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アイリスオーヤマ 大阪・心斎橋に訪日客向けショールーム開設

生活用品大手のアイリスオーヤマ(本社:仙台市)は9月2日、大阪を訪れた外国人客向けに自社の家電・生活用品をPRするため、大阪・心斎橋の自社ビルにアンテナショップをオープンした。売れ筋のサーキュレーターやふとん乾燥機などの小型家電のほか、エアコンや4K対応の液晶テレビなど約200製品をラインアップ。気に入った商品は店内に設置されているQRコードを読み取ることでインターネットの通販サイトで注文してもらう。アンテナショップは仙台市に続いて2店目だが、インバウンド対象は初めて。

ふるさと納税で第三者機関が総務大臣に再検討の勧告、泉佐野市は好感

ふるさと納税の新制度で大阪府泉佐野市を対象から除外したことについて「国地方係争処理委員会」は9月2日、「総務省が除外を決めた理由は、法律違反の恐れもある」などとして、総務大臣に再検討を勧告する異例の決定を行った。これについて、泉佐野市の千代松市長は3日、「全国の自治体を法的拘束力のない通知で押さえつけようとした総務省の対応には納得いかず、その主張を貫き通した結果だと考えている。主張を理解していただいた係争処理委員会の委員に感謝したい」と述べた。そのうえで、「今回の決定は重たいものであり、総務省が30日以内に送ってくる再検討の結果を待ちたい」と語った。

ピーチ 韓国3路線を10月以降、順次運休へ 搭乗率低さ理由に

LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが、関西空港などと韓国を結ぶ3つの路線について、搭乗率の低さを理由に今年10月以降、順次運休することを決めた。日韓関係が悪化した7月以降、日本の航空会社が韓国路線の運休を決めたのは初めて。同社が運休を決めたのは、日本と韓国を結ぶ5つの路線のうち3路線で、新千歳-ソウル線が10月28日から、関西-プサン(釜山)線が2020年1月7日から、那覇-ソウル線が2020年1月28日から、それぞれ運休する。また、関西-ソウル線は1日4便を3便に減便する。運休する3つの路線のうち、那覇-ソウル線はおよそ1カ月で再開する予定だが、その他の路線については再開の見通しは立っていないという。

近畿の有効求人倍率、7月も1.60倍と高水準維持

大阪労働局のまとめによると、近畿地方の7月の有効求人倍率は1.60倍と前月を0.02㌽下回り、3カ月連続で低下したが、慢性的な人手不足を背景にいぜんとして高い水準が続いている。府県別では大阪府が1.77倍(前月比0.03㌽減)、京都府が1.62倍(同0.01㌽減)、兵庫県が1.41倍(同0.02㌽減)、滋賀県が1.36倍(同増減なし)、奈良県が1.48倍(同0.05㌽減)、和歌山県が1.43倍(同0.01㌽減)だった。近畿2府4県で7月、仕事を求めている人は29万3,642人で、企業の求人は47万573人だった。

和歌山にすい臓がん治療拠点 地域の医療機関と連携

和歌山県立医科大学附属病院は、9月から新たに「膵がんセンター」を設置し、地域の医療機関と連携して早期発見などに取り組むことになった。すい臓がんは早期発見や治療が難しく進行が早いとされているがんで、国の2017年の調査では和歌山県内のすい臓がんの死亡率は全国でワースト3位となっている。

大阪大 iPS角膜移植手術を実施 世界初 40代女性患者は視力回復

大阪大学などのグループは8月28日、iPS細胞からつくった目の角膜の組織を患者に移植して、視力を回復させる手術を世界で初めて実施したことを明らかにした。手術は7月25日、40代の女性患者に行われ、視力は日常生活に支障がない程度までに回復し、患者は8月23日に退院したという。                                                                            グループでは年内をめどに2人目の移植手術を行い、安全性と有効性を確認することにしている。そのうえで2020年にさらに2人の患者に手術を行う計画だ。これにより5年後をめどに、iPS角膜移植を一般的な治療に発展させたいとしている。

児童虐待防止にLINE窓口検討 大阪府内自治体・防止推進会議

大阪府内の自治体の首長らで構成する「大阪児童虐待防止推進会議」は8月27日の会議で、増え続ける児童虐待の防止策として、無料通信アプリ「LINE」を活用した相談窓口の設置を検討することになった。同会議には大阪府の吉村知事を座長に、大阪市の松井市長、堺市の永藤市長、その他、大阪府下の市長会や町村長のメンバーらが出席した。

