近鉄観光特急「青の交響曲」でワイン列車 河内ワイン提供

近鉄観光特急「青の交響曲」でワイン列車 河内ワイン提供

近畿日本鉄道は11月24日と12月1日、観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」でワイン列車を運行する。ワイン列車のコースは南大阪線の大阪・阿部野橋駅から橿原神宮駅間を往復する。車内で南河内で栽培したブドウで製造したワイン1本とおつまみを提供する。
青の交響曲は南大阪線・吉野線で9月10日にデビューした「上質な大人旅」をコンセプトとする観光特急。座席はすべて2列+1列で幅広のデラックスシートとなっている。
料金は11月24日が5,300円、12月1日が5,420円募集人員はそれぞれ60人。

関経連が大阪万博の資金集め主導 慎重姿勢から一転

関経連が大阪万博の資金集め主導 慎重姿勢から一転

大阪府が2025年の誘致を目指す国際博覧会(万博)をめぐり、関西経済連合会(関経連)の森詳介会長はこのほど、経済界として資金集めを主導していく考えを表明した。これまで関西の経済界は大阪万博の資金集めに慎重だったが、安倍政権が誘致に前向きなことなどから、積極的な姿勢に転じた。
府が作成した大阪万博の基本構想素案によると、テーマは「人類の健康・長寿への挑戦」。大阪湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)で2025年5~10月に開催し、3,000万人の来場者を見込む。会場建設費は1,200億~1,300億円、運営費は690億~740億円と試算。これによる全国への経済波及効果は約6兆円と試算している。

道頓堀川などで「フェラーリ」の水上パレード 水都大阪で

道頓堀川などで「フェラーリ」の水上パレード 水都大阪で

約10台の高級車「フェラーリ」が台船に載せられて川をパレードする、ちょっとユニークな催しが10月9日、大阪市内で行われた。
これは大阪市内の水辺の魅力をアピールするイベント「水都大阪」の一環で、「フェラーリ・リバーサイド・パーティ2016」と題して大阪府などが実施したもの。実行委事務局によると、フェラーリが川でパレードするのは国内初という。
この台船上にフェラーリが連なる珍しい姿を見たいというマニアが九州や関東などの遠方からも詰めかけ、通行人らも含め撮影したりして魅入っていた。また、川に囲まれた中之島周辺では約100台のフェラーリを集めた展示会も開かれた。
水上パレードは、都心部を「口」の字型に流れる川をコースにして、台状の船にフェラーリを載せて航行。道頓堀川の川べりで行われたセレモニーでは松井一郎知事が「大阪の魅力を世界に発信していこう」と呼び掛けた。

万博記念公園に全国のうまいもん人気店84店集結

万博記念公園に全国のうまいもん人気店84店集結

全国の”うまいもん”を集めた食の祭典「まんパク in 万博2016」が10月8日、大阪府吹田市の万博記念公園で開幕した。
海鮮、肉料理、ラーメン、スイーツなどの人気店84店が集結している。17日(12、13日は休み)まで。
まんパクの大阪開催は2013年にスタート。2015年は6日間で過去最多の16万1,700人を集めた。4回目となる今年も同規模の来場者を見込んでいる。

公平性の観点から「民泊」も宿泊税の対象に 松井知事

公平性の観点から「民泊」も宿泊税の対象に 松井知事

大阪府の松井一郎知事は、2017年1月から府内のホテルや旅館の宿泊客から1泊当たり100~300円を徴収する府の宿泊税の課税施設に、マンションの空き部屋などに観光客を泊める国家戦略特区の「民泊」を加える考えを示した。
一般の宿泊施設との「公平性の観点」から必要と判断した。課税範囲を拡大するには条例改正などが必要なため、実施時期は未定。
現行の宿泊税条例では、1泊の宿泊料金が1万円以上1万5,000円未満は100円、1万5,000円以上2万円未満は200円、2万円以上は300円を課税すると定めている。
民泊を巡っては、政府の諮問会議が9月に宿泊日数の要件について、最低6泊7日から2泊3日に緩和する方針を決めている。

