住吉市民病院の廃止再編計画 国が同意 2年後開院目指す
大阪府と大阪市は、住吉市民病院を廃止して急性期・総合医療センターと再編する計画について、国の同意を受け、2年後の開院を目指し建設を進めることになった。
大阪府は大阪市立住吉市民病院を廃止し、1.5㌔㍍離れた府立急性期総合医療センターと再編して、小児周産期に特化した新病院を建設する計画が厚生労働省から認められたと発表した。大阪府は、来年度予算で府市合わせて23億円計上し、2年後の開院を目指す。
大阪府15年の宿泊施設稼働率85.2%で2年連続1位
大阪府観光局によると、2015年1年間の大阪府の宿泊施設稼働率は85.2%で東京を押さえて、2年連続の全国1位となった。また、大阪府の宿泊者数は934万人に上った。
全国平均の宿泊施設稼働率も前年より3%以上高くなったが、3位の京都で71.4%、4位の愛知で70.9%であり、大阪と東京が突出して高い稼働率となっている。
ハリー・ポッターをはじめとしたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)人気などで、中国を中心とした訪日外国人観光客の需要が引き続き好調なことがこの要因だが、関係者の間ではこれ以上増えると、予約が取れず料金が高騰するなど敬遠されるようになる-との指摘もあるほど。
なお、インバウンド効果は周辺部にも及んでいて、滋賀県と奈良県では外国人の「延べ宿泊者数」が前年の約2倍に増えている。
斉藤和義、トータス松本ら66年生まれ4/3大阪に集結
1966年生まれ=「丙午(ひのえうま)」生まれのミュージシャンたちが集結するイベント『ROOTS66-Naughty50-』が4月3日、大阪城ホールで10年ぶりに開催される。
2006年に『ROOTS66-DON’T TRUST OVER40-』と題して東京、大阪で行われたこのイベント。その時に出演した宮田和弥、田島貴男、斉藤和義、スガシカオ、トータス松本に加え、今回は大槻ケンヂ、渡辺美里、吉井和哉、谷中敦らが初参戦。ゲストにはメンバー4人中3人が66年生まれというエレファントカシマシも登場、個性派ぞろいの66年生まれのミュージシャンたちが一堂に会する。
東大阪市役所で「下町ロケット」企画展 佃製部品も展示
東大阪市役所本庁舎1階ロビーで2月24日、2015年放送されたTBSドラマ「下町ロケット」の特別展示が始まった。池井戸潤さん原作の同名小説をドラマ化した同作品は、阿部寛さん主演で10月18~12月20日まで放送された。国産ロケットエンジンや心臓人工弁の開発をめぐる町工場、佃製作所の姿を描き、視聴者の共感を呼び高視聴率を記録した。
同展では、ドラマで使用したバルブや人工弁、佃製作所・帝国重工の制服など約30点を展示。ドラマの制作で、撮影協力したフジキン(大阪市北区)の大阪工場(東大阪市)で開発・製造され、実際に宇宙関連施設やロケットに使われている部品なども展示されている。
3月16日まで。展示時間は9時~17時30分。
大阪府の人口883万人で68年ぶり減少 世帯数は増加
大阪府が2月22日発表した国勢調査の速報値(2015年10月1日現在)によると、68年ぶりに人口が減少する見通しだ。前回5年前の調査から2万6337人(0.3%)減の883万8908人だった。
大阪市など10市町で増えたが、門真市など33市町で減少した。府は少子高齢化で2040年には750万人に減ると予測している。男性が前回調査から3万485人減の425万5081人、女性が同4148人増の458万3827人だった。世帯数は同約9万世帯増の392万1923世帯。高齢者の単身世帯の増加や核家族化が影響しているとみられる。
市町村別で最も減ったのは門真市(7474人減)で、東大阪市(6928人減)がこれに次ぐ。一方、最も増えたのは大阪市(2万6428人増)、2番目が吹田市(1万8728人増)だった。
「閉店セール」で約40年、西天満の靴店が遂に店じまい
