めおと漫才~女優の京唄子さん死去 89歳
鳳啓助さんとの歯切れのいい”めおと漫才”で人気を得て、テレビや舞台で女優としても活躍した京唄子さんが4月6日、入院先の病院で亡くなった。89歳だった、
京唄子さんはテレビでは「てなもんや三度笠」はじめ、NHKの連続テレビ小説「おんなは度胸」、民放の「渡る世間は鬼ばかり」などに出演、平成9年、国際芸術文化賞を受賞している。
大阪府の「特殊詐欺」被害 最悪の昨年上回るペース
大阪府内の「特殊詐欺」の被害は2016年、過去最悪を記録したが、今年はそれを上回るペースで被害が出ている。
大阪府警のまとめによると、2016年1年間の特殊詐欺被害は1633件、52億5000万円だった。2017年は3月末までで542件、10億7000万円に上っており、16年の同時期に比べて件数で200件以上、被害額で9000万円増えている。
手口別では、医療費などの還付が受けられるといってATMに誘い出し、現金を振り込ませる「還付金詐欺」が322件と、16年の3倍近くに急増し、全体のおよそ60%を占めているのが目立つ。このほか、「オレオレ詐欺」の被害も81件を数えている。
関西は3期連続改善 3カ月後は悪化? 日銀短観
日銀大阪支店が発表した短観=企業短期経済観測調査によると、関西の企業の景気判断は全産業でプラス7㌽と、前回の調査を3㌽上回り、3期(2016年7~9月、10~12月、2017年1~3月)連続で改善した。
景気が「良い」と答えた企業の割合から、「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた値は、全産業でプラス7㌽と前回を3㌽上回った。このうち製造業では国内の建設需要の増加などを受けて、「鉄鋼」や「化学」が改善、プラス8㌽と前回を5㌽上回り、4期連続で改善した。
非製造業では個人消費の持ち直しを受けて、「小売」やレジャー施設などの「消費・サービス」が改善したことなどからプラス6㌽と前回を1㌽上回り、2期ぶりに改善した。
ただ、3カ月後の見通しは不透明な部分があり、製造業がプラス3㌽、非製造業がプラス2㌽、そして全産業でプラス3㌽と、いずれも悪化している。
日銀の短観は3カ月に1度行われ、関西の2府4県でおよそ1500社を対象に、今回は2月下旬から3月末まで行われた。
大阪万博実現へ誘致委が始動 会長代行に松井・森氏
大阪で2025年の国際博覧会(万博)開催を目指す誘致委員会が3月27日、発足した。トップに就任した榊原定征経団連会長は「手を挙げるからには誘致レースに勝利する」と宣言。「オールジャパン」での誘致活動が本格的に動き出した。ライバル視されるフランス・パリがすでに立候補しており、誘致委は海外広報戦略を加速させる。
政府は閣議了解を経て、4月中にも博覧会事務局(BIE)に立候補を届け出る。開催地は2018年11月のBIE総会で、世界の168の加盟国の投票で決まる。
なお、27日の誘致委で大阪府の松井一郎知事と関西経済連合会の森詳介会長が会長代行に就く役員人事を決めた。また、副会長に大阪市の吉村洋文市長、関西広域連合の井戸敏三連合長、大阪商工会議所の尾崎裕会頭ら7人が就いた。
けが乗り越え新横綱・稀勢の里が逆転優勝 大相撲春場所
3月26日千秋楽を迎えた大相撲春場所は、今場所前から相撲人気を盛り上げた力士の一人、新横綱稀勢の里が最終盤で衆目を集める大盛り上がりを見せ、けがを乗り越え、13勝2敗で逆転優勝した。新横綱の優勝は貴乃花以来22年ぶり。
稀勢の里は初日から12連勝し、優勝争いのトップを走っていた。ところが、悪夢は13日目。日馬富士戦で敗れ、土俵下に落ちた際、左肩を痛めた。打ち所が悪く、休場もやむなしの診断だった。しかし、稀勢の里は左肩から腕にかけてテーピングして、14日目も強行出場。しかし、力なく鶴竜に成すすべなく寄り切られ2敗目を喫し、容体の悪さが浮き彫りになった。
そんな中、迎えた千秋楽だった。相手は序盤の1敗後、白星を積み重ねてきた大関照ノ富士。14日目の相撲を見た観客には、どう考えても照ノ富士の優位は動かないものと映っていた。
しかし、目の前で予想だにしていないことが起こった。本割で、土俵際に追い詰められた稀勢の里が回り込み、右からの突き落としに照ノ富士が横転。続く優勝決定戦でも、土俵際で捨て身の右からの小手投げで勝ったのだ。まさに右手1本にかけた捨て身の作戦だった。照ノ富士は、恐らくじっくり攻めていれば勝てただろう。勝ちを急いだ、いや急ぎすぎた。それが裏目に出た。
大阪の商業地 地価上昇率の上位5位独占 訪日客増で
国土交通省によると、今年1月1日時点の地下公示で大阪の商業地の地価上昇が目立ち、全国の上昇率の上位5位までを独占した。訪日外国人旅行者の増加が続いていることが背景にある。
大阪府内の商業地の平均の地価は4年連続で値上がりし、上昇率は5%と昨年に続いて全国の都道府県で最も高くなった。大阪・ミナミの中央区道頓堀1丁目の「づぼらや」は41.3%の値上がりで全国第1位の上昇率。同じくミナミの中央区宗右衛門町の「CROESUS 心斎橋」が全国2位の35.1%の上昇率となるなど、商業地の上昇率は大阪市内が全国で5位までを占めた。
一方、大阪府内の住宅地の平均の地価は昨年と比べて横ばいだった。北区紅梅町の9.9%の値上がりが、大阪府内の住宅地で最も高い上昇率となった。地価公示、大阪府内では1715地点が調査対象になっている。