「京アニ」放火事件の被害・死亡者全員の名前公表 京都府警

京都アニメーションの第1スタジオ(所在地:京都市伏見区)が放火された事件で、京都府警察本部は8月27日、亡くなった35人のうち新たに25人の名前を明らかにした。この結果、先に公表した10人と合わせ亡くなった全員の名前が公表されたことになる。同事件は第1スタジオの建物の中にいた社員70名のうち35人が死亡、34人が重軽傷を負った。京都府警はこの事件について「大変凄惨な事件で、関係者の精神的ショックも極めて大きいことから、ご遺族や会社の意向を丁寧に聞き取りつつ(公表に関し)慎重に検討を重ねてきた。その結果、事件の重要性や公益性などを考慮し、公表すべきと判断した」としている。

大阪府・市立大統合の新大学の基本構想案、25年度に森之宮に メインキャンパス

大阪府立大学と大阪市立大学を統合して、3年後の2022年に開学を目指している新大学の基本構想案が明らかになった。これによると、およそ1,000億円を投じ2025年度に大阪・城東区の森之宮にメインキャンパスを新たに整備し、大阪の発展をけん引するため、国際的な視点を踏まえた地域課題解決型の公立大学を目指す。そして、大阪府や大阪市と連携しながら、大都市をめぐる課題の解決や、産業競争力の強化などに貢献するとしている。両大学の既存の学部から看護学部や獣医学部を独立させるなどして、新大学を1学域と11の学部に、また大学院は15の研究科に再編するとしている。

近畿でタピオカ輸入が21.3倍に ドリンク大流行で 大阪税関

大阪税関のまとめによると、近畿2府4県の2019年上半期(1~6月)のタピオカ輸入量が633トンと急増、前年同期比21.3倍に達したことが分かった。近畿のタピオカの輸入量は年間でも2018年の181トンが過去最高だったが、2019年は4月末の時点でこれを上回ったという。タピオカ輸入量急増の要因は、若い女性を中心としたタピオカドリンクの大流行にある。輸入先は台湾。

近畿でも「就職氷河期」世代の就労支援開始

政府が打ち出した「就職氷河期」世代の就労支援方針に沿って、近畿の自治体の中にも、この世代を対象に正規の職員を採用する取り組みがスタートした。兵庫県宝塚市で8月19日から採用試験の受付が始まった。今回の採用は昭和49年4月2日から昭和59年4月1日までの間に生まれた高卒以上の人が対象で、募集人員は3人程度としている。応募の締め切りは8月30日。                                                                                     政府は、新卒の就職環境がとくに厳しかった就職氷河期世代について、正規雇用者を30万人増やす方針を示し、内閣官房に「支援推進室」を設置して対策を本格化させている。選考は9月から11月にかけて筆記や面接によって行われ、採用されれば2020年1月から市の職員として働くことになる。

近畿勢対決は履正社が制し初の決勝進出、星稜と激突

夏の全国高校野球、近畿勢の対決となった準決勝の第1試合は、大阪の履正社高校が兵庫の明石商業を7対1で退け、初の決勝進出を決めた。試合前は両校の戦力が拮抗、接戦を予想する向きもあったが、打力に勝る履正社が試合の主導権を握り、5試合連続の2ケタ安打となる13本のヒットを打ち、7点を挙げた。また、投手陣も健闘、今大会初先発した2年生の岩崎投手が、球威のあるストレートを軸に10個の三振を奪う好投で、粘りの明石商業打線を封じた。決勝戦は8月22日、準決勝の第2試合で中京学院大中京(岐阜)を9対0で下した、今大会屈指の好投手、奥川投手を擁する星稜(石川)と激突する。

履正社,明石商の近畿勢が初の 準決勝で激突、星稜・中京もベスト4

夏の全国高校野球で8月18日、大阪の履正社高校、兵庫の明石商業がそれぞれ初の準決勝進出を決め、両校が激突することになった。履正社は準々決勝で、東東京代表の関東第一高校に7対3で勝利。兵庫県の明石商業は、青森の八戸学院大光星高校との熾烈な激戦を7対6で制した。いずれも初のベスト4進出で、星稜(石川)-中京学院大中京(岐阜)のカードと合わせ、8月20日に準決勝2試合が行われる。4校はすべて春夏通じ優勝は未経験で、どこが勝ち上がっても初優勝となる。

