4/28から関空第2旅客ターミナル線へ連節バス導入

4/28から関空第2旅客ターミナル線へ連節バス導入

関西エアポート(大阪府泉佐野市)と関西空港島内路線バスを運行する南海バス(大阪府堺市堺区)は、第2旅客ターミナル線(エアロプラザ⇔第2ターミナル)に4月28日から連節バスを導入する。今回導入する南海バスの車輌は車内が2つ繋がっているほか、低床部分も広く、大量輸送を可能とする車両だ。
現在1日平均1万人以上が利用している第2旅客ターミナルへの導入により、乗車待ち時間の短縮、車内の混雑緩和等の利用者の利便性、快適性が向上する。連節バスの導入は、空港内における路線バスでは国内初。バス事業者としても大阪では初となる。
導入台数は2台。車両寸法は全長18.12㍍×全幅2.55㍍×全高3.10㍍。従来の標準ノンステップバスの約2倍の100人程度の乗車が可能だ。

HISと大阪信用金庫 海外ビジネス支援で業務提携

HISと大阪信用金庫 海外ビジネス支援で業務提携

エイチ・アイ・エス(東京都新宿区、H.I.S.)と大阪信用金庫(大阪市天王寺区)はこのほど、世界市場の開拓に積極展開を図る、大阪信用金庫に口座を持つ企業に向けて、海外展開支援サービスの向上を図ることと、海外企業から関西地区を中心とした企業に向けた投資誘致につながるような情報提供を目的として「海外ビジネス支援に関する連携協定」を締結した。
H.I.S.はすでに大阪府と連携しており、今回の業務提携により大阪企業の海外市場の開拓支援を、よりスピードをもって拡充していく。

星野リゾート 通天閣近くに大型観光ホテル 大阪初進出

星野リゾート 通天閣近くに大型観光ホテル 大阪初進出

星野リゾートの星野佳路(よしはる)代表は4月24日、JR大阪環状線の新今宮駅前に建設する大型観光ホテルの概要を発表した。星野リゾートが大阪市の公募に応じ、市有地約1万4000平方㍍を約18億円で購入した。同社の大阪進出は初。
ホテルは20階建てで、温泉施設やカフェなどを設ける。客室数は608で、部屋の広さは30平方㍍以上。国内はじめ訪日外国人旅行者を含めた幅広い顧客の利用を措定し、一般的なビジネスホテルより高めの料金設定を予定している。2022年春にオープンする予定。
建設地周辺には通天閣、あべのハルカス、そして日雇い労働者が居住する「あいりん地区」と呼ばれる一角もある。ただ、全国で問題を抱え廃業に追い込まれた旅館やホテルを数多く再生してきた同社の”マジック”は、ここでも発揮されるのか、注目される。

2025年万博立候補申請へ 松井氏らBIEに文書提出

2025年万博立候補申請へ 松井氏らBIEに文書提出

大阪府の松井一郎知事は4月23日、関西空港からパリへ出発し、現地に到着。24日、2025年の国際博覧会(万博)を大阪で開催する立候補表明文書を、誘致委員会の榊原定征会長(経団連会長)、日本政府代表の木寺昌人・駐仏大使らとともに、パリの博覧会国際事務局(BIE)本部に提出した。
誘致委員会会長代行の松井知事はパリ駐在の各国高官らと面会し万博誘致をアピールする予定。

燃料電池フォークリフト普及へ関空に巨大水素インフラ

燃料電池フォークリフト普及へ関空に巨大水素インフラ

関西国際空港にこのほど、大規模な産業車両用の水素供給インフラが完成した。水素で稼働させる燃料電池フォークリフトの利・活用が目的だ。
環境省が実施する「平成26年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一環として、関西エアポート、豊田自動織機、トヨタ自動車、岩谷産業、大阪府が共同で燃料電池フォークリフトの普及に向けた実証実験に取り組む計画だ。
燃料電池フォークリフトは、CO2を排出しないだけでなく、水素の充填時間が約3分と、電動タイプの充電時間より大幅に短く、作業効率の向上が期待できるなどのメリットがある。

森友学園 負債総額16億円 民事再生法申請

森友学園 負債総額16億円 民事再生法申請

学校法人 森友学園(大阪市淀川区)は4月21日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。小学校の開設断念で資金繰りが悪化し、負債総額は少なくとも16億円に上る。
申請を受け、大阪地裁は同日、保全管理命令を出すとともに、保全管理人の弁護士を選任した。申請の要件が整っていると判断すれば、民事再生手続き開始の決定を出す。

大阪城とフランスのブルターニュ大公城が友好提携

大阪城とフランスのブルターニュ大公城が友好提携

大阪城とフランス西部のナント市にあるブルターニュ大公城が友好提携を結び、交流を深めていくことになった。
ブルターニュ大公城は、1598年にフランス王アンリ4世がプロテスタントに信教の自由を認めた「ナントの勅令」を出した城として広く知られている。また、大阪城とフランスの結びつきは江戸末期、徳川15代将軍・慶喜がフランスのレオン・ロッシュ公使と面会したという記録がある。
今回両者が友好提携するきっかけは5年前、現在歴史博物館になっている同大公城で、日本の文化を紹介する企画展が開かれた際、大阪城天守閣から鐙や刀剣など24点を貸し出したことから。折から、今年が慶喜とロッシュの面会から150年の節目にあたることから、友好提携締結の運びとなった。

