栗田工業(本社:東京都中野区)は1月16日、神奈川県鎌倉市との間で、同市が推進する使用済み紙おむつの再資源化の実現に向け、「使用済み紙おむつ資源化の推進に関する協定書」を1月10日に締結したと発表した。この協定に基づき同社は使用済み紙おむつ分別処理装置「クリタサムズシステム(R)」を活用した実証実験を開始する。
この装置は、従来焼却処分されていた使用済み紙おむつを殺菌・洗浄・分解し、プラスチック類とパルプ類に分別することにより、再資源化を可能にする。これにより、廃棄物量や焼却に伴うエネルギー消費量、CO2排出量の削減が見込まれる。
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KDDI フィリピン初の地下鉄開発事業に参画 日本のODAで
KDDI(本社:東京都千代田区)は1月15日、子会社のKDDIフィリピンがフィリピンマニラ首都圏の北部ヴァレンズエラ市と南部パラニャケ市を結ぶ同国初の地下鉄開発プロジェクトで、交通システムを提供するフランスのThales S.A.(タレス)と契約し、同プロジェクトに参画すると発表した。
KDDIフィリピンが参画する対象エリアは、イーストヴァレンズエラ駅からNAIA(ニノイ・アキノ国際空港)ターミナル3駅までの15駅および、車両基地、管制センターの全長約30km。この地下鉄の開通によって、従来自動車で要した移動時間から1時間以上短縮される見込み。これにより道路の交通渋滞や大気汚染の社会課題を改善する。このプロジェクトは日本政府のODA(政府開発援助)の有償資金協力として行われる。
JR東海リニア中央新幹線”大深度地下”トンネル工事公開
JR東海は1月15日、リニア中央新幹線の工事のうち、大都市の地下深くで進められるトンネルの掘削工事が本格的に始まるのを前に、川崎市の現場を報道陣に公開した。リニア中央新幹線の東京・品川ー名古屋間の工事では東京、神奈川、愛知で”大深度地下”と呼ばれる地表から40m以上の深さの地下に、トンネルが掘り進められる予定で、JR東海は2023年3月から調査を目的とした掘削を行ってきた。
今回公開されたのは調査の掘削を終えた川崎市の東百合丘工区。地表からおよそ80mの深さの場所で、調査で掘削された長さ133mの空間の壁にはコンクリート片が組み合わされ、トンネルの壁ができていた。また、空間の先端には直径14mの「シールドマシン」と呼ばれる掘削機が設置されていた。本格的な掘削作業が始まると、1日あたり平均およそ10m掘り進める計画だという。
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国交省 ダイハツ認証不正取得3車種の「型式指定」取消
ダイハツ工業が国の認証を不正取得していた問題で、国土交通省は1月16日、3つの車種でエアバッグ安全性試験で悪質な不正行為が確認されたとして、これら3車種(うち2車種はOEM生産車)の量産に必要な「「型式指定」を取り消すことを明らかにした。道路運送車両法に基づく最も思い行政処分となる。また同日、ダイハツ工業の奥平総一郎社長に対し、組織体制の抜本的改善を求める「是正命令書」を手渡した。
型式指定が取り消される3車種は①ダイハツの「グランマックス」②ダイハツが生産し、トヨタ自動車が販売している「タウンエース」③ダイハツが生産し、マツダが販売している「ボンゴ」。
斉藤鉄夫国土交通相は「自動車認証制度の根幹を揺るがす、ひいては日本の製造業の信頼性に関わる大変な問題。速やかに確認試験を行って、結果の出た車種から順次公表したい」と述べた。
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コニカミノルタQOL, グッドリー 介護ソフトで連携開始
コニカミノルタQOLソリューションズ(本社:東京都千代田区)と、グッドリー(本社:宮城県仙台市)は1月11日、介護施設向け総合コミュニケーションツール「MitomeQ(ひとめく)コネクト」と、クラウド型介護ソフト「ケア樹(けあき)」の連携を開始すると発表した。
コニカミノルタQOLソリューションズのHitomeQコネクトは、介護サービス事業所が行う家族への一斉連絡、面会予約業務、文書送付・同意取得、安否確認など、様々なコミュニケーション機能を備えた総合アプリケーション。全国300施設以上の介護事業所に導入され、1万人以上の利用者家族ユーザーに利用されている。
グッドリーのケア樹は、介護請求、介護記録、計画管理、利用者管理など介護サービス事業所の日常的な運営管理に必要な機能を備える介護ソフト。全国3,400以上の介護事業所に導入されている。
今回の連携で、ケア樹で発行した介護請求書を、HitomeQコネクトを通して利用者家族へ直接送付できるようになり、請求書送付の封入作業が不要となるのに加え、時間と印刷・郵送コストの削減することができる。
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能登地震 石川県の食の供給源を直撃 55漁港以上が損壊
能登半島地震は石川県の食の供給源を直撃した。石川県によると、すでに県内の55港以上の漁港の損壊が確認されている。漁獲量や漁師の数で県内トップクラスの輪島市から珠洲市にかけては沿岸の幅広い地域で地盤が大幅に隆起し、海底が露出したところも少なくない。このため、港としては今後、大規模な整備工事が必要で、当面使えない可能性が大きいという。
漁船は120隻以上が沈没・転覆した。石川県漁業協同組合(所在地:金沢市)に所属する漁師の8割が能登地域で操業している。水産物の加工場や冷凍冷蔵施設も20カ所近くが損壊した。このほか、農業や畜産を含めた生産者の多くが被災し、本格回復には長い年月がかかるとみられている。
スズキ インドで30年度に400万台の能力確保を計画
スズキは1月10日、インド・グジャラート州を拠点とする四輪車生産能力の増強・拡大計画を明らかにした。これにより、2030年度までに年間400万台の生産能力を確保する計画だ。
このうち、3500億ルピーを投じ、インド子会社、マルチ・スズキ・インディア社が運営する、2028年度の稼働開始を目指しているグジャラート新工場で100万台規模。また、スズキ・モーター・グジャラート社(以下、SMG)に320億ルピーを投じて将来的な電気自動車(EV)の増産を視野に、第4生産ラインを設置、設備増強する。同ラインは2026年度の稼働開始の見込み。これによりSMGの生産能力は現在の年間75万台から100万台となる。この結果、グジャラート州での生産能力は新工場分と合わせ年間200万台となる。