シャープ 事業の分社化進め、他社と連携態勢づくり推進

シャープは台湾の鴻海精密工業の出資を受け、子会社となって経営再建に取り組み、8月12日で3年が経過した。これを機に、同社は事業の分社化を進め、他社と連携、出資を受けやすい態勢づくりに力を入れていくことになった。同社は3年前、新体制の下で工場の閉鎖や白物家電の国内生産縮小など大胆なコスト削減策が奏功。2019年3月期の決算で2期連続の最終黒字を実現している。ただ、2017年12月に東証1部に復帰したものの、株価はV字回復とはいかず、当時と比べて3分の1以下と低迷している。このため、同社は成長分野をすべて自社で抱え込まず分社化することで、純粋に事業ごとに他社からの出資を受けやすい態勢づくりを進め、円滑な事業運営とともに、株価の底上げも図りたい考え。

大阪の1~6月刑法犯罪4万1,319件で過去最少、特殊詐欺は増加

大阪府警のまとめによると、大阪府下で今年1~6月の半年間に起きた刑法犯罪は、前年同期比13.2%減の4万1,319件で、昭和30年に大阪府警が発足してから最も少なかったことが分かった。これを、これまで最多だった平成13年の15万8,000件余りと比べると実に70%以上の減となる。犯罪の種類別にみると、車上狙いが2,578件と前年同期比1,495件(36.7%)減少。この一方で、高齢者らを対象とした特殊詐欺は625件で同11件増加している。

関空からお盆・夏休み10日間で 40万3,600人が出国

関西空港を運営する関西エアポートによると、お盆休みの期間中は1日でおよそ4万3,900人が出国するほか、8月9日から18日までの10日間で、昨年同時期より11%多い40万3,600人が出国する見込みだ。行き先は中国はじめ東南アジアが多いという。関西空港の帰国のピークは8月17日になる見通し。関西空港は8月10日、お盆休みを海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎え、国際線の出発ロビーは朝から多くの人で混雑した。

大阪の最低賃金28円引き上げで 時給964円へ、10/1から適用

大阪労働局の審議会は8月5日、今年度の大阪府の最低賃金について、時給を現在の936円から28円引き上げ964円とすべきだとする答申をまとめた。今回の引き上げ幅は、最低賃金が時給で示されるようになった平成14年度以降で最大。女性やパートタイム労働者の賃金水準の引き上げを配慮したうえで、額を判断したという。新しい大阪府の最低地銀は今年10月1日から適用される見通し。                                                       近畿2府4県の今年度の最低賃金は、大阪府が964円で最も高く、以下、京都府が909円、兵庫県が898円、滋賀県が866円、奈良県が837円、和歌山県が829円となっている。

関西の製造業の設備投資計画34.3%増の6,450億円余

日本政策投資銀行が行った調査によると、関西の製造業の今年度設備投資計画は、全国平均の前年度比13.5%増を大きく上回る34.3%増の6,450億円余りに上ることが分かった。分野別では電気自動車の開発に必要な設備や、人手不足を補うロボットをつくる機械、次世代の通信規格5G関連の技術への投資が加速しているという。同行では、米中貿易摩擦で昨年度、両国の対応を見極めるべく絞り込んだ設備投資を、今年度に戻しているのではないかと分析している。調査は今年6月、全国の資本金1億円以上の企業を対象に実施、5,900社余りから回答を得た。

近畿で200人以上が”熱中症”搬送引き続き猛暑で厳重な警戒必要

近畿2府4県で8月4日、熱中症の疑いで病院に緊急搬送される人が相次ぎ、夕方までに合わせて224人が搬送され、手当てを受けた。このうち京都府宇治市では70代の高齢男性1人が意識不明の重体となっている。各地の消防によると、大阪府では103人、兵庫県では50人、京都府では35人、奈良県では19人、滋賀県では14人、和歌山県では3人がそれぞれ病院へ搬送された。近畿では5日以降も厳しい暑さが予想されており、熱中症には厳重な警戒が必要だ。