NTTぷらら・吉本興業 関西のTV局と「大阪チャンネル」

NTTぷらら・吉本興業 関西のTV局と「大阪チャンネル」

NTTぷらら(東京都豊島区)と吉本興業(大阪市中央区)は4月25日より、関西の放送局と連携した映像配信サービス「大阪チャンネル」の提供を開始する。
「大阪チャンネル」は関西のエンタテインメント番組を中心に編成し、独自性を追求する映像配信サービスとして提供する。定額制の見放題サービスで、配信サービスとしては初となるアーカイブ番組や劇場ライブなど開始時には約1000本を用意する予定。
サービス開始当初は毎日放送、朝日放送、テレビ大阪、関西テレビ放送、読売テレビ放送、サンテレビなどと連携する。連携する放送局は今後拡大していく予定。

近畿圏マンション2016年度発売0.1%減の1万8359戸

近畿圏マンション2016年度発売0.1%減の1万8359戸

不動産経済研究所のまとめによると、近畿圏のマンション2016年発売は前年度比0.1%減の1万8359戸となった。大阪市部で減少し、これが響いた。大阪府下、神戸市部は増加した。
価格は0.3%ダウンの3877万円、1平方㍍当たり単価は61万3000円で2.3%アップした。価格は4年ぶりのダウン、1平方㍍当たりの単価は4年連続のアップとなった。

大阪市 森友学園の幼稚園への補助金取り消す

大阪市 森友学園の幼稚園への補助金取り消す

大阪市は4月17日、学校法人「森友学園」が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)に対する補助金の交付決定を取り消すと発表した。障害などで特別な支援を要する「要支援児」の受け入れに伴う補助金で、2016年度分として180万円を支給予定だった。市は近く同学園側に通知する。
市は補助金申請時に保護者の了解を得ていたかを確認するため、同意書の提出を求めていたが、期日の4月14日までに園側からの送付がなかったため、不交付を決めた。

大阪・中之島に「フェスティバルシティ」街びらき

大阪・中之島に「フェスティバルシティ」街びらき

大阪市北区・中之島の超高層ツインタワービル「フェスティバルシティ」の街びらきを記念する式典が4月17日開かれた。施工・テナント関係者らが参列し、開業を祝った。
同シティは5年前に開業した「中之島フェスティバルタワー」(イースト)と、2017年3月完成の「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」で構成。両ビルは高さ200㍍で四ツ橋筋を挟んで立つ。
今回、和食やカフェ、ベーカリーなど49店舗が入る「フェスティバルプラザ」がオープン。イーストにはフェスティバルホールが入り、ウエストでは6月に米大手ホテルヒルトンの「コンラッド大阪」が開業する。

吉本興業や在阪TV局など12社出資 訪日客対象の新会社

吉本興業や在阪TV局など12社出資 訪日客対象の新会社

日本の商品やサービスなど海外展開を支援する官民ファンドの「クールジャパン機構」と、吉本興業など民間の12社が連携して新会社を立ち上げ、外国人観光客などを対象とした娯楽事業を大阪で展開することになった。
今回設立されたのは「クールジャパンパーク準備株式会社」で、官民ファンドの「クールジャパン機構」と吉本興業や大阪のテレビ局など民間の12社が出資した。狙いは訪日外国人観光客を呼び込むことで、様々な目的に使える劇場型の施設を大阪市内に造り、歌舞伎や歌劇、それに外国人にとりわけ人気が高い”忍者”をテーマにしたパフォーマンスを上演するなど様々な娯楽事業を展開する計画だ。
大阪城公園を施設の建設候補地に挙げており、今年度を目標に事業を始める方針。

近畿の推計人口2068万人で0.21%減 全府県で減少

近畿の推計人口2068万人で0.21%減 全府県で減少

総務省が発表した2016年10月1日時点の人口推計によると、近畿2府4県すべてで減少した。少子高齢化を反映し、全府県で出生数を死亡数が上回る「自然減」となった。
転入数と転出数のバランスを示す社会増減率は、奈良県や和歌山県で「社会減」となったが、大阪府と京都府は「社会増」となり、近畿圏でも強弱が鮮明になった。
2府4県の推計人口は前年比0.21%減の2068万1000人となり、減少率は全国平均(0.13%)を上回った。府県別では大阪府が0.08%減の883万3000人、京都府が0.19%減の260万5000人、兵庫県が0.27%減の552万人だった。
15~64歳の2府4県の生産年齢人口は1241万人と5年前から6.4%減った。和歌山県や奈良県の5年間の減少率は10%近い数値となった。

