ベトナムの2021年12月の労働・傷病軍人・社会事業省通達21号によると、同国から労働者を派遣する際に仲介業者が徴収できる手数料の上限は、派遣期間12カ月ごとに労働契約の賃金の0.5カ月分とすることになった。36カ月を超える場合は、賃金の1.5か月分が上限となる。
日本 ベトナム・ダナンに総領事館を新設 22年1/1付
ベトナム 21年GDP2.58%増 新型コロナによる移動制限響く
保育の第一コーポがベトナムの保育・幼稚園に出資 海外初
塩野義製薬 開発中のコロナワクチンの最終治験入り
四国電力 ベトナム・ハティン省の石炭火力発電事業に出資
みずほ銀行 ベトナムのデジタル決済会社「Mサービス」へ出資
みずほフィナンシャルグループの子会社、みずほ銀行は12月21日、ベトナムのモバイル決済市場でシェア5割超を有する最大手デジタル決済事業会社「Online Mobile Services Joint Stock Company」(以下、「Mサービス」、「MoMo」ブランドを展開)の株式(持分約7.5%相当)を12月20日に取得したと発表した。
みずほ銀行の、国内事業を通じ培ったノウハウの提供により、Mサービスの金融サービス事業の強化・成長に寄与するとともに、Mサービスやベトコムバンクとの連携強化、日越間での新たなビジネス創出などを通じ、ベトナムの金融包摂とリテール金融業界のさらなる発展に貢献していく。
ミライ化成 ベトナム食品専門ECサイト「Vimishop」オープン
三谷産業(本社:石川県金沢市)は12月7日、グループ会社で、主に化学品および食品添加物などの販売を手掛けるミライ化成(本社:長野県千曲市)がベトナムの食品を専門に扱う食品ECサイト「Vimishop」を11月8日にオープンしたと発表した。
ミライ化成は、ベトナム人実習生の監理団体「オレオウ・ベトナム事業協同組合」に組合員として参加しており、2017年より長野県内の企業に勤めるベトナム人実習生の生活面での支援を続けてきた。現在およそ130人のベトナム人実習生をサポートしている。今回のベトナム食品を安価に購入できるECサイトの立ち上げも、こうしたベトナム人実習生の「日本ではベトナムの食材や調味料の値段が高くて困る」との声を受けたもの。
日本工営など ベトナムで自動運転車両の実用目指し実証実験
日本工営(本社:東京都千代田区)は12月7日、ベトナムの大手不動産デベロッパーEcoparkグループのECOTEK TECHNOLOGICAL SERVICES JOINT STOCK COMPANY(以下、Ecotek社)、AIや次世代モビリティの研究・開発を行うPHENIKAA-X JOINT STOCK COMPANY(以下、Phenikaa X社)の3社が、2021年12月に協力覚書を締結し、協力事業として自動運転車両の走行実証実験を開始したと発表した。
同実証実験は、ベトナム・ハノイ近郊でEcoparkグループが進めている国内最大規模のタウンシップ開発「Ecoparkプロジェクト」の域内約2km範囲で、Phenikaa X社が研究・開発する自動運転車両の走行試験を行い、その安全性と利便性、自動運転モビリティの導入可能性を実証する。2023年末までに自動運転車両のサービス開始と、居住者および域外からの訪問者が域内外交通の手配をスムーズに行うことができるMaaSアプリケーションの本格運用開始を目指す。
丸紅 ベトナム味の素社と屋根置き太陽光発電で長期売電契約
丸紅(本社:東京都千代田区)は12月6日、100%子会社のMarubeni Green Power Vietnam Co.,Ltd.(以下、MAGPOV社)が、2021年11月30日にベトナム南部ドンナイ省のAjinomoto Vietnam Co.,Ltd.(ベトナム味の素社)のロンタン工場に、屋根置き型太陽光発電システムを活用した長期売電契約を締結したと発表した。これによりMAGPOVは、再生可能エネルギー由来の電力を供給することで、ベトナム味の素社のCO2排出量の削減・脱炭素化に貢献することを目指す。
