川崎汽船は10月26日、伊藤忠商事、NSユナイテッド海運、日本シップヤード、三井E&Sマシナリーの4社とともに、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した事業「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発プロジェクト/アンモニア燃料船の開発」に共同で応募し、採択されたと発表した。
このプロジェクトは、各方面から代替燃料の候補として注目されるアンモニアを用い、2028年までのできるだけ早期にアンモニア燃料船を日本主導で社会実装し、日本の海事産業がゼロ・エミッション船分野で長期にわたり優位性を維持できる形を目指し、他国に先駆けて推進システム・船体開発、および保有・運航を行うもの。
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富士フィルムMなど新型コロナ抗原検査出張サービスで協業
富士フィルムメディカル(本社:東京都港区)、JTB(本社:東京都品川区)、医療法人社団プラタナス(所在地:東京都世田谷区)の3社は10月25日、東京、神奈川、千葉、埼玉の経済活動の推進と新型コロナウイルス感染拡大防止の両立を目指す事業者を対象とした、新型コロナウイルスの抗原検査出張サービス事業で協業し、同日よりサービスの提供を開始すると発表した。
同サービスは4都県の事業者の希望する場所で利用可能。抗原検査キットなどの医療資材、検査を行う医療従事者など検査に必要な環境をまとめて提供する。抗原検査は検体採取後、試薬に検体を滴下してから約15分で検査を得ることが可能。検査結果が陽性の場合、結果を速やかに事業者に報告する。
アデランス開発の光触媒溶剤がコロナウイルス99.7%不活化
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開するアデランス(本社:東京都新宿区)は10月25日、グループのアデランスバイオ社(本社:佐賀市)が製造開発した光触媒溶剤が新型コロナウイルスに対する不活化効果を実証するため、公立大学法人 奈良県立医科大学で試験を実施、99.700%不活化することを確認したと発表した。当該溶剤は今後、アデランスバイオ社で商品化を進めていく。
同社は2020年9月、光触媒技術を用いた環境衛生事業を立ち上げ、光触媒ブランドの展開を開始。2021年3月アデランスバイオを設立し、7月に佐賀市内に工場を竣工、8月から本格稼働を開始している。光触媒をはじめとする衛生商品の開発製造から販売までを一貫して手掛けることで、アデランスグループ全体における環境・衛生分野の強化・推進を図る。
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9月の外食売上高8%減 緊急事態宣言延長で2カ月連続減
日本フードサービス協会(所在地:東京都港区)が10月25日発表した9月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比8%減だった。前年実績を下回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年9月比では22%減となった。9月の客数は前年同月比7%減、客単価は1%減だった。緊急事態宣言の延長により、飲食店への時短要請、酒類提供制限が響いた。
業種別に売上高をみると、「パブ・居酒屋」が前年同月比80%減と4カ月連続で前年実績を下回った。2019年9月比では91%減となった。「ファミリーレストラン」も同25%減と8月の前年同月比21%から減少率が拡大した。一方、持ち帰りや宅配を取り込む「ファストフード」は前年同月比5%増と底堅い。
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関西空港に2台の警備ロボット 事件・事故のいち早い防止へ
双日・大阪ガスなど ベトナムで屋根置き太陽光発電事業開始
双日、大阪ガスの共同出資会社のSojitz Osaka Gas Energy Company Ltd.(以下、SOGEC)と、Looopは10月21日、合弁会社SOL Energy Company Limited(以下、SOL Energy)を設立したと発表した。今後、ベトナムで産業用・商業用の顧客向けに屋根置き太陽光発電事業を手掛ける。同事業には環境省の「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」も活用する予定で、ベトナム、日本両政府の協力のもとで実施される。
SOL Energyは、双日が運営するベトナム南部ドンナイ省のロンドウック工業団地で、顧客企業の屋根に1万KWを超える太陽光発電設備を設置する予定。導入によるCO2の年間削減量は、同工業団地全体で約5,800トンを想定。発電した電力は長期間にわたり顧客に供給するとともに、余剰電力は同工業団地の運営会社に供給することで、同工業団地の再生可能エネルギー電力の活用および、同工業団地の脱炭素化に貢献する。今後、ロンドウック工業団地以外にも取り組みを拡大する予定。
日立 ILSA社と高速鉄道車両・30年メンテで980億円の契約
日立製作所は10月22日、鉄道システム事業におけるグループ会社、日立レール(スペイン)社が、スペインの鉄道運営会社Intermodalidad de Levante社(以下、ILSA社)からETR1000型高速鉄道車両20編成の2052年までの30年間にわたるメンテナンスに関する契約を7億3,700万ユーロ(約980億円)で締結したと発表した。
イタリアで製造され、スペイン・マドリードでメンテナンスが行われるILSA社のETR1000型車両は、2022年後半に営業運転を開始する予定。マドリード、バルセロナ、バレンシア、アリカンテ、マラガ、コルドバ、セビリアを結ぶ高速鉄道路線を、最先端の空気力学、省エネ技術および高い性能により運行効率の最大化を実現した車両で運行する。
楽天カード ベトナムにシステム開発子会社を設立 IT拠点に
楽天カード(本社:東京都港区)は10月22日、ベトナム・ホーチミン市計画投資局より10月12日に、同国における子会社設立の許可を取得し、RAKUTEN FINTECH VIETNAM CO.LTD.(所在地:ホーチミン市)を設立したと発表した。今後のさらなる成長やサービス拡充に向けたシステム開発のスピードアップと事業継続計画を含めた体制強化を図る。新会社の資本金は520万米ドル(2021年10月時点)で、全額楽天カードが出資する。2022年春業務開始の予定。
将来にわたり優秀なIT人材の確保や活躍をを見込む。新会社では、現地でITエンジニアを採用し、まず社内向けシステム等の開発を進める。将来的には顧客向けサービスを含め、フィンテック事業における海外でのシステム開発の中核的な拠点となることを目指す。