ハルカス展望台で幸村の勇姿 夜景バックに幻想世界

ハルカス展望台で幸村の勇姿 夜景バックに幻想世界

日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台で10月8日から、徳川軍と豊臣軍の最後の戦い「大坂の陣」(1614~15年)での真田幸村(信繁)を題材にしたイベントが始まった。
幸村の勇姿を窓ガラスに投影したプロジェクションマッピングでは、地上約300㍍の夜景をバックに幻想的な世界を演出している。11月30日まで。
プロジェクションマッピング「大坂 天空の陣」(午後6時半~同9時40分)は、1回約5分間で繰り返し上映し、幸村の合戦の様子が夜空に浮かぶ。ハルカスの直下は大坂の陣で徳川軍の総帥・家康が陣を敷き、激戦が繰り広げられたとされる地でもある。

万博シンボル「太陽の塔」内部、耐震補強工事前に公開

万博シンボル「太陽の塔」内部、耐震補強工事前に公開

アジア初の国際博覧会として大阪で開催された「日本万国博覧会」(大阪万博、1970年、大阪府吹田市)のシンボルとして現存する「太陽の塔」(故・岡本太郎氏作、高さ65㍍)の内部が10月6日、報道陣に公開された。大阪府が11月から着手する耐震補強工事を前に公開。
赤を基調とした幻想的な照明と音響が相まって、生物の進化を支えた生命の息吹・エネルギーを感じさせる。
万博会期中、太陽の塔には約900万人が入館したが、閉幕後は原則非公開だった。当時、柱に装飾されていた大小約290体の生物模型は大部分が取り外されているが、2018年3月に予定されている一般公開に合わせ、約200体をめどに復元する。
10月29、30日には一般公開(募集終了)されるが、定員の約160倍の応募が寄せられ、関心の高さをうかがわせた。

JR大阪駅”うめきたガーデン”オープン 圧巻!10万株の花畑

JR大阪駅”うめきたガーデン”オープン 圧巻!10万株の花畑

JR大阪駅の北側に10万株の花が咲き誇る広大な庭園「うめきたガーデン」が10月7日、オープンした。
グランフロント大阪横の再開発地域にオープンした。約7,500平方㍍の敷地に10万株の花が咲き誇る。2本の滝が流れるメインガーデンは、世界的に評価の高い庭園デザイナー・石原和幸さんが監修した。入場料は大学生・大人が1,000円、小・中・高校生500円。
うめきたガーデンは、2017年3月20日までの期間限定で、期間中はグルメイベントなども予定されている。

大阪市議会が府市の技研統合案可決 独立行政法人新設へ

大阪市議会が府市の技研統合案可決 独立行政法人新設へ

大阪市議会は10月4日本会議を開き、いずれも中小企業に技術支援をしている、大阪市立工業研究所(城東区)と大阪府立産業技術総合研究所(和泉市)を統合する議案を、大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で可決した。府と市の行政の効率化が狙い。独立行政法人を新設し、2施設を統合する。
同議案は2014年9月以降、府市両議会で3度否決されていた。反対していた自民、公明が賛成に転じた。
府議会では、同様の議案が10月25日に採決される見通し。

USJ 上半期の入場者数が過去最高の700万人達成

USJ 上半期の入場者数が過去最高の700万人達成

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の今年度上半期(4~9月)の入場者数が過去最高の700万人を達成した。
USJは開業15周年を記念して、今春から「RE-BOOOOOOOORN!」「やり過ぎ」をテーマに様々なイベントを仕掛けている。新感覚のジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」や、リニューアルされた「ハリー・ポッター」エリアなどが原動力となった。
昨年度の入場者数1,390万人の更新を目指しているUSJ。上半期はこの目標をまずクリアした形となった。
USJは今後、任天堂とコラボレーションした大型アトラクションの建設を計画しているほか、2017年にはアニメ映画のキャラクター「ミニオン」がテーマのエリアをオープンする予定。

色鮮やかなブルーで魅了 難波・高島屋で歌川広重展

色鮮やかなブルーで魅了 難波・高島屋で歌川広重展

江戸時代の浮世絵師の中でも人気の高い歌川広重の展覧会が大阪・難波の高島屋で開かれている。今回の展示は戦後・財界で活躍した原安三郎のコレクションで、”広重ブルー”と呼ばれる色鮮やかな青色がテーマ。17日まで。
今回の展覧会で初公開されているのが、広重の晩年の代表作とされる「六十余州名所図会」。さらには淀川を鮮やかな青で表現した「河内枚方男山」などが出色だ。今は住宅地になっている男山一帯が雄大に描かれている。

