っている。
なお、地震の影響を受けた九州新幹線は前年比55%と大幅に利用者を減らした。
関西初 NYで話題のラーメンバーガー 阪急催事に登場
阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)で5月11日から開催される『ニューヨークフェア2016』に、ニューヨークで行列ができる屋台ラーメンバーガーが初登場する。
このラーメンバーガーは日系アメリカ人ケイゾウ・シマモト氏が、ラーメン修業で来日した際にインスパイアされ、帰国後独自に生み出したもの。ラーメンの麺をバンズ型に固めて、ソウルフード的存在のバーガーを組み合わせた結果、ブルックリンのベンダー(屋台)名物になった。
ごま油で香ばしく焼かれたラーメンに、ジューシーなアンガス牛のパテ、醤油、ネギ、ルッコラを挟はんで秘伝の甘辛ソースを絡めたバーガーだ。同フェアでは、オリジナルラーメンバーガーは1個981円で実演販売される。催事は17日まで。ジャズピアノ、ゴスペルなど現地で活躍するアーティストのライブも連日開催される予定。
天王寺公園「関西アカペラジャンボリー」に4,600人来場
大阪・天王寺公園(大阪市天王寺区)エントランスエリア「てんしば」で5月3日、アカペラの祭典「第19回関西アカペラジャンボリー(KAJa!2016)」が開かれた。
今回はアマチュアグループ11組、プロアーティスト4組の計15組が出演。当日は途中から雨に降られるあいにくの天候だったが、約6時間にわたって行われた同イベントに約4600人(主催者発表)が来場して盛り上がりをみせた。
関西地区の大学アカペラサークル有志が中心となり、年1回開催される同イベント。今回は「アベノ・天王寺エリア アカペラタウン化計画」を推進してきたWelcomingアベノ・天王寺キャンペーン事務局(近鉄不動産、東急不動産、JR西日本)と共催した。
近畿の3月失業率6カ月ぶり悪化3.7%に 求人は堅調
総務省が4月28日発表した近畿2府4県の3月の完全失業率(原数値)は、前年同月比0.1㌽上昇して3.7%となり、6カ月ぶりに悪化した。より良い待遇を求めて離職する人が増えたことで、一時的に悪化した可能性がある。
一方、厚生労働省が同日発表した近畿の3月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01㌽上昇し1.21倍となった。1倍以上の状況が2年以上続き、高水準を維持している。関西を訪れる外国人旅行客の増加で飲食業などの求人が引き続き堅調だった。
府県別の有効求人倍率は大阪が1.30倍、京都が1.26倍、和歌山が1.12倍、滋賀が1.11倍、奈良、兵庫が1.08倍だった。
「なんばCITY」南館 58新店舗加えリニューアルオープン
南海電鉄が運営する商業施設「なんばCITY」南館(大阪市中央区)が4月27日、リニューアルオープンした。
リニューアルのコンセプトは「-REBORN-新たに生まれ変わる南館。オフタイムを充実させるリラックス・ライフスタイルをプロデュース」。20~30代のカップルやヤングファミリーをターゲットに据え、ファッションブランドだけでなく、生活雑貨店、食品専門店なども加わった。
全国初出店も含む物販店・飲食店など58店舗が新たにオープン。2階に東急ハンズの生活雑貨店「ハンズビー」が大阪初出店したほか、ハワイの人気カフェ「ブルーハワイライフスタイル」が全国初出店した。
3月18日にリニューアルした「なんばCITY」本館や隣接する「なんばパークス」とのすみ分けを明確化する一方、なんばCITY南館2階になんばパークス側の「なんばカーニバルモール」に降りるエスカレーターを新設し、施設間の回遊性を高めた。
今回のリニューアルは1980(昭和55)年の開業以来最大規模で、30億円をかけ店舗構成、館内環境などを全面的に見直した。
道頓堀川に期間限定で「ジャズボート」遊覧運航
一本松海運(大阪市北区)が4月29日から、ジャズの生演奏を楽しみながら道頓堀川を遊覧観光する「とんぼりリバージャズボート」を、週末を中心に期間限定で運航する。
2013年に始まり、今年で4回目となる恒例企画。プロのジャズ奏者が同乗し、ジャズの生演奏を聴きながら、川面から大阪・ミナミの街並みを眺め楽しめるのが特徴。
航路は、湊町船着き場(湊町リバープレイス北側)を出航し、戎橋をくぐり日本橋で折り返して、再び湊町船着き場に戻る。乗船時間は約40分。乗船料金は大人(中学生以上)1800円、子供(小学生)500円。11月27日までの土・日曜日および祝日を中心に運航する。定員は各便20人。