大阪・寝屋川 警察署と郵便局が見守りで協定
大阪府の寝屋川警察署は寝屋川市内の郵便局と協定を結び、配達の際に子どもの見守りなどをしてもらうことになった。
同警察署が協定を結んだのは同市内にある27すべての郵便局で、局員が車やバイクなどを使って郵便物を配達するときに、迷子になっている子どもや不審な人などがいないか、見守る活動を行うという。
大阪市の介護保険料7927円 政令市で最高
厚生労働省の全国の市区町村調べによると、4月から改定された65歳以上の高齢者が支払う介護保険料で、大阪市の基準額が17.3%引き上げられ7927円と政令市の中で最も高くなったことが分かった。介護保険料の基準額(1カ月当たり)は、全国平均で4月から6.4%引き上げられ5869円となった。
関西で基準額が大阪に次いで高いのは和歌山県上富田町の7829円、奈良県黒滝村と和歌山県みなべ町の7700円、兵庫県養父市の7000円などと続いている。
一方、関西で基準額が最も低いのは奈良県橿原市で5.4%引き上げの4522円で、次いで兵庫県川西市の4690円、奈良県香芝市の4800円、京都府南山城村の4830円、大阪府高槻市の5083円などとなっている。
関西みらいFG フィリピン・リサール商業銀行と業務提携
関西みらいフィナンシャルグループ(FG)の関西アーバン銀行およびみなと銀行は、顧客企業の海外事業展開への支援を強化するため、フィリピン民間銀行のリサール商業銀行と業務提携を締結したと発表した。
これにより、関西アーバン銀行および、みなと銀行はリサール商業銀行と緊密に連携して、フィリピンに進出する企業への支援体制の充実を図っていく。同FGの近畿大阪銀行は2013年9月にリサール商業銀行と同様の業務提携を締結している。
提携業務の内容は、フィリピンの市場情報、投資環境の紹介、両行の顧客企業間でのビジネスマッチング、スタンドバイL/C等による資金調達のサポート、フィリピン現地での口座開設サポートなど。
リサール商業銀行の本店所在地はフィリピン・マカティ市。店舗数は508店舗(連結)。
訪日外客の増加で関西私鉄グループ相次ぎ好決算
近鉄グループホールディングス(HD)、阪急阪神ホールディングス(HD)、および同グループの百貨店事業を担うエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングなどが相次ぎ昨年度の好決算を発表した。いずれも外国人旅行客の増加に伴い、旅行者による電鉄の売り上げ増と百貨店の免税品の売り上げ増、ホテル事業の収益増に大きく貢献した。
近鉄グループHDの売り上げにあたる営業収益は前年度比1.5%増の1兆2227億円、最終利益は同12.8%増の296億円だった。同HDの増収増益は4年ぶり。H2Oリテイリングの売り上げは同2.3%増の9218億円余、最終利益は同2.4%増の146億円余で、売り上げ、最終利益とも過去最高を更新した。
阪急阪神HDの営業収益は同3.2%増の7602億円余、最終利益は同6.9%減の663億円と増収減益となった。減益となったのは、阪急京都線で進めている高架化に伴う工事費用を特別損失に計上したため。
大阪市の補正予算G20サミット関連などで5億円余
大阪市は、2019年6月のG20サミット(主要20カ国首脳会議)会場予定地の改修費など総額5億799万5000円の補正予算案を取りまとめた。
この主な内訳は、サミット会場予定地のインテックス大阪(大阪市住之江区)の空調設備などの改修費用としておよそ2億3600万円、違法な民泊に対する指導を行う「違法民泊撲滅チーム」の人件費などにおよそ9300万円を充てている。
このほか、今年3月に閉鎖された住之江区の「市立住吉市民病院」の跡地で、外来診療を行う診療所への運営交付金としておよそ1億7900万円が盛り込まれている。
この補正予算案は5月15日に開会する市議会に提出される。
世界卓球選手権女子団体で銀メダル 伊藤選手帰国
スウェーデンで開かれた卓球団体の世界選手権で、3大会連続の銀メダルを獲得した、キャプテンの石川佳純さん、伊藤美誠(みま)さん、平野美宇(みう)さん、早田ひなさんら日本の女子選手が帰国した。
このうち主要メンバーの一人、大阪市の高校生、伊藤美誠選手(17)は会見で、「我慢強さがレベルアップしたことや、実力が上がったことを確信できて、ものすごく自信になった。もっと実力を上げて、中国選手に何回も勝てる選手になりたい」などと話した。
伊藤選手は、中国との決勝戦で元世界ランキング1位の選手に勝つなど、予選リーグから決勝までの出場した8試合すべてで勝利を収める大活躍をみせた。
大阪空港-但馬空港線に新型プロペラ機就航
日本エアコミューターが、兵庫県北部の但馬空港(兵庫県豊岡市)と大阪空港(兵庫県伊丹市)とを結ぶ路線に、新型のプロペラ機を導入し5月7日、大阪空港からの第一便到着後の但馬空港で記念式典が開かれた。
今回導入された新型機はフランス製の「ATR42-600型機」で、両空港間のフライト時間はおよそ40分。新型機は従来の機体の老朽化に伴って導入されたもので、乗客定員は従来より12人増え48人となった。
城崎温泉や竹田城跡など周辺観光地の人気の高まりで、2017年の但馬空港の利用者は平成6年の開港以来最多となっており、地元ではさらなる利用者の増加に期待を寄せている。
大阪・藤井寺市の商店街で道明寺歴史まつり
大阪府藤井寺市で5月4日、道明寺歴史まつりが開かれ、古墳時代から戦国時代までの歴史上の人物に扮した市民ら約150人が、道明寺天満宮を出発し、「近鉄道明寺」駅前の商店街を抜け、近くの公園まで約600㍍を練り歩いた。
道明寺周辺は、豊臣秀頼率いる豊臣氏を滅亡に追い込み、徳川家康を総大将とする徳川幕府軍が勝利を収め、徳川政権を確立した「大坂夏の陣」(1615年)の皮切りとなった「道明寺合戦」の舞台だったところ。そんな歴史的背景もあって、2016年まで武者行列のみだった。しかし、2017年から歴史的経緯にこだわらず年代を広げ、飛鳥・平安時代の聖徳太子や菅原道真らも登場、文字通り歴史色豊かなまつりとなった。
予約の2割訪れず「太陽の塔」内部公開
大阪府は内部を一般公開中の「太陽の塔」(大阪府吹田市)について、予約者の2割近くの人が実際は訪れていないことから、都合が悪くなった場合は早めにキャンセルするよう呼び掛けている。
一般公開に参加するには、専用のホームページでの事前予約が必要で、大阪府によると予約が殺到し、すでに8月までの枠がほぼ埋まっている。ところが、4月25日までの予約者が4万7000人だったのに対し、実際の入館者は約3万9000人にとどまっていて、予約者の2割近く(約8000人)が訪れていないという。
大阪府はキャンセルが出た場合、専用のホームページ前日夜まで申し込みを受け付けるとしている。