シャープの人材流出続く 即戦力として迎え入れの動き

シャープの人材流出続く 即戦力として迎え入れの動き

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で経営再建中のシャープの人材流出がまだ続いている。シャープは独創性のある製品の技術開発には定評があり、その技術力やノウハウが転職を受け入れる各社の経営戦略にマッチし、即戦力として重宝されているためだ。
モーター大手の日本電産はすでに100人超を採用したほか、農機大手のには2013年以降、シャープから約90人が転職。今年だけみても約30人が転職する見込みだ。大阪労働局に人材登録しているシャープとその他関連会社出身の求職者は、9月現在で約200人に上っている。
シャープの旧本社とクボタ本社は地理的にも近く、離職者の受け皿になってきた格好で、鴻海傘下入りが決まった後も流出の勢いは止まらない。本社が大阪市阿倍野区から堺市に移り、時間的に通勤が難しい人が増えたことが大きいという。
このほか、家電製品の販売拡大に向け開発拠点「大阪R&Dセンター」(大阪市中央区)の技術者を7割増の100人に増やす方針を掲げている家庭用品大手のアイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)へもまとまった数の技術者が転職している。

大阪・新世界に民間の新世界まちなか観光案内所

大阪・新世界に民間の新世界まちなか観光案内所

大阪・新世界に9月30日、増え続ける訪日旅行者に対応するため民間の観光案内所「新世界まちなか案内所」(大阪市浪速区)がオープンした。閉店したお好み焼き店をリニューアルした施設で、観光客の多様なニーズに応える。
新世界商店会と通天閣を運営する通天閣観光などがサポートする。案内所には新世界を象徴する幸福の神様「平成のビリケン」が鎮座。周辺施設のパンフレット・リーフレット、大阪の観光雑誌などを置いているほか、大阪の四季を感じてもらおうと写真ギャラリーも併設している。

約3割の家庭が赤字 大阪市が「こども貧困」調査

約3割の家庭が赤字 大阪市が「こども貧困」調査

大阪市が子ども約6万人を対象に行った「こども貧困」調査によると、小中学生で28.3%、5歳児で25.4%の家庭で、家計が赤字であることが分かった。
そのうえで、経済的な理由で子どもを学習塾に通わせることができなかったとする小中学生の保護者が11.2%、5歳児で8.6%いた。このほか、家計の事情で習い事に通わせることができなかったのが、小中学生で12.4%、5歳児で15.4%いることも分かった。
調査は今年6月から7月にかけて、大阪市が市内の5歳児、小学5年生、中学2年生の約6万人と、その保護者を対象に実施した。

関空はしか集団感染終息大阪府が発表 従業員33人回復

関空はしか集団感染終息 大阪府が発表 従業員33人回復

関西国際空港の従業員を中心に8月から9月にかけ、はしかの感染が広がった問題で大阪府は9月29日、9月6日に感染が判明した女性従業員を最後に、新たな患者は確認されず、集団感染は終息したと発表した。
感染した従業員計33人は全員回復している。府は国立感染症研究所感染症疫学センター(東京)のガイドラインに基づき終息と判断した。

