阪急十三駅にホームドア設置検討 関西大手私鉄で初

阪急十三駅にホームドア設置検討 関西大手私鉄で初

阪急電鉄が利用者の転落を防止する「ホームドア」の設置を検討していることが分かった。実現すれば関西の大手私鉄では初めてになる。
同電鉄がホームドア設置を検討しているのが十三駅。同駅は通勤、通学など平日で約7万4,600人が利用、宝塚線、京都線、神戸線が乗り入れている。同電鉄では十三駅の複数のホームに設置する方針で、2020年ごろの導入を目指している。

エキスポシティ 開業1年で目標上回る来場者2,400万人

エキスポシティ 開業1年で目標上回る来場者2,400万人

三井不動産は、子会社の三井不動産商業マネジメント(東京都中央区)が運営する大阪府吹田市の大型複合商業施設「エキスポシティ」の来場者が、2015年11月の開業から2016年10月末までに約2,400万人に達したことを明らかにした。当初目標の年間1,700万人を大きく上回った。
エキスポシティは、大型ショッピングセンターと海遊館(大阪市)が手掛けるミュージアムなどからなる複合施設で、今年7月に開業した日本一高い観覧車が話題となったことも加わり人気を呼んだ。万博記念公園の一角にあり、2009年に閉園した「エキスポランド」の跡地に建設された。

17年後期朝ドラ「わろてんか」モデルは吉本興業創業者

17年後期朝ドラ「わろてんか」モデルは吉本興業創業者

NHK大阪放送局で11月10日、平成29年後期の連続テレビ小説の制作発表会が行われた。今回で第97作目のタイトルは「わろてんか」。
明治後期から昭和の時代、太平洋戦争(1941~45年)当時などの大阪を舞台に”笑い”をふりまくヒロインの人生を描く。モデルは吉本興業の創業者、吉本せい。
たくさんの”笑い”の才能たちがひしめき合う時代に、当時活躍した芸人・文化人など様々なお笑いのパイオニアたちの人生をヒントとし、過酷な時代をたくましく生き抜く姿を、オリジナルエピソード満載で描いていく。脚本はテレビ作品「美女か野獣」(松嶋菜々子、福山雅治主演)などの吉田智子さん。

USJ累計入場者数1億5,000万人突破 15周年で達成

USJ累計入場者数1億5,000万人突破 15周年で達成

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は11月7日、累計入場者数が1億5,000万人を突破したと発表した。2001年3月31日の開業から5701日目(約15年7カ月)での記念すべき達成となった。
USJは前年度(2016年3月期)には、過去最高の年間入場者数1,390万人を記録。今年度も上半期で過去最高の約700万人、そして今年10月は単月で過去最高の176万人の入場者数を記録している。

高島屋大阪店に国内最大級の売り場「ウオッチメゾン」

高島屋大阪店に国内最大級の売り場「ウオッチメゾン

大阪・なんばの高島屋大阪店(大阪市中央区)5階に11月3日、国内最大級の時計売り場「タカシマヤ ウオッチメゾン 大阪」が誕生した。インバウンドを含めた、国内富裕層の需要に応える。
「ロレックス」「カルティエ」「オメガ」「グランドセイコー」「フランクミュラー」など国内外の62ブランド、約3,000点の時計を展示販売する。「フランクミュラー」の3億円を超える超高級時計「エテルニタスメガ4」(3億6,396万円)もみられる。
ウオッチメゾンは、東京・日本橋の高島屋に次ぐ2カ所目の展開で、売り場面積は約1,100平方㍍。総投資額は3億円で、初年度60億円の売り上げを目指す。初日の売り上げは1億円を上回り、幸先の良いスタートとなった。