この契約は環境省の「令和3年度二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業を活用する予定であり、ベトナム、日本両政府の協力のもとで実施される。MAGPOV社は今後も、屋根置き型太陽光発電システムの導入により、ベトナムにおける日系企業等のサプライチェーンの脱炭素化支援を推進していく。
新生銀行 越の民間商銀のカンボジア法人に最大49%出資
新生銀行(本店:東京都中央区)は12月2日、ベトナムの大手民間商業銀行(MB)が2022年にカンボジアに設立を予定している新たな商業銀行に、最大で49%を出資することで合意したと発表した。
MBはベトナムおよびカンボジアの監督官庁の認可などを経て、2022年にカンボジアに新銀行を設立し、新生銀行はカンボジアの監督官庁の認可などを経て、2023年に出資持分の取得を完了する予定。
新銀行では、MBカンボジア支店が展開する法人向け金融サービスや住宅ローンなどに加えて、銀行のサービスを受けられない、いわゆるUnbannked層向けにオンライン小口無担保ローンなどのデジタル金融サービスを提供する。
東南アジアではMBと合弁で展開するベトナムの個人向け金融事業に続く第2の事業となり、成長市場で収益基盤を強化する。
イーレックス ベトナムフーイエン省とバイオマス燃料事業で覚書
再生可能エネルギーの大手イーレックス(本社:東京都中央区)は11月26日、東京都内で25日に開催された「ベトナム投資カンファレンス」(主催:日本貿易振興機構、ベトナム計画投資省)で、ベトナムフーイエン省との間で再生可能エネルギーとしてのバイオマス燃料の開発および調達、加工、輸送に伴う事業およびバイオマス発電所事業全般で、長期的かつ互恵的な協力関係の推進に向けた協力覚書(MOU)を締結したと発表した。
今回の協力覚書は、バイオマス燃料としてニューソルガムを開発および調達、加工等を含めた輸送に伴うフーイエン省での事業に対し、農業・農村開発の協力関係の構築の実現など両国のビジネス拡大を目指すもの。ニューソルガム事業は地元の雇用を創出していく。
TOTO 100億円投じベトナム・ビンフック省に水栓金具工場
王子HD ベトナムビンフック省に段ボール新工場 23年7月稼働
ベトナム労働者の海外派遣 月1,000人割れ続く 10月は82.8%減
和歌山・温州みかんをベトナムに初輸出 有田川町で出発式
みずほ銀 ベトナム貿易大学・三谷産業と連携講座で協力覚書
みずほ銀行(本店所在地:東京都千代田区)は11月25日、同日開催された「ベトナム投資カンファレンス」で、ベトナムの貿易大学(本部・ハノイ市)および三谷産業(本社:金沢市)との間で、貿易大学に対し企業連携講座の企画・提供に係る協力覚書を締結したと発表した。
今回の協力覚書は、ベトナムの文系最高峰の国立大学、貿易大学日本語学部高度ビジネス日本語コースに対し、「日本型経営」をテーマとした企業連携講座の企画・提供するもの。日本の経営者を招いて日本型経営のマインドやノウハウをベトナムの将来を担う有望な学生に提供していく。
みずほ銀行および、ベトナムでの30年近い業歴を誇る三谷産業は、今回の覚書を通じ国家レベルでの日越友好親善および経済・産業発展と日越ビジネス促進に貢献する。
大和物流 ベトナム・ドンナイ省で国際物流事業を本格始動
大成建設 ベトナム・ハノイで日本品質のオフィスビル開発
大成建設(本店:東京都新宿区)は11月24日、ベトナム・ハノイ市でグループが一丸となって投資、設計・施工、運営に取り組むオフィスビル開発事業「(仮称)TAISEI HANOI OFFICE TOWER」に着手すると発表した。建物の竣工は2024年5月を予定。物件概要は地下4階・地上20階、延床面積約4万5,600㎡、貸床面積約2万4,200㎡。計画建物は18フロアのオフィスフロアを有し、低層部には店舗スペース、地下4フロアには駐車場・バイク駐輪場を計画している。
同事業はジャパンクオリティの快適かつ、環境にも配慮したワークプレイスの提供を目指すもの。設計・施工は同社100%出資のベトナム現地法人、VINATA INTERNATIONAL Co.,Ltd.が担当する。計画地はハノイ中心部(ホアンキエム湖)から西側へ約8kmの位置にあり、ノイバイ国際空港やハノイ近郊の工業団地へのアクセスが良い環状3号線に面している。