梅田に大学キャンパス開設相次ぐ 学生獲得へ利便性PR

梅田に大学キャンパス開設相次ぐ 学生獲得へ利便性PR

大阪の中心部、梅田に大学のキャンパスを開設する動きが相次いでいる。この背景には利便性をPRすることで、学生の獲得や企業との連携につなげたいという大学側の狙いがあるとみられる。
こうした中、関西大学の梅田キャンパスが完成、9月28日、記念式典が開かれた。同キャンパスは阪急梅田駅の近くにある8階建てのビルでおよそ40億円投じて新設された。このキャンパスは主に社会人を対象にした講座などを開くほか、ビジネス街に近い立地を生かして学生の就職相談も行うという。
また、大手レンタルチェーンのTSUTAYAと提携して書店とカフェも併設され、学生や社会人の起業支援の事業などにも活用される。
関西大学梅田キャンパスから100㍍ほど離れた場所で建設中の22階建ての高層ビルは、大阪工業大学の梅田キャンパスだ。2017年度春から1,000人規模の学生が通学する予定だ。
同大学によると、このキャンパスの構想を発表した後の今年度の学生の志願者数は、前の年と比べておよそ20%増えたという。
このほか、大阪市立大学と大阪府立大学もJR大阪駅北側の再開発エリア「うめきた」への進出を検討しているといわれる。
大阪市によると、梅田の周辺に大学のキャンパスやサテライトなどの拠点施設を開設する動きは15年度ほど前から増え始め、これまでに24の大学に上っている。

大阪府 リオ五輪の5人の活躍称える「感動大阪賞」

大阪府 リオ五輪の5人の活躍称える「感動大阪賞」

大阪府は9月26日、リオデジャネイロオリンピックのレスリング男子フリースタイル57㌔級で銀メダルを獲得した樋口黎選手(20)=吹田市出身=と、卓球女子団体銅メダルの伊藤美誠選手(15)=昇陽高校(大阪市此花区)=ら5人に「感動大阪大賞」「感動大阪賞」を贈った。
大賞は大阪府ゆかりの人物に授与され、五輪ではメダリストが対象。そして、リオ五輪体操女子団体で総合4位の杉原愛子選手(17)、アーチェリー男子個人8位の古川高晴選手(32)、競泳女子400㍍リレー8位の山口美咲選手(26)の3人には「感動大阪賞」が授与された。

JR「おおさか東線」北区間4新駅 2019年開通目指す

JR「おおさか東線」北区間4新駅 2019年開通目指す

JR新大阪駅と放出駅を結ぶ「おおさか東線」北区間に新しく設ける4つの駅の概要が9月26日、明らかになった。JRおおさか東線は、新大阪と久宝寺を結ぶ計画の路線で、2008年に放出から久宝寺までの南区間が先行開業している。
JR西日本は26日、新大阪から放出までの北区間に新しく設置する4つの駅の概要を発表した。それぞれ仮の名称で「西吹田」「淡路」「都島」「野江」の4駅で、各地域の歴史や豊かな水辺のイメージなどを駅舎のデザインに取り入れるとしている。
JR西日本は2019年春の全線開業を目指している。北区間が開通すれば、大阪東部の片町線(学研都市線)から新幹線の駅がある新大阪へのアクセスが大幅に向上する。

大阪の経済発展に貢献 五代友厚の命日にバスツアー

大阪の経済発展に貢献 五代友厚の命日にバスツアー

大阪の経済発展に貢献した、元薩摩藩士で明治時代の実業家、五代友厚の命日にあたる9月25日、ゆかりの地を巡るバスツアーが大阪市内で行われた。
五代の墓がある大阪市設南霊園での墓前祭を皮切りに、五代邸の跡地で当時の鬼瓦が残る大阪科学技術センター、そして五代が創設者として関わった大阪商工会議所や大阪取引所などを次々と巡り、関係者らが用意した多彩な文献とともに、五代が大阪の経済や社会に与えた影響を学んだ。
ツアーには約50人が参加。「大阪の恩人」と称された五代の功績を体感した。ツアーは五代の映画づくりを手掛ける市民団体「五代友厚プロジェクト映画実行委員会」と大阪府が主催した。

豪栄道 20年ぶりに日本人力士の全勝優勝達成

豪栄道 20年ぶりに日本人力士の全勝優勝達成

大相撲秋場所で14日目に初優勝を決めた大関・豪栄道は千秋楽の9月25日、大関・琴奨菊を寄り切りで破り、全勝優勝した。日本人力士による全勝優勝は貴乃花以来、20年ぶり。そして、大阪出身力士としては86年ぶりの優勝だった。
優勝力士インタビューで、豪栄道は「連日熱い声援、本当にありがとうございました」と述べ、綱取りのかかる来場所の抱負を聞かれ、「今はまだ何も考えていませんが、しっかりと準備して(場所に)臨みたい」と語った。