伝統工芸品・特産品集め「浪速の技 展」
今年も大阪の伝統工芸品や特産品を集めた「浪速の技 展」が7月16日、阪神百貨店梅田本店(8階催場)で始まった。ふだんは見ることのできない制作実演と展示即売を行っている。7月22日(火)まで。
「4K」で迫力の魔法の世界を演出「ハリポタ」
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は7月14日、15日開業する「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアを報道陣に公開した。映画の主人公ハリー・ポッターたちが魔法を学ぶ「ホグワーツ城」や、魔法使いが暮らす「ホグズミード村」を忠実に再現。2種類の乗り物型アトラクションを導入している。
来場者がホグワーツ城からハリー・ポッターたちと冒険に出る設定。フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」の高精細な映像に特殊効果や音響を組み合わせ、迫力ある魔法の世界を演出している。
ホグズミード村では魔法の杖を買ったり、原作に登場するソフトドリンク「バタービール」(ノンアルコール)を飲んだりして、訪れた老若男女誰もが、文字通り魔法使いの気分を“体感”できる。
USJ「ハリポタ」開業の波及効果で周辺ホテル予約急増
今年の夏は、関西を訪れる旅行客が多くなりそうだ。訪日外国人客の増加に加え、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で7月15日に映画「ハリー・ポッター」の新エリアが開業する波及効果が大きい。旅行各社の宿泊予約は大阪府で前年同期比2割増~2倍に伸び、兵庫県も2割上回っている。USJオフィシャルホテルの客室予約は4倍に急増。大阪全体では予約が2倍に増えた。
関西在住者の大半はこれまで、USJを日帰りで訪れていた。それが今年は関西発の宿泊プランも好調だ。USJ提携ホテルの宿泊プランの予約は、JTB西日本が5倍に増え、近畿日本ツーリストは60%、日本旅行も30%それぞれ伸びている。
認知症不明届 大阪が最多 全国の2割占める
認知症で行方が分からなくなったとして、2013年1年間に家族らから警察への届け出は全国で1万322人。大阪府は2114人と都道府県別で最多で、約2割を占める。
府警は行方不明者の氏名や服装などをデータベースに登録し、全署で共有して捜索。他府県への移動が疑われる場合は、警察庁を通じて照会する。だが、府警の対応だけでは限界があり、地域社会のサポートが不可欠だ。
厚生労働省は昨年度、施策推進の5カ年計画(通称オレンジプラン)をスタート。ボランティア「認知症サポーター」を1.7倍の600万人に増やし、理解者の拡大を図る。大阪府では14年6月末時点で約27万人が講座を受講している。
大阪観光局が外国人向け無料Wi-Fi 7/9からサービス開始
大阪府市や経済団体が出資する大阪観光局は7月9日、外国人向けの無料公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を使って大阪市内の飲食店情報を得た場合、飲食料金を割り引くことなどのサービスを始めた。このサービスにはキタ、ミナミ、天王寺の飲食店など15店が参加している。
Wi-Fiにより店舗情報を4カ国語で配信、スマートフォン(スマホ)などで接続し、専用コードを店で示すと飲み物1杯が無料になるなど特典がある。会計時に割引券が当たるゲームにも参加できる。地図検索サイトのナビタイムジャパン(‘東京都港区)と連携し、府内全域のWi-Fiスポットまでを英語で案内するスマホ向けサービスも始めた。府内の24市町村とも連携を協議しており、観光案内所がある自治体でWi-Fiサービスを早ければ年度内に始める。
大阪観光局は府を訪れる外国人旅行者数を、今年は320万人に増やす目標を掲げている。きめ細かいサービス向上などを通じて達成を目指す。
USJ入場1500万人狙う 5年で1.5倍、数百億円投資
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市)を運営するユー・エス・ジェイはこのほど、今後5年間でアトラクションの追加や刷新に数百億円を投じる方針を明らかにした。この継続投資効果により、入場者数は5年程度で2013年度より約5割多い1500万人に達するとの見通しも示した。
USJは7月15日、米人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新エリアを開く。開業以来最大の450億円を投じるが、2~3年以内に新たな大型のアトラクションを設けるとしている。
USJの13年度の入場者数は1050万人で、開業した01年度(1100万人)に迫った。10年に「ハリー・ポッター」を開いた米国のテーマパークでは、1年に400万人が訪れた。日本でも1年で入場者数を200万人押し上げるとみている。これにより、14年度のUSJの入場者数は過去最高になるのが確実視される。新たなアトラクションでは、子供や若い女性など入場者の属性を分ける方針。こうした施策により5年程度で1500万人に達するとの見方を示している。