愛三工業 インドのAFIの合弁解消し全株取得

愛三工業(本社:愛知県大府市)は6月13日、インドの合弁会社、Aisan Fiem Automotives India Private Limited(所在地:インド・ラジャスタン州、以下、AFI)について、合弁パートナーのFiem Industries Limited(以下、Fiem)との合弁契約を解消し、Fiem社の保有株(発行済み株式全体の26.0%)を取得すると発表した。
AFIは2輪車・3輪車用部品の製造・販売を手掛けている。今後のインドビジネスの拡大を見据え、合弁を解消することで協議に入っていた。この結果、愛三工業の持株比率は、現行の69%と合わせ95%となる。

カワサキモータース 電動3輪ビークル23年春発売

カワサキモータースは6月13日、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」シリーズの新モデル「noslisu電動アシスト自転車カーゴ仕様」を2023年春に新発売すると発表した。
物流関係事業者の、より大容量の荷物を積載したいとの要望に応えるために開発、車体中央に積載スペースを確保した。そのため、宅配業、小売での配送業務、工場内の搬送など様々な物流シーンでの活用が見込まれる。

日産自 軽EV「サクラ」3週間で1万1,000台超受注

日産自動車(本社:横浜市西区)は6月13日、新型軽の電気自動車「日産サクラ」の先行受注が、5月20日のデビューから3週間で1万1,429台に上ったと発表した。これを受け、同社は16日から一般販売を開始する。
先行受注の購入年齢層は60代が26%、50代が24%、70代以上が21%、40代が18%だった。一般販売では20、30代の購入増を見込んでいる。

日立 デジタル事業に5,000億円 M&Aなどに投資枠

日立製作所は6月13日、デジタル事業で5,000億円の成長投資枠を設けたと発表した。2022〜2024年での事業戦略の投資家向け説明会で公表した。M&A(合併・買収)や、スラウドやシステムの運用業務など継続的に稼げる領域への投資を増やす。合計500億円のベンチャー企業への投資枠を追加で設けることも明らかにした。

関西エアポート 国際線低迷続き2年連続赤字

関西、大阪、神戸の3空港を運営する関西エアポートは6月13日、昨年度の業績について、前の年度より40億円ほど改善したものの、最終的な損益が302億円の赤字となったと発表した。最終赤字は2年連続。
国内線は需要の回復が進んだものの、頼みの国際線が厳しい入国制限で低迷が続いたことが大きく響いた。国際線の旅客数は感染拡大前と比べて99%少ない状態が続いている。売り上げにあたる国際線の営業収益は感染拡大前のおよそ30%水準にとどまっている。

ホンダ系 立ち乗り電動三輪事業に参入 法改正で商機

ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれたベンチャー企業、ストリーモ(本社:東京都府中市)は6月13日、新たに開発した立ち乗り電動三輪「ストリーモ」を公開、同事業に参入すると発表した。価格は26万円。重量が20kg、1回の充電で30km走行できる。アクセルやブレーキは手元で操作できる。
一般消費者向けに同日から300台限定でオンラインでの受注を開始した。2022年内に納車される予定。2023年には欧州市場への投入も目指すとしている。
1人乗りの小型電動車は4月の法改正で、電動キックボードが最高時速20キロ以下のモデルに限り「特定小型電動機付き自転車」という新たな車種区分となった。2年以内に施行される見通しで、16歳以上は免許なしで運転できるようになる。これにより近距離移動の手段として普及が見込まれる。

日立建機 ロシア事業、対ロ輸出の停止を発表

日立建機は6月13日、取引に伴う潜在リスクを考慮して当面の間、ロシア・CISの地域統括会社、日立建機ユーラシアLLC(製造・販売子会社)の生産および、日本からロシアへの輸出を順次、停止すると発表した。この一環として、2022年6月17日の輸出貿易・管理令の施行んい則して、日本からの輸出を停止することも決めた。

三菱自 新型「ekクロスEV」発売 先行受注で3,400台

三菱自動車(本社:東京都港区)は6月13日、軽自動車タイプの電気自動車『ekクロスEV』を、6月16日から全国の系列販売店および楽天市場で販売開始すると発表した。
発売に先駆けて5月20日より先行受注を開始し、同日までの約1カ月間で月販売目標の850台の4倍の約3,400台(6月12日時点)を受注したとしている。受注した顧客の約6割が上級グレード「P」を選択、そのうち86%が運転支援機能を装着しているという。
ekクロスEVはSUVテイストの軽自動車、ekクロスシリーズに新たに設定したEVモデル。航続距離180kmを実現しながら、国の補助金を受けた場合の実質的な購入金額が184万8,000円(消費税10%込)からの価格設定としている。

三菱自 新型「ekクロスEV」発売 先行受注で3,400台

三菱自動車(本社:東京都港区)は6月13日、軽自動車タイプの電気自動車『ekクロスEV』を、6月16日から全国の系列販売店および楽天市場で販売開始すると発表した。
発売に先駆けて5月20日より先行受注を開始し、同日までの約1カ月間で月販売目標の850台の4倍の約3,400台(6月12日時点)を受注したとしている。受注した顧客の約6割が上級グレード「P」を選択、そのうち86%が運転支援機能を装着しているという。
ekクロスEVはSUVテイストの軽自動車、ekクロスシリーズに新たに設定したEVモデル。航続距離180kmを実現しながら、国の補助金を受けた場合の実質的な購入金額が184万8,000円(消費税10%込)からの価格設定としている。