関西2府4県の貿易収支 今年度上半期黒字 4期連続

関西2府4県の貿易収支 今年度上半期黒字 4期連続

関西2府4県の今年度上半期の貿易収支は、原油価格の下落を受けて、原油やLNG(液化天然ガス)の輸入額が減少したことなどから、9,747億円の黒字となり、半期としては4期連続の黒字となった。
大阪税関がまとめた関西の今年度上半期の貿易概況(速報)によると、輸出額は前年同期比9.9%減の7兆2,866億円、輸入額は同16.2%減の6兆3,119億円だった。この結果、貿易収支は同74.9%増の9,747億円の黒字となった。

シャープ リストラ効果で中間、通期とも営業黒字に転換

シャープ リストラ効果で中間、通期とも営業黒字に転換

経営再建中のシャープの9月中間連結決算は、最終損益が454億円の赤字となった。それでも本業の儲けを示す営業利益は前年の赤字から7,900万円の黒字へと転換した。2年ぶりの中間営業黒字となった。
これを受けシャープは、通期(2017年3月期)予想を初めて発表。営業利益は前期の赤字1,619億円から、257億円の黒字転換を見込む。実現すれば3年ぶりの通期営業黒字となる。通期売上高は2兆円の見込み。

大阪市の「民泊」事業の申請受け付け開始 早速4事業者

大阪市の「民泊」事業の申請受け付け開始 早速4事業者

急増する訪日外国人旅行者にマンションの空き部屋などを貸し出す、大阪市の「民泊」事業の申請受け付けが10月31日、始まった。市の窓口にに早速、東京などですでに民泊を運営している会社など4事業者が申請に訪れた。
特区を活用した民泊は、すでに東京都大田区や大阪府で始まっているが、大阪市では31日から条例が施行された。
一方で、無許可で営業している民泊物件を取り締まるため、大阪市は保健所に「違法民泊通報窓口」を開設した。

通天閣再建60周年 観光客らがシンボルの「還暦」祝う

通天閣再建60周年 観光客らがシンボルの「還暦」祝う

大阪を代表する観光施設の一つ、通天閣(大阪市浪速区)が戦後に再建されて10月28日に60周年を迎え、関係者や居合わせた多くの観光客らが、なにわのシンボルの「還暦」を祝った。
通天閣では28日特別に、展望台に上がる料金が通天閣の2と10の語呂合わせで一律210円に値下げされ、午前中から大勢の観光客らが訪れていた。展望台の名物「ビリケンさん」の像に赤いちゃんちゃんこが着せられ、観光客らが写真に収めていた。
通天閣は明治45年に初代の塔が建設されたが、火事で焼けた後、鉄材が戦争のために供出された。だが、地元の商店主らが資金を出し合い昭和31年に再建した。
開業当初150万人を超えた2代目の通天閣の年間入場者は一時20万人を割り込んだ。しかし、近年の訪日外国人観光客の急増もあって客足が回復、昨年度は110万人が訪れている。

訪阪外国人旅客 年間900万人超え確実に 大阪観光局推計

訪阪外国人旅客 年間900万人超え確実に 大阪観光局推計

大阪観光局は10月25日、2016年1~9月に大阪を訪れた外国人旅行客数が、推計で前年同期比35%増の711万1,000人に達したと発表した。
中国、韓国など東アジアの伸びが大きかった。年間では、最多だった2015年の716万4,000人を大きく上回り、900万人台乗せが確実で、1,000万人に迫る勢いとしている。格安航空会社(LCC)の就航率の伸びやリピーターの増加などが要因。
国・地域別では中国が298万9,000人(前年同期比37%増)、韓国が113万5,000人(同46%増)で、これに台湾、香港を加えた東アジア4カ国・地域が555万8,000人となり、東京の549万4,000人を上回った。
このほか、タイ18万5,000人(同61%増)、フランス7万6,000人(同23%増)、アメリカ23万6,000人(同31%増)などとなった。

