「こうのとりゆりかご IN 関西」NPO法人設立へ
生みの親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れる「こうのとりゆりかご」の関西での設置を目指し、NPO法人の設立総会が9月24日、大阪市内で開かれた。
「こうのとりゆりかご」は9年前、熊本市の慈恵病院に設置され、昨年度までに125人の赤ちゃんが匿名で預けられた。しかし、匿名で預けられたた赤ちゃんは行政の管轄となり施設に送られるため、病院は出産前から相談を受けて親の同意を得たうえで、新生児の特別養子縁組につなげてきた。
設立総会では「ゆりかご」の設置とともに、病院以外の施設とも連携して相談や養子縁組に取り組むことや、NPO法人を設立することが確認された。新設されるNPO法人は今後1年半以内の設置を目指すという。