JR東海 リニア新幹線新駅 岐阜・中津川で着工

JR東海は6月11日、リニア中央新幹線で岐阜県内に新たに設ける新駅「岐阜県駅」(仮称)の起工式を中津川市で開いた。
この新駅は東京・品川と名古屋間の4つの中間駅の一つ。場所はJR中央本線「美乃坂本」駅付近。地上駅では初めての着工となる。工期は2025年3月下旬までの予定。これまで1時間以上要している名古屋駅まで、リニアではわずか15分で結ばれる。

系統用蓄電池活用の太陽光発電の出力制御量低減へ3社が協働

NTTアノードエナジー(本社:東京都千代田区)、九州電力(本店:福岡市)、三菱商事(本社:東京都千代田区)の3社は6月10日、再生可能エネルギーのさらなる活用および導入促進に向けて、系統用蓄電池を活用して太陽光発電の出力制御量低減に貢献する共同事業の検討を開始したと発表した。
3社は、出力制御されている電力の有効活用による脱炭素の推進および、新たな調整力等創出による電力の安定供給に寄与するため、各社が持つ経営資源やノウハウ等を活用して共同で取り組むことに合意。その第一歩としてNTTアノードエナジーが九州内に設置する系統用蓄電池を活用して、事業立ち上げに向けた具体的検討を進める。

NX HD シンガポールに海運フォワーディング強化へ新会社

NIPPON EXPRESSホールディングス(以下、NX HD)は6月10日、シンガポールに海運フォワーディング事業の強化を目的に、NX GLOBAL OCEAN NETWOEK PTE.LTD.(以下、略称:NGO)を設立し、5月23日より稼働開始したと発表した。新会社の資本金は625万シンガポールドル、NX HDが全額出資する。
同社は2020年に日本に、船社の選定、集中購買、価格競争力のあるNVOCC商品の開発や、サービスの向上・サポートなどを目的とした「グローバルNVOCCセンター(略称:GNC)」を設立。今回このさらなる機能の拡充と、取り扱い規模の拡大を図るため、海運事業に長けた人材の雇用の行えるシンガポールへ機能を移転し、新会社として NGOを設立し、稼働開始したもの。

通常稼働維持へ自動車部品在庫の積み増し過去最高

半導体不足など部品の供給制約を受け、自動車部品各社が在庫を積み増す動きを強めている。主要27社の原材料や製品など棚卸資産は3月末時点で1年前と比べ4割近く増え、過去最高水準となっている。高い稼働率を維持しているトヨタ自動車系のメーカーでとりわけ増加が顕著。自社の部品供給停止で完成車生産に影響が出るのを防ぐためだ。
とはいえ、在庫を積み増せばその分、利益が圧迫されることになる。だが、中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)で部品不足が長く続き、自動車各社が軒並み減産を余儀なくされた経験を教訓に、当面は供給網の維持を優先する。

三洋貿易 タイ子会社の事業を統合

三洋貿易(本社:東京都千代田区)は6月9日、タイの非連結子会社サンヨー・トレーディング(タイランド)(以下、STT)の事業を、同じタイの連結子会社のサンヨー・トレーディング・アジア(以下、STA)に譲渡すると発表した。
STTが持つサービス業のライセンスをSTAへ移管することで、貿易販売事業およびコンサルティング等サービス事業の業務効率化を図り、タイでのさらなる事業強化を目指す。事業譲渡・譲受日は6月30日の予定。

村田製作所 ベトナム・ダナン市に43億円投じ生産棟

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は6月9日、生産子会社のMurata Manufacturing Vietnam Co.,Ltd.(所在地:ベトナム・ダナン市)が電子機器や車載向けの電子部品の生産棟を建設すると発表した。総投資額は生産設備を除く建物のみで43億2,000万円。6月に着工、2023年8月竣工の予定。
新生産棟はRC造4階建てで、延床面積は2万2,637㎡、建築面積は5,486㎡。インダクターコイルを生産する。

コメダHD バリ島で23年1月に直営店オープン

「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスは6月8日、2023年1月に、インドネシア有数の観光地バリ島に直営店をオープンすると発表した。並行してフランチャイズ(FC)契約を結ぶ企業を探し、店舗網を広げていく。
同社は2022年4月末時点で台湾と中国・上海市に計33店舗を出店している。

ANA国内線 羽田発着便で7月よりコロナ減便撤廃

全日本空輸(ANA)は2022年7月2日から、羽田発着の国内線全便で、コロナ禍関連の減便なく全便を当初の便数計画通りに運航する。ゴルデンウイークやお盆など特需日を除くと、コロナ減便なしで運航されるのは、2020年3月以来、約2年4カ月ぶりとなる。
7〜8月の羽田発着の運航便数は臨時便込みで2万3,830便を予定。予定通り運航されれば、コロナ禍前の2019年7〜8月(2万3,475便)を上回る見込み。

丸紅とJパワー 豪QLD州でCCS実証事業に参画

丸紅(本社:東京都千代田区)と電源開発(Jパワー、本社:東京都中央区)は6月8日、オーストラリアで行われる二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)の実証事業に参画すると発表した。両社は、スイスの資源大手グレンコアがオーストラリア・クイーンズランド(QLD)州で実施する同実証事業に、それぞれ1,000万豪ドル(約9億6,100万円)を出資することでグレンコアと合意している。
QLD州ダーリングダウンズのミルメラン石炭火力発電所から排出されるCO2を回収し、約100km離れた貯留地に輸送、地下約2kmに貯留する計画。2025年から貯留開始を予定。