大阪造幣局で第145回「製造貨幣大試験」

大阪造幣局で恒例の第145回「製造貨幣大試験」

大阪市北区の造幣局で10月24日、硬貨が規定通りの重さで製造されたかどうかを毎年検査する恒例の「製造貨幣大試験」が行われた。
対象となったのは500円から1円までの通常貨幣に加え、6都府県10種類の地方自治法施行60周年記念貨幣など計21種類。硬貨を精密天秤にかけいずれも規定内の誤差であることを確認した。大塚拓財務副大臣が執行官として立ち会った。
貨幣の信用維持を目的に、1872(明治5)年から続く行事で今年は第145回目。

大阪市が滞納給食費1億円超を弁護士に委託し回収へ

大阪市が滞納給食費1億円超を弁護士に委託し回収へ

大阪市教育委員会が11月から、滞納額が増加している学校給食費の回収業務の一部を弁護士に委託することが分かった。支払い能力があるのに再三の催告に応じない悪質な保護者が回収の対象。
大阪市の学校給食費の滞納総額は平成27年度末時点で、小中学校合わせ1億円超に上っている。給食費の滞納整備業務に弁護士を起用するのは政令指定都市で初めて。

大阪市がなんば駅前で11月歩行者天国 訪日客らに配慮

大阪市がなんば駅前で11月歩行者天国 訪日客らに配慮

大阪市は地元商店街と連携し11月11~13日の3日間、ミナミの玄関口・なんばの駅前の一部を試験的に歩行者天国にすることになった。
具体的には駅前の道路の一部を一方通行にすることで、歩行者天国をつくり、その中に観光情報の案内所やカフェを設けるほか、ライブや野点などのイベントも行う予定。
なんばは関西空港から到着する外国人旅行客などでにぎわう一方、駅前の「高島屋大阪店」と「なんばマルイ」の間は車の通行量が多く、歩行者がくつろげる空間が少ないことが課題となっている。

関西域内総生産2020年度100兆円に拡大 関経連

関西域内総生産2020年度100兆円に拡大 関経連

関経連(関西経済連合会)は、政府が目標としているGDP(国内総生産)600兆円の達成に向けて、関西2府4県の域内総生産(GRP)を2020年度に100兆円に拡大するとした数値目標を新たに設定した。
現在80兆円余の関西2府4県のGRPを2020年度に100兆円に拡大しようというもの。この目標の達成に向けた成長戦略として、観光やインバウンド産業の拡大、健康・医療産業の発展、交通や物流ネットワークの構築など10項目を掲げている。
また、政府に対しては訪日ビザの発給要件の戦略的な緩和や、健康・医療ビッグデータの利活用に向けた仕組みの構築、北陸新幹線の大阪までのフル規格での早期開通などを求めている。

大阪府 万博の24時間開催を検討 訪日観光客に配慮

大阪府 万博の24時間開催を検討 訪日観光客に配慮

大阪府は誘致を目指す万博について、海外からの旅行者が来場しやすいように配慮し、24時間の開催を検討していることが明らかになった。海外から関西への訪日拠点となる関西空港は、早朝や深夜便もあるからだ。
松井一郎知事は「前例のないことに挑戦していこうというのが大阪万博です。万博として、24時間が盛り上がるという確信が持てれば、別に前例にとらわれることはない」とコメント。
大阪府は2025年に夢洲地区を中心とする万博の開催を目指していて、基本方針を10月末までに策定することにしている。

「ワールドロボットサミット」大阪誘致に意欲 松井知事

「ワールドロボットサミット」大阪誘致に意欲 松井知事

大阪府の松井一郎知事は10月19日、国が2020年に初めて開催するロボットの国際大会「ワールドロボットサミット」の誘致に意欲を示した。大阪府内には、ロボット産業の部品供給を含めて中小企業が集積しており、技術力をアピールする。
府によると、会場は展示面積約7万平方㍍のインテックス大阪(大阪市住之江区)を候補地として想定。開催地は年内に決まる予定。誘致を巡ってはすでに愛知県が立候補を表明している。
国は2015年2月にまとめた「ロボット新戦略」で国際大会開催を掲げた。10月末まで地方自治体を対象に開催場所を募集している。高度なロボット技術を集結させるだけでなく、研究開発の促進や利活用の方法の具体化を目指す。