世界の住みやすい都市ランキングで大阪5位 日本最上位

世界の住みやすい都市ランキングで大阪5位 日本最上位

英人材会社、ECAインターナショナルがまとめたアジア人駐在員向けの「住みやすい都市」ランキングで、大阪が世界およびアジアでいずれも5位となった。日本の都市では最上位だった。アジア太平洋のトップはシンガポールで、世界でも1位だった。シンガポールの世界1位は16年連続。
日本の他の都市では名古屋が世界およびアジアで7位で、東京、横浜はともに世界で11位、アジアで10位だった。

海遊館でレッドリストのペンギンが産卵へ巣作り

海遊館でレッドリストのペンギンが産卵へ巣作り

大阪・港区の「海遊館」でミナミイワトビペンギンが繁殖シーズンを迎え、産卵を前に巣作りを始めた。
南大西洋のフォークランド諸島などに生息しているペンギンで、絶滅の恐れがあるとして国際機関のレッドリストに掲載されている。
海遊館では今、3組のペアが繁殖シーズンを迎え、飼育員が巣の材料になる植物を置くと、ペンギンたちは大きな鳴き声をあげて取り合い巣作りに励んでいる。巣作りは4月いっぱい続き、5月上旬には産卵が始まる見込みだという。

大阪湾でタカアシガニ初確認 産卵で浅い場所へ移動

大阪湾でタカアシガニ初確認 産卵で浅い場所へ移動

通常、太平洋沿岸の深海に生息する、カニ類で最大級のタカアシガニが4月10日、大阪・岬町沖の水深50㍍ほどの場所で、地元の漁業者の底引き網にかかり、水揚げされた。重さ3.5㌔㌘のタカアシガニで、甲羅の幅は18㌢だが、足を広げた大きさは1.1㍍ほどあった。大阪湾でのタカアシガニの確認は初めて。
大阪府立環境農林水産総合研究所によると、通常タカアシガニは静岡県の相模湾や和歌山県南部の沖合など太平洋側の水深200~300㍍の深海に生息している。ただ、春には水深の浅い場所で産卵することで知られていて、同研究所では産卵のために一時的に大阪湾の浅い場所へ移動してきたのではないかとみている。

政府 大阪万博誘致を正式決定 4/24に立候補へ

政府 大阪万博誘致を正式決定 4/24に立候補へ

政府は4月11日の閣議で、2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致を目指す方針を了解した。これを受け24日にも大阪府の松井一郎知事らが博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る。開催地は2018年11月のBIE総会で、加盟国による投票で決まる。
同万博には、フランス・パリがすでに立候補しているほか、ロシアなども誘致に向けて準備中との情報もある。
閣議後の記者会見で世耕弘成経済産業相は「フランスは大変な強敵だ。オールジャパンの体制で必勝を期したい」と述べた。また、松井一郎大阪府知事は「政府や経済界、関西の自治体と一体となって機運を盛り上げていきたい」とのコメントを発表した。

大阪万博誘致 ASEANにPR・支援要請 松井府知事ら

大阪万博誘致 ASEANにPR・支援要請、松井府知事ら

2025年の国際博覧会(万博)の大阪開催を目指す誘致委員会は4月8日、大阪市内で東南アジア諸国連合(ASEAN)との会合を開き、大阪の文化や万博の構想をPRした。
誘致委員会は同市内で同日、政府が開いたASEAN経済閣僚会合に合わせて昼食会を主催した。ASEANの協力を得て、各国の支持拡大に弾みをつけたい考えで、会長代行の松井一郎・大阪府知事らが支援を要請した。
ASEANのレ・ルオンミン事務総長は閣僚会合後の記者会見で、万博誘致について「我々も支援させていただきたい」と述べ、前向きな姿勢を示した。

4/11から大阪・造幣局「桜の通り抜け」

4/11から大阪・造幣局「桜の通り抜け」

大阪の春の風物詩「造幣局の桜の通り抜け」が4月11日から始まる。17日までの予定。桜といえば一般的にはソメイヨシノだが、ここ造幣局の敷地内には、大きさや開花時期が違う134品種350本の桜が約560㍍にわたって立ち並ぶ。一度に様々な桜の種類を鑑賞したいならここしかない。今年の桜・鬱金(うこん)、今年から加わった玖島桜、そして珍しい養老桜、紅手毬や大手毬、二度桜などカメラにぜひ収めてみたい桜だ。

大阪万博立候補へ政府が報告書取りまとめ 下旬に届け出

大阪万博立候補へ政府が報告書取りまとめ 下旬に届け出

政府は4月7日、大阪への誘致を目指している2025年の万博について、テーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」とした立候補に向けた報告書を、一般から寄せられた意見も反映させ正式に取りまとめた。
開催期間は2025年5月3日~11月3日までの185日間。費用は大阪・舞洲での会場建設費におよそ1250億円、来場者数は2800万人から3000万人と想定している。
政府はこの報告書をもとに近く立候補を閣議了解したうえで、当初の予定を前倒しして、4月下旬にも大阪府の松井一郎知事らとともに、BIE(博覧会国際事務局)に立候補を届け出る方針。