長年「店じまい、売りつくし」のビラや垂れ幕を掲げながら、なかなか閉店しなかった大阪市内の靴店が2月20日、店じまいし常連客らが別れを惜しんだ。
大阪市北区西天満の交差点にある靴店「靴のオットー」。店に掲げられた「もうあかん、やめます!」の個性的なキャッチコピーが評判を呼んだ。ただ、「やめる、やめる」と言いながら約40年間、営業を続けてきた。
しかし、店主が体調を崩したり、店の老朽化が進んだことなどから20日、遂に最後の日を迎えた。店主は「これ以上は無理です。だますつもりはなかったけど…。ほんまに雨の中ありがとうございました」とあいさつ。午後3時、本当に店じまいした。
USJ 沖縄新テーマパーク計画の撤回検討 親会社の意向
大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の運営会社ユー・エス・ジェイ(大阪市此花区)が沖縄での新たなテーマパーク計画について撤回を含め検討していることが分かった。
親会社のメディア大手コムキャストが採算に慎重な姿勢を示しているためで、巨額の投資に見合う集客が見込めるかどうか判断するという。
ユー・エス・ジェイはこれまで、沖縄美ら海水族館がある人気観光スポットの海洋博公園(沖縄県本部町)を中心に新テーマパークを検討。2015年7月にはグレン・ガンぺル前最高経営責任者(CEO)が沖縄県庁を訪れ、、翁長雄志知事へ実現に協力を求めるなど地元との調整も進んでいた。
「あべのハルカス」で岡田さん、阿部さんら新作映画会見
日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で2月18日、世界最高峰の山を題材にしたえいが『エヴェレスト神々の山嶺(いただき)』の記者会見が行われ、岡田准一さん、阿部寛さん、平山秀幸監督が登壇した。
この作品は夢枕獏さんのベストセラーを映画化したもので、実際にエヴェレストの標高約5200㍍でも撮影が行われた。主役、野心家のカメラマン役をV6の岡田さんが務めている。公開日は3月12日。
岡田さんは「熱い男の映画」「本当に命がけで撮った現場だった。でも楽しかった」などとあいさつした。伝説のクライマーを演じた阿部さんは「エヴェレストの5000㍍以上のところで撮影できたことはすごい幸せ」と話した。
大阪・池田市の逸翁美術館で明治の歌舞伎絵看板展
明治時代に大阪・道頓堀の芝居町を華やかに彩った絵看板などを一堂に集めた「歌舞伎絵看板展~文明開化の音がする~」が、大阪府池田市の逸翁美術館で開かれている。月曜休館で、一般700円、高・大学生500円、3月6日まで。展示作品はいずれも明治期、西洋化されたハイカラな風俗が垣間見えるもので、訪れた人たちの目を楽しませている。
絵看板は、主な登場人物やあらすじを描いた肉筆画。歌舞伎では、明治時代になると「散切物(ざんぎりもの)」と呼ばれる作品が上演され、革靴やこうもり傘、洋服、鉄道などが登場。当時の最新風俗や世相を発信していた。
今回展示されている絵看板は、芝居町として栄えた大阪・道頓堀の中座などで飾られていたもので、和紙に発色の良い泥絵の具で描かれている。
2月20日午後2時からは明治大学の神山彰教授が「明治の歌舞伎と散切物の風俗」と題して講演するほか、27日午後2時からは学芸員による展示解説もある。
3/13「真田幸村ウォークラリー」茶臼山~大阪城公園巡る
大阪市内の真田幸村(信繁)にゆかりの地を巡るイベント「真田幸村ウォークラリー」が3月13日行われる。現在参加者を募っている。
スタート地点はあべのキューズモール(大阪市阿倍野区)で、茶臼山(天王寺公園)・安居神社・産湯稲荷神社・三光神社・大阪城公園を各ポイントで、設定された幸村に関するクイズに回答して巡り、ゴールのもりのみやキューズモールBASE(同中央区)を目指す。
コースは全約7㌔。主催はキューズモールを運営・管理する東急不動産(東京都渋谷区)。開催時間は10時~16時の予定。参加費1人500円。参加者にはTシャツ進呈。定員は先着300人。