大正駅前に初のシティホテル開業 地元商店街などと連携

大正駅前に初のシティホテル開業 地元商店街などと連携

大阪市大正区に10月21日、ノブレスグループ(奈良市)のホテル関西(大阪市北区)が経営する「ホテル ソビアル大阪ドーム前」がオープンする。料金は6,000円から。ソビアルは、「あそびある」の造語。
このエリアには京セラドームやイケア鶴浜などがあり、年間600万人以上が訪れるが、宿泊施設がなかった。また、大阪中心部へのアクセスに恵まれていることから、同区内へのホテル進出を決めた。地元商店街や飲食店などと連携し、滞在し「泊まって楽しい街づくり」を目指す。
ホテルは地上9階建てで、客室はシングル32室、ツイン120室、ダブル6室の全158室。女性同士や家族、外国人観光客をターゲットとする。サービスはすべて女性スタッフが企画し、女性専用フロアを設け、大浴場には「シャンプーバー」を設置するなど、”女性目線”が随所にみられる。

大阪への旅行者 満足度ランキング大幅ダウン

大阪への旅行者 満足度ランキング大幅ダウン

リクルート系のじゃらんリサーチセンターの国内観光に関する調査によると、大阪に旅行した人の満足度は前年比較で大幅にダウンした。
大阪への旅行者の出発地のトップは25%強の首都圏。次いで愛知6.6%、福岡4.9%と都市圏からの旅行者が多いことが分かる。宿泊先はキタの大阪駅周辺や淀屋橋、本町などがトップで31.2%、ミナミの心斎橋、難波、四ツ橋などが14.9%。
大阪への旅行を選んだ理由は「交通の便が良い」が最も多く、次いでユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど施設面を挙げる人も多かった。
他都市との比較ランキングで、宿泊者数4位、旅行単価7位、現地消費額4位、再訪意向6位といずれも上位だったが、満足度は低く30位にとどまった。前年比でも満足度は10㌽以上ダウンした。

豪栄道 地元大阪に凱旋 パレードで2万人余が祝福

豪栄道 地元大阪に凱旋 パレードで2万人余が祝福

9月の大相撲秋場所で悲願の初優勝を全勝で飾った大関・豪栄道が10月16日、出身地の大阪府寝屋川市に凱旋し、優勝祝賀パレードに臨んだ。豪栄道は沿道を埋めた大勢の市民に優勝を報告。「(綱取りがかかる)九州場所でも、皆さんに喜んでもらえるよう努力します」とあいさつした。豪栄道はオープンカーで約600㍍をゆっくりとパレード。約2万2,000人の大声援に手を振り、笑顔で応えていた。
これに先立ち、豪栄道は大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で行われた秋巡業に参加。幕内の取り組みでは大関・琴奨菊と対戦、上手投げで勝ち、館内を沸かせた。
綱取りがかかる九州場所は11月13日、初日を迎える。

関空-オークランド直行便3年ぶり就航 再現シート体感

関空-オークランド直行便3年ぶり就航 再現シート体感

11月4日から関西国際空港発のニュージーランド・オークランド直行便が3年ぶりに就航することを記念し、ニュージーランド航空の最新鋭ボーイング787-9型機の実際の快適シートを再現したオリジナルトラックが10月14日、大阪市中央区の「YES NAMBA」正面入り口前に登場した。
これはプレミアム・エコノミークラスや、3列を1列につなげてフラットなソファとして使えるエコノミー席を搭載したトラック。来場希望者は実際のシートを体感できる。
15日には北区のヨドバシ梅田1回東